いつものように会社の帰りにスーパーに立ち寄った。
きょうはO曜特売日なので、なんかいい掘り出し物は
ないかなあと、まあ覗きがてら、面白いものがあれば買おうか
という具合である。
これがなかなかない。いつも同じような品物なのである。
しかし、たまに私の好きな、でかいブリの粗とか鯛の粗
が出てるときがあるので覗くのである。
このO曜特売の4パック千円というやつは、アヤシイと思いつつも
つい覗いてしまうかなしさがあるのだが、
まあきょうはいいブリの粗がゲットできたので、よし、と
して、レジに並んだ。
なんだかいつもよりレジの時間がかかったようだったが、
会計が済んで、ブリを袋詰めしようとポリエチレンの薄い袋を
ロールから切り取って袋を開けようとしたのだが、この
ポリエチレンの袋がピッタリくっ付いてなかなか開かない。
我が無骨な指先を動かし、懸命に探るが、入り口のズレの隙間をとらえる
ことができない。最後はグチャグチャとその入り口部分を
揉みしごいてみたが、全然開かないのである。
「な、なんなんだこいつは、」
段々腹が立ってきて、もう袋全体を思い切りグチャグチャ!。
まだ開かない。「なんでこんな袋を作るんだ!なんでこんな
袋を採用するんだ!」と最後にはメーカーやスーパーをなじり、
恨み辛みを込めて思いっきりグチャグチャ。
きっとこのとき、すごい形相だったに違いない。周りの
オバサン達もちょっと引いた感じである。
しかし奮闘したおかげで、やっと袋の入り口が破れて開ける事が
できた。しかし今日は4パック千円。グエ~後3つもあるんかい、と
暗澹たる思いで、カゴの中のブリを取り出すと、な、なんと
4パック共すでにポリエチレンの袋に入っているではないか。
あ~それでちょっとレジに時間がかかったんだなあ、と納得したものの、
ちゃんと見ときゃあよかった。と、さっきまでの奮闘はなんだったのかと
ガックリ。
気を取り直して、品物をレジ袋に入れようとしたが、今度は
レジ袋が開かない。さっきのポリエチレンの袋と同様ピッタリくっついて
いるのである。
これも押しても引いてもグチャグチャにしても開かない。
もう恨み辛みを通り越して呪詛じみたことを唸りつつグシャグシャ。
でも開かない。フェ~とあきらめかけた時ふと我に返った。
そしてちょっと冷静になって、まてよ…この袋を使うのは
みんな同じじゃないか、なんでワタシだけ、こんな…と
思った。そうだよ、こういう時は、とチラリと周りを見渡した。
すると、向かい側のおばさんの手がスッと伸びて目の前に設置
してあるタオルに指先が触れたではないか。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock1.gif)
そうだったのか、私は以前からあの濡れたタオルはなんの
ためにあるんだろうと疑問に思っていたのである。
早速指先をタオルで湿らせてレジ袋の入り口を触ると、
いとも簡単に開いたのである。ハ~今までのあの奮闘は
何だったんだと、また力が抜けてしまった。
もっと早く周りを見れば…。悔恨と後悔の吹き荒れる頭をうなだれ、
自分の相変わらずの視野の狭さにあきれ返って、
スーパーを後にした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/buta.gif)
きょうはO曜特売日なので、なんかいい掘り出し物は
ないかなあと、まあ覗きがてら、面白いものがあれば買おうか
という具合である。
これがなかなかない。いつも同じような品物なのである。
しかし、たまに私の好きな、でかいブリの粗とか鯛の粗
が出てるときがあるので覗くのである。
このO曜特売の4パック千円というやつは、アヤシイと思いつつも
つい覗いてしまうかなしさがあるのだが、
まあきょうはいいブリの粗がゲットできたので、よし、と
して、レジに並んだ。
なんだかいつもよりレジの時間がかかったようだったが、
会計が済んで、ブリを袋詰めしようとポリエチレンの薄い袋を
ロールから切り取って袋を開けようとしたのだが、この
ポリエチレンの袋がピッタリくっ付いてなかなか開かない。
我が無骨な指先を動かし、懸命に探るが、入り口のズレの隙間をとらえる
ことができない。最後はグチャグチャとその入り口部分を
揉みしごいてみたが、全然開かないのである。
「な、なんなんだこいつは、」
段々腹が立ってきて、もう袋全体を思い切りグチャグチャ!。
まだ開かない。「なんでこんな袋を作るんだ!なんでこんな
袋を採用するんだ!」と最後にはメーカーやスーパーをなじり、
恨み辛みを込めて思いっきりグチャグチャ。
きっとこのとき、すごい形相だったに違いない。周りの
オバサン達もちょっと引いた感じである。
しかし奮闘したおかげで、やっと袋の入り口が破れて開ける事が
できた。しかし今日は4パック千円。グエ~後3つもあるんかい、と
暗澹たる思いで、カゴの中のブリを取り出すと、な、なんと
4パック共すでにポリエチレンの袋に入っているではないか。
あ~それでちょっとレジに時間がかかったんだなあ、と納得したものの、
ちゃんと見ときゃあよかった。と、さっきまでの奮闘はなんだったのかと
ガックリ。
気を取り直して、品物をレジ袋に入れようとしたが、今度は
レジ袋が開かない。さっきのポリエチレンの袋と同様ピッタリくっついて
いるのである。
これも押しても引いてもグチャグチャにしても開かない。
もう恨み辛みを通り越して呪詛じみたことを唸りつつグシャグシャ。
でも開かない。フェ~とあきらめかけた時ふと我に返った。
そしてちょっと冷静になって、まてよ…この袋を使うのは
みんな同じじゃないか、なんでワタシだけ、こんな…と
思った。そうだよ、こういう時は、とチラリと周りを見渡した。
すると、向かい側のおばさんの手がスッと伸びて目の前に設置
してあるタオルに指先が触れたではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock1.gif)
そうだったのか、私は以前からあの濡れたタオルはなんの
ためにあるんだろうと疑問に思っていたのである。
早速指先をタオルで湿らせてレジ袋の入り口を触ると、
いとも簡単に開いたのである。ハ~今までのあの奮闘は
何だったんだと、また力が抜けてしまった。
もっと早く周りを見れば…。悔恨と後悔の吹き荒れる頭をうなだれ、
自分の相変わらずの視野の狭さにあきれ返って、
スーパーを後にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/buta.gif)