つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

感想帳の向こう側

2010-08-03 04:15:36 | 絵・まんが
作品展示が終わってはや2週間が経とうとしている。早いものであるが、丁度このくらいに
展示場で書いてもらった感想帳を読み直すと、自分の作品がよく見えてくる。

感想帳には、案内状を出した友人知人、それに案内状を出してない初めての人など、いろんな人が
書いてくれている。わたしは展示中(土・日以外)ずっと「茶房じゅん」にいることができない
ので、見ていただいた方達全ての反応を知ることができないのである。

自分が居る時に来てくれた人は、そのときの情景が甦るし、居ないときのは、文体から想像を
たくましくして、書いてくれた人の、人となりが見えてくる気がするのである。その中から
共通項が浮かび上がってきて、自分の作品がどういう風に捉えられているのかが見えてくるので
ある。それと今回の特徴も出てくるので、次の参考になるのだ。

けっこう言われたり、書かれたりしていたのは、画風が変わったということだった。実のとこ
自分では、まったくわからなかったので、この点でも「そうなんだ」と気付かされたのである。
これは多分、俳句の文字が絵から消えつつあるのと、最近得意の魚をあまり描かずに、花を描く
ようになったことによるものと思われる。

段々ムリに俳句の文字を入れなくてもいいんじゃないかと思うようになり、必要最小限に
留めるようにした結果である。でも、額外には、ちゃんと五・七・五の一句が書いてあるのだ。

今回この俳句もよく読んでいただいたようで、意見がいくつか載せられていた。それと
「はいまん彩」というタイトルの筆まんがファイル(A4版20ページ)にも多くの感想が書かれて
あって好評だったので、第二弾を考えようかと思った。このようにとても参考になるし、何より
見てくれた人達の反応の実感を手ごたえとして得られるのが、一番うれしいのだ。

いずれにしろ、作品の出来がすべてなので、もっと完成度を上げないと…と毎回反省の大きさに
打ちのめされてしまうのである。他はちゃらんぽらんなのだが、絵に関してだけは、完ぺき主義的
なところがあるので、なかなか満足するところまでいかないのである。一度でいいから
「もう完璧!」と、自分でうなるようなのを描きたいものである。描きたい…よなあ。















コメント
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