わたしは通常の平熱が36度前後と低く、風邪などひいて37.5分ぐらいに
上がると、もう死にそうな苦悶に襲われる。
それが、今回39.1度と、生涯一度も経験したことのない高温を記録した
のである。典型的なインフルエンザの症状で、その苦しみは言うまでも
ないことだとわかっていただけると思う。
身内がネットで調べたところによると、インフルエンザの場合、
潜伏期間が約4日ぐらいで、発症してから48時間以内に病院で薬を
処方してもらえないと効果はなく、ただひたすら自分で耐え凌ぐほか
ないらしい。
48時間内に病院に行くには、ひっくり返って死線をさまよっている身と
しては、救急車を呼ぶほかなく、そんな大騒ぎをするよりも、ひたすら
耐え凌ぐ道を選ぶほかなく、布団の中で胎児のような姿勢で嵐が過ぎ去るのを
待ったのだった。
わたしは、風邪などもらってしまった場合、とにかく家庭内感染の防止に
務める。全員に巡り移されないように、先ず自分は勿論、全員にマスクを
掛けさせる。これでほぼ空気感染は防げるのだ。そしてウエットティッシュによる
手の消毒の徹底。歯磨きなどの共同使用物を分離させ、リビングなどの共同居場所には
極力居ないように務める。これでけっこう効果があるのだ。その証拠に今のところ
身内の誰にも、うつっている気配はない。
ひたすら耐え忍んだお陰で、何とか回復したようであるが、2週間近くも
寝込んでいるのはいやはやそれだけで嫌になってしまう…。それだけに
まあ、喜びもひとしおといったところなのである。
しかし、それもこれもインフルエンザの予防接種をやっていなかったためなので、
来年からは必ずやろうと心に誓ったのだった。
皆さまもくれぐれも感染に気を付けて、今年をいい年にしてください。
予防接種、今からでも遅くないかも…。