いつも行くスーパーのレジで、魚を買ったとき、
ビニール袋を出してくれる。
10ℓ入りの可燃袋か、薄いキッチン袋である。
同じレジ係のレジで会計をするので、
カゴに魚のパックが入っていると、「ビニールいりますか」
と一声かけてくれる。
頼むのは、いつも薄いビニール袋で、
「薄いの3~4枚ください」というと4~5枚
くれるのだ。
この日レジを済ませ、品物の整理をしようとして、
はたと忘れて、ビニールと言わなかったことに気づいた。
きょうは、魚を4パックも買い込んでいた。
「しまった」と思ったが、もう後のお客さんの
レジが始まっていて、後ろも列をなして
並んでいる。
「ま、しょうがないな」とあきらめて品物の
整理にかかると、薄いビニールが、品物の
横に4~5枚差し込んであった。
ちょっとした気遣いだが、「サンキュー」と
心で言って、いい気分で家路についた。