なつかしきカンパン

保健委員として、避難所開設訓練なるものに

参加した。

 

この地方では、東海大地震が近々

起こるという予測がなされているのだ。

 

避難所になっている、近くの小学校での

実践訓練で、消防署員、区役所職員、

水道局員の方たちが参加して指導してくれた。

 

まず、緊急時の無線電話のやりとり。

 

実際に本部に電話を掛け、やりとりした。

なんと、わたしが指名を受けやりとりしたのだ。

 

続いて、外で簡易トイレを組み立て、

設置するのを行った。

 

実際には下水のマンホールの蓋を開け、

その上に設置するのだが、この日は

校庭で行った。

 

 それから、女性の着替え用の間仕切り設置。

違うマンホールからの給水の仕方などを、

炎天下の中で行った。（マンホールには

下水用と給水用があり、もう一つ、災害用と

蓋に表示してあるものがあって、そこに

簡易トイレを設置する。）

訓練もさることながら、御老体が多かったので、

訓練の最中の熱中症が心配だった。

約２時間だったが、参加してよかった

と思った。事が起こった時に少なからず

これらの知識が役に立ちそうだと思えたのだ。

しかし、一番印象に残ったのは、「自分の

家が一番の避難所ですよ」と云われた

消防署長の言葉だった。

やはり、自宅で一週間は籠れる防災グッズ

ぐらいは、揃えておかなくては…と思った。

帰りにお土産をいただいたのだが、その中に

防災食料の乾パンが入っていた。

賞味期限は、５年になっていたので、

相当モチがいい。

乾パンなんて、ごく小さいころ食べた記憶は

あるが、近年ほとんどお目にかかってない。

いただいたのは１枚が５×１０㎝くらいで

けっこう大きい。これが５枚セットになっているので、

一家の一食はまかなえそうだ。

もう一つ署長が言っていたのは、「あんな

大震災を目の当たりにしたのに、防災

意識が低い」との嘆きだった。

今からでも遅くありません、備えていない方は

１週間分の防災グッズを揃えましょう。

おっと、わたしも…デス。