つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

コーヒー談義

2009-12-22 05:30:48 | 会社
うちの会社の食堂は、午前11時~2時頃まで食事ができることになっていて、
45分間の休憩時間内でとることになっている。

各部署の人が入り混じって好きな席へ座って社弁を食べるのである。
食後は、めいめいお茶や持参のコーヒーを飲んで一服したり、歓談したり
している。

この日たまたま事務所の女性2名と同列になり、コーヒー談義になった。
「Kさんコーヒーの味にうるさいんですってね」とわたしに言ってきた。
どこでどういう情報が伝わったのか、そう尋ねられたのである。

実は故あってコーヒーのことは多少勉強していて、豆から購入して
伝道ミルで挽いてペーパードリップで飲んでいたのである。
正直コーヒーの味がわかるというほどではないが、モカ、キリマンジャロ、
の酸味系、ブラジル、コロンビア、マンデリンの苦味系ぐらいは判別が
つくかもしれないぐらいである。(断固たる自信はない)

会社に持参コーヒーのないわたしは運よく、この内の一人の方にコーヒーを
入れていただくことになった。それはもうラッキーそのものだったのだが、
そのときもう一人の人が「砂糖入れるのぉーミルク入れるのぉーそれじゃあ
コーヒー通って言えないわネエ」と言ってニンマリしたのである。

まあ実際その通りなのであるが、実はずっとコーヒーはブラックだったのだ。
どういうわけか会社で働くようになってから甘みがほしくなって、砂糖を
入れるのがおいしく感じるようになったのである。

若い頃自由業だったので、毎日のように喫茶店に行ってはコーヒーを飲んでいた。
最初はコーヒーに5杯くらいシュガーを入れたものだが、それが4杯3杯になり
ついには1杯も入れなくなり、ブラックになったのである。

以来ずっとブラックだったのだが、いま甘みの入ったコーヒーをおいしいと
思えるようになってしまっているのである。自宅でも1杯目はちょっとラカンカを
入れて甘くして、2杯目はブラックで飲んでいる。

まあ…とてもツウーとは言えないが、今は誰が何と言おうと、そのときいただいた
砂糖・ミルクの入ったコーヒーが一番ウマイのである。ウン


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紅葉狩り

2009-12-19 06:57:11 | ちょっとした出来事
このところいよいよ寒さが本格化してきて、寒風吹きすさぶ日々が続いて、
寒さに弱いわたしは骨ね身にしみている。

しかし、新居であるマンションはけっこう暖かく、部屋に帰り着くと
外の寒さを忘れてしまうほどである。この点に関してはマンションでよかったと
思っている。

そのマンションの真向かいが緑地公園になっていて、ほんの1分歩けば緑地の
敷地に踏み入るほどなので、「我が庭」と称して悦に入っている。

ほんの数週間前、その緑地公園に家族を引き連れて紅葉狩りに出かけた。
今年の激動の中で、唯一心うるわしかった4月の「奈邪」での展示のときに
行った「佐奈川」の花見を思い出したからである。

そのときにマスターに教えてもらった外で飲む熱燗の味を、今一度味わいたく
なったのだ。(罪なマスター)

日本酒を熱燗にしてポットに注ぎ込み、陶器のお猪口を携えて緑地へと入った
のである。同じ紅葉でも、濃朱、紅、淡朱、黄色、そしてまだ真緑と
濃淡入り混じった紅葉が、まなこの隅々まで潤してくる。

小さな池の前の一角に席を取り、レジャーシートを広げた。紅葉を映した池には
錦鯉が数匹はべり、めだか、モロコ、川エビ、何の種類か、おたまじゃくしまで
遊んでいる。

さっそくお猪口を取り出し、ポットから熱燗を注いで口に持って行く。
熱燗が喉仏をゆっくり下り、五臓六腑を浸してゆく…。
深秋の澄んだ空気と融合した味は、まさに寒露寒露。

さすがに木の香りのした「奈邪」でいただいた樽酒には及ばないものの、
熱燗のとろりとした酔いざまを堪能したのだった。
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理想の女性

2009-12-14 04:36:40 | つらつら思うこと
この世に自分の全ての望みを備えた女性が存在するのか…。
どういうわけか、いま時折こういう思いをめぐらせたりしている。

仮に存在したとしても、まずめぐり合うことが至難の業であるし、
まためぐり合ったとしても、こちらを振り向いてくれるとは限らない。
つらつらと思ったのが、想像ならば自分にとって理想の女性を思い描くことが
できるではないか、ということだった。

そこで得意の空想、妄想、幻想を駆使して考え始めたのである。これならば
誰にも邪魔されず、完璧な女性像が出現するではないか…と。

確かに、眉目秀麗で何でもこちらのわがままを受け入れてくれる女性などと
考えてみたとき…まず現実の女性では存在しないような気がするのだ。
そして、ふと…もし存在するのならば、それはロボットかアンドロイド、
人造人間になってしまうのでないかと思えるのだった。

確かにこちらの言うことを何でも「はいはい」と言って一切反対せず、聞き入れて
くれる女性ロボットがいれば、一家に一台という感じで、非常に便利では
あるだろうし、男は嫁さん無しで暮らせるに違いない。が、しかし…果たして
これが理想の女性かと言うと「ウ~ン」と首をひねらざるを得ないのだ。

これは周りがイエスマンばかりになった経営者のように、間違った方針にも
「はいはい」と答えられて、早晩つぶれてしまうのがオチである。

やはりこちらの間違いに、厳然として反対する心意気がほしいし、時には
突き放すキツイ愛情表現も必要なのだ。

こう考えると、やさしく、厳しく、温かく、冷たく、冷静で情熱的…。
ウ~ンわけわかんなくなってきた。結局我が理想の女性像は…夢まぼろしに
終わりそうである。

まあ…あのギリシャ神話に出てくるピグマリオンのように、自分で彫った
理想の女性彫刻に、女神アフロディティーが命を吹き込み人間にしたように
するしかないのかも知れない。

しかしわたしはその理想の女性像すら彫れないようである。あ~あ
このため息で理想の女性像でも出来れば…などとたわけたことを思うのだった。
あ~あ

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コラボレーション

2009-12-05 09:44:52 | 絵・まんが
先週の休日に画友M氏の作品展示を観に行ってきた。
彼は「彩漆画」という漆を使った独自の画法で描いているのだ。

彼とは画風はまったく違うのだが、お互いの展示会に出かけて刺激し合い、
展示会の後反省会などをやったりし、「お互いがんばろう」と言って
別れる仲なのだ。今回は3Dアートとのコラボレーションと銘打っていた。

実のとこ3Dアート自体がよくわからなかったのであるが、彼の
得意とする京都のお寺とか、それを背景にした舞妓さんの着物姿が
果たして3Dアートと合うのかどうか、興味津々で出かけたのだ。

ところがこれがなかなか合っているのである。3Dアートはまあ簡単に
表現すれば、「飛び出し絵本」のような立体感を演出する感じで、幾重もの
クラフト紙のようなもので細やかに切り抜かれているのだ。

この立体感が、京都の町並みとか五重の塔とかのリアリティーをかもし出して
いるのである。又それを背景にした舞妓さんがクッキリと浮き出ているのだ。

どうしてこんなコッラボレーションが誕生したのかK氏に聞いてみたところ
彼の絵を観た3D作家のH女史がコラボを申し入れたそうである。
ウ~ムこれがいわゆる2つの異次元のものがぶつかり合う二物衝撃というやつ
か、と感心してしまった。

我が「はいまん彩」は、俳句と彩墨画の融合を目指しているもので、異次元という
程のものではない。チョッピリ嫉妬。

こちらも何かとのコラボで、二物衝撃!なーんてこと出来ないかなあ…と
ふと考えてしまった…。ナイかなあ…。

  ☆ちなみに画友K氏の彩漆画は「うるしあーと」で検索できるそうなので、
   ぜひ一度お尋ねあれ。
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