つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

落ち着かない

2011-12-10 05:04:38 | 会社
毎日が日曜日だというのにどうも落ち着かない。

紅葉もピークを迎え、散歩コースの緑地公園はあでやかなグラデーションに
彩られているというのに…。

というのも、退職後にやらなければならない手続きがまだ残っているからだ。
社会保険カードはいち早く会社に送り返したが、その後の国民健康保険への
切り替えが、まだなのだ。

これは、退職の日から二週間以内にしなければならないことになっていて、
それには退職証明書なるものが必要なのだが、会社からまだ来ていないのである。

つまり、いま病気やけがをしてしまうと健康保険なしで、病院にかからねばならないという
空白地帯になっているのである。これって体験すると、けっこうプレッシャーがかかってくる。
その他、離職証明、給与明細、などなど…。けっこう煩わしい手続きが残って
いるのだ。

それでも、段々生活リズムができてきているので、体力面も含め、もう一息という
ところだ。ただ、まだお絵描きモードにまで至っていないので、なるべく早く
手続きが完了できれば…と願っているところである。

それにしても今回思ったことは、次のステージへ完全に切り替わることの
難しさである。会社での、心身の金属疲労ならぬ勤続疲労が思いのほか
強く、手続きの残りがそれに拍車をかけてスッキリとしていないのだ。

カーテンを開ければ昨日の雨模様がウソのように青空が広がっている。

まあいいか、年の瀬でもあることだし、この際慌てず騒がず、ゆるりとまいりませう…。
わたしは青空に向かって大きく伸びをして、深~く息を吸い込んだ。



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もちもち感

2011-12-09 05:08:41 | 食べ物
相変わらず休日の度にカルボナーラを作っている。
1度気まぐれに作ったカルボナーラが身内らに気に入られ、
それが未だににリクエストが絶えないのだ。

まあ、作り手としては嬉しいので、つい作ってしまうという
繰り返しが続いていた。

そんな折、昨年の展示喫茶「茶房じゅん」の近くで「窯焼きパスタ○×}なる
店を見つけて来てくれた友人と食べに行ってみた。

これがなかなか旨かったのだが、自分で作るパスタとまったく
違った食感なのに驚いてしまったのである。

いわゆる、もちもちしていて、わたしのはてんで問題にならないくらい旨いのだ。
驚きというよりショックだった…。

勿論相手はプロなので、こちらより旨いのは当然としても、
「あのパスタの食感は何なんだ…。」と、そのパスタそのものの
違いに、しばし茫然として頭を離れなかったのである。

そして、ある日スーパーで、ふと目にしたのが、生パスタだった。
日頃から作っていたのは乾麺だったのだ。

思わず知らず手にしていたのが、普通のやつよりちょっと
平べったい、きし麺のようなやつである。(後で知ったのだがフェットチーネという)

さっそく作って食べてみると、乾麺とはまったくの違った
あの、もちもちっとした食感である。「これだ!」

身内らの驚きは、わたし以上で「別物…」と感嘆の御様子だ。
1度、より旨いものを味わってしまうと、口が奢ってしまうという
人間の性で、今や、要求はエスカレートし、生パスタの
フェットチーネが、常になってしまったではないか。(苦笑)

これはヤバイ!と、最近は乾麺もうまく交え、生クリームの代わりに
豆乳を使うなどしてヘルシーさを加え、一工夫している。

まあ…最初に比べれば、少しはましになったかなあ…などと
思ったりもしているところだ…ウン…。
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蒼い稲妻

2011-12-08 06:44:03 | 動物ウオッチング

相変わらず、朝の散歩を続けている。しかし、今の気象状況では
雨天は中止にしている。さすがに12月に入ると、厳しい寒さの
朝もあって、無理はしないようにしているのだ。

体力は完璧とは言わないが、7割ほどは回復してきたとみている。
段々これからの生活基盤を作り上げていかなくてはならないと思っているのだ。

だいたい5時ごろに目が覚めるようになってきた。勤めていたころは早番が多く、
AM2時~3時頃ということもあったのである。というのもわたしは出勤2時間前
には起きないと体のコンディションが整わないのである。朝食は必ず食べていた。

今は5時に目が覚め、パソコンを1時間やって、朝食をとり、一服したのち
7時に散歩に出掛けている。

この日も、カメラを首からぶら下げ、これをかぶると一気に風采をおとしめる
と身内らに不評の帽子を被り、あやしいオジサンとなって出掛けるのだ。

毎日のように散歩コースを変えているのだが、まだまだ未踏のコースは
山ほどある。それほどこの緑地公園は広く、ドーム球場のいくつかを内包
できる広さを持っている。

この日は日向ぼっこに出ていたにゃん吉(わたしにとって知らない猫は
すべてこう呼んでいる)3匹をまずカメラに収め、バーベキュー広場のほうから
グルリと右回りのコースをとった。

池の中央に掛っている橋はどのコースをとっても必ず渡るようにしている。
それには理由があって、水鳥を撮りたいのともう一つ、大好きなカワセミの
飛翔コースが見えるからである。だいたいコースが決まっているらしく
同じようなところを飛ぶのを目撃している。さりとて、計ったように同じではなく
多少の変化はよくみられるのだ。

実はこの日まさしく貴重なコースを目撃したのだった。わたしが橋を渡り初めて
半分ほどにさしかかったとき、蒼い稲妻が煌めいたかと思うと、スッと橋の欄干の
下の角に止まったではないか、
距離にして7~8メートル。こんな至近距離は
初めてである。わたしは色めき立ってカメラを向けた。「逃げるなよ」そう心に
念じつつシャッターを切った。この距離でもカワセミは小さいので、望遠を最大に
しても大した大きさにはならない。そっと距離を詰めようとしたら、スッと消えてしまったのだ。
「あっ」と思って液晶画面から目を離して見ると、なんとさらに近くの橋の下あたりに
止まっているではないか。4~5メートルである。
わたしは気付かれないように
そ~っと欄干越しにカメラを構え、シャッターを切った。幸運なことに例の頸をすくめる
動きを繰り返しながら、しばらく居そうな気配である。夢中で何度もシャッターを切った。

この距離でも、まだまだカワセミは小さいので、さらに距離を詰めようと欄干に
身を隠すようにしてそ~~~~^~~~っと近づいていく…。2~3メートル。
ゆっくり顔を出して覗いたら、「あ~やっぱり…」もういなかったのである。

考えてみれば欄干は、あいだあいだがあるので、足元はまる見えだったのだ。
ままよ、あの距離でタップリ撮れたことを思えば、大いに良しとしなければ
ならないでありましょう。

この日は、意気揚々と引きあげたのだった。
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緑地の主たち

2011-12-04 04:54:46 | 動物ウオッチング

会社勤めをしていたころは、休日になってもグッタリして、
体を休めるのが精一杯で、朝の散歩などする気にもならなかった。

退社して一週間は、何にもしないつもりだったし、疲れも全然取れて
いなかったのだが、一眼レフカメラを手に入れたということで、「香嵐渓」の
撮影会の後2日目には散歩に出掛けていた。

首からカメラをぶら下げ、歩けば5分で突入する我が庭緑地公園へ入り、
のんびり散策しがてら、シャッターを切りっている。まだリセットされていないので、
慣らし程度になるが最低1時間は歩いている。

公園に入る直前に割と大きな交差点があって、通勤車がズラリと信号待ち
する中、カメラを首からぶら下げたわたしが青信号を渡って行く…。
このとき、もう勤め人との時間が完全に違っていることを認識させられるの
だった。

今年の紅葉は、やっと5~6部というところで、例年より遅れているようだ。

池には、カモ・カルガモ・カイツブリ・シラサギなどがいて、これは以前と同じである。
カモたちに向け、シャッターを切る。

水鳥が動くと、水尾(みお)がきれいに引かれて、それが朝の光を静かに
割っていく様はなかなかいい…。池の中央に掛っている橋を渡り始めると、
スーッと蒼い筋が引かれて行った。その筋は池のほとりの茂みの中に消えたが、
カワセミである。「いたんだ…」思わず嬉しさがこみ上げてきた。

会社勤めをする10数年前初めて見た衝撃が蘇ってきた。最後に
見たとき2羽いたので、何代目かのカワセミに違いない。さすがに
宝石の鳥と言われるだけあって、その美しさは際立っている。
そのカワセミがまだこの池に棲みついていたのだ。

それから公園を一巡りして帰ろうと出口に差し掛かった時、
ふわりと鳥が降り立った。青サギである。

つい最近この出入り口は舗装され、そこを通勤の車が行きかっている。
その周りは、芦が茂ってすぐに土手になっていたが、その芦の茂みの中である。

青サギはサギ類ではかなりの大型だが、体の割には臆病で、まだまだ遠い
と思える距離でも、近づくのに気付くとすぐに飛び去ってしまうのだ。
いつもは水辺にいてあの大きな嘴で魚をとっているのだが、この日は
草むらから何やら虫などついばんでいるようっだった。

こんなとこで見るのも珍しいし、ほんの6~7メートルの距離に
居るのも珍しい。わたしは早速カメラを構え、芦の間に身を隠すように
しながらシャッターを切った。

さすがに、もっと近くから…とそ~と4~5メートルに近づいたが、
感づかれ飛び去って行ってしまった。

       青鷺に一眼レフの忍び足
この一句をもって、この日の散歩は終了した。

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