つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

蒼い稲妻

2011-12-08 06:44:03 | 動物ウオッチング

相変わらず、朝の散歩を続けている。しかし、今の気象状況では
雨天は中止にしている。さすがに12月に入ると、厳しい寒さの
朝もあって、無理はしないようにしているのだ。

体力は完璧とは言わないが、7割ほどは回復してきたとみている。
段々これからの生活基盤を作り上げていかなくてはならないと思っているのだ。

だいたい5時ごろに目が覚めるようになってきた。勤めていたころは早番が多く、
AM2時~3時頃ということもあったのである。というのもわたしは出勤2時間前
には起きないと体のコンディションが整わないのである。朝食は必ず食べていた。

今は5時に目が覚め、パソコンを1時間やって、朝食をとり、一服したのち
7時に散歩に出掛けている。

この日も、カメラを首からぶら下げ、これをかぶると一気に風采をおとしめる
と身内らに不評の帽子を被り、あやしいオジサンとなって出掛けるのだ。

毎日のように散歩コースを変えているのだが、まだまだ未踏のコースは
山ほどある。それほどこの緑地公園は広く、ドーム球場のいくつかを内包
できる広さを持っている。

この日は日向ぼっこに出ていたにゃん吉(わたしにとって知らない猫は
すべてこう呼んでいる)3匹をまずカメラに収め、バーベキュー広場のほうから
グルリと右回りのコースをとった。

池の中央に掛っている橋はどのコースをとっても必ず渡るようにしている。
それには理由があって、水鳥を撮りたいのともう一つ、大好きなカワセミの
飛翔コースが見えるからである。だいたいコースが決まっているらしく
同じようなところを飛ぶのを目撃している。さりとて、計ったように同じではなく
多少の変化はよくみられるのだ。

実はこの日まさしく貴重なコースを目撃したのだった。わたしが橋を渡り初めて
半分ほどにさしかかったとき、蒼い稲妻が煌めいたかと思うと、スッと橋の欄干の
下の角に止まったではないか、
距離にして7~8メートル。こんな至近距離は
初めてである。わたしは色めき立ってカメラを向けた。「逃げるなよ」そう心に
念じつつシャッターを切った。この距離でもカワセミは小さいので、望遠を最大に
しても大した大きさにはならない。そっと距離を詰めようとしたら、スッと消えてしまったのだ。
「あっ」と思って液晶画面から目を離して見ると、なんとさらに近くの橋の下あたりに
止まっているではないか。4~5メートルである。
わたしは気付かれないように
そ~っと欄干越しにカメラを構え、シャッターを切った。幸運なことに例の頸をすくめる
動きを繰り返しながら、しばらく居そうな気配である。夢中で何度もシャッターを切った。

この距離でも、まだまだカワセミは小さいので、さらに距離を詰めようと欄干に
身を隠すようにしてそ~~~~^~~~っと近づいていく…。2~3メートル。
ゆっくり顔を出して覗いたら、「あ~やっぱり…」もういなかったのである。

考えてみれば欄干は、あいだあいだがあるので、足元はまる見えだったのだ。
ままよ、あの距離でタップリ撮れたことを思えば、大いに良しとしなければ
ならないでありましょう。

この日は、意気揚々と引きあげたのだった。
コメント
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