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ぽかぽか春庭「ロウバイ、紅梅」

2013-02-14 00:00:01 | エッセイ、コラム
2013/02/14
ぽかぽか春庭日常茶飯事典@十三里日記>早春花散歩(1)ロウバイ、紅梅

 厳冬の今年は、梅の開花が遅い、という話をどの梅名所でも聞きました。それでも、蕾くらいは見られるかと、神代植物園、皇居東御苑などをめぐってみました。
 神代植物園ではロウバイが、東御苑ではロウバイ紅梅が見られました。

 花弁が蝋のような色であることから、また、旧暦の臘月(ろうげつ=12月)、太陽暦では1月か2月ごろ咲くから、臘梅、蝋梅、蠟梅、などの当て字で呼ばれました。梅は、旧暦の年が明けるとまっさきに咲く花であったことから新春を祝う花として中国の詩人にもてはやされたのに比べ、ろうばいは、梅よりいっそう明るく色鮮やかに咲くのに、梅ほどには詩歌にあらわれない花で、ちょっとかわいそうに思います。

東御苑のろうばい


梅のような風格有る古木として庭園の女王になることもないですが、遠くからほんのりと香っているのに先に気づき、頭を巡らせて香りの主をさがすと、あでやかな黄色い花が咲いているのが見つかります。

東御苑の白梅、紅梅

   

 1月下旬に神代植物園で見たロウバイは、まだまだ満開には早かったですが、皇居東御苑のロウバイも、近所の道ばたに咲いていたロウバイもきれいでした。
 東御苑では、紅梅が咲き出しており、今年の遅い春も「光の春」を感じてようやく花たちも目覚めるかなと思いました。

道ばたのロウバイ

東御苑のさざんか

<つづく>
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