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ぽかぽか春庭「中国東北家郷料理・永利」

2013-02-24 00:00:01 | エッセイ、コラム
2013/02/24
ぽかぽか春庭インターナショナル食べ放題>今日も満腹インターナショナル(2)中国東北家郷料理・永利

 中国料理の中でも、四川料理麻婆豆腐とか北京ダックとか、名の知れた料理も多いけれど、まだまだ各地方にいろんな料理があります。
 私が、1994、2007、2009年と3度赴任した中国東北料理は、日本では上海料理四川料理のようには知られていませんでした。永利という「東北家郷料理」を名乗る店が池袋にできて、何度か利用しているうち、5~6年で池袋西口店、下北沢店、豊洲店と、支店を増やし、あらま、繁盛していること、と思います。

 店にはいついっても、日本人より中国人の客のほうが多くて、きっと「日本的にアレンジしてしまわない本場の味」が中国人に求められているのでしょう。
 私たちが東北地方で食べたのは、ゆでたザリガニにかぶりつく店とか、大皿に水餃子が山盛りになる店とか、上品とは遠い、ひたすらド~ンと食欲を満たす店が多かったように思います。永利は、そんな東北の素朴さを残しているような店です。見た目は上品でこぎれいではないけれど、おいしい。ただし、日本もそうですが、寒い地方の料理は味が濃い。濃い味が苦手な日本人には、合わないかもしれない。

 さて、20日水曜日に集合したのは、2007年にいっしょに中国に赴任した先生たち。ボスの、食べるの大好きチュンツォン先生と、修士課程修了直後に中国へ行き、帰国後すぐに専任の職を得た有能なアクアパッツァ先生。そしてゲストは、2007年に私とペアを組んで博士班日本語クラスの担任をした李先生。

 李先生は、2008年に1年間日本で日本語教育の研究をして、今回2度目の日本での研修。1年間の研修中に、博士論文「日本の原爆文学」についての資料を収集しました。私は、原爆文学の研究者を紹介するなど、ささやかな協力をしました。6月に論文を提出する予定だということです。今回の日本研修中に、本務校の大学では、専任講師から准教授への昇任を果たしたという報告をしていました。

 アクア先生も、専任講師から准教授へ昇任。みな、着々とキャリアを築いています。アクア先生は、今年9月からサバティカル研修で、スペインに奥さんお子さんと共に赴任するそうで、はりきっていました。
 ひるがえって、万年非常勤講師の私。大学ヒエラルキーの中で最底辺労働者なんです。嘆いていても腹は減る。
 
 中国での思い出話に花が咲き、東北家郷料理もジャンジャンとお腹におさまりました。
 私は、東北料理のうち、ナス、ジャガイモ、ピーマンを炒め合わせる「地三鮮」というのが大好き。また、今回おいしかったのは、手づかみで食べる「豚背骨のタレ煮付け」肉を持つためにビニール手袋がついてきます。
 アクア先生お気に入りの、干豆腐ときゅうりの炒め物。それから、コラーゲンたっぷりという牛スジ肉の炒め物。烏賊のあえもの、海老の炒め物。
 私にはちょっと辛すぎたのが、豚肉の辛い味のと烏賊の辛い揚げ物。
 シメのデザートは、杏仁豆腐とマンゴープリンをひとつずつとって、4人でシェアしました。

豚背骨のタレ煮付、干豆腐ときゅうりの炒め物、杏仁豆腐
  。 

 おいしかった!満腹!

<つづく>
コメント (2)
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