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ぽかぽか春庭「大正ロマン昭和モダン展・夢美術館」

2013-02-19 00:00:01 | エッセイ、コラム
2013/02/19
ぽかぽか春庭二条茶飯事典@十三里日記>2013年2月(1)大正ロマン昭和モダン展・夢美術館

 久しぶりにウェブ友chiyoさんと美術館デート。
 2008年に青い鳥さんが東京にいらしたときに、青い鳥さん、妹さん、chiyoさん、私の「姦しい+one」のおしゃべりをしてからあっというまに数年がたっていました。互いにブログやfacebookで近況も知っているし、写真のUPでようすもわかっているので、たまにしか顔を合わせないご近所さんに会うよりずっと身近に感じていたのですが、やはり実際に顔を見て声を聞くとうれしいものです。

 場所は、八王子夢美術館です。
・大正ロマン昭和モダン展 竹久夢二・高畠華宵とその時代
 2013.02.01(金)- 2013.03.24(日)10:00-19:00 月曜日休館


 夢二や華宵、蕗谷虹児、中原潤一らが描いた少女像、女性像。大正の乙女たちも昭和のモガたちも、そのつぶらな瞳でせいいっぱいの夢を見続けた時代。
 私が「八王子夢美術館をchiyoさんとごいっしょに」と思いついたのも、chiyoさんの風貌が中原淳一の描く「それいゆ」の女性にイメージがそっくりだと感じたからです。今も面影はありますが、少女のころのchiyoさんは、中原淳一の挿絵が歩いているようだったろうなあと思います。

 鏑木清方、竹久夢二や高畠華宵、蕗谷虹児、岩田専太郎、など、私が子どもの頃、となりのお姉さん(みこちゃんとかっちゃんという姉妹でした)の雑誌を見せてもらった挿絵の少女達がずらりと展示されている八王子夢美術館。何人か、私はまったく知らなかった挿絵画家、版画家の名と作品を知ることができました。山村耕花と橘小夢(たちばなさゆめ)です。山村耕花は、江戸浮世絵の役者絵を受け継ぐ俳優肖像のほか、こんなモダンな絵も。



 そして、橘小夢の「水魔」一作に魅了され、もっとこの人の作品を追いかけたくなりました。


橘小夢 たちばな-さゆめ(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)
1892-1970 大正-昭和時代前期の挿絵画家。
明治25年10月12日生まれ。洋画を黒田清輝(せいき),日本画を川端玉章にまなぶ。雑誌や小説の挿絵を中心に,版画,日本画を手がける。民話,伝説をモチーフに女性の魔性を表現,たびたび発行禁止処分をうけ,「幻の画家」とよばれた。昭和45年10月6日死去。77歳。秋田県出身。本名は加藤凞(ひろし)。版画に「水魔」,挿絵に矢田挿雲(そううん)「江戸から東京へ」。


 会場を見終わって、入り口外のカフェでしばらくおしゃべり。ちよさんは、数年来しばらく家から出ることを控えて体調を整えることに専念してきました。まだ十全ではないので、すぐにあちこち出かけることは無理かもしれませんが、もうちょっと暖かくなったら、ちよさんの体調をみながら、またおでかけしたいと思います。

大正ロマン昭和モダン展の入り口でちよさん(手前)とHAL(奥)


<つづく>


夢二の港屋
コメント (4)
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