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ぽかぽか春庭「文化の日連休初日」

2013-11-12 00:00:01 | エッセイ、コラム
2013/11/12
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十三里半日記11月(1)文化の日連休初日

 11月最初の連休。11月1日は、金曜日出講の大学が大学祭準備日になったので休講。さて、何をしようか。

 まず、9時に「場所取り抽選会」に出席。ジャズダンスサークルが練習する場所を確保するために、区の体育館やホールなどを借りるための利用者抽選会に、毎月交代で出かけます。「11月は仕事があるから私は行けない」と言っていたのですが、休みになったので抽選に参加しました。

 抽選番号は24番。2014年1月の練習場所、男女参画センターの学習室が確保できました。いつもの練習場所の文化センターが、耐震工事で1年間使えなくなったために、さまざまなサークル活動の運営者たち、集まる場所の確保に苦労しています。

 抽選会は、とても非効率的なシステムで運営されています。1ヶ月分の場所利用者を決め、利用予定者から料金を徴収するまでに1時間強かかり、職員が6名立会います。私は今年4月に参加したとき、あまりにのんびりしたやり方に驚き、一般企業でこんな悠長な仕事をしていたら、たちまち会社は潰れると思いました。

 そこで「今時、区立図書館の図書予約もインターネットシステムで出来るようになっているのだから、区役所職員一人が一日かけてプログラミングしてシステムを構築すれば、このような抽選会に6名の職員が1時間立ち会わなくても済むのに」といちばん若い職員に言ってみたのですが、無駄でした。彼らにはこの1時間こそが区民に「仕事らしい仕事をしているようすを見てもらえる唯一の機会」なのかもしれず、他の時間には「利用者が来ても来なくても、新聞など読みながら受付に座って待っている」のが仕事だったりするのです。区民の前で抽選会の仕事をするのが、楽しいのかもしれません。

 とにかく半年たっても、抽選会はこれまでどおりのやり方、①9時に抽選番号をもらう列に並ぶ。職員は抽選番号の表に○をつける。②9:15に抽選番号配布を終えて、いちばん若い番号を引いた人から呼ばれて、前に進み出て、何日の利用なのか申告する。(黒板に利用日を記入する職員2人)③その日が利用できるなら、団体名をノートに記入する。(ノート記入職員ひとり)④会計係の前に出て、一人の職員が利用申告書を確認する。もう一人が利用料金を徴収する。立ち会っている職員1人」を2回くりかえして1時間。というやり方は変わらず。

 インターネットシステムさえ構築してしまえば、メール申し込み1分、抽選1分ですむ仕事を、6名で1時間かけてやっていること、区民さえこのやり方を納得しているなら、このまま続いていくのでしょう。他のお役人だって、全員が給与に見合う仕事をしているわけじゃないのですから、税金で職員給与を出す出さないは、区民の考え方しだい。私は、区の人件費もっと上手につかって、私が雀の涙の所得から支払った区民税からの出費を子供やお年寄りの福祉につかってほしい。

 抽選に来ている利用者は60代70代のご婦人方がほとんどですから、インターネット申し込みはできないという団体も多いです。みな暇がたっぷりあって「習い事でもしようか」と集まっている人たちですから、抽選に1時間かかることを受け入れている。
 現場抽選会とネット申し込みの両方のやり方で申し込みができるといいのですが、

 私のサークルも退職者が3人になりましたが、私やミサイルママほか、還暦過ぎても働いている女性たちのサークルなので、「働いている者には、こんな非効率的なやり方は考えられない」と思っています
 お役所カンケーの仕事、これなど序の口で、不合理な仕事ぶりは全国津々浦々変わりなし。まあ、区の公務員の働き方がどんな具合なのか、見ることができてよかった、というべきか。

 10時すぎに抽選会場を出て、両国駅へ。「明治のこころ-モースが見た庶民のくらし」展の招待券を手に入れていたので、平日の方がすいていると思って、江戸東京博物館へ。しかし、すいているどころか、駐車場にはいつもに増して何台ものバスが並んでいます。

 11月1日は、「社会科見学に最適な日」、なのでした。ノートにメモをとりながら回っている小学生中学生でにぎわっていました。事前のしつけが徹底しているのか、以前に比べて美術館博物館ではしゃぎ回る子供が少なくなっています。
 引率する先生の事前指導事後指導の腕で、この「博物館見学」が子供たちの心にどう残っていくか、歴史や社会への興味を引き出せたのやら。

 我が家の子供たちも小学生時代にこの「江戸東京博物館見学」に来ているので、グループごとに回っている小学生たちに、幼かった子供らの顔を重ね合わせながら、常設展を見て回りました。蝋人形などをつかって、江戸庶民の家再現とか、昭和の和洋折衷の家、などが建てられていて、留学生にとっても、国立博物館よりも「わかりやすい」「歴史に興味がなくても見ていられる」展示になっています。明治の鹿鳴館でダンスしている様子を模型で見せたり。江戸フロアも明治フロアも楽しめます。

 まずは常設展企画室へ。

<つづく>
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