
20140821
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十四事日記8月(3)清里カントリーイン・ファーストトレイン
清里のペンションカントリーインファーストトレインのマダムは双子のお母さんで、双子さんはそれぞれが結婚してお孫さんもいるそうです。お孫さんがいるとは見えない、とても若々しいきれいな方です。トールペイント作りの講師もして宿泊客に教えてくれます。バラ作りもしていて、ウェルカムティーは、ローズ茶でした。ご主人はシェフ&自家製燻製作りや畑を担当。
ローズティ

4組の宿泊客でいっぱいの小さなペンションですが、そのうち3組は、去年とまったく同じメンバーでした。60代か70代くらいのバレエファンとおぼしき一人旅の女性。老夫婦とその子供達3ペアとお孫さん達総勢12人。私たち(私、妹、妹の長女)が3人。あと、カップル1組は、去年は同じ夜の泊まりではなかったですが、毎年やってくるリピーターが多い宿のようです。
去年も顔を合わせたご家族と「あらあ、またお会いできましたね」と、なつかしの同窓会のようでした。ご一家のお名前を伺うこともしませんでしたけれど。老夫人「子供達が結婚してそれぞれが遠くに住んでいるんですけれど、夏の清里だけはいっしょに過ごしてくれるんです。娘の旦那も息子も働き盛りの年齢で、休みを合わせるのがたいへんなのに、毎年ここだけはいっしょにって、そろって集まってくれるんですよ」と、うれしそうに話していました。去年に比べてお孫さんが一人増えていました。
一人旅では味も素っ気もない駅前ビジネスホテルに泊まる私ですが、夕食も朝食もとてもおいしいメニューなので、1年に1度はこういうプチ贅沢もいいかなと。ぜいたくといっても、それは私の普段の生活から見て、ということで、一般的なリゾート地宿泊施設に比べれば、ずっと割安です。夕食朝食にオプションメニューをつけて、1泊2食つきで13000円。リーズナブルで、とても居心地のよいペンションです。オプションメニューをつけなければ、1万円くらいと思います。
夕食メニュー 前菜、スープ、レタスサラダ、魚グリル、自家製燻製肉、デザート





朝食メニュー フルーツ盛り合わせ、ヨーグルトとジュース、ズッキーニキッシュとベーコン、フレンチトースト




難点は、木造ペンションなので防音が弱いところ。私は平気だけれど、「子供の声がうるさい」などが気になる人だと、マイナス点をつけるかも。私は、ロックコンサートの会場でだって寝られます。
ぐっすり寝て朝の光に目覚めると、姪に「おばちゃん、ベッドに入って3分もしないうちに爆睡だったね」と、言われました。何でも食べられることと、どこでも寝られることは、私の健康の元です。
夕食までのあいだ、ひと風呂あびて、フィールドバレエ公演のリハーサルを見ていました。夜の公演は有料ですが、リハーサルは無料で、どの席で見てもOK。照明の効果はありませんが、ダンスの動きは本番と同じですから、それなりに楽しめます。




リハーサルを見ておくのは、野外公演にとって、雨はギャンブルみたいなものだから。私が見た2008年も、3つの演目のうち、途中で雨になった晩がありましたし、私が行かなかった2012年の公演でも、妹と姪が楽しみにしていた公演が「雨で中止になってしまった」というのです。
以前はチケットに「雨の場合でも払い戻しはしません」と書かれていたのですが、それは、10日間に3つのプログラムを上演していたからで、2012年からは10日間にひとつの演目だけを上演するかわりに、雨が降ったときは、「翌年の公演チケットに振り替えができる」という制度に変わったのだって。
夜、久しぶりに銀河を見ました。東京で見えるのはオリオンの帯の三つ星とそれを囲む四角いからだくらいで、天の川などまったく見えませんが、ぼうっと白く天を流れる星の川を見て、人は、こういう星空を眺められる夜をすごせるところに暮らすこそ贅沢な生活だなあと思いました。娘と息子に「毎夜星空を眺める暮らし」というのをさせてやれない子育てだったのは、貧乏生活で仕方なし。プラネタリウムは区の施設があったので、よくつれて行ったけれど。
8月2日の夜は、夕立の予報が出ていたのに、運良く満点の星の下、白鳥の湖を見ました。バレエのリポートはまたのちほど。
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広島の土石流惨事、被害を受けた方々へお見舞い申し上げます。
ゲリラ豪雨、スーパーセル、レインバンド、バックビルディング、、、と、次々新しい気象用語が知らされ、異常気象現象が「通常」になる怖さを感じます。
人間が制御できないものを、人間が使用しようとする怖さ、そして自然を支配できるかのような人間の傲慢さを地球が怒っているような、、、、。
<つづく>