春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「汐留ランチ&旧新橋停車場」

2015-03-04 00:00:01 | エッセイ、コラム
 
旧新橋停車場のプラットホーム

20150304
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十五夜満月日記3月どこかで春が(3)汐留ランチ&旧新橋停車場

 病院付き添いを続ける娘へのごほうびランチシリーズ。
 私の病院通いは週末のほか平日は仕事のあいまを見てなのに対して、娘は平日はほぼ毎日付き添いを続けているので、疲れもたまってきます。私が病院に通うのは、姑の介護のためというより、体調万全ではない娘が疲れすぎないように、という思いからです。娘と交代して娘が休める日をつくること、娘においしいものを食べさせること、それくらいしか思いつきません。

 娘は「おばあちゃんが長生きできますように」という願いを込めて献身していますが、私は、ちょっと違います。90歳を超えた姑の命を1日延ばすために、娘の寿命が2年3年と縮んでしまうような奮闘ぶりが痛ましくてならないのです。娘が疲れすぎないように、健康をこれ以上損なわないように、寿命が縮まないように、私の願いはそちらのほうが大きい。

 娘が毎日のくらしに飽き飽きしないよう、たまには非日常を楽しむことも大事と思っています。家族の晩ご飯を作る役目の娘にとって、たまの外食はハレの日&ご飯作りの休日。だから、1月以来、外食日が増えています。

 2月21日土曜日、お台場へ行きました。お台場パレットタウンの招待券をもらったので、観覧車にのってひとまわりしてランチを食べようという計画でした。しかし、新橋の駅を降りてゆりかもめに乗ろうとして、娘が気づきました。「母、この券、平日のみ有効だって」 

 しかたがないので、駅近くのビル汐留シティセンターの42階にある和食店でランチ。42階の高さに期待したのですが、目の前を電通の汐留カレッタビルがふさいでいて、東京湾のながめは期待して入店したほどではありませんでした。汐留カレッタの後ろに、レインボーブリッジが三分の二ほど姿を見せていましたが。

 ランチのお味はまあまあ。ただし、同じクオリティの和食に比べて眺望代金プラスの値段設定でした。娘は「席料込みにしては眺めがイマイチだね」との評価。

私の一の膳(一品食べたあと)二の膳
  
娘のステーキ膳とデザート
  

 ランチのあと、気を取り直して、娘がまだ行ったことないという旧新橋ステーション鉄道歴史展示室に行きました。私は、旧新橋ステーションの復元なったころ、何度か見学に来たことがあります。しかし、汐留再開発を終えた今、明治の光景を彷彿とさせた復元新橋ステーションも、汐留シティセンター42階とカレッタ汐留48階の間に挟まれて肩身狭そうになっています。

 ♫汽笛一声新橋を早わが汽車は離れたり~と、心の中で口ずさみながら、入館。旧新橋停車場駅舎を復元再構築したころ、「乗り鉄」の私、新橋にくるたびに見学しました。日本鉄道の父であるモレルの肖像レリーフを見学するために、わざわざ桜木町駅構内へ出かけていったりしました。

 娘ははじめてなので、2Fの展示室をゆっくり見て回りました。今回の展示は、昨年の東京駅開業百年記念事業に合わせた展示「東京駅開業とその時代」。当時の写真や錦絵が並んでいました。

 ランチと鉄道歴史に満足し、娘は病院へ。私はパナソニックビルにある汐留ミュージアムでパスキン展を見ました。パナソニック汐留ミュージアムに今まで入ったことがなかったのは、招待券ももらえず、東京美術館巡りのぐるっとパスにも入館券がなかったからです。お金を出して絵を見ることはめったにないことですが、今回は鉄道記念館が無料だったから、ま、いいかとチケット購入。パスキンの展示、充実していました。

<つづく>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする