タンラン駅へつづく道
20150902
ミンガラ春庭ミャンマー通信>2015ヤンゴン日記9月(2)ヤンゴン路地の買い物
土日も宿舎で授業準備を続けていて、8月中、一度も「市内観光」をする余裕もありませんでした。3月に夜のライトアップ時間帯に訪れた市内随一の名所シュエタゴンパゴダ、朝のお寺もすばらしいと聞いて、ぜひお寺で日の出を迎えたいと願っているのですが、なかなか時間がとれないでいます。
土日に出かけることができたのは、宿舎近辺のお店めぐりだけ。八百屋果物屋雑貨屋など、バス停周辺の路地に、露台を並べただけの店、間口一間半ほどの小さな店が並んでいます。インセインロード、タンランバス停から、ヤンゴン環状線のタンラン駅までの路地1kmの道筋にも、小さい店が軒を並べています。8月22日土曜日に、このタンラン路地の店巡りをしました。
バス停の近くにはたいていサイカーたまり場がある。
八百屋でカリフラワーや菜っ葉を買う。
果物屋の露店で梨ともリンゴともちがう、緑色の皮の果物を買う。ランブータンも買いました。
果物屋では、小学生の女の子がノートに宿題をしながら店番していました。私が値段を聞き取れずに1000チャット札を取り出したら、困ってしまって、よそにいたお母さんだかお店のママさんなんだかに「このへんな人が、1000チャットしか出さないんだけれど、どうしたらいい?」というような相談に行きました。私が買った果物の合計は、3000チャット300円くらいの計算だったのに、私が300チャットと間違えて1000チャット札を出したので、女の子は困ってしまったわけでした。おばさんは、ノートに値段を書いて、合計が3800チャットであることを知らせてくれました。5000チャット出して1200チャットのおつりをもらったので、女の子に「困らせちゃったおわび」に、200チャット札をあげました。大切な宿題のノートに、おつりの計算を書き込んでしまったので、「ノートを買ってね」と言ったのだけれど、英語は通じない。
算数の宿題をしながら店番する女の子
雑貨屋では、ポケットティッシュを3個買う。一個50チャット5円。日本では街角で無料配布されているのだけれど。ヤンゴンのトイレ、星以上のホテルとか高級レストラン以外では、トイレットペーパーが備え付けられていることはありません。ですから、外出時にはポケットティッシュは必需品なのです。買い物に出るのに、ティッシュを持って出なかったので念のために買いました。
たばこは、1本ずつ売り買いする。
カレーとチャパティを売るインド系の店
バナナ屋 露店の八百屋
さとうきび屋、さとうきび屋にいたぼうや。坊やのおでことほっぺが白く塗られているのは、伝統的な「タッナカー」という粉で、美白効果と日焼け止め効果があるというので、女性のほとんどと、子供は顔にぬっています。
米屋 値段を知るためにためしに買って見た。1カップ1合くらいが200チャット20円でした。
路地のロンジー屋
屋台の食べ物は、まだ見てるだけ。ゆでたもの、あげたもの、炒め物などを指定して、好みの具材を麺と混ぜ合わせてもらう。ひと椀が、500チャット50円くらいから。
麺の具材、
水道がある店舗だと比較的安全そうな食べ物かと思って、他の人が食べているのを見て指し、あれ、ください。「ダー、ペーべー」という。
買い物がけっこう重くなったので、インセインロードをはさんで西側のサイカー300チャット、東側300チャットで、帰りました。サイカーは道路横断ができないので、別々に乗らなければならず、ちょっと割高になりました。それでも、行き帰り合わせて90円の運賃ですけれど。
買い物歩き翌日の日曜日から足が赤くなったので、この街歩きのどこかでなにかに当たってかぶれたか、虫に刺されたかしたのだろうと思います。少しでも地元の人に見られたいと、スニーカーではなく、素足にゴム草履で出かけたのが悪かったのかと。やはり、靴下はいて、虫除けスプレー携帯して、ちゃんと防備したほうがいい。
ヤンゴンに長く住んでいる人でも、なにかのおりには、手足に謎の湿疹ができるとのことなので、ヤンゴン初心者の私、用心しないと。
外出先から戻ったら、うがいと手足を洗うこと、というアドバイスをもらいました。泥はねの泥にもどんな菌がいるかわからないのが、熱帯の熱帯たるところ。
また、ヤンゴンの通って⒛年、というヤンゴンベテランの先生も、「ひさしぶりにおなかこわした」というし、地元の人も、2ヶ月に1度くらいは、おなかこわしてるんだから、という説明をききました。ヤンゴンに着いた翌朝にはおなかこわしてしまって、「高齢者には向かない土地にきてしまったのかも」と、弱気になっていたのも、「若かろうとバアサンだろうと、おなかこわすときは、こわず」と、達観した方がいいみたい。
<つづく>