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ぽかぽか春庭「広川法子リサイタル」

2019-06-20 00:00:01 | エッセイ、コラム
20190620
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記夢音楽(3)広川法子リサイタル

 6月15日、代々木上原のムジカーザで開催された広川法子ソプラノリサイタルに出かけました。

 広川法子ソプラノリサイタル "愛の調べ ~ 水無月によせて" ピアノ:高野京子


 曲目リスト
アーン : クロリスに, 私の詩に翼があれば
前田佳世子 : 六月のうた, やがて生まれてくる子のための子守唄
和泉耕二 : かたくりの花, 南十字星...戦死した父へ, いのちの鎖
ショパン : 幻想即興曲
トスティ : 夢, 今ひとたび
チマーラ : 海の詩
朝岡真木子 : なぎさ, レンコート, だまって

広川法子さんは、武蔵野音楽大学を卒業。ミュージカルへの出演などで活躍。日本女子体育大学非常勤講師などを経て、現在は、桜美林大学オープンカレッジ多摩校でオペラを指導しているソプラノ歌手です。

 ご本人は、「私は晴れ女で、これまでたいていの大事な時、晴れて来たんですが」とあいさつなさっていたけれど、6月15日土曜日は一日中強い雨でした。
 初めての会場なので、方向音痴の私は安全策をとって早めについたので、代々木上原駅に戻って時間をつぶす。
 会場の代々木上原ムジカーザは、120席の音楽ホール。ホールはすてきな空間でしたが、受付がやや狭いのが難点。

 こじんまりとした落ち着いた空間でした。


 開演6時30分には満席に。あちこちでお知り合いのご挨拶が聞こえてきます。たぶん120人ほとんどは広川法子さんと何らかの繋がりを持つ方々と思われます。私は法子さんにお目にかかったのはいちどだけで、受付で来賓にご挨拶しているご主人からお知らせをいただき、奥さまのリサイタルに駆けつけた次第。

 歌手として活躍なさる奥さまのことを度々うかがってきました。歌に打ち込んでいる奥さまのお話しきくたびに、愛妻家だなあと思って来ましたが、受付でお客様ご挨拶なさる様子もかいがいしく、自慢の奥さまなのだろうなと感じました。私と同年代の男性だと、「うちの愚妻が」などと言いがちですが、歌をなかだちにして、夫婦の絆が深いのだろうと拝察。

 曲目のうち三人の作曲者が会場にいらっしゃいました。前田佳世子、和泉耕二、朝岡真木子さん。

 南十字星という曲、南方の戦線で27歳で戦死したお父さんを思う子どもの心を歌っていました。私の父も南方の戦線でかろうじて生き延びた一人ですから、出征したまま、帰国することなく南方でなくなったお父さんを偲ぶ歌、心にしみました。

 アンコールは、「この道」と「忘れな草」。

 方向音痴なのに、来たときは珍しく道を間違えませんでした。しかしやっぱり。帰り道、代々木上原駅で失敗の巻。ホームを間違えたらしく、小田急線下りに乗ってしまいました。下北沢とか豪徳寺という駅名が耳に入っても下り線だと気づかず、祖師ヶ谷大蔵でようやく「これは下りだ」と気づきました。

 娘に「電車間違えたから帰宅遅れる」のメールしたら、娘息子は、科学博物館の「哺乳類展」を見て、館内の精養軒で晩ご飯を済ませたとの返信。
 ガチャガチャで取ったクジラの絵の小さなビニールポーチ「母へのおみやげ」だそう。最終日前日の土曜日ですから、めちゃ混みだったそうですが、ふたりが楽しめたならよかった。

 成城学園前で、上り線へ。
 成城学園前の駅の内外、見覚えあると思ったら、そのはず。2年前には、週1回通っていた駅でした。

🎵この道はいつかきた道、ああそうだよ、おかあさーまーがー出稼ぎにきたみーちー
コメント
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