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ぽかぽか春庭「あじさい2019」

2019-06-23 00:00:01 | エッセイ、コラム

 飛鳥山のあじさい

20190623
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記梅雨の晴れ間(1)あじさい2019

 6月16日。ひさしぶりに、飛鳥山公園とJR線路の間につづく「飛鳥の小径」を歩きました。

 私は、飛鳥山公園の自転車置き場に自転車を止めて、公園の崖をくだり、飛鳥の小径を往復しました。
 数年前にJR線路と飛鳥山公園の間にあった「戦後闇市」からそのままになっていた飲食店街が火事で焼け、残されている飲食店は数軒のみ。その先はずっと小さな路が続いています。JRの線路と公園の崖に挟まれた狭い道ですが、大勢のあじさい見物客でにぎわっていました。

 数年前とは様変わりの飛鳥の小径。なにが違ったかというと。日曜日の午後、歩いている人の半分以上が中国語を話していました。たぶん、インターネットか中国語の観光ガイド誌かなにかで紹介があったのだと思います。
 日本人観光客との写真の撮り方がちがうので、そばによってみると中国語会話が聞こえる、という具合。どう違うかというと。中国語の人で、花だけ撮影している人はほとんどいません。たいてい「美しい花とうつくしい私」という花に顔を寄せてポーズをとっている。

 自撮り棒やらスマホで撮りっこしているふたり組。


 お母さんと息子で来ていた中国人母子。お母さんは「美しい花と美しい私」の撮影に夢中で、息子が「まーま」と呼んでいるのを制して撮影を続けていました。

 さまざまな色合いのあじさい

 
 浴衣を着たモデルさんとあじさいを撮影している人も何組かいました。撮影会も開催されたようで、浴衣モデルさん3人のうち、ひとりだけ撮影を望まれていない人がいて、その人は腕組みをして退屈そうにしているので、ちょっと気の毒に思いました。

 すっごく露骨に言うと。退屈さんは、他のふたりに比べて美人じゃなかった。セクハラだとか職場のブス差別だとかいろいろあるだろうけれど、撮影会でのこのような露骨な差別を目にして、まあ、お金もらってモデルをしているのだろうから、これは差別とは言えないのか、と思いましたが。モデルもつらいね。

 撮影されていたほうのひとり


 いろんな人がいろんな眺め方であじさいを楽しんでいるようす。私も見ていて楽しかったです。
 女の子二人組が、あじさいの説明版を読んでいました。
「え~、ガクアジサイが日本古来種って聞いていたけど、このまるまっこい花のあじさいは、シーボルトが日本からヨーロッパに持ち帰った種を改良したものを、ヨーロッパから逆輸入したあじさい、だって。」「えっ、あじさいって、帰国子女だったのかあ」
 帰国子女という表現がおもしろいので、笑ってしまいました。

 原種のがくあじさい


 土曜日の強い雨があがったあとの日曜日の露の晴れ間。気持ちのよい公園の夕暮れでした。
 JR電車とあじさい


 飛鳥山公園からながめるタワーマンションと青空


 美しくない私も、「アジサイと私」を一枚。はじっこのほうで遠慮しているところがおくゆかしい、、、、、って、自分もうつりたがるのは、いつものことです。


 たびたびセルフコピーしているあじさゐについての春庭コラム。ぐぐってやってくる人が多い春庭コラムの中のひとつが、あじさゐの漢字表記について。
 何度目かのコピーをしようと思ったのですが、3度目か4度目になるので、さすがに何人かは記事を覚えていると思うので、読みたい方は下記URLをどうぞ。

 あじさゐの漢字表記がなぜ「紫陽花」になったのか、についての漢字考察です。

あじさゐその1
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/f55237cae23d3b8ac9930b66b9368e58
あじさゐその1
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/c8b35179bf36be8e454fb12e59ededf0

 <つづく>
コメント (2)
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