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ぽかぽか春庭「踊る古希恋のメキシカンロック」

2019-10-01 00:00:01 | エッセイ、コラム

 ダンス発表会「恋のメキシカンロック」2019

20191001
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記踊る古希(1)恋のメキシカンロック

 9月のジャズダンス発表会、夏の自習期間はたいへんでした。
 指導者のミワ先生は、7月中旬にバリ島にバカンスに行き、一ヶ月すごすのを25年以上続けてきました。ですから、夏は、毎週自習期間となり、おぼつかないまま振り付け練習を行い、先生が8月中旬に帰国後、発表会までの数回の指導で細かい動きのダメ出しを受けて、仕上げる、というスケジュールでした。

 しかし、今年の夏、状況が変わりました。
 先生はバリ島ではなく、入院手術という事態となったのです。発表会前に退院できるかどうかも定かではない。
 数年前の入院は、発表会が終わったあとでした。今回は、発表会前の入院。再発の場合、治療が長引くのかどうかもわからず、最悪の場合、発表会前の指導が受けられないことも考えられます。

 私たちのたよりは、ミサイルママひとり。振り付けをしっかり覚えているひとりにたよって、あとの4人は「このステップ、できな~い」「このターンは右回りなの左回りなの」と、おぼつかないことおびただしい。
 私の力強い味方は、入院前に先生がさすがに気弱になって「できないところは、ふりつけを少々変えてもいいから」と、言ってくださったこと。

 先生の振り付けはとても高度なダンス技術を要するもので、私は常々「私たちは素人なんだから、これほど高度なことやらなくてもいいのでは。第一、見にくるジーさんバーさんたちは、むずかしい振り付けなのか簡単なのかの区別はついてない。簡単な振り付けでも見栄えのするほうが、私たちのサークルには合っているのに」と思っていました。しかし、これまで先生は、独自の振り付けを自信を持って教えてこられたので、振り付けをこちらの都合でアレンジするなどもってのほかでした。

 私は、私にできない動きが含まれる曲目への出演はパス!
 今回「恋人よ」を淡谷のり子カバーの曲で踊る一曲があるのですが、淡谷のり子の声が好きじゃないし、振り付けが難しすぎる。最初から「パス!」と宣言していました。

 今回の曲目。
1 一昨年と去年踊ったスペイン民舞セビジャーナスをもう一度。1番は皆で。2番は私とミサイルママのふたり。3番はわたしとミサイルママが抜けて残りの人で。4番は、私とミサイルママは、次の曲の衣装に着替えて、途中から参加。そのまま板付きになる。

2 ミサイルママとふたりで。白シャツ、黒帽子でダイアナロスの「Swept away」。 振り付け覚えない私は、ミサイルママの踊りを見よう見まねでおっかけコピーするつもりが、そうは許されず、特訓特訓。
https://www.youtube.com/watch?v=nsrrwJUZau8

3 淡谷のり子バージョンの「恋人よ」。私は出演せず。

4 荻野目洋子バージョンの「コーヒールンバ」

5 ミサイルママ振り付けの「恋のメキシカンロック」。2017年に踊った曲です。
 脳天から突き抜けるような陽気な明るさ。
https://www.youtube.com/watch?v=oFcZ5XaVUy0

 「恋のメキシカンロック」、振り付けが簡単で覚えやすくて、私はとても気に入りました。複雑な動きはなく単純なステップの組み合わせですが、のびのび大きく動けます。こちらも、ミサイルママのうしろの立ち位置で前を見ながらちょこっと遅れ気味にステップを踏む。

 恋のメキシカンロック練習中。黄色がe-Na、緑がミサイルママ


 今回2度目の「恋のメキシカンロック」ですが、ミサイルママにとっては、特別なダンス発表になります。新婚のご主人が、いとしの妻を熱い視線で見てくれる。
 2017年に、この「恋のメキシカンロック」をミサイルママが振り付けました。めっちゃ明るく歌う橋幸夫のノー天気な歌声の「恋のメキシカンロック」に自分の振り付けで踊ることで、ミサイルママは、元カレとお別れして落ち込んでいた気持ちを持ちこたえ、あらたなお付き合いに踏み出すことにしました。

 新カレのジンさんは、とてもおだやかな誠実な人柄で、ミサイルママを大事にしてくれる方。おつきあいが進展する中でのダンスの発表会、港区の発表でも江東区の発表でも北区の発表会にも、必ず見にきてくれました。
 今年1月再婚入籍。3月に同居開始して半年、まだまだ新婚のふたりです。「カレが見に来てくれる」じゃなくて、「夫が見にきてくれる」というミサイルママ、とても幸せそうです。

 相変わらず、私の愚痴を辛抱強く聞いてくれるミサイルママですが、再婚前に続けてきた私とふたりの「大人の遠足」は、開店休業状態に。いいんです。幸せなミサイルママを見ていると、私も幸せな気分になれるから。

 2度目の「恋のメキシカンロック」
 衣装も前回とほぼ同じ。
 🎵恋の酒ならテキーラ!ラテンロックで躍ろう!

 私には、飲んで南国の恋に舞い上がる季節は、、、、、あ、ケニアも赤道直下で南国か。舞い上がった結果どすんと落ちて、落ちたままの古希。

 ミサイルママに続け!、、、、、だから、ダンスのステップを。
先生の指導を受けられる限り、80歳になるまで踊り続けようね、とふたりの約束です。

 先生は驚異の意志力で手術後1か月でダンス指導に復帰。入院、手術翌日から病院内を一日2000歩3000歩5000歩と歩数を増やして歩き、リハビリに励んできたそうで、改めて鍛え方が私たちとはちがうなあと感服。

 前に立つミサイルママの振りを見ながら踊るため、どうしても目線がミサイルママに向いてしまうダンサーe-Naに、先生は「イーナちゃん、目線は観客に向けなきゃだめ」と叱咤。ふぅ、観客を見ていたら、次の振りがわからなくなるのに。

 恋のメキシカンロック練習中 


 発表会の当日、午後の発表に備えて午前中特訓。ミサイルママから振り付けを習い、めちゃ難しいスエプタウエイも、ようよう間違えずに踊りました、、、、、ちょっと間違えたけど、なに、e-Naの間違いがわかったのは先生だけだと思う、、、、ことにしています。

 当日はシャンソン歌手のゆみさんから「イーナちゃん、すごく進歩したね」と褒められました。ヤッター!ミサイルママ特訓の成果がありました。

<つづく>
コメント (2)
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