春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「踊る古希スエプタウェイ」

2019-10-03 00:00:01 | エッセイ、コラム
20191003
ぽかぽか春庭日常茶飯事典<2019十九文屋日記踊る古希(2)踊る古希スエプタウェイ

 9月の誕生日、無事古希を迎えることができました。
 国立博物館、70歳以上は常設展無料になります。本館、東洋館、法隆寺館、平成館考古室、これが年齢証明書提示でいつでもタダでみられる。ありがたし。(平成館の特別展は70歳も有料)

 区の「銭湯補助券」もらいに区役所へ行きました。24枚つづりで、「券と100円」で銭湯に入れます。
 バスの都民高齢者パス。区民税非課税なら千円、課税ならほんのちょっぴりの税支払いでも1年で2万円かかりますが、それで都営交通と都内バスのパスが買えるので、こちらも申請するつもり。
 今のところ、「70歳になっていいこと」は、これだけですが、たぶん、探せば古希特典はまだまだあるはず。

 もともと無料や割引のお楽しみを探すのは、大の得意。無料コンサートや65歳以上無料展覧会に足を運ぶために、足腰を鍛えておかなくちゃ。といいながらも、膝が痛い。高齢者の変形性膝関節症ってなおらないらしい。

 今年も夏のあいだ練習を続けて、9月8日の文化センター発表会に出演できました。頭が働かず、振り付けを覚えないダンサーe-Naですが、なあに、前に立つミサイルママをコピーしていけばいいや、と気軽に発表会参加申し込み。

 娘や息子は「母、自分では踊れているつもりでしょうけど、遅れているのは見えミエだよ」と評するのですが、それは、母を中心に見ているから気づくのであって、たいていの人は、前列さんを見ているから、後列がちょっとくらいおくれても誰も気にしない。と、開き直って毎年踊ってきました。

 スエプタウエイ練習中。前に出した帽子をひっこめて次のステップに行こうとしているミサイルママ。e-Naはワンテンポ遅れるから、前に帽子を出したまま。


 サークルを2005年に立ち上げてから14年。来年15周年なのですが、15周年を迎えられるかどうか、瀬戸際です。みな高齢になってきて、体調くずして入院したり家族の介護があったり、メンバーそれぞれの事情をかかえて、サークル退会していき、現在残っているのは、私を含めて5名になってしまいました。
 そのうちTTさんはご主人の介護の合間をみてのサークル参加だし、Cozさんは「競技ダンスのサークルにも入っているから、ジャズダンスはもうやめたい」と言うし、来年15周年やるとしても、確実に「絶対発表会に出る」と決意しているのは、ミサイルママと私だけ。

 スエプタウエイ練習中。見せ場のエアプレイン回転なのに、決まらない。


 ミサイルママも、今年12月にはすべての仕事をリタイアして、夫のジンさんとふたりして年金生活に入る、という。昼間のサークルに参加することもできるようになるから、もし、みなが辞めてしまったら、水曜日昼間にサークルを続けているAダンスに復帰参加するかも、という。私も昔はAダンスに入っていたのですが、水曜日午前中は私立大学の授業が入ったので、午前中の参加はできなくなっていました。
 2020年3月には、私立大学の授業が終わりになりますから、来年ミサイルママが「サークル活動を水曜日にする」というなら、私もミサイルママにくっついていくつもり。

 スエプタウェイは、ビートの聞いたダイアナロスの力強い歌声が気持ちよく、Aダンスでは、何回か発表会で踊った曲なので、振り付けはおおよそは身体に入っているのですが、細かいステップが続き、コピーしきれないのでところどころ間違える。



 ミサイルママは、仕事を終えて体を休めたい時なのに、何度かe-Naのために復習レッスンを付き合ってくれて、振り付け覚えないe-Naも、ようよう間違えずに踊れるようになりました。細かいステップについては、最後のリハーサル練習まで先生から「もっとプリエを深くして!」「歩幅を大きく見せなければ、この曲の見せ場がない!!」と叱咤が飛びましたが、ま、見せ場はミサイルママにまかせるとして、影のように後ろで小さく踊りました。

 スエプタウェイ。
 「🎵私とあなたを一掃する!、、、、いいえ、しません、しません♬」と、ダイアナロスは歌っています。

 一掃しなければならないほどの自分もいないと思っていたのですが、この夏は、苦しくつらいことが続き、今までの私の人生、一掃してやりなおしたいと思う日々でした。
 何が悪かったのか、一生懸命働き、いっしょうけんめい生きてきたはずなのに、我が人生には思いもよらぬ落とし穴があちらにもこちらにもボコボコと。

 スエプタウェイ本番


 この夏のダンサーe-Naの大失敗。
 発表会衣装やジャズダンスシューズを、団地9階の自転車置き場の荷台に置きっぱなしにしてありました。カバーのかかっている自転車荷台なので、中になにか入っていても、持っていく人もいない平和な日本、と思っていたのですが、油断大敵。この夏、何者かがこのダンス用品バッグを自転車荷台から盗んでいったのです。

 朝、気づいたときにはバッグがありませんでした。何か金目のものでもあるかと思ってのバッグ持ち去りだったのでしょうが、中にはフラメンコ風スカートとジャズダンスシューズと着替えのTシャツ、タオル。持ち去った人は、金目のものがないとわかれば、すぐにゴミ箱に捨てたでしょう。団地の掃除会社の人と警察には届けを出しましたが、出てくるはずもなし。

 セビジャーナスというスペインの踊りで使うフラメンコスカートはまた買えばよい、とあきらめもつきますが、ジャズダンスシューズは、何年か前に息子が「母の誕生日祝い」として買ってくれたものなので、かけがえなし。無念。
 スカートは、古い方の黒いフラメンコスカートにして、シューズも古いものを再利用。緑色のスカートに合わせようと買った緑のシャツ2枚、新品だったのに、、、、ぐすん。

 けがをしたTTさんが言う。「古い衣装が盗まれたのは、なにか体に悪いことが起こる身代わりに持っていかれた、これで体のほうは無事でいられる、厄払いできた、と思いなさい」ですって。
 はい、厄払いしたと思って踊りました。

 何者かが自転車の荷台から持ち去った緑色のスカート。私の身代わりに連れ去られて、厄払いの役を果たしてくれたと、おもうことに。

 2018年の発表会で。衣装のスカート、私の身代わりに持っていかれた、、、、、


 夏から秋、過酷な毎日でしたが、踊っている間はストレスを開放できるので、なんとかつらい日々を生き抜くことができました。まだまだ試練は続くと思います。
 ダメダメな私を一掃したい!と、思っても、なかなか一掃とはいかないけれど、ストレスをSweptAwayしつつ、がんばります。

<つづく>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする