20191013
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>福コーチョーでびゅー(3)日中交流授業
関東地方直撃の台風、東京もたいへんでした。記録的大雨、水位上がり氾濫する危険のある川。不安な一夜でした。ケータイにはひっきりなしに避難準備の緊急メールがはいりました。
来日したばかりの学生、寮のある町を流れる川に氾濫警報が出たのですが、日本語のお知らせが理解できたかしら。
来日したばかりの学生は、日本のなんにでも興味しんしんですが、いままで暮らしてきた地域にはなかった最初の日本での経験が台風だとは、なんともはや。おまけに台風のさなか地震も発生。東京も震度3という地区もありました。
地震雷火事台風の日本に、この夏に来日した短期留学の中学生高校生が、天候にも恵まれ、楽しい時間をすごしたのは、ラッキーなことでした。
春庭は、2017年夏から新日本語学校開設へ向けて、準備を進めてきました。教務の仕事全般、中国の現地校で授業を受けている中国人日本語学習者へ向けて、スカイプ利用の遠隔授業(テレビ授業)、カリキュラムやシラバス作成などの教務作業、文科省や入国管理局の審査申請に向けての膨大な資料作成、などなど。
2019年は、認可相当というお墨付きが出るまで、異例の時間がかかりました。令和移行に向けて、どこもてんやわんやの中、文科省審査通達も遅れにおくれました。
認可相当の許可が出た段階で、留学ビザ申請締め切りの日まで1か月弱。そこから、学生の卒業証明書成績証明書、留学費用負担者の資産証明書、銀行預金証明書等々の準備。新設校には学生ひとりを受け入れるためにたくさんの書類が必要です。結局1か月という短期間に書類をそろえられたのは、6名のみ。予定の20人クラス2組40名でスタートというわけにはいかなくなりました。
2019年10月の開校時には、プレオープンの形。2020年4月に本格開校、ということになりました。
10月開校は予定通りいかないことになりそうでも、夏には短期留学生を迎えました。
中国人中学生高校生を、1週間の短期留学(という名目の観光旅行)で受け入れます。
その中の一日は、一応留学という名目ですから、日本語の授業を実施します。
7月15日に来日した第1陣、中国人中学生高校生13歳から16歳の22名。
春庭が私立大学で受け持っている日本語教師養成コースの大学2年生3年生11名に日本語授業をしてもらうことになりました。
第1陣の来日学生。16日は午前中、本郷の東京大学見学(こちらは、お金を払う親たちの見学希望地)。午後は秋葉原のアニメ街散策、こちらはイマドキの中国人学生のゲーム好きアニメ好きの、たっての見学希望地。
17日午前中は、江戸東京たてもの園見学。いちばんの興味の的は、ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』の「銭湯のモデルのひとつ」である子宝湯。
「千と千尋の神隠し」は、今年ジブリの著作権交渉みのり、正規に映画館上映もDVD販売もできるようになりました。しかし、実際には、海賊版が山と出回っており、中国の子どもたちは昔から廉価海賊版DVDを見ているので、お話はみなが知っています。
17日午後、日中交流授業。日本語教師養成科目を学ぶ日本人大学生、11名参加。春庭が2000年から20年間続けてきた、日本語教育概論と教授法を受講している学生たちです。
日本語の授業、はじめは、自己紹介。あいさつのことば、身の回りの日本語語彙の授業。学生たちは、私が叩き込んだ「直接法(ダイレクトメソッド)」を駆使し(というほどでもなかったが)みな、いっしょうけんめいUSBファイルを作ってきて、熱心に教えました。中国人学生も、楽しそうにリピート練習していました。ペアで自己紹介しあうこともやってみました。
大学生自作のパワーポイントスライド画像。絵も自分で描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/de/6e19f00428ad0045d280950935f3b1bb.jpg)
春庭作のパワポ画像は、イラスト借り物。無料サイトのイラストや画像をお借りしてファイルを作っていますが、教育用には著作権「没問題」なので。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/56/0d1f522273fa3e11176b98ac663b8250.jpg)
形容詞は「長い・短い」「黒い・白い」の4語のみ紹介
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/32/ca2226aab7f8c63690a07a5b9ce5aac8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/be/be56e22049896fe94b6caa4a7fb6eee7.jpg)
次は、習った単語、全部は覚えていないけれど、わからないときは中国語に翻訳する、という条件でフルーツバスケットをやってみました。
「めがね」と日本語をいう。めがねをかけている学生は立ち上がり、椅子を交代する。「ズボンじゃない」というお題では、スカートをはいている学生は椅子を移動。半そで、長そでなどの習った単語もまだすぐには身についていないから、中国語の翻訳も必要。
中国では、このようなゲームを利用した授業は少ないらしく、最初はとまどっていましたが、春庭授業で「ゲームによる日本語授業実践」を経験している大学生たちは、うまく中学生を誘導していました。
楽しくゲームができて、習った日本語を口に出してみる体験ができました。
最後は、日本人学生による「日本文化紹介」
和菓子の紹介。中国人におせんべを配り、食べてもらいながら和菓子の紹介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/dd/270a21ed083a0fe793064acf6da4874c.jpg)
算盤の紹介では、中国から来た算盤が、日本の計算文化に役立ったことを、江戸時代の浮世絵に描かれた商家の絵を見ながら紹介。(バイリンガルの日本語教師による翻訳付き)
そろばんを中学生にはじいてもらう。日本の現代の大学生は、小学校時代に算盤授業があったそうですが、中国では皆無。スマホの計算機能の使い方は知っているけれど、そろばんに初めて触ってみた中学生もいて、よい体験になりました。
中国の算盤。玉の数が多いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/cf/6e29e8868981819a683e8e45e533146b.jpg)
日本の婚礼衣装紹介。白無垢姿にいろいろ質問が出ました。頭の綿帽子、中国にはない衣装ですから、興味を持ったようです。発表したのは、結婚式場のアルバイトを続けている女子学生。洋装、神式、仏前結婚、人前結婚などを紹介していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c9/96796f1d581ba5ef67d50089654008b2.jpg)
あやとり紹介。みな、わいわい言ってあやとりをしてみました。こちらはできる中学生が多かったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f9/e516f845620e5eb7daf4e8965e2bc169.jpg)
大学ジャグリング部に所属している学生が、「中国から伝わった曲芸です」とディアボロ(中国コマ)を実演。拍手喝采でした。
ボール2個ずつ渡して、お手玉をやってみる。みなできないので、再度ボールジャグリングを3個でやってみると、「すご~い!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a0/4b998136e2799d22969f6436c4a42147.jpg)
サキソフォンが吹ける学生。楽器を背負って持ってきてくれて、キロロの「未来へ 中国語タイトル后来ホーライ」を演奏。中国人中学生は、みないっせいにスマホの歌詞カードを検索して中国語でいっしょに歌っていました。さすがイマドキの中学生です。
次に、私が編集した中国語日本語ローマ字併記の歌詞カードを見ながら、日本語で「いつでも何度でも中国語タイトル《千与千寻》永远同在(永遠同在)」を歌いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ea/6270380015a96620bb094c43f394068c.jpg)
♪♬🎵🎶
我心深处有声音在呼唤 Yondeiru mune no dokoka okude
wǒ xīn shēn chù yǒu shēng yīn zài hū huàn
呼んでいる 胸のどこか奥(おく)で
时常想做个让心灵跃动的梦 Itsumo kokoro odoru yume o mitai
shí cháng xiǎng zuò gè ràng xīn líng yuè dòng de mèng
いつも心躍る 夢を見たい (以下略)
合唱で盛り上がったところへ、最後の発表「日本の擬人化文化」
刀を擬人化した「刀剣乱舞」妖怪の擬人化などを紹介したところ、日本のアニメやゲームが大好きな中国人中学生は狂喜乱舞。ほんとうに皆日本のアニメやゲームが大好きなのだなあと実感しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/08/4f7f675586012c9a51e0787632aa272f.jpg)
残念だったのは、パソコンとプロジェクターの不具合が続き、用意したUSBのファイルが紹介しきれなかったこと。準備をして授業に臨んだ学生には申し訳ないことでした。
日本人大学生にもこれが今学期最後の授業になり、この発表が試験代わりなので、最後に自分が発表したことをレポートにまとめて提出するよう、確認しました。
中国の先生が「中国人中学生高校生たち、日本人の先生に日本語や日本文化を教えてもらい大喜びでした」と、感想を聞かせてくれたので、私もほっとしました。
日本語教師養成科目を受講している日本語がまったくわからない中学生への日本語授業をやってみた大学生にもよい体験になったし、初めて日本にきて、はじめて日本人と交流した中国人学生にとっても印象深い「日本の思い出」になりました。
私の私立大学授業は2019年度いっぱいでおわり。3月には大学での授業すべてが終わります。古希だから。
2000年から20年間続けてきた日本語教師養成の授業の最後に交流授業を計画し、大成功といえる終わりにできました。
準備と当日のプロジェクタ不具合でものすごく疲れたけれど、やってみてよかったです。まだ半年間、大学授業は続くんだけれど。
短期留学生と交流
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/1f/e92f70de883cc20e19eefcc7f2adeff4.jpg)
台風19号、たいへんでした。
被害にあわれたかたがたにはお見舞い申し上げます。
治安のよい日本と安心して送り出した留学生の家族もこんなに早く日本の災害にあうとは、思っていなかったでしょう。地震雷火事台風。ご家族に安心してもらえるよう、学校側もしっかり準備していきたいです。
<つづく>
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>福コーチョーでびゅー(3)日中交流授業
関東地方直撃の台風、東京もたいへんでした。記録的大雨、水位上がり氾濫する危険のある川。不安な一夜でした。ケータイにはひっきりなしに避難準備の緊急メールがはいりました。
来日したばかりの学生、寮のある町を流れる川に氾濫警報が出たのですが、日本語のお知らせが理解できたかしら。
来日したばかりの学生は、日本のなんにでも興味しんしんですが、いままで暮らしてきた地域にはなかった最初の日本での経験が台風だとは、なんともはや。おまけに台風のさなか地震も発生。東京も震度3という地区もありました。
地震雷火事台風の日本に、この夏に来日した短期留学の中学生高校生が、天候にも恵まれ、楽しい時間をすごしたのは、ラッキーなことでした。
春庭は、2017年夏から新日本語学校開設へ向けて、準備を進めてきました。教務の仕事全般、中国の現地校で授業を受けている中国人日本語学習者へ向けて、スカイプ利用の遠隔授業(テレビ授業)、カリキュラムやシラバス作成などの教務作業、文科省や入国管理局の審査申請に向けての膨大な資料作成、などなど。
2019年は、認可相当というお墨付きが出るまで、異例の時間がかかりました。令和移行に向けて、どこもてんやわんやの中、文科省審査通達も遅れにおくれました。
認可相当の許可が出た段階で、留学ビザ申請締め切りの日まで1か月弱。そこから、学生の卒業証明書成績証明書、留学費用負担者の資産証明書、銀行預金証明書等々の準備。新設校には学生ひとりを受け入れるためにたくさんの書類が必要です。結局1か月という短期間に書類をそろえられたのは、6名のみ。予定の20人クラス2組40名でスタートというわけにはいかなくなりました。
2019年10月の開校時には、プレオープンの形。2020年4月に本格開校、ということになりました。
10月開校は予定通りいかないことになりそうでも、夏には短期留学生を迎えました。
中国人中学生高校生を、1週間の短期留学(という名目の観光旅行)で受け入れます。
その中の一日は、一応留学という名目ですから、日本語の授業を実施します。
7月15日に来日した第1陣、中国人中学生高校生13歳から16歳の22名。
春庭が私立大学で受け持っている日本語教師養成コースの大学2年生3年生11名に日本語授業をしてもらうことになりました。
第1陣の来日学生。16日は午前中、本郷の東京大学見学(こちらは、お金を払う親たちの見学希望地)。午後は秋葉原のアニメ街散策、こちらはイマドキの中国人学生のゲーム好きアニメ好きの、たっての見学希望地。
17日午前中は、江戸東京たてもの園見学。いちばんの興味の的は、ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』の「銭湯のモデルのひとつ」である子宝湯。
「千と千尋の神隠し」は、今年ジブリの著作権交渉みのり、正規に映画館上映もDVD販売もできるようになりました。しかし、実際には、海賊版が山と出回っており、中国の子どもたちは昔から廉価海賊版DVDを見ているので、お話はみなが知っています。
17日午後、日中交流授業。日本語教師養成科目を学ぶ日本人大学生、11名参加。春庭が2000年から20年間続けてきた、日本語教育概論と教授法を受講している学生たちです。
日本語の授業、はじめは、自己紹介。あいさつのことば、身の回りの日本語語彙の授業。学生たちは、私が叩き込んだ「直接法(ダイレクトメソッド)」を駆使し(というほどでもなかったが)みな、いっしょうけんめいUSBファイルを作ってきて、熱心に教えました。中国人学生も、楽しそうにリピート練習していました。ペアで自己紹介しあうこともやってみました。
大学生自作のパワーポイントスライド画像。絵も自分で描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/de/6e19f00428ad0045d280950935f3b1bb.jpg)
春庭作のパワポ画像は、イラスト借り物。無料サイトのイラストや画像をお借りしてファイルを作っていますが、教育用には著作権「没問題」なので。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/56/0d1f522273fa3e11176b98ac663b8250.jpg)
形容詞は「長い・短い」「黒い・白い」の4語のみ紹介
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/32/ca2226aab7f8c63690a07a5b9ce5aac8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/be/be56e22049896fe94b6caa4a7fb6eee7.jpg)
次は、習った単語、全部は覚えていないけれど、わからないときは中国語に翻訳する、という条件でフルーツバスケットをやってみました。
「めがね」と日本語をいう。めがねをかけている学生は立ち上がり、椅子を交代する。「ズボンじゃない」というお題では、スカートをはいている学生は椅子を移動。半そで、長そでなどの習った単語もまだすぐには身についていないから、中国語の翻訳も必要。
中国では、このようなゲームを利用した授業は少ないらしく、最初はとまどっていましたが、春庭授業で「ゲームによる日本語授業実践」を経験している大学生たちは、うまく中学生を誘導していました。
楽しくゲームができて、習った日本語を口に出してみる体験ができました。
最後は、日本人学生による「日本文化紹介」
和菓子の紹介。中国人におせんべを配り、食べてもらいながら和菓子の紹介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/dd/270a21ed083a0fe793064acf6da4874c.jpg)
算盤の紹介では、中国から来た算盤が、日本の計算文化に役立ったことを、江戸時代の浮世絵に描かれた商家の絵を見ながら紹介。(バイリンガルの日本語教師による翻訳付き)
そろばんを中学生にはじいてもらう。日本の現代の大学生は、小学校時代に算盤授業があったそうですが、中国では皆無。スマホの計算機能の使い方は知っているけれど、そろばんに初めて触ってみた中学生もいて、よい体験になりました。
中国の算盤。玉の数が多いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/cf/6e29e8868981819a683e8e45e533146b.jpg)
日本の婚礼衣装紹介。白無垢姿にいろいろ質問が出ました。頭の綿帽子、中国にはない衣装ですから、興味を持ったようです。発表したのは、結婚式場のアルバイトを続けている女子学生。洋装、神式、仏前結婚、人前結婚などを紹介していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c9/96796f1d581ba5ef67d50089654008b2.jpg)
あやとり紹介。みな、わいわい言ってあやとりをしてみました。こちらはできる中学生が多かったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f9/e516f845620e5eb7daf4e8965e2bc169.jpg)
大学ジャグリング部に所属している学生が、「中国から伝わった曲芸です」とディアボロ(中国コマ)を実演。拍手喝采でした。
ボール2個ずつ渡して、お手玉をやってみる。みなできないので、再度ボールジャグリングを3個でやってみると、「すご~い!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a0/4b998136e2799d22969f6436c4a42147.jpg)
サキソフォンが吹ける学生。楽器を背負って持ってきてくれて、キロロの「未来へ 中国語タイトル后来ホーライ」を演奏。中国人中学生は、みないっせいにスマホの歌詞カードを検索して中国語でいっしょに歌っていました。さすがイマドキの中学生です。
次に、私が編集した中国語日本語ローマ字併記の歌詞カードを見ながら、日本語で「いつでも何度でも中国語タイトル《千与千寻》永远同在(永遠同在)」を歌いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ea/6270380015a96620bb094c43f394068c.jpg)
♪♬🎵🎶
我心深处有声音在呼唤 Yondeiru mune no dokoka okude
wǒ xīn shēn chù yǒu shēng yīn zài hū huàn
呼んでいる 胸のどこか奥(おく)で
时常想做个让心灵跃动的梦 Itsumo kokoro odoru yume o mitai
shí cháng xiǎng zuò gè ràng xīn líng yuè dòng de mèng
いつも心躍る 夢を見たい (以下略)
合唱で盛り上がったところへ、最後の発表「日本の擬人化文化」
刀を擬人化した「刀剣乱舞」妖怪の擬人化などを紹介したところ、日本のアニメやゲームが大好きな中国人中学生は狂喜乱舞。ほんとうに皆日本のアニメやゲームが大好きなのだなあと実感しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/08/4f7f675586012c9a51e0787632aa272f.jpg)
残念だったのは、パソコンとプロジェクターの不具合が続き、用意したUSBのファイルが紹介しきれなかったこと。準備をして授業に臨んだ学生には申し訳ないことでした。
日本人大学生にもこれが今学期最後の授業になり、この発表が試験代わりなので、最後に自分が発表したことをレポートにまとめて提出するよう、確認しました。
中国の先生が「中国人中学生高校生たち、日本人の先生に日本語や日本文化を教えてもらい大喜びでした」と、感想を聞かせてくれたので、私もほっとしました。
日本語教師養成科目を受講している日本語がまったくわからない中学生への日本語授業をやってみた大学生にもよい体験になったし、初めて日本にきて、はじめて日本人と交流した中国人学生にとっても印象深い「日本の思い出」になりました。
私の私立大学授業は2019年度いっぱいでおわり。3月には大学での授業すべてが終わります。古希だから。
2000年から20年間続けてきた日本語教師養成の授業の最後に交流授業を計画し、大成功といえる終わりにできました。
準備と当日のプロジェクタ不具合でものすごく疲れたけれど、やってみてよかったです。まだ半年間、大学授業は続くんだけれど。
短期留学生と交流
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/1f/e92f70de883cc20e19eefcc7f2adeff4.jpg)
台風19号、たいへんでした。
被害にあわれたかたがたにはお見舞い申し上げます。
治安のよい日本と安心して送り出した留学生の家族もこんなに早く日本の災害にあうとは、思っていなかったでしょう。地震雷火事台風。ご家族に安心してもらえるよう、学校側もしっかり準備していきたいです。
<つづく>