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ぽかぽか春庭「お盆ランチ in シビックセンター椿山荘」

2020-09-06 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200903
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記夏ランチ(2)お盆ランチ in シビックセンター椿山荘

 県外へのお墓参りも控えて、という夏。
 姑は舅が亡くなったとき、山形にある一族の墓に入るように、という要請を断って、都内の納骨堂式のお寺に終の棲家を求めました。山形までお墓参りに行くのはきつくなったから、と。この決断は、残された家族には本当によかったです。今回も都外への移動ができない事態になってもお盆のお参りができました。

 夫の事務所に寄って、夫に尋ねると「今動けないから出られない」というので、体調悪いのかと心配したら、「仕事が入っているから」という。事務所で使っている「小バエホイホイ」というのを「家でも使うように」と渡されました。

 舅の好きな和菓子と姑の好きなお茶を供えて焼香。
 健康状態が万全ではない、我が家の健康安寧をお願いしてきました。
 お墓参りのあとは、ご飯を食べて帰るのが定番。
 
 後楽園遊園地の中を通り抜ける。ムーミンカフェにも入ってみたかったのだけれど、今回はパス。リトルマーメイドでパンを買ってから、予約をしてあった文京シビックセンターの25階にある椿山荘へ行きました。

 普段より人出も少なめなのか、限定15食の「春日御膳」がまだあるとうので、ふたつ注文。後楽園遊園地の中を歩いてきたので、ドリンクバーをがぶがぶ利用しました。


 天ぷらは、えび、ナス、キス。お造りはマグロと鯛。焼き物は金目鯛。トウモロコシの茶碗蒸し。椿山荘夏の名物、というナスの鴫焼きがおいしかったと、娘。

 おなかいっぱいになったので、スイーツはケーキ2種盛りというのを一皿だけとって、娘とシェア。私はミルフィーユ、娘は抹茶ケーキ。


 食べ始めから夕暮れの景色を眺めつつ。


 帰りに展望室を一回りする頃には夜景。スカイツリーが光っていました。


 娘も夫も、そして私も、お盆に地獄の釜の蓋が開いて、死者がこの世に里帰りする、ということを信じているわけじゃありません。ただ、そう思ってお墓参りをして、亡くなった人々を偲ぶことが供養だとわかっていて、「お参りすることで生きている者の心が安らぐなら、精神安定剤なんか飲むよりよほど効き目のある癒やし効果だ」と思っている。

 お参りをして、おいしいもの食べて、じいちゃんばあちゃんの思い出話をひとしきりする、それで心やすらかに夏をすごせればそれでよし。ことしは、コロナ収束をふたりしてお祈りしてきました。お祈りしたから感染しないというわけでもなく、どんな法力満点の高僧だろうとかかるときは感染するし、イギリスでは首相も皇太子も感染しました。ただ、じいちゃんばあちゃんにお参りしておいて、「家族をお守りください」と祈れば、その分心安らかです。

 光っているスカイツリーにも、「みんなを守ってね」とお祈りしておきました。お祈りの効果は定かで無いが。

<つづく>
コメント (2)
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