
客の前でローストビーフを切る鎌倉山のシェフ
20200906
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記夏ランチ(4)古希+1ランチ
誕生日祝いは掛川で「カラオケ誕生会」として済ませていましたが、リアル誕生日にも、やはりランチ会をしようと、娘と出かけました。これまで行ったことのない街で、というコンセプトで、二子玉川へ。
私が出かける都内の街、だいたいは美術館の最寄り駅の近辺ですから、二子玉川というのがどういう街なのか、まったく知りませんでした。
二子玉川のひとつ隣に上野毛駅があり、五島美術館に出かけたおりの最寄り駅だったのですが、ニコタマには降り立ったことがありませんでした。夫がくれた「東急沿線ガイド」という冊子で予習。駅から歩かずにどんなレストランがあるかチェック。
まだまだ暑い中、ニコタマから地下道直結で高島屋へ行けることがわかり、どのレストランへ行くとも決めずに南館レストラン棟へ。11階へ上がって、多摩川の風景がきれいに見えるので、ここで食べようと決めましたが、13時半では「予約のお客様のみ」という時間帯でした。あきらめて10階へ。
娘が前から行ってみたいと思っていた「鎌倉山」の支店がありました。予約していない客でしたけれど、「ランチ終了は15時」という注意を受け、窓際の席に座れました。残念ながら多摩川ビューじゃなくて、ニコタマビル群ビューで、風景はひとつ落ちましたが。
鎌倉山は、ローストビーフ専門のレストランで、ランチメニューはローストビーフコースのみ。娘はローストビーフ100gの4500円コース。私は誕生日ですからちょい多めのローストビーフ130g6000円コース。飲み物別料金、娘はリンゴジュース私は生ビール。
娘は前日スーパー割引きセールで買っておいたローストビースを朝ご飯に食べてきたのです。朝昼ローストビーフですが、「好きな物は一日3食食べてもいい」
こんな高いランチを娘がプレゼントしてくれたわけは。
暑くなる前、娘が使っている3階和室のエアコンが壊れていたので、新調することになりました。いろいろなタイプがある中、進められるままに娘が選んだのは、掃除しなくていいとか、空気清浄装置付きとか、最新機種の高級品。量販店でのいくらかの割引きはありましたが、私は「え~、高いなあ」と支払いを渋って決断できかねていました。そうしたら「お値引きは規定があるのでこれ以上できないのですが、プレゼント付きということでどうでしょう」と、ショッピング券をつけてくれたのです。
半分はすでに使い、残りのショッピング券が使える店として高島屋がありました。
券を使っても、今回ショッピング券では足りないくらいお高いランチの支払い。ま、誕生日だからいいか、とおいしくごちそうになりました。
隣のテーブルでは「田園調布一家」的な夫婦と娘さんが上品にローストビーフを召し上がる中、こちらは母娘でキャピキャピと写真を取り合いながら食べていて、「よく訓練されている店のスタッフたち、うちらを見て、さぞかし貧乏人が一世一代でここのランチ食べに来ていると思ったんだろうなあ」と、娘は言う。いいさいいさ、ほんと一世一代のランチかもしれない。エアコンのサービス券がなかったら、娘には払いきれなかった。
15時までという制限があるので、食べるのが遅い娘もがんばって食べる。前菜もローストビーフもお米が入ったコンソメスープも、3種類選べるデザートもとても美味しかったです。
よい誕生日ランチになりました。今後、ショッピング券なんぞもらえるチャンスがないと、もう来ることがないお店かも知れない「鎌倉山」。娘は鎌倉へ行く折があったら、本店でも食べて見たいと言います。
前菜。スモークサーモン、鯛刺身、2種の貝。娘の前菜は生ハムメロンでした。

メインのローストビーフ

コンソメ雑炊。コンソメの具にお米を使ったスープ、はじめて食べた。

デザートは、ワゴンの上の種類の中から3つを選んで皿に切り分けてもらう。

71歳食欲旺盛。

高島屋本館の屋上庭園を一回りしました。なんとかの滝。

高島屋デパ地下の明治屋スーパーで、ヒマラヤピンク岩塩や近所のスーパーでは売ってうないチーズなどを買って帰宅。
娘からのプレゼント。私が持っている唯一のブランドバッグに合わせたポーチとカードケース。好きな花を選べるプレゼント券。花のカードは、絵ハガキとしても使えるので「母は、青い鳥さんにハガキを送るのが生きがいだから、絵ハガキになるのがいいと思って」
花の絵ハガキ、順次青い鳥さんへ届けます。9月末に1140枚目を送ります。

中国の友人が日本の花屋にネット注文してくれて届いたお花。いまはこんなプレゼントもできる時代なんですね。

<おわり>