
20220605
ぽかぽか春庭シネマパラダイス>2022シネマ風薫る(3)老後の資金が足りません
ぜんぜん見るつもりはなかったのですが、ギンレイで「梅切らぬバカ」の併映だったので、ついでに見ました。期待しないで見たせいか、面白かった。
ネタバレを含む紹介です。
監督:前田哲
キャスト
天海祐希:後藤篤子〈53〉
松重豊:後藤章〈56〉
松重豊:後藤章〈56〉
草笛光子:後藤芳乃〈80〉
新川優愛:後藤まゆみ〈25〉 瀬戸利樹:後藤勇人〈23〉
加藤諒:松平琢磨〈30〉(まゆみ結婚相手)
柴田理恵:神田サツキ〈51〉(篤子のヨガ仲間。夫とパン屋経営)
石井正則:桜井秀典〈51〉 若村麻由美:桜井志津子〈52〉
友近:本間(篤子の舅の葬儀を請け負った葬儀社のベテラン社員)
クリス松村:城ヶ崎君彦(ヨガ教室講師)
高橋メアリージュン:レイナ(シェアハウスに住むシングルマザーのキャバ嬢) 佐々木健介:松平金造〈60〉(琢磨の父餃子チェーン店経営)
北斗晶:松平美和〈58〉(琢磨の母)
竜雷太:後藤太平〈75〉 後藤太平〈75〉藤田弓子:後藤波子〈72〉
哀川翔:章と同窓で会社の元同期。独立して起業し、不動産会社を成功させた社長 毒蝮三太夫:大泉健三〈85〉(サツキの父)
新川優愛:後藤まゆみ〈25〉 瀬戸利樹:後藤勇人〈23〉
加藤諒:松平琢磨〈30〉(まゆみ結婚相手)
柴田理恵:神田サツキ〈51〉(篤子のヨガ仲間。夫とパン屋経営)
石井正則:桜井秀典〈51〉 若村麻由美:桜井志津子〈52〉
友近:本間(篤子の舅の葬儀を請け負った葬儀社のベテラン社員)
クリス松村:城ヶ崎君彦(ヨガ教室講師)
高橋メアリージュン:レイナ(シェアハウスに住むシングルマザーのキャバ嬢) 佐々木健介:松平金造〈60〉(琢磨の父餃子チェーン店経営)
北斗晶:松平美和〈58〉(琢磨の母)
竜雷太:後藤太平〈75〉 後藤太平〈75〉藤田弓子:後藤波子〈72〉
哀川翔:章と同窓で会社の元同期。独立して起業し、不動産会社を成功させた社長 毒蝮三太夫:大泉健三〈85〉(サツキの父)
三谷幸喜:役所職員(年金の現況確認係)
夫婦のタブル失業、舅葬儀や娘派手婚の物入り。贅沢三昧から抜け出せない姑を引き取り同居、という事態で、老後資金は目減りする一方。「つましく暮らして2千万豊かに暮らすには4千万」にははるかに足りないことに。
そんななか、篤子の友人サツキの困りごとに篤子芳乃が一役買うことに。若いころは宝塚志望だったという芳乃が男役をつとめ、サツキの父の代理で「年金受給現況調査」にサツキの父の代理で、三谷幸喜の役所職員の質問を受ける。このシーンは三谷脚本監督だったのではないか、と思えようなシットコム(シチュエーションコメディ(situation comedy )。
年金受給詐欺に加担することになる嫁姑。すごく三谷色のあるシーンだった。

芳乃の生前葬を契機にすべてが好転する。生前葬の最後には、草笛光子と天海祐希が「ラストダンスは私に」をデュエットという豪華大盤振る舞い。「光子の窓」を見て育った世代にとって、こういうシーンがあるから映画は見逃せない。
最後はみんなハッピーになって、氷川きよしがエンドロールで「ハッピー」を歌う。
くったくないコメディで、あっけらかんと笑っていられる。今の鬱屈した時代には必要な笑いだと思います。
さいごはきれいにまとまったけれど、現実には老後資金を2千万円ある人なんてほんの一部。
後藤夫妻も家を売り払い、シェアハウスですごす老後を選ぶけれど、これはこれでいろんな問題を抱え込むことになるだろうと思います。
誰にとっても「最適な老後」は針の穴から入る「やすらぎの郷」。
私の老後も「悲惨」が目に見えているけれど、あしたのことは明日考える、がモットー。今日は今日で、夫から借りたシネマパスポートでタダの映画を楽しもう。
<つづく>