20230919
ぽかぽか春庭アート散歩>アート散歩玄鳥去る(2)マティス展 in 東京都美術館
マティス展、8月第3水曜日もシルバー無料が復活しないようなので、8月20日の会期終了前にかけこみで東京都美術館に行ってきました。8月9日水曜日。高齢者券は1500円。一般2200円。どうせ行くなら会期はじまりに行ったほうが混んでないのに、もしかしてシルバーデイ復活あるかと思ってぐずぐずしていました。
平日の午後、けっこうな混み具合でした。やはりマティスは大人気です。友人A子さんが出かけた土曜日は、もう混みこみでたいへんだったということなので、平日の混み具合はまだましだったのだと思います。なかなか見られないマティスが晩年に「私の集大成」として力を注いだ教会のようすを映像で見ることができたので、出かけてよかったです。
会期:2023年4月27日(木)~8月20日(日)
東京都美術館の口上
20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954年)。強烈な色彩によって美術史に大きな影響を与えたフォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、絵画の革新者として、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちの探求に捧げました。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。
世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。
世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。
他のマティス展示では見ることがなかった教会の映像が一番興味ひかれるところでした。ロザリオ礼拝堂はこじんまりした小さな礼拝堂ですが、資料の展示もあり映像では礼拝堂の中に入ったような気持になれました。
ポンピドーセンター所蔵の作品は、撮影可能。教会の映像は撮影不可でしたが、無料画像とゲリラ撮影で補いました。
以下の絵の画像がすこし斜めになっているのは、ガラスを入れてある絵にどうしても照明が反射してしまうので、反射しないよう斜めから撮影したためです。
「パイプをくわえた自画像」1919
「ニースの室内シエスタ」1922
「赤いキュロットのオダリスク」1921
「若いスペイン女性」1921
「グールゴー男爵夫人の肖像」1924
「若い女性の肖像」1925
「石膏のある静物」1927 アーティゾン美術館蔵
「緑色の食器棚と静物」1928
「夢」1935
「座るバラ色の裸婦」1935-36
「鏡の前の青いドレス」1937
「ラフランス」1939(ひろしま美術館蔵)
「緑色の大理石のテーブルと静物」1941
「マグノリアのある静物」1941
「若い女性と白い毛皮の外套」1944
「黄色と青の室内」1946
「立っているヌード」1947
「赤の大きな室内」1948
晩年の切り紙作品も多数展示されていました。
絵筆を持てなくなって取り組んだ切り紙。色彩と形に思いを込めたことがわかります。
東京都美術館、よい展示でした。願うらくはシルバーデイの復活を。
<つづく>