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ぽかぽか春庭「白金聖心と都立大」

2023-10-29 00:00:01 | エッセイ、コラム

 道路側から見た聖心女学院レツル門

 20231029
ぽかぽか春庭アート散歩>2023建築散歩秋(2)白金聖心と都立大

 日曜地学ハイキングのメンバーといっしょに白金を歩いた日、「ヤン・レツルの設計した校門」が残っているので、聖心女学院が見学コースに入っていました。当初は校門外観だけの見学と言うことでしたが、思いがけず、門内に入り、本館の撮影も許されました。個人で来訪しても、学内に面会者がいない限り学外者は中に入れないガードの硬い学院です。上皇后美智子様の出身校ですから、内部のお嬢様たちをしっかり守る必要があるのはわかりますけど、前回ひとりで来た時は、門から中を覗こうとしただけで、守衛さんに怪しまれて追い返されました。

 学院の校舎についての説明
 初代本館は、1909年に竣工。広島原爆ドームで知られるヤン・レツル氏が設計した木造4階建の洋風建築で、赤いレンガでおおわれ、中央には高い塔がそびえ立っていました。しかし関東大震災で崩壊。2代目本館は、1925年に竣工。帝国ホテルの建築などで知られるアントニン・レイモンド氏の手によるもので、聖心初の鉄筋コンクリートの3階建でした。しかし第二次世界大戦の戦禍で1945年に焼失。3代目となる現在の本館は、1956年に完成した鉄筋コンクリート3階建の建物です。現在は音楽室、美術室、視聴覚室、選択授業教室などが配置され、一部は修道院となっています。

 初代はヤン・レツル。二代目校舎はレーモンドと、そうそうたる設計者ですが、三代目にあたる現本館は1956年竣工とのみ学校側の説明にあり、設計者は解説されていません。だれ?
 一部は修道院になっているということで、ミッションの静謐な雰囲気のキャンパスでした。

 ヤンレツル門を入ってすぐにある立像


ヤン・レツル設計の門。竣工:1909(明治42)年 ◎移築:1935(昭和10)年ころ
校舎側からの撮影です。
 

 本館

 本館の搭

本館の玄関

 コロナ禍で中止されていた聖心女子大学のキャンパス内に残る重要文化財「旧久邇宮邸(通称パレス)」の一般公開 が3月にあったのですが、見逃してしまいました。次こそは。

 10月4日に八王子のセミナーハウス見学の前に、南大沢駅を最寄り駅とする、東京都立大学をちらと見学。

 正門前の銅像。

 都立大学キャンパスと私

 こちらは、都税を払っている身としては、いつかは内部の見学もしたいと思っています。

<つづく>

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