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ぽかぽか春庭「サントリー美術館ランチ加賀麩不室屋」

2020-09-03 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200903
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記夏ランチ(1)サントリー美術館ランチ

 今年は8月7日が立秋。そして立秋後の猛暑の日々。毎年言われている「こんな猛暑は気象庁始まって以来」の日が続き、群馬県桐生市では40.5℃の猛烈な暑さを記録。各地で40度越えのニュースが出ました。
 お盆休みも、都、県をまたいでの移動は自粛せよとのお達しで、孫の顔見せの帰省も今年はできなかった家族も多かった。
 春庭も、お盆休みの遠出はしないと決めましたが、都外に出ない「近出」はあれこれ。

 立秋後の8月8日から春庭のお盆休み開始。勤務校は8月11~14日の4日間の夏期休業のみ。しかし、土日と山の日で前後をはさむと9日間の連休となりました。
 4月5月に休校した分、夏休み縮小し、在学生の夏休みは8月1日から3週間。8月24日から授業再開です。夏休み短縮の学校、全国ほとんどかも。


 夏休み、8月9日日曜日、娘の希望でサントリー美術館へ。
 この暑さの中、駅を降りてからマスクをして歩いたら熱中症になりかねぬ。そこで、駅からカンカン照りの中を歩かずに着くことができる場所を検索。サントリーに決まりました。地下鉄六本木駅から直結するミッドタウンの中にあるサントリー美術館、リニューアルしたあと初訪問です。

 娘が見に行きたい本命作品は11月からの展示だったのですが、7月~9月の展示にも見たいものがあるからとサントリー美術館に行ってみることにしたのです。
 美味しいもん大好き娘に、美術館併設のカフェでのランチが美味しいよとレクチャー。

 お昼前に六本木着。まずカフェへ。「加賀麩 不室屋」
 ランチの「お麩づくし御膳」


 小皿料理、お椀のお汁、全部にさまざまな麩が料理されています。娘は「お雑煮の中に入れる花の形の麩と車麩くらいしか知らなかった。麩にこんなにいろいろな種類があったんだ!」と、気に入って、「この次食べるときは、麩のフレンチトーストってのを食べてみたい。麩のパフェも」と、早くも次のメニューを選定中。
 おいしいものを食べて免疫力UP。コロナに打ち勝つには体力勝負です。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY展 in サントリー美術館」

2020-09-01 00:00:01 | エッセイ、コラム


20200829
ぽかぽか春庭アート散歩>2020アート散歩夏(5)ART in LIFE, LIFE and BEAUTY展 in サントリー美術館

 1961年の開館から「生活の中の美」をコンセプトに収集展示を行ってきたサントリー美術館。リニューアルオープンの記念展として「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」展を1期、2期、3期に分けて展示します。
 娘が見に行きたい本命作品は3期展示だったのですが、引きこもりばかりでもつらくなるからと、暑さのさなか駅から外に出ずに入館できるサントリー美術館がいい、と決定。1期も見ておこうと出かけました。
 館所蔵品なので、一部分を除いて撮影OKです。

 展示室内


 第一章 装い
 身づくろいをする、飾り整える、という意味だった古語の「装う」。生活を飾り整えた日常の美が並んでいます。化粧道具、櫛、かんざしのほか、それらを収める箱にも華麗な美が施されました。

 「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」鎌倉時代13世紀 国宝



 装いのトップにたったのは、遊女たち。舞姫の着物は流行の最先端。江戸期に入ると浮世絵に描かれた美女もファッションリーダーとなりました。

 舞踊図 江戸時代17世紀 6面のうち 重要美術品
  

 着物の柄も、菱川師宣の「ひいながた」などの小袖の図案集が出版され、流行を生みだしていきました。

 緋綸子地葵藤牡丹扇面模様打掛


 着物を衣桁(いこう=衣紋かけ)にかけたところを描く誰袖屏風も人気でした。
 誰が袖図屏風 江戸時代17世紀


第2章 祝祭・宴
 祝祭の場面も、さまざまな人々の装いを見ることができます。大勢の人が輪になって踊る。老いも若きもさまざまな衣装の人々が集う。
  祝いの酒が人々の間に回され、注いで注がれて飲んで浮かれる。
 切子三つ組み盃・盃台 江戸時代後期~明治時代


 薩摩切子 藍色被栓付瓶 江戸時代19世紀中ごろ


 朱漆塗湯桶


 狩野探幽 桐鳳凰図屏風 江戸時代17世紀
 4代将軍徳川家綱の婚礼時に制作された、という説がある祝いの屏風。 


 第3章 異国趣味
 戦国時代末期、南蛮人の渡来により南蛮屏風が描かれ、スペインポルトガルの風俗が流行しました。

 IHS桜橘桐螺鈿蒔絵書見台


 松竹梅花鳥蒔絵医療器具入れ





 サントリー美術館の入口で


 美術館、これまでも密になることなどなかった場所です。今回、入り口で熱を測ることと、手の消毒をしっかりしていましたし、一度に入館できる人数も制限しているので、避暑にも最適。涼しい中で美しいものを見て、椅子にもゆったり掛けられる、駅から直結で行ける美術、第二期、第三期の展示も見ようと思います。 

<つづく>
コメント (2)
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