KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

紫陽花の寺・山紫陽花の記憶

2023年06月11日 | 俳句
天気 雨

梅雨はこうでなくては・・というような、静かに雨が降り続く日。梅雨といえば昔はこんな日が続いたもので、豪雨は梅雨明けにしか降らなかった。台風なんて8月になってからだったと思う。

そんな愚痴は別として、昨日、テレビで鎌倉の長谷寺の紫陽花を中継していた。長谷寺の紫陽花は、私の知る限りではすばらしいし圧倒される紫陽花寺だ。でもこちらからは2時間以上もかかるし、この季節には、人を見るか紫陽花を見るか、というような混雑だ。山紫陽花もたくさん咲く。山紫陽花の魅力を教えてくれたのは、昔行った長谷寺だった。
十一面観音像を参拝して海を眺めてお寺のレストランで「精進カレー」を食べて・・人の多くない時ならゆったり出来るのに。
でも、30年くらい前からは、紫陽花の季節は鎌倉まで遠出しないで、電車で僅か20分ほどの多摩の紫陽花寺・高幡不動尊でゆっくりするようになった。規模は違えど紫陽花は同じ。海の見えないのは仕方なし。でも鎌倉に較べれば混雑とは無縁だ。(最近は休日などは混むようになったらしいが)
ここも、紫陽花に溢れる紫陽花寺。



この、普通の紫陽花にさきがけて咲く、山紫陽花が私は大好きだった。ちなみに小さな花で、撮影には苦労する。どれほど小さいかというと


この時は1人で撮りに行った。この写真も、ここへ載せるのは何度目?ま、いでしょう。







2018年、独身の姉を看取って色々片付けて、やっとゆとりの出来た頃の写真。この翌年には夫が病み、その治療中にも無理に二人で出掛けた。夫は興味なかったが、私はとにかく山紫陽花が大好き。

いちにちを病んで籠れば梅雨夕焼  KUMI (2013年)
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平均年齢90歳

2023年06月10日 | 俳句
天気 曇

ウサギが可愛いと思って完成させた簡単塗り絵、あれ?ウサギの眼が赤くない、赤くない眼のウサギなんてつまんない・・で終わってしまった。そうか、真っ白なウサギしか赤い眼を持っていない・・でも、想像の世界のウサギまで真面目に描かないで。

重苦しい梅雨空なのに雨は降らず。まあ降らない方がいい。台風が近付けば厭でも雨になるだろう。雨にならないので夏椿を見に行こうかな、と思ったら、午後は施設の懇談会の日だった。コロナで延期すること3年、やっと開かれた訳で私は初めての参加。参加者は、入所者の保護者(家族)などが殆どだ。自分の入所を自己管理している人は1割くらい? もっとも、半数以上は軽症も入れて認知症だから、自己管理は無理な話。
それは別として、どんな話になるかと思ったら、案外と揉める話にならなかった。施設で事故など起きて、うるさい保護者が居たりすると揉めるらしいが・・目立って施設側の責任になる事故はなかったようだ。コロナで、行動も制限されていたし。
さて、今日は私の体調も珍しく良かったので、所長の説明のあと、私も頑張って質問した。食費の値上げはしないのか(美味しいものが食べたいから上げて欲しいのに・・) 最近、卵料理が消えてしまったのを何とかしてほしい(卵は市場から全てなくなった訳ではない、私は数日に一回は温泉卵をスーパーで買っている)。などなど。食費の値上げは委託先の食堂の親会社も考えていないらしい。がっかり。

今日の資料の中に施設の年齢別一覧があった。4月の数字なので現在とは少し違うけれど、平均年齢は90歳を越えている。


実は、100歳越えの方が男女1名ずつ居る。その2人とも歩けるし他の介護度の高い人たちよりも元気だ。ただ、2人とも耳が非常に遠いので、私とは会話が出来ない。男性の方はとっても良い方、本当は話したい方なのだが残念。
女性の方は、最近少し認知症も出てきたし、私の苦手なタイプ。自分のことばかり話したがる。100歳生きたことを自慢したがる。若い(80代は彼女には若者らしい)などと知ったら、バカにされそうだ。私は大声の出ないことを理由に話はしない。
 耳の遠い人に多いのは、人から話を聞きだそうとせず、自分のことを一方的に話したがることではないだろうか。
話が逸れた。開設5年目の施設でこの年齢構成、もっと古い施設ではもっと100歳越えの人が居るのでは?でも、長く生きることが人間の幸せとは、私には思えない。

久々に会議めいた集まりに出て、ちょっと疲れた。

青梅雨や水車をまはす水の束  KUMI (2002年)
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梅雨は眠い

2023年06月09日 | 俳句
天気 雨のち曇

目の覚めてくれるような色の塗り絵があった。ずっと完成させていなかったので残りの20%くらいを仕上げて・・その間にも睡魔が襲う。
昨日、右手中指が治りそう、と思って、夕食は箸を右手に持ち、包帯はしていても何とか久々に「普通」に戻れた。
と思ったら・・夜中に指がズキズキ痛くて目が覚めてしまった。包帯を外してみたら少し腫れている。やっぱり焦ってはいけないのだろう。悲しくなった。気休めに痛み止めを飲む。効くとも思えないけれど眠くなるかもしれないと思って。
また当分は左手に箸、の暮らし。やっと椀・碗類を左手に持って右手で食べる日本人の食事スタイルに戻れたと思ったのに・・飯碗の半分くらいまで入っていると、中指抜きの右手では持ち上げられないのでご飯はテーブルに置いたまま食べねばならない。椀の方は、箸を置いて左手に持って右手を添えて飲む。こちらは、うっかり落としたら大変なことになるので緊張するし。
これを1年以上続けているのだから、自分に「ご苦労様」と言ってあげるしかない・・などと、考えて。
とにかく、治療を延期した効果が出てくれるかなあ・・と思いながら、また眠りについたら、すぐに目覚ましが鳴ってしまった。


今日も気象病(天気痛)ですよ、当然。低気圧が通過中、という時間帯が、いちばん作用するようだ。台風はまだ来週の話だというのに。今年は台風が多そうなので色々と怖い。
今日も朝のテレビで天気痛のことをやっていた。痛みは腰痛とか頭痛とかで出るが、目眩・耳鳴りは痛みを伴う訳ではない。午前中は耳鳴りマックス状態で、耳鳴り度は5段階の5。蝉時雨どころか、蝉豪雨。コメンテイターで出演していた長嶋一茂サンも低気圧が来ると耳鳴りに悩まされる、と言っていた。女性ばかりかと思っていたら、男性にもあるのだ(失礼!)
午後には耳鳴りも蝉3匹くらいになってくれた。息苦しさが和らいだ。でも眠い。
 ここで眠ってしまうと寝つきが悪くなるので、ガマン我慢。

前頭葉まで梅雨湿りしてをるか  KUMI (2015年)

(鬱陶しいと思いますが、しばらくの間、梅雨の句を拾ってみます)
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梅雨入り

2023年06月08日 | 俳句
天気 晴のち曇

いよいよ、関東も梅雨入りとか。関西方面は早かったようだが、6月8日というのは妥当な梅雨入り・・なのかも。
昨日、通院のときにバスの窓から見えるいつもの夏椿が、とってもたくさん咲いていた。上の写真は3年前のもの。明日は一日雨のようなので今日のうちに見に行きたかったが、午前も午後も予定があるのでやめた。紫陽花は無論好きな花、でも、一日咲いただけで終わる夏椿も好きだ。


昨日は、免疫療法の点滴の日。血液検査とレントゲンのあとに診察があって、3時ごろから点滴のベッドへ。でも今日は、検査結果が前回よりも悪化していないようなら「お休み」しよう、と決めていた。免疫療法は完治する治療ではない。何らかの事情で、手術も抗がん剤も無理な患者の腫瘍を抑えるための治療。標準治療で決められているものでもない。「お休み」も「やめる」「続ける」も患者の自由だ。
レントゲンの結果は、前回とほぼ変わっていなかったので、主治医も「副作用が収まるかどうか、一回休んでみましょう」と判断してくれた。高齢なので、そうそう1ヶ月延したからといってすぐにがん細胞が暴れ出すことはないだろう。転移のおそれはもうない、と半年くらい前に言われたので、それを信じることにした。
免疫力の低下で血の巡りが悪くて治らない右手中指のヒョウ疽は、最近とっても良くなっていて、痛みはあっても気をつければ少しは箸を持てるようになった。1年以上も罹っていたので、とにかく、一度は治してみたい。2ヶ月になる口唇ヘルペスも、今のところ悪くはならないが完治にはほど遠い。

と、そんな訳で点滴をせずに帰宅した。何だか浮かれて、付き添ってくれたあーちゃんと久々にカフェのケーキセットを食べた。でも・・やっぱりお腹が・・
この副作用も、治ったと思うとまた出てきて、とってもしつこい。ともあれ、明日からは良くなりますように。

そういえば最近、陽子線治療という放射線の一種の治療も保険適用になったと聞いた。とにかく副作用がないらしい。でも調べたら、私のような本来ならば手術の可能な初期がんには適用にならず、手術の絶対に無理なステージ4のような肺がんでないと適用にならないとか。金持ちは自己負担で何百万も払うらしいけれど・・免疫療法も何年か前までは保険外だったようだ。
生きていられるだけでも、有難いと受け止めねば。治療出来ずに逝った方たちもたくさん居る訳で。

結社誌に載った梅雨の句を引っ張り出してみると、結構な数のあることがわかった。
まだ、初学の頃の句。主宰に「掃いて捨てるほど類句はありますよ」と言われた句。でも、自分では気に入っていたので投句してみたら、選ばれた。
多分、季語との取り合わせが成功していたからかもしれない。

てのひらに豆腐くづるる梅雨入り(ついり)かな  KUMI (2000年)

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足元が・・よろよろ感

2023年06月06日 | 俳句
天気 曇

こんな猫が塗り絵で出来上がった。うわ、写実的。

何だか忙しい。昨日は訪問医を変更して初めての新しいクリニックのドクターに診てもらう日。午後、と言われても時間指定がある訳ではなくて落ち着かずにおろおろと3時過ぎまで待ってしまった。前の訪問医の、患者を立ち話で診察するような人ではなかったで安心。看護師がとっても感じ良かった。こういう人が施設の看護師になってくれたら・・と。いえいえ、今の看護師が悪い訳ではないけれど。

今日は、明日が病院の通院日なので、午前中にシャワー浴びて・・午後は眼科へ。ともかく明日から雨になると言うし、関東も梅雨入りが近いし、雨の前に眼科へ行って点眼薬をもらっておけば、夏が終わるまで行かなくて済みそうだ。歩いて10分ほどのクリニック、なのに、今日は(というか最近は)足がなかなか前へ進まない。転倒防止のストレッチは欠かさないものの、タイヤだけ丈夫にしてあってもエンジンの動かない車と同じ・・足が思うように前へ進まない。いつもよりよろよろ感がする。「よろよろ感」、老人には解りやすい表現かも。

途中の家の紫陽花。ちょっと変わった花びらだ。


そして道端や空き地のあちこちに咲くワルナスビ。


名前がねえ・・茄子の花に似ているのだからナスモドキ、とかニセナス、とか名付けられなかったのかしらん?

大きな枇杷の木のある古い家がある。大雨で枝垂れてしまったたわわな実。
食べているのかどうか解らないけれど、もう少し熟れたら食べてみたい。

さくらんぼ老いても姉は姉のまま KUMI (2017年)
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