ビーズうさぎのハナちゃんです!!

日々の生活、山登りや釣り、ドライブなどをアップします。ここの所、巨樹めぐりがメインですが!(汗)

福島県郡山市、西田町丹伊田「鹿島大神宮のスギとペグマタイト岩脈(国指定)です!!

2022-11-18 18:29:18 | 巨樹・大木
 西田町丹伊田地区は、郡山市役所の北東17kmのところ

 郡山内環状線を北へ、やがて東へ向いてJR東北本線と東北新幹線を潜ると

 国道288号線富久山バイパスです、二つ目信号を案内表示の「市内西田」左(北)へ

 阿武隈川左岸沿いの道路を北東へ進み磐越道の高架を潜り次の信号を右(東)へ県道115号線です

 小和滝橋で右岸に渡ると直ぐの信号を左(北)へ県道73・115号合同線です

 間も無く三叉路を右へ県道115号線を道成りに進みます

 西田ふれあいセンター前の信号を左(北西)へ郡山東部広域農道です、次の信号を右(東)へ

 県道28号線との交差点を過ぎて約700mの一時停止の交差点を左(北)へ間も無く左手に

 鹿島大神宮が南東向きの参道で鎮座します

 鹿島大神宮参道入口です

 郷社 鹿島大神宮です

 国指定天然記念物ペグマタイト岩脈と市指定文化財の標柱です

 道路脇に説明版が並びます、まずは「ペグマタイト岩脈」です
  国指定天然記念物
   ペグマタイト岩脈
     昭和41年6月11日指定
 ペグマタイトは「巨晶花コウ岩」ともよばれているように、花コウ岩質で、石英・長石を主成分とした非常に大きな結晶の集合した岩石のことです。
 かつて、西田町から隣の白沢村にかけて阿武隈山地は、ペグマタイトの大産出地でしたが、今では工業用原料として採掘されつくされてしまい、約14000トンと推定される量のペグマタイトが、現在でも保存されていることはたいへんめずらしいことです。
 露出している面の延長は約40m、幅14mにおよび、地下10mまではこの岩石があると推定されます。
    郡山市教育委員会

 絵馬神馬図説明版です
  郡山市指定重要有形民俗文化財
   絵馬 神馬図
     昭和52年5月11日指定
 鹿島大神宮に保存されている神馬図の絵馬は、縦51cm、横90cmの家形で、画面中央には、二人の神官が曳く神馬を配し、右上に神馬を奉納した神社の鳥居と拝殿の一部が描かれたいます。
 剥落が進み一部不明な点はありますが、画面上部には雲がたなびく松林を、右下には松の木が描いてあります。画面の左端に、「弘治2丙辰年9月吉辰」と奉納年月が明記されています、9月吉辰とありますから、あるいは秋祭りを祝して奉納したのかも知れません。
 1556(弘治2)年に奉納されたこの絵馬は、福島県内で現存する最古の絵馬です。絵の構図や描写から見て絵馬絵師の描いた絵馬であると見られますが、年号は後から奉納者によって書かれたものと推測され、その書体から一般庶民の奉納になるものと思われます。
 この絵馬は、県内最古の絵馬であるばかりでなく、中世における絵馬奉納という庶民信仰を知る上で極めて貴重な絵馬です。
   郡山市教育委員会

 参道を進みます

 手水舎です

 案内書きです
  鹿島大神宮
 御祭神 武甕槌大神
 御鎮座 天慶元年9月15日
     茨城県鹿島神宮より勧請
 文化財
  国指定天然記念物 ペグマタイト岩脈
  郡山市指定文化財 曳馬図 弘治2年(1556年)
           祭礼図 文久2年(1862年)
           障子絵馬 養蚕安全祈願
 境内社
  八坂神社 御祭神 素戔嗚命 櫛稲田姫命 八神御子
  養蚕神社 御祭神 天照皇大神 保食神 稚産霊神
  多賀神社 御祭神 伊邪那岐命 伊邪那美命
 
 桜が咲いています

 太鼓橋を渡ると鳥居です
 
 鳥居下から、目的のスギを見ました

 鹿島大神宮のスギの標柱です
 
 右側のスギです

 奥側から

 左側のスギです

 奥側から、共に合体木ですが、目通り幹囲5.3mの巨木です

 参道石段を上って

 拝殿前にもスギの大木です

 拝殿です


 ペグマタイト岩脈の露岩の上に本殿です

 拝殿西に大きな岩が見られます

 説明版です
   ペグマタイト岩脈
 この岩脈は花崗岩の一種で、巨晶花崗ともいう。この種の岩石は地球上に於いて地向斜といわれる凹地を形成し、そこに厚い堆積岩を堆積したような地殻の比較的不安定な地域、すなわち造山帯の弱線に沿って迸入した。
 阿武隈山地は日本で最も有名なペグマタイトの産地であるが、このような弱線は高原の西縁部に梢南北に、北は宮城県伊具部大張村より、福島県伊達郡白根村・霊山町・川俣町・東和村を経て、郡山市西田町高瀬を過ぎ、宇津峯山を通り、須釜村達し、更に南下して野木沢・石川町を通って山橋・鮫川村を貫き、塙町に到るときはその勢が弱まり、二つに分岐しその一つは茨城県多賀郡高岡村に、他は久慈郡加美村に達する。その全長は140kmに達する。
 多くのペグマタイトは、この弱線に沿うて迸入し、その大さ、形状は種々様々である。構成鉱物は石英・長石・雲母等を主とするが、その上部又は縁辺部は長石・雲母等の外に電気石・紅柱石・ザクロ石・キンセイ石・モナズ石・ザマルスキー石・ヘルグリン石等、ウラニウム・トリラム・イットリウム等の希元素を含む鉱物を含有するものが特徴である。
 現在見られるこのペグマタイトは岩体の下部に相当し、主として石英の結晶の集合体であるが、一部に長石も残存する。
 この岩脈が生まれてから約一億年の時が経過し、その間に、地殻の変動、風化、浸蝕のために地表に突出したものであるが、その間の歴史は岩肌に強く刻み込まれている。
 これらの岩石を構成する石英及び長石は、光学レンズ・陶磁器等の重要な原料であるために、殆ど採掘し盡され、このような雄大な自然の状態を示すものは稀である。
 したがってこのペグマタイトは、学術的研究資料として貴重なものである。
    福島県文化財専門委員
   福島大学教授 理学博士 三本杉巳代治




 神楽殿です


 社殿の西側尾根筋には境内社が並びます、まず養蚕神社と八坂神社です


 神明宮です、ご祭神は天照皇大神です


 立派な鳥居のある多賀神社です、ご祭神は伊邪那岐・伊邪那美の両大神です


 他にも祠が並びます


 社殿北側のペグマタイト岩脈の露岩には、羽黒神社の祠です

 では、次へ行きましょう
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福島県本宮市、白岩宮ノ下「浮島神社の大ケヤキ」(市指定)です!!

2022-11-18 12:29:58 | 巨樹・大木
 白岩宮ノ下地区は、本宮市役所の東南東約6kmのところ

 国道4号線を北へ、安達太良川を渡って直ぐの戸崎ロータリー信号を左に入って信号を右(東)へ

 国道4号線の下を潜って県道28号線です、JR東北本線の高架を潜って、阿武隈川をわたり道成りに

 東北新幹線の高架を潜り、郡山北警察署白沢駐在所の先を右(南東)へ道成りに進みます

 本宮市立白沢中学校の先で安達太良ドリームラインを右へ直ぐの交差点を左(東)へ

 間も無く道路左手に浮嶋神社参道が南向きに開きます、参道脇の駐車場に車を止めさせて頂きました

 参道入口です

 丘の上の境内端に目的の大ケヤキが見えます
 

 社號標が松の陰になっています

 鳥居です

 平たい水盤です

 急な石段を登ります

 石段登り口の祠の中には石の「御神体」です


 ニノ鳥居です

 狛犬です

 拝殿です


 本殿です

 目的の大ケヤキです

 説明版です
   浮島神社の大欅
    昭和60年市指定有形文化財
 浮島神社は、昔、金連大明神と呼ばれ白岩郷の惣鎮守であり、当時村内にあった、田中舘、大葉舘の舘主が代々尊敬していた社でもあった。
 しかし、勧請年月日は、白岩村の開創と同時代と言い伝えられているが明らかでない。
 明治2(1869)年9月27日名称を金連大明神から浮島神社と改めた。
 大欅についての由来は明らかでないが「岩代国安達郡神社明細帳」によれば、槻目通尺回り以上6本、と記されてあり、この中の一本と思われる。
 目通り幹の回り7.2m、樹高27m、樹齢推定600年
    本宮市教育委員会


 北側から

 東側から

 境内西側に神楽殿です

 養蚕神社、稲荷神社、疱瘡神社の三社宮と石の祠です

 こちらにも祠が並びます

 境内社の金刀比羅神社ですです


 長い石段の上には天満天神宮です

 では、次へ行きましょう
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福島県福島市、飯野町明治藤蔵内「明治のカシの木と磨崖佛」です!!

2022-11-18 06:42:18 | 巨樹・大木
 飯野町は「UFOの里」としてイベントが開催されています、30年記念で11月12日には仮装イベントが行われたとか

 飯野町明治藤蔵内地区は、福島市役所の南南東約20km

 福島市役所飯野支所の西約1kmのところです

 飯野支所前から県道39号線を西へ県道40号線との交差点信号を左(南西)へ

 また直ぐの交差点を右(北西)へ坂道を登ってY字路を左(西)へ、左(南)に飯野小学校を見て

 交差点を左(南へ)へ緩く左にカーブすると住宅の先

 左奥(北側)にカシの木です

 南側から近付ます、目的のカシノキ(シラカシ)です

 幹を見上げました、目通り幹囲5.0mの巨木です

 西側から

 南西側から、後ろの建物は小学校の体育館です

 東側から
 

 説明版です
   樫の木の磨崖佛
 崖状の自然石等に仏像を刻んだものを磨崖佛と呼びますが、飯野町内では3ヶ所確認されています。
 銚子の口にある銚子不動尊(飯野地区)、明治地区の源三郎内の六地蔵尊、そしてこの樫の木の観音菩薩尊が代表的な磨崖佛です。
 白沢村の岩角山の摩崖佛(三十三観音)は大規模な線彫りで有名ですが、昔は当町からの信者も多く、講中で参拝したと言われます。当時の信者達がはるばる岩角山に行かずとも地元で参拝できるように、岩角山から樫の木の地に分霊したと伝えられています。
 ここの巨石群をよく探索してみると、石佛や摩崖佛が多く目に付きます。中でも珍しいのは、樫の木の根元にあるもので、胎内くぐりができ、その中には剣に蛇が巻付いている倶利伽羅不動尊の碑が安置されています。
 他の巨石表面には、観音菩薩が彫られていますが、線彫りのため風化していて確認するのに苦労します。東側の巨石壁面には灯籠が二基線彫りされていますが、何を意味しているか不明です。


 大岩の表面を確認しましたが、分かりませんね~

 カシノキの根元の胎内くぐりと井戸跡の様です

 では、次へ行きましょう
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