ビーズうさぎのハナちゃんです!!

日々の生活、山登りや釣り、ドライブなどをアップします。ここの所、巨樹めぐりがメインですが!(汗)

秋田県男鹿市、脇本樽沢立石「中山神社の大イチョウ」(市指定)です!!

2022-11-03 18:30:56 | 巨樹・大木
 旧男鹿市は、昭和29年(1954年)3月31日 南秋田郡船川港町、脇本村、五里合村、男鹿中村、戸賀村が合併して、旧男鹿市が誕生する。翌年 南秋田郡北浦町、船越町が旧・男鹿市に編入され、2005年(平成17年)3月22日 - 旧・男鹿市、若美町が合併して、新制の男鹿市が発足しています。(市役所は半島南側、JR男鹿線終点おが駅の北側に所在します)

 八郎潟の西側の男鹿半島全域が男鹿市です。男鹿半島は三方を海に囲まれており、観光名所が点在している。代表的なものに、寒風山や鵜野崎海岸、男鹿半島・大潟ジオパークなどがある。なまはげ(国の重要無形民俗文化財)は有名ですね。

 脇本樽沢立石地区は、男鹿市役所の北東約9kmのところ

 県道59号男鹿半島線を東へ、国道101号線との五差路信号を右(南東)へ国道へ入ります

 海沿いを東へ生鼻崎第二トンネルを貫けると、寒風山県道54号の標識で左(北)へ県道54号男鹿琴丘線を進みます

 樽沢岡谷地集落手前を左(西)へ、突き当りを右(北)へ、集落内に入って間も無く、

 道路左の奥に神社参道が見えます中山神社が東向きに鎮座します


 中山神社の社號標です

 道路を入って参道脇に車を止めさせて頂きました

 狛犬です


 直ぐ参道右に目的のイチョウです

 南東側から

 説明版です
  中山神社の大イチョウ(天然記念物)
 樹高20~25m、目通り周囲約8m、イチョウは中国産でイチョウ科に属する裸子植物の高木である。
 ここにあるイチョウは、中山神社参道右側にあり樹齢約400年以上経ていると思われ、男鹿市内で一番大きいイチョウの木である。
 このイチョウの木は古木であると共に信仰の対象とされている。
 地元では、女の木と呼ばれ古いイチョウの木に見られる女の乳房のような乳と呼ばれる枝が何十本も垂れ下がっている。
 この木は昔から女の人を守る木と言われ、乳の出ない人がお参りして願かけをすると必ず出るようになったといわれている。


 南側から見ました

 それでは中山神社に参拝しましょう


 参道を進みます

 鳥居です

 庚申塔等の石塔が並びます

 祠の中には象頭山の石塔です

 この祠には「太平山の神」が祀られています

 石段を上がります

 拝殿です

 本殿です

 境内の杉の大木です

 では、次へ行きましょう
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秋田県男鹿市、脇本富永梅ノ沢「八英(やつふさ)の梅」(市指定)です!!

2022-11-03 12:30:14 | 文化財・樹木
 脇本富永梅ノ沢地区は、おがし役所の北東約6kmのところ

 県道59号男鹿半島線を東へ、国道101号線との五差路信号を越えて坂道を上って峠を越えます

 JR男鹿線の線路沿いを進み、右カーブの先で(北)へ、踏切を越えて道成りに進むと

 「八英の梅」の案内板に従って左へ入ります

 墓地のところを左(西)へ入ると

 「菅江真澄の道 八英の梅」の標柱です

 前の道路脇に車を止めさせて頂きました

 道路わきに小さな梅の木が三本立っています

 真ん中の梅の木は根の周りに板が敷かれています

 梅の木の奥には石碑が建っています

 説明版です
  菅江真澄の道
 文化元年(1804)8月21日
   真澄は岩倉の岡で八英の梅をみて歌を詠む。
 岩倉という岡に、八英の梅という年を経た一本の樹がある。
 毎年3月のころは、野も山も谷もおしなべて、このかぐわしい匂いに包まれ、風にのって広がるという。これと同種の梅が越後の国蒲原郡の児島村にあった(新潟県蒲原郡京が瀬村児島の海護寺、親鸞の旧跡、真澄は天明4年(1784)にこの地を訪れたと思われる)
*現:新潟県阿賀野市小島の梅護寺に「親鸞聖人八房梅」が今もあります。このブログの2016/6/13「梅護寺の八房梅と数珠掛桜」でも紹介させていただきました。

 また仙台の伊達政宗が朝鮮に渡って戦い(豊臣秀吉の朝鮮征伐)、加藤清正、小西行長におとらない多くの戦功をたてた。その帰還にさいして故郷への土産に朝鮮の松と梅をとってこられ、松島寺(瑞巌寺)に植えた。そして「まつしまの松の齢もこの寺の末栄なん年はふるとも」とよまれた。その松のかたわらに八英の梅がいまもなおあった。そのころであったか、後水尾帝がお聞きになって、これに「花香樹」の名を賜ったと伝えられている。
 八英の梅は越後の国と陸奥の国の二本だけが有名で、他のところにあると聞いたことがなかったが、この岩倉の岡のあたりに、このように年を経た大木があるとは思いがけないことであった。
 ここが安東友季の時代、大平城(脇本城)の栄えていたころの従者の人々がいた跡であろうと、人が語った。
 梅のもとにたちってあおぎ見ると、下葉の葉は色づいている。眺めると木が二、三本生いたつ下方に、武御雷命を祀る祠があった。
   たて植えて 八の花英春はさぞ 秋はもみじの 色を見すらん
 「男鹿市天然記念物 八英の梅 平成28年3月15日指定」
 *説明版のスケッチには大きな梅の木が確認できますが、現在の梅は何代目なのでしょうか
(下側の案内板)
    八英の梅 (男鹿市指定天然記念物)
 「八英の梅」は、和名はザロンバイ、「座論梅」「八房の梅」とも言われ、八重咲の淡紅色の花を咲かせます。
 一花に子房が数個あり、果実が複数個つきます。東北でも数が少なくまた植物学的に貴重なものです。
 菅江真澄の紀行文「男鹿の秋風」〔文化元年(1804)〕にも描かれた梅の後継樹として、大切に守られています。
  (平成28年3月15日 指定)男鹿市教育委員会
 
 では、次へ行きましょう
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秋田県男鹿市、脇本脇本 七洋沢「天神様の細葉の椿」(市指定)です!!

2022-11-03 06:30:04 | 文化財・樹木
 脇本脇本 七洋沢地区は、男鹿市役所の東北東約5kmのところ

 県道59号男鹿半島線を東へ、国道101号線との五差路信号を右(南東)へ国道へ入ります

 海沿いを東へ生鼻崎第二トンネルを貫けると直ぐ左に、脇本城跡の駐車場が有ります

 駐車場にある説明版です
   脇本城跡・天神様の細葉の椿
 戦国時代に秋田地域を支配した安東氏の拠点的山城として、国の史跡に指定されています。
 生鼻崎は、海上交通の要所(日本海・八郎潟)陸上交通の要所(天下満)であり、標高も100m前後あることなどから、城づくりには最適の環境でした。
 また、江戸時代には紀行家の菅江真澄も訪れ、図絵を残すとともに、城跡内に鎮座する菅原神社の細葉の椿の古木について記録を残しています。これらは地域の貴重な文化財として、大切に守られています。

 菅原神社一の鳥居です

 「菅江真澄の道 脇本城跡・菅原神社・細葉の椿」の標柱です、文化元年(10804)8月24日、生鼻岬に登り天満宮を拝す、(男鹿の春風)

 説明版です
   脇本城跡
 天正5年(1577)下国安東愛季(しものくにあんどうちかすえ)が大規模に修築し居城とした城として知られる。
 愛季はもと檜山城主であり、元亀元年(1570)秋田湊城を統合して、小鹿島をも直轄地とし、「ひのもと(蝦夷)将軍」として蝦夷管轄をも担い、織田信長との交渉のさなか、脇本城を居城とした。盛時の縄張りは茶臼館や岩倉館迄含む。
 もともと14世紀頃から城館が営まれていたとみられ、愛季の後の城主は脇本五郎脩季(わきもとごろうながすえ)の伝承を伴っている。
 天正17年湊合戦で戦場となり、豊臣大名秋田実季の代には本格的修築は許されなかった。近世には太平城跡、生鼻城跡の通称でも伝えられたが、文化7年(1810)大地震のさい生鼻岬700m余が海中に没し、現在は本丸とみられる地域に郭・土塁・空堀・井戸跡等が残り、黄瀬戸・青磁・珠洲陶等が出土する。
 
 上のニノ鳥居前まで車で入りました

 ニノ鳥居です

 参道石段を上がります

 三ノ鳥居です
 
 拝殿です

 本殿です

 境内の寝牛です

 南側一段上に御堂の隣に目的の「天神様の細葉の椿」です

 説明版です
   天神様の細葉の椿
     男鹿市指定天然記念物 平成9年4月11日
 ヤブツバキの一種で、葉が細いことが特徴です。
 樹齢は400年以上と推定されています。長い年月の風雪に耐え、脇本城の歴史も見守ってきました。
 菅原神社の祭典が行われる4月下旬ころにはきれいなピンク色の花を咲かせます。
 江戸時代の紀行家 菅江真澄は文化元年(1804)にすでに古城となっていた脇本城を訪れ、一節を残しています。
   「その昔、脇本城主が奉納した天満宮(菅原神社)の神垣に、私も祈りを捧た。
    ここは安東実季も友季も朝夕祈り、霊験あらたかだったので、事あるたびに占いなどを行ったという。
    いつのころ植えられたものか、細葉の海榴(ツバキ)という古木があった。
    生い茂る 細葉の椿ふとまにの うらなみかけて 八千代経ぬらし (男鹿の春風)」
 

 幹を見ました

 椿の実を見る事が出来ました

 南側から

 西側から

 では、車道を戻りましょう

 山道の途中から、潟上市の海岸松林に並ぶ風力発電所です

 足元には脇本漁港が見下ろせました

 では、次へ行きましょう
 
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