東成瀬村は、秋田県の東南端に位置する人口約2,600人の村です。
東は奥羽山脈を境に岩手県に、南は宮城県に接しています。
東西17km、南北30kmと細長い地形で、総面積は203.69km2。そのうち山林原野が93%を占める緑豊かな村です。
東成瀬村役場の南東約11kmのところに国道342号線から「白滝のマダの木」へ至る分岐があります
*現在地区の南側で成瀬ダムの建設工事が行われている関係で、国道342号線は多くのジャリを積んだダンプカーや、生セメントトラック、工事関係者の車が走っています(時速40km走行で指示されています)
*成瀬ダムは雄物川水系成瀬川に建設される多目的ダムです。
雄物川の「治水計画」は成瀬ダムを始めとする皆瀬ダム、鎧畑ダム、玉川ダム等のダム群を建設して洪水を調節するとともに中下流部では川沿いに堤防を築くなどして洪水被害を軽減する内容になっています。
昭和62年、平成6年等の度重なる洪水被害、また、農業用水の慢性的な水不足、生活用水の枯渇等が頻繁に発生しており、成瀬ダムの早期完成が望まれています。
台形CSGダムで、堤頂755m、提高114.5mで、台形CSGダムでは日本一の高さになります。
2018年9月からダム本体工事が始まったようです、国道342号線の付け替え工事や、堤体の打設工事第1期が2023年3月まで予定で進行しています。
また、工事区域での岩盤が弱い所が見つかったため、工期が2年延びたことにより、完成は2026年度になる予定です。
村役場から国道342号線を約6kmで国道397号線を左に分けて右(南)へ合居川を渡って成瀬川右岸を進みます
国道の分岐から約3kmで道路左の退避帯のような所に 仙北道(手倉越)案内図です、
そこから4,5kmで国道の分岐から右の道路へ入ります、大柳沼自然公園キャンプ場と白滝いわなの里の看板が目印です(ダム工事現場は国道を更に約9km上流(南)です)
「白滝いわなの里」を右に見て更に登ります
右カーブの外側に大きな木が見えて来ました
北側が広場になっていますので
車を止めさせて頂きました
西側から
北側から
北東側から
説明版です
「白滝のマダの木」
この地域では「マダの木」といっているが、学名「シナノ木」である。
昔は、旅人の往来の目安になったといい、樹皮の靭皮繊維は強くて水質にたえるので、布やロープなどを作る。
また、昔この地域では、「マダ皮」といい「けら」「みの」「はばき」「馬具」等の農作業用に用いられた。
シナの木は、アイヌ語のシナはじばる意に由来するといわれている。
シナノキ科の落葉高木で材質は木目が緻密、工作し易く建築・器具・合板などに用いる。
推定樹齢 約200年
樹高 24.6m
周囲 7.6m
平成5年11月
東成瀬村教育委員会
南西側から見上げました
南側から見上げました
南西側から
南側から見ました
東側には、成瀬川沿いの天江集落を見下ろすことが出来ました
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