▲寒くて風が強いってことは、星空もきれいってことで…。ついついコンポジ。手前の白っぽいのは氷です
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個人的にここ3年の初花火となっている、河口湖冬花火。今年も天気予報を気にしつつ、楽しみにしていた。
が、先週中盤にまさかの降雪。
雪自体は怖くもなんともないのだが、河口湖は標高800m。無駄に寒い。そして除雪力が低い(新潟デフォルトの私から見れば、どこも除雪力は低いんだけどさ)。というか、除雪力0なんだよね…。
で、積もった雪が溶けて朝晩の冷え込みで凍ってとなるがこの河口湖。雪上は何ともなくても、氷の上はとっても苦手だ。3年前に駅前の通りで氷に足を取られ、生まれたての小鹿のような事態に…。
体育の冬季授業だって、スキーばっかりでスケートなんてしたことないんだから~。
ということで、15センチ積もったという話を聞いてすっかり戦意喪失したのだが、でもこの雪が溶ける保証はないし、昨年のような大雪が降ったら花火そのものも上がらなくなってしまうので、とりあえず被害が少ないうちに…というかなり後ろ向きなお出かけとなった。
ゆえに、初日の現地到着は19時過ぎというやる気の無さ(花火は20時から)。
まぁ、雪が降ったという時点でもう畳岩以外に行くつもりないもんね~(大池公園側まで転ばずに歩く自信ないっす)。
ところが、当日も天気不穏。
いや、晴天なんだが、風が強い。自宅近くを歩いていても強烈な風に髪の毛がメデューサ状態である。東京には強風注意報が出ていた。
山梨にも強風注意報は出ていたんだけど、富士五湖周辺には出ていなかったのよね。だけど、天気図を見るからに、堂々たる西高東低。これは風が確実に吹く。ただ、夜になって低気圧の位置が変わると等圧線も緩むから、ちっとはマシになるかなぁと見当をつけてようやく出かける気になる。
河口湖駅で、貼るカイロを増強して、いざ出陣。
案の定、道の雪は凍ってる。うっかり足を乗せればツルンである。極力滑らない位置取りをして、河口湖まで下る。
最大の難関は駐車場だったね。全面凍結…。足の置き場ない~。しかも車のわだちが不規則にできていて、非常に歩きづらい…。
観光協会さん、もチット仕事しようよ(そりゃ、ブルとか標準装備していないだろうけどさぁ…)
で、湖岸に立つと…河口湖が波立っている! 岸に近い部分は凍っていたのが、波で割れて、シャリンシャリンと薄氷がぶつかる音がうるさいぐらい。さらに、納まるかと思っていた風は絶好調で、こちらに向かって吹いてくる。私の軽い三脚が飛ばされそうになる~。
某ホテルの篝火なんて、もう風にあおられまくって、ちょっとしたボヤかと思ったよ…。
そんな状態でスタンバっているところに、いきなり花火が上がる。えぇーーー!! まだカメラ付けてない~って慌てるも、どうも30分前の予告花火だったようで…。いやぁ、あまりに風が強いので、前倒しにするのかと焦ったよ。
そういえば、旅館客の遊覧船もまだ出ていない。まぁ、結局この日は遊覧船は出港しなかったんだけどね。湖が荒れていたからかね。
結局、畳岩では三脚組はたった3人!? いつもなら寒そうに肩を寄せ合うカップルもおらず(車の中から観覧? 駐車場もスカスカしていたから、途中の凍結路で断念?)、もちろん、旅館からの客も来ず、実に寒々しい感じ。
20時2分前に、開始のアナウンスが始まる。おぉ、少しフライングか!?と思ったら、その後英語&中国語とアナウンスが続き、ちゃんと20時に花火が上がる段取りとなっていた。
思いっきし風下だからか、大池公園のアナウンスがよく聞こえた。
▲畳岩からの打ち上げは、風にあおられてこちらに向かって伸びてくるので、どうしてもいびつになる
▲左から、畳岩、大池公園、八木崎公園の打ち上げ
▲本店さんらしい玉もチラホラ
▲パステル×パステル
▲うーん、色劣化が
▲あ、虹っぽいミニ柳
▲フィナーレは錦冠で
きっちり20分で終了。
風下ではあったが、背後の山に向かって上昇するからかほとんどジャマにはならなかった。むしろ、畳岩の花火がこちらに向かってくるので迫力は今までで一番(笑)。新年早々、硝煙もたっぷり味わえた
かじかむ手で機材撤収して、駅までとことこ戻る。駐車場の入口では凍結路面に足を取られて進めない車が…。久々に人力で押される車を見たような気がする。
河口湖駅では、切符の販売機も寒さでおかしくなっていた(切符出ず)。大月駅では、強風で中央線特急遅延(通常は接続できないはずなのに、この日は乗車可能)も各駅停車派にはあまり影響なく、帰宅となった。
雪が融ければ、大池公園側にも行きたいのだが、もう融けないよね…。富士山は無理でも、オリオンが入るようだしさ~。