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久方の小千谷の春花めぐり

2022-04-24 23:30:00 | 

▲山本山山頂に咲いていたチョウジザクラ

 春の小千谷を訪ねるのは2018年以来らしい。
 翌年2019年のGWは平成から令和への切り替わりの花火を撮影に行ってたし、2020年春はまだ松葉杖ついていたし、2021年はコロナ禍で安易に実家に帰るわけに行けなかった&春が早すぎて合わなかったという感じで…。
 
 ここ数年の小千谷界隈の春の速さを勘案して、今年は以前より2週間早く出かけることにした。実家には基礎疾患でワクチンを打てない人がいる分、こっちはちゃんと3回目のワクチンを打っての帰省となる。
 帰省タイミングは、バッチリだった。
 桜はほぼ終わりだったけれど、それは目的ではないので、気にならない。山野草の方が好き。


 とりあえず、初日は、小さな花園へ。だいぶ前から観察している場所だが、自分以外の人とココであったことがない。農地に隣接しているから、その所有者の土地なんだろうが、別に山菜が出ているわけではなく、整備もされていない場所に無造作に春の花が咲いている。
 初めてここを見つけた時は、決して恵まれた環境でもないのに、毎年キチンと春の花を咲かせる実にけなげな場所だ。


▲コシノコバイモ


▲エンレイソウ


▲コシノチャルメルソウ


▲トキワイカリソウ

 カタクリやキクザキイチゲも見られたが、ちょっと花の時期を過ぎていたので撮影はしなかった。
 今回、何を血迷ったのか、小学生の姪っ子が一緒に行くと言い出して付いてきた。決して子供には面白い場所ではないが、珍しさだけでついてきてしまった。日頃親の車で移動しているので、隣の町内へのちょっとしたハイキングでも結構疲れた模様。

 翌日は、山本山へ。

 ただ、3月の皮膚炎症の影響であまり歩きすぎないようにとのお達しが医師から出ており、片道を実家の車で送ってもらうつもりで出かけた。
 そしたら、いきなり山の道路の通行が週明けからという事実にぶち当たり、ゲートの手前で車を降りることに。結局往復徒歩での山登りである。
 だが、実は車で通ってもだれも何も言われなかったらしく、車は普通に山頂に向かっていた


▲オオバキスミレ




▲カタクリ。葉っぱに茶系の斑紋が入るタイプ。模様が入らない緑々したカタクリはないわけではないが、この辺りでは少ない


▲こちらは白系斑紋が入るカタクリ。ちょうどギフチョウが吸蜜していた。


▲同じように見えるカタクリだが、花弁の色やしべのサイズなどでいろんな情報が見て取れる。


▲キクザキイチゲ(うっすらブルー)。前日の場所もキクザキイチゲが咲く場所なのだが、そちらの花が早くイマイチだった。山本山の方が丁度見ごろだった。


▲しっかり青みが出ているキクザキイチゲ。


▲ショウジョウバカマ


▲コブシの花。この時期に2番目にでかい花。この辺りで一番でかいのは朴の花。


 そして今年もまた春蘭を見つけることができた。野生の日本蘭である。この界隈では食べることもあるのだが(たまに野菜として売っていたりする)、見つけられずに、採取されずに、来年以降も咲き続けて欲しい。

春のお墓祭り

2022-04-19 13:32:00 | 花火

▲突如大きな扇がパーーーン!山門より高く打ち上がる

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 窪寺観音正覚院。おそらく普通の方々はこれは寺とは分かるが、どこにあるかは知らないと思う。ところが、花火マニアの間ではめっぽう知名度の高い寺だったりする。
 長野県長野市安茂里地区にあるこの寺は、十一面観音を本尊とし、和算の算額などが奉納されている。山のなだらかな斜面に民家が立ち並び、その一番奥にある寺。
 その安茂里に花火界では有名な紅屋青木煙火店がある。その筋ではレジェンドと呼ばれる花火店だ。そして、レジェンドらの墓がこの正覚院にある。
 マニアはこれらを見つけてぶち上がるわけである。ちなみに故 池田満寿夫氏の名を刻んだ石柱もある(戦後長野市に住み、両親の墓がこの寺にあるそうだ。満寿夫氏は別の所に墓があるが、こちらの正覚院にも分骨されているらしい)
 
 高速バスでのんびり長野入りし、御開帳されている善光寺に参り、ペヤングやきそばを買ってから正覚院へ。昨年と異なり、平日の正覚院は人少なであった。
 それでも昨年はなかった屋台が立ち、祭りの雰囲気。
 よくよく考えたら、週末だった昨年と異なり、今年の祭りはド平日の月曜開催であった。みんな早くから来るわけがない。天気予報通りの雨の中、ぽつーんと傘を差しつつ、時間をつぶす。打ち上げまでまだ数時間。坂を下って、飲食店やスーパーに行くことも考えたが、戻ってくるときに再度坂を上るのをのめしこいて、トトロ状態w

 そうこうしているうちにポツポツと知った顔が到着。おでんを食べたりしながらさらに時間を待つ。花火師が本日の花火の準備をするのをボーっと眺めている。
 夕方になり、地元の子どもたちがやってきて、少し賑やかに。そして天気予報の通り、19時前に雨が上がった。


▲花火の根元をご覧ください。地元の方のお墓が!! そしてお墓を見守るスタイルの地元の観客(はるばる県外から来た人もいる)今年は境内の桜もギリギリ残っていた。


▲もちろん、お墓に関係ある地元のご家族もこの花火を見るのを楽しみにしている


▲左側にある月光院の裏から単発の打ち上げ花火も


▲八方も


▲芯入八方も


▲まわれまーわれ♪お墓花火♪


▲小さくてもナイアガラの滝が!


▲あ、言い忘れていたけれど、音楽付きのミュージックスターマインだったりする


▲お墓からの花火と月光院裏からの花火のコラボ


▲鮮やかな色の扇花火もド派手に


▲2台になったよ!!


▲フィナーレ!!!!

 花火の間は、雨も降らず、程よく風も吹いて、絶好のコンディションだった。

 この祭りは4月18日という日付固定。昨年は日曜日開催だったが、今年は月曜日に開催。これが良かった。
 この界隈のバスは、月~金は1時間に複数本運行しているのだが、土日にはそれが全くない(ちょっと離れたところの別ルートになる)。今年は平日回だったので、寺から数分の所のバス停から長野駅に。駅の施設もまだ営業しており、そばを食べ、お土産を買って、ゆっくりと新幹線(もちろんえきねっとの割引で)で帰宅した。



3年ぶりの風まつり

2022-04-10 11:25:00 | 花火

▲雷に引き続き、追悼の白菊3発同時打ち(はみ出た!)

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 春の花火も全体的に中止モードで、桜は咲けど夜の花はめったに咲かない2022年。小酒井の風まつりも早々に「神事のみ」「観覧不可」という情報が発表された。秩父などの春祭りも軒並み中止となりしょんほりしていたところ、どこからか「花火あるよ」という声が聞こえた。

 え!?なんで!?

 とは思いつつ、いろいろ探ってみたら、昨年もこっそり上がっていたわけで…。

 ということで、半信半疑ながら久々に狩野川を越えてみることに。なお、お財布事情から往路は高速バスを選択した。
 これが東名渋滞にはまり、浜松に着いたのは予定時刻を1時間以上軽くオーバーした午後2時過ぎ。浜松市中で友人から「昼花火終わったよ」という悲しい報を受信したorz
 例年より早く終わったのは、そもそもの花火の数が少ないからだったらしい。まぁ、首都高に上がった時の渋滞から、こうなる予感はあったんだけれどね(´・ω・`)

 とはいえ、ここで帰るわけにはいかず、東海道線、飯田線と乗り継いで到着。
 飯田線、以前は2人乗車だったが、いつの間にか運転士が運賃管理も行う単身乗務になっていた。以前は後方から下りるスタイルだったが、今は先頭のドアから下りることになっていた。JR東海さんもコロナ禍で収益落ちているから、人員削減にシフトしたってことかな。
 駅前の桜はほぼ咲き終わっていた。
 歴史があり、旧街道が残る町ではあるが、今年もまつりがないことからひっそりとしている。玄関先に飾られた桃色の花飾りが、祭りの時期であることを表していた。
 通りがかりに兎足神社に参拝。
 もちろん、境内には手筒の焦げ跡はなく、屋根から水も出ていない。木組みの屋台だけは1台引き出されていたが(宿の方には行っていないので不明)、人形も装飾も何もない状態だった(翌日の餅まき用だったのかもしれない)。いつも地元の人で場所取りがされている斜面は誰も何もないし、そもそもその正面にある「建物花火」も何もない。当然花火番付や風車も販売されていない。
 例年桜の散り時なのだが、今年はそれも早く終わったらしく、何とも寂しい風情だった。

 例年の花火観覧ポイントに行くと、まばらに三脚が立っている。水路の一部が暗渠化されており、花火を見るには実にいい感じに整備されていた。そこで友人と合流。まったりとおしゃべりしつつ、夜を待つ。ここは神社の敷地ではなく管轄外なので、例年通りセーフ。

 夕方、花火の音がした。
 小酒井ではなく、豊橋の手筒の音だ。隣町では春の奉納手筒花火が行われていたことを音で知る。

 そうこうしているうちに暗くなって夜の花火の打ち上げが始まった。


▲花火の下に高等学校の校舎がある。ちょっとうらやましい花火好き(校舎で花火を上げているわけではありません)


▲スライド変化の八方


▲芯入八方


▲カラフルな発色


▲曲道の発色もいい!


▲スライド変化入りのカラフルな玉


▲ハーフ&ハーフ。それにしても発色がいい!


▲彩色芯の色がいいが紫だけ癖が強いw


▲丸いは正義


▲飛んでいるが、四重芯


▲パステル点滅


▲こちらの点滅の方が長いのね


▲前2つに心持っていかれ、対応間に合わなかったフィナーレ!

 終了。久々の大型花火に、もろもろ出遅れた感はある。が、いい花火が見れてよかった。今年はこの調子で各地で花火が開催されることを願う。
 帰路は新幹線で。何で豊橋ってぷらっとこだまの設定がないんですかねぇ…。