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富士山の日の富士山花火

2016-02-25 23:53:00 | 花火

▲富士山とのコラボ♡

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 冬に何度も花火の日がある河口湖には、特別な日がある。それは月明かりに照らされた富士山と花火が共演する日のことだ。
 今年は1月24日(日)と2月23日(火)が月齢15(に最も近い)。

 あれ、冬花火って週末だけじゃないの?
 実は、毎年2月23日も花火が上がるんだよね。223でフジサンだからね~。


 ということで、2月23日が近づくにつれ、天候を毎日チェック!今年は暖冬で、河口湖周辺も雪が残っていないので、足元的にはなかなかの良コンディション。
 ところが、直前の天気予報はその日だけどんより雲模様。うーん、これでは月明かりがさえぎられて富士山がお出ましにならないではないか…。
 ということであきらめかけていた当日、何とひとつの天気予報が夜に☆マークをつけてきた!!

 これは賭けるしかない!
 ということで、仕事を半日で切り上げ、きっちりと半休の届けを出し(ずっと超ヘビー級残業をしてきたから有無を言わせず)、電車の中からスマホでチケット予約をして高速バスに乗り込む。

 車中の非日本語率高いな…。


 ということで河口湖到着~。
 さて、問題は見る場所なのだが、定番ポイントは実は駅から遠い。帰宅が電車となる私としては、少しでも駅の近くがいいのだが、何しろ駅側に富士山があるからして、それは無茶な注文。
 それでも何とか富士山入りの構図が取れないか足掻いてみたが、そういうポイント、ホントに1メートル四方って感じなのよね。それもベストではない。まぁ、いつかあのポイントはチャレンジするとしよう。

 ということで、対岸へ足を向ける。
 花火終了後にバスが通るって話を聞いていたので、そのバス停確認が主目的。本当に花火終了後に乗れるのか!? ってただその一点。

 ところがそのバス停で顔見知りと会う。しかもお車だぁ!! あいさつもそこそこにいきなり言ったよ。

「花火終了後、駅まで送ってくださいっっっっっっ!!」

 そうして首尾よく足を確保できたので、ついに対岸初観覧にチャレンジ。三脚を立てた。

 さて、そうなると腹が減る。後方には大きな旅館が並び、そこではまさに夕食の時間帯となっていた。どこかで食事できるところないかなぁ…。って思いつつ歩いていたのだが、旅館以外の店がほぼない。唯一の食事処もなぜか定休日。

 あー、今日って平日だったよね…。

 別の知り合いが泊まっているホテルのロビーで少し糖分&カフェイン補給&トイレ休憩。
 ずうずうしく付いて行ってしまい、お手数かけました&ありがとうございました。


 撮影ポイントに戻ってスタンバイ。
 夕方富士山にかかっていた雲は、いつの間にかいなくなっていた。
 
 思ったより月の出が遅かったので、少し光量が足りない感じだけど、うっすらと富士山は見えるコンディション。湖は鏡のよう。


 前露光ターイム!


 そして、よく聞こえないアナウンスの後、打ち上げ開始。

 う、うん。やっぱり遠いから花火小さいな…。


 以下、前露光&後露光の富士山とコンポジしています。






▲パステルタイム


▲虹の滝は明るすぎていつも飛びます


▲うほっ!


▲このピンク点滅キラキラ~がきれいでね




▲フィナーレは銀一色。畳岩の方が思ったより早く終わってしまった


 対岸だと、八木崎公園の花火が意外と近くに見える。そちらにもパステルが上がったので、心臓飛び上がる。

 花火はいつものように20分で終了。
 いやぁ、よかったわぁ。

 ちなみに花火の内容は、従来のとそれほど変わらなかった。あ、燃えきらない花火の量は少し減った感?



 花火の煙が富士山の頭にかかっているので、少しはけるのを待って、後露光ターイム。

 




▲スマイル花火の外周が虹変化始めるんだもの~


 片づけて、駅まで送ってもらう。
 やはり気になるのは、3月頭の話。知っている情報をお伝えして、お別れする。やっぱり気になっているのだよね、みんな。


 各駅停車を乗り継いで、無事帰宅した。

 バス停とバスの時間を確認したので、今度は、バスで駅まで戻る方法を精査してみようっと。



▲オリオンもきれいな夜空でした

最後の最後が素晴らしかった雪しかまつり

2016-02-21 22:06:00 | 花火

▲八方咲芯の二尺は素晴らしかった

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 約1ヶ月の禁煙期間を経て、今年2回目の花火は「雪しかまつり」。長岡の冬の祭りである。
 小雪で、コンディションが心配されたが、ちょいと前に長岡(と見附辺り)にだけ集中的に降った大雪のおかげで、いい具合に雪化粧されていた。これなら花火を上げても安心安全。


 まずはその前に「花火の駅」で2L展を見る、というか、おしゃべりに行く。
 → 花火の駅 ワールド悠


 頼まれれば遠方からコメを付き(餅をつく)に行ってしまう元新潟県民であるからして、追加分を含めて5枚も出してしまった私(笑)。さらに人まで巻き込んでしまっているので、見届ける責任がある、よな…。
 花火の駅に着く直前、目の前を見覚えのあるナンバーが通った。案の定知り合いであった。
 雪しかまつりに合わせて来場される人が多く、次から次へと顔見知りが訪れる。


 閉館時間までこちらで過ごさせていただき、雪しかまつりの会場へ。






 天気予報では、花火の上がる時間帯に雨が降る予報。だが、1時間前の現場にはまだ雨が降っていない。どうかこのまま…。

 そうこうしているうちに、雪あかりに火が灯る。以下、スマホ撮影。









 雪の上に小さなろうそくを置き、それをファイバークラフト紙で覆うというシンプルな造作。周囲には通路があるし、中にも多少入ってもOKのようなので蹴飛ばされて消えるのもある。それを見つけては付け直すスタッフもいる。
 徐々に暗くなってきて、いい雰囲気に。

 当然カメラマンにも人気の場所だ。花火とからめて撮影できる場所でもあるので、日中から場所取りが毎度激戦の模様。
 私はこちらでの撮影ではないので無問題。




 ということで、いつもと同じ土手上へ。
 ここがいいのは、花火の足元から全部見渡せることと、花火の反射が雪原に映えること。そして、ライトアップされている水道タンクが見えることかな。
 吹きっさらしの土手の上なので、前2回は吹雪の中、雪だるまになるまで立ち尽くすという苦行であったが、今回は雨が落ちないままに打ち上げ開始時刻がやってきた…\(^。^)/



▲初弾の10号はメッセージ花火。O煙火さんの色だけど、変化星での構成は初めて見るな


▲メッセージ花火。5・7・10号の三段打ち。それぞれが異なる玉で10号が開くときにまだ7号の残輪が流れていた。


▲メッセージ―花火の大スターマイン


▲大スターマインは立体型物からスタートして


▲丸い大玉牡丹へ


 このころから、何か冷たいものが落ちてきた。
 ポツンポツンぐらいなら大丈夫だから持ってくれー!!と祈りつつ、次の花火を待つ。



▲ベスビアス大スターマイン1台目。変芯の菊がズバンと


▲2台目のベスビアス大スタマは、雪だるま花火からスタート


▲と思ったら、2段目はスマイル花火


▲そこからさざ波がキラキラ~



▲3台目のベスビアス大スタマは、赤のクロセットからスタートして、ポカッと彩色千輪が来た!と思ったら、なぜそこに銀?(あ、芯抜けてます) そして、見覚えのある点滅千輪が重なるという、「ちょっと、それじゃない~!」感w

 そして、このころから雨がポツポツポツという塩梅になってきて、レンズフキフキが間に合わなくなる。でもまだ大丈夫だ、行っちゃえ行っちゃえ!! 



▲最後の市町村合併10周年記念スペシャルワイドスターマイン!! なんだけど、思いっきり見覚えのあるセットで…。

 ってか、合併したの2005年じゃなかったっけ?

 と思ったのだが、2005年、2006年と連続して合併が行われていたんだな。実家の周辺の町が合併したのは2005年だったから、2006年(栃尾・寺泊・与板・和島)のことはすっかり抜け落ちていたわ。



 あーーー、という気持ちになったころ、左端からするすると二尺の曲導が伸びる。
 あわててカメラを縦にして、水平を取って、シャッターを開くと…。

 キターーー!!!!

 端麗な二尺がどーんと開き、引き先もながーく垂れてきた。で、次の瞬間「ん?」と。

 あれ、今の二尺、芯がアレだったんじゃね? ということで、あわてて写真判定。なんかめっちゃキレイな芯だぁぁぁぁ! いやぁ、ケムケムも今までのもこの1発を見るためなのかと思えば、納得、感動!



 健全な反省会。そしてディープな情報交換。
 とりあえず気がかりなのは来月の花火。果たしてどうなることやら…。

ビーナスにもプリマヴェーラにも会えなかったけれど…

2016-02-07 01:31:00 | アート

▲東京都美術館のエントランスにあるオブジェ「my sky hole 85-2 光と影」井上 武吉 いつ行ってもピッカピカなのだが、定期的にふきふきしているのかなぁ。

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 今年も魅力的な美術展はいくつかあるのだけど、花火がオフのうちに行っておかないと…(オフは無いんだけどさ)。

 ってことで、今年のアート活動は「ボッティチェリ展」を最初とする。
 私の興味のドセンターではないのだが、そこにはちょっとした思い出もあって、忘れられない作家ではある。

 会場は上野公園の東京都美術館。
 上野公園では今はこれしか美術展示がない(西洋は改装中だし、国博では兵馬俑展だし、ほかは何もやってないし…)ので、アート大好き民はまっすぐに都美に向かう。
 寒々しい上野公園では、寒桜のはかなげなピンク色だけに明かりが差している。
 いきなり、建物内側に展開された巨大垂れ幕がどーんと。

▲企画展示室の外向きの窓に馬鹿でかい展示。2フロアぶち抜きサイズなのだが、実際は1メートルぐらいなんで、こんなに大きくしなくてもいいんじゃないかと…。

 都美は公募展なども多く、いつ行っても人がいっぱい。そして空きロッカーが見つからない。ちょうど、ロッカーから荷物を出す人がいたので、その人の後方で待っていたら、後からやってきたおばさんに間に入られて取られてしまった。そんなに遠くにいたわけでもないのに、なんで私のことが目に入らないのだろう(存在感たっぷりだよな)?

 絶望していたら、同じように絶望していた外国からの客を展示会スタッフが案内して行ったので、後を付いて行ったら、比較的すいているロッカー発見! 事なきを得る。

 ごくごく個人的な感想だが、都美の客はモラルが低い感じがする。多すぎる公募展展示がその原因のではないのか…。


▲フツーのポスターサイズですら、現物よりでかいことになる

 入口で音声ガイドを借りて入場。
 音声ガイド、池田秀一と池田昌子だったよ。シャアとメーテルだよ。
 一応役割が分かれていてて、当時の手紙文や詩文を読むのがシャアで、淡々と解説するのがメーテルね。シャアはどこまでもシャアだったけれど、メーテルはあまりメーテル感がしなくて助かった。
 雑念が多い人間なので、声ですぐ邪な考えを起こしてしまうwww


 一応、日本初の大回顧展ってことなんだけど、トータルではちょっと物足りないかなって感じ。
 全体を4章に分けているのだが、第1章~3章までは分かる。だが第4章はボッティチェリの弟子からライバルとなるフィリッピーノ(師匠であるフィリッポ・」リッピの息子)がメインになっちゃうんだよね。うん、最近、こういう展開多いよね。高まった感動を冷めさせてエンディングってパターン…。
 学術的にはそういう「流れ」を穏やかにくくるのがいいのかもしれないけれど、観覧客は研究者じゃないから感動という余韻に包まれて会場を後にしたいのだけど、違うかな。

 そして、フィレンツェは、メティチ家から厳格な宗教家に統治者が変わったことにより、その輝きを失っていくのだよね…。


 まぁ、ボッティチェリを語るに欠かせない、プリマヴェーラやヴィーナスの誕生は「壁画」で、ウフィッツィから持ってこれなかったのは分かるのだけどさ…。
 せめて素描とか、何かその影を偲べるような展示物は無かったのかなぁって辺りが…。大回顧展ではなければ、そこまで求めないんだけど、そう煽っちゃったら、無いと体裁付かないじゃん!?

 というチョコッとモヤッとした気持ちが、出口付近の映像展示室の大混雑につながったったような気がするのだよ、私は。


 出口の物販エリアでは、ヴィーナスもプリマヴェーラも売っていたよなぁwww



 会場を脱出して、キャラメルマキアートで暖を取ってから(もちろん、席なんて取れないから屋外さ)上野散策。


▲東照宮に行ってみた。寒牡丹を見ようかと思ったが、思ったより見料が高くて止めてしまった。神代植物園の入園料より高いとは思わなかったよ

 そういえば、上野公園には雪割草ポイントあったよなぁ、ってことで向かう。


▲上野公園の某所で、雪割草が見られるんだよね~。まだ咲き始め


▲桜並木のすぐそばで咲く雪割草。多分見ごろになると小さい看板を出すと思う


 まだ桜のつぼみは固く締まっていたけど、春の花はいくつか咲いていた


▲スイセン咲き始め


▲カンザクラが何本かあり、一様に咲いていた


▲ボケの花

 で、こんなイベントをやっていたことを知る。この日はちゃんとしたカメラではないので、早々に退散


▲うえの華灯路浮世絵行燈…というものらしい→http://taitonavi.jp/enjoy_detail.html?no=354



 さて、次のアート活動はカラヴァッジョ展かな。桜の時期は激混みだから、いつ行こうかな…。


▲次は、国立西洋でカラバッジョですな


▲現在国立西洋改装工事中で全館休館だけど、新収蔵品展示は実は毎年楽しみにしている



 あ、あと、音声ガイドは頭を挟むヘッドフォンタイプではなく、耳かけ方式にしてほしいんだよなぁ…。頭の鉢がでかくて、挟まれタイプだと物理的に頭が痛くなるんですよ~。