▲スノードロップ@神代植物公園グリーンギャラリー
ウチでも地味に1輪咲いている。
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大雪だねぇ、日本海側。
改めて自分が豪雪地帯で生まれ育ってきたことを実感する。
あっさりと立往生してしまう車…。「雪国インフラ」ではあるのだろうが、「豪雪インフラ」ではないという、この境目を突かれているような気がする。
雪国インフラは個人的努力でもできるが、豪雪インフラとなると行政もみんな巻き込み整備していかないとできるものではない。まぁ、それだけ豪雪地帯の地方自治体は、雪に対して命を懸けているってことだ。
大概の雪では孤立するものではない。
かつて、新潟県中越大震災で震度7の町となった川口町(現長岡市)。あの時、町には地震に対する対策やらシミュレーションやらがほとんど無く、何故か世間から叩かれた。だけどさ、一生に一度あるかないかの大きな地震よりも、毎年発生しうるかもしれない雪に備えているというのが、あの町の正しい在り方である。
その隣の魚沼市で4メートルを超えたって聞けば、東京の人は想像を絶するだろうが、あの4メートルを記録する場所は、毎年4メートル近く行くところである。そんなところに住む人だっているし、そこから仕事や学校に通う人だっている。ちゃんとそれでやっていけるよう、個人も行政も心構えとハードの備えができているってことだ。
だから、うちの母だって1日6回雪かきしなければならない状態だからって絶望はしない。だって、そんな冬が大概だったもの。私もそうやって育ってきているから、へぇ、まぁ、無理せんでゆっくりやってくれとしか言わない。屋根の雪さえ下ろせば、後は少々暗くなるけれど(家の周りに積もった雪で窓がふさがる)雪かきが遅れたって結局春には溶けるんだからさぁという、大きな自然の摂理の中で生きていくことを覚えるからである。
だけど中途半端な雪国だと、想定以上の雪では人も行政もうまく機能しないんだろうね…。
もうさ、豪雪地帯でないところに「大雪警報」が出たら、大型トラックは完全雪国仕様でなければ通行禁止にした方がいいんじゃない? みんな越後交通のバスのように鉄のチェーンを巻いてさ、最高時速30キロで走らんばだめだ。
考えてみれば、越後交通、最強だな…。
ちなみに、JRはすっかりダメになってしまった。小千谷周辺では上越線も飯山線もついでに言えば只見線も運転見合わせであった。代行バスは運転しませんだと。
でも越後交通の路線バスは走っているぜ!
小学校や中学校(ほぼ徒歩圏)は授業したかもしれないが、高校は休校だな。