▲大洗といえばアンコウですな。くっ!あんこう鍋食い損ねた…。
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さて、今年はカレンダーの並びがよいというか、「大曲の新コレ」の翌日は「大洗の海楽フェスタ」!という具合に並んだ。
一般的に「ガルパソはいいぞぉ~」的なものらしいが、花火属性の人間にとってはちとベクトルが異なる。
「野村はいいぞぉ~」的なものとなる。
当初は、大曲から大洗へ電車で行こうと思ったのだが、速さではいったん東京戻ってから大洗へというルートが最短と出る。当然、それは早いのだが、何しろⅤ字移動。運賃も結構かかる。かといって、途中で新幹線を降りて在来線を乗り継いで行くのも結構大変そう…。移動時間にも移動運賃にも心が折れそうになる頃、お車隊のナンパ成功! 乗っけていただくこととなる(その節は本当にありがとうございました)
それでもアプリ検索すると約6時間。
日本って広いのねw 日ごろ車移動しないので、移動感覚が全く分からん!
ということで、秋田道→東北道→常磐道と一路南下する。
▲アンコウだけじゃなくてタコもおるで!
常磐道というと、ええ、あそこを通るのですよ。F1脇。F1そのものはわずかしか見えないんだけどね。
常磐道の脇には線量が表示されており、先ほどまで0.2μSvだったのが、ちょっと走ると4.3μSvなんて数値がググッと上がるポイントもある。それはごくわずかな区間なのだが、間違いなくそこは帰宅困難地域。そこには除染袋が積み上げられている。1カ所や2カ所ではない。何カ所にもそういうのが置かれていて、道の脇にも積み上げられていて…。これって、確か最終処分場とか行先とか処分方法とか全然決まっていないんだよね。そして、以前除染したところがまた時間が経つと除染が必要な状況になり、新たな除染袋が積まれるという、まさに賽の河原。
何も言うこともできず、どことなく車内に漂う重たげな空気がその先行きを語っていた。
F1と常磐道の距離は近くはないけれど、思った以上に近かった。
新潟にも柏崎刈羽原発があって、私の故郷はその30km圏内。市西部の300メートルほどの山に登ると、じかに原発が見えるポイントもある。あれが万が一事故を起こして、風向きが悪いと(というかほぼ風下だ)、私の故郷もこうなってしまうのだなって胃の腑に石を詰め込まれたようなジャリッとした思いが込み上げる。
私は今まであれを見ないふりをしてきたんだな、と…。
さて、そんな深刻なことを思っても、人間腹が減る。小名浜で海鮮を食べて、大洗へGO!
▲海鮮丼! ピッカピカの海老が新鮮で、なかなか殻が剥けない難易度高めであった
海楽フェスタは、朝から開催されている。開場と同時に駐車場が埋まったっっっっ! なんて情報もあったが、午後もだいぶ経つと帰る人も結構いるようで、駐車場は意外と空いていた。難なく岸壁近くに車を止める。
あ、運転お疲れ様でした 〇¬最敬礼
その先には三脚が結構並んでいる。そして顔見知りがぞろぞろぞろぞろ…。前日、大曲で会った人もいるぞww
一通りあいさつしてから、ビーチの方も見に行ったのだが、入る場所がないということで(正確にはかなり大回りが必要)、岸壁に戻ってくる。左側の方に行っていたら、そこはダメだと追い出され(前年はOKだったらしい)、先ほどの岸壁の隙間にそっと三脚を立てる。って、やってきた人が知り合いでしたw
メイン会場ではどうやら蝶野氏が来ているらしく、勇ましい叫び声がわずかに聞こえる。が、その熱気は会場周辺のみで、岸壁にいる我々は冷たい海風に吹かれつつ、花火談義。開始時刻2分前になってからスタンバイするといったゆるゆるさ。
ということで、特に何の前振りもないけれど打ち上げ開始でございます!
▲10号五重芯変化菊
初弾からしてこれである。出し惜しみなし! 全力野村!!(いやぁ、でもあの野村さんだから、全力ってわけじゃないでしょっ!とも思ってみたり…)
▲10号錦冠菊。月を添えて…。
メイン会場では「中の人」による玉名読み上げがされているようだけど、こちらまでは聞こえてこない。淡々と至玉が打ち上がる。
▲5号夜空の煌めき
▲5号夜空の煌めき
▲5号夜空の煌めき
以前はスタマ中心だったらしいが(あ、今回初観覧です)、今回は7号10号の単発打ちが中心。その合間に5号10発とかもあるのだが、その5号すら油断ならん。けしからんw
▲7号八重芯変化菊
▲7号三重芯変化菊
大玉には曲導がついているが、ほとんど銀龍だな。でも突堤の先から上がる花火は、背景には余計な光源がないため、真っ暗なスクリーンを切り裂いて上る感じ。その白さと月の白さは対となって海に反射する(月が画面的にうるさいのでトリミングで外しまくっているが…)
▲10号銀菊先変化
▲10号錦八方黄金点滅
▲10号イルミネーション
イルミネーションギュルンギュルン! もう、これどうなっているのって考えるの放棄。ア~レ~って感じでただぽかーんとすることにする。
▲10号八重芯錦冠菊
▲夜空の百花園
コレ、最近あっちであまり見ないんだよな…。
▲10号四重芯変化菊
親星が一部偏ってしまった
▲10号銀冠菊
▲10号錦八方牡丹
▲5号光の七変化
ほんに小玉も油断できんわ!
▲10号牡丹八方咲
今回、ひゃあ!と思ったのがコレ。当初、某煙火店産かと思ったが、あっさり論破されてしまった。昨年、見たあの玉と印象が同じだったんで、大分フィルターがかかってしまった。
私の眼力なんてそんなもんですw
▲10号光の波紋
波紋の海面反射は無理やり頑張ってみたw
▲10号煌めきの華
私はあまり野村追っかけではないので、こういう滑らかで大ぶりな野村産錦冠を見る機会はあまりないのかも。ゆったり広がる感がよいわ~。
▲10号時差式八方咲
▲10号引先緑八方咲
▲10号五重芯変化菊
五重芯2発目! ここ、競技会でもなんでもなく、イベントの一部としての花火なんですけど~。
この辺り、よくよく耳を澄ますと、中の人の声が微かに聞こえてきた。風向き変わったんだ。そういえば、いつの間にか、寒くないや!
▲10号大錦菊
▲スターマイン「大洗を彩る火の芸術」
八方のスタマって「余白」というのか「余黒」の美だよなと実感する内容
▲スターマイン「大洗を彩る火の芸術」
そして、〆はスターマイン。で最後は錦にポカポカキラキラ~
打~止め~!
さて、ここからの帰りは鉄路。自力帰還である。
もたもたしているうちに電車が1本行ってしまい、次の電車は40分後という状態。ホームに上がって列を作ってみるが、通常ガルパン勢と合わせて、ホームから人が零れそうな状態。全員乗れるのかなぁ、って心配になったが、通常2両の編成が、この日は5両編成に。座ることはできなかったけれど、らくらく立って水戸へ。
水戸からは特急ときわで一路東京へ。
ときわは全席指定車両。指定席がすでに売れている場合は、席の上のランプがグリーンになり、空いている席が赤くなるという。で、結構緑ランプなのだが、全然人が乗ってこないのだよ。これって、買ったけれど乗り損ねたガルパン勢が大勢いるってこと!? といった些細な疑問を残しつつ、無事上野着。
1泊2日にしてはかなーり濃い内容となったが、たっぷり楽しめました。
現地でお会いした方々、餌付けしてくださった方々、移動協力いただいた方々、本当に本当にありがとうございました~!