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3年ぶりです、やつしろの花火

2015-10-25 15:31:00 | 花火

▲オープニング花火はまだ暗く成り切らないうちに上がるのでいきなり心躍る

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 やつしろの花火は2012年以来の3回目となる。
 何しろ遠いし(北海道や九州まで年に何回も飛ぶ人の方が特殊なんですよっ!)、同時期に江ノ島でいい花火が見られるってのもある。

 しかし、その間に大曲には九州の業者が参加するようになり、まったく気にならないわけではなかった。
 そろそろ行くかぁと思って、飛行機手配したのは2月のことであった。飛行機の超早割切符を確保したわけである。それでも復路は1番安い切符は手に入らなかった。決済も3月に完了。その後、ホテルも観覧席も手配し、あとは行くだけになっていた。

 当日は、8:30のフライト。東京は朝から結構激しい雨だったが、上空は当然快晴で、静岡以西は眼下の風景を眺めながら、九州へ。瀬戸内上空から今話題の伊方原発を覗き、噴煙上がる阿蘇山が見えたら着陸である。
 熊本空港からは「スーパーばんぺいゆ」号なる高速マイクロバスで八代へ向かう。11時発の便で7割ぐらいの乗車率(正席は9割埋まっている)であった。
 ホテルに着いたのは昼過ぎのこと。すでに部屋が用意できていたので、チェックイン。お向かいや隣の部屋はまだ盛大に掃除をしていた。リコンファームで昼ごろに到着すると言っていたため、私の部屋だけ早めに掃除を終えてくれたらしい。

 とりあえず、花火用の荷物だけ持って現場に出発。九州の太陽は熱い。ほぼ夏と同じような装備で会場へ歩く間に汗だくだく。
 観覧席のチケットは購入してあるものの、域内早い者勝ちであるため、やはり早めに行かないと…。会場に着いたのは13時半ごろだったと思うが、すでに確保済みのポイントがいくつか。そこから少し横にずれたポイントに腰を下ろす。
 そこでハッと気づく。

 場所取りグッズ持ってきてねぇ!! 

 いや、自分の分だけ100円座布団を持ってきているからいいんだけど、少し後から到着する友人一家の分も確保しておかねばと、あわてて新聞紙を何枚も広げてみる。リュックの中から重みのあるモノを出して、それらの上に置いて抑える。とはいえ席は離れられないよなぁと思ったので、腰を据えて確保しようと、物産展へ行って食料を確保。竹輪やからしレンコン(辛いの苦手だけど、名物だから食べておかなくてはっ)を食べながら友人を待つ。
 そうこうしているうちに、目の前を「45人分確保――――っ!!」というおばさま軍団がやってきて、そのわずか10名の化粧匂いにノックダウンされる。 いやぁ、彼らより前でよかったわ~。

 そうこうしているうちに友人もやってきて、ようやく一息。

▲オープニング花火

 やつしろ全国花火競技大会というのは少し特殊である。
 競技は3種類。 ①スターマインの部  ②10号玉の部 ③5号玉の部 と分かれている。それぞれにあらかじめ参加できる煙火店のセグメントがあるのだ。
 ①は九州の業者だけ、②は九州以外の業者だけ(全国の部という名称)、③のみ全参加業者間で競う

 何でこういうことになったかは分からない(まだ調べてもいない)が、③の結果を見る限りは、まだ九州と全国の業者では力の差があるということなのだろうか…。

 ということで、「全国・九州の部 5号玉」の入賞作品。5号玉を5発打ち上げる


優勝「空から舞い降りる雪の結晶」 磯谷煙火店
 コレ、きれいでした。切れるような鋭さを感じてちょっと怖かった部分もあるのだが、納得。


準優勝「昇銀笛付大葉入青芯オレンジマジカルの花」大曲花火化学工業


▲優秀賞「球磨河畔 秋の華」丸玉屋小勝煙火店
 2種類の花火を上げてテーマを表現。ちなみに、会場は球磨川河川敷です


▲優秀賞「ミラクル万華鏡」ホソヤエンタープライズ
 あれ、これって…もごもご


▲優秀賞「宝石万華鏡」イケブン
 こちらはなかなかかわいい。っていうか、落下規定がないらしいので、ぜひこちらで思う存分スタマを(九州に工場作ろう)!


▲優秀賞「女王蜂と働き蜂」信州煙火工業
 コレ、大曲、土浦と見てきたけれど、同じ内容なのに、九州で一番きれいに見えるのはなんでだ!? あ、改良したってことか…。
 


▲優秀賞「昇り曲付八重芯変化菊」紅屋青木煙火店
 こっちはバッチリ見えるぞ(当然)

 見事に九州以外の業者で占めているじゃねーか。



 競技の合間には協賛花火があがる。目玉はミュージック花火だろう。見ていただければわかるが、青木ワールドである。えびす講以上に青木っぽさ前面な気がする。

     
▼2015ミュージック花火「Our distiny」






 タイトルに「アワ デスティニー」とルビを振るプログラムの親切に感動だわ。MCも英語にすり寄らずに淡々と読んでいた(ちなみにMCのど真ん前で見てたんよ)



 続いて「全国の部 10号玉」入賞作品


優勝「昇り曲付四重芯変化菊」紅屋青木煙火店
 (つд⊂)ゴシゴシゴシ
 来年もミュースタ上げてもらおうね。


準優勝「三重芯瑠璃色万華鏡」アルプス煙火工業
 個人的には5号玉がよかったけれどこれは形がもう一息って感じかと


▲優秀賞「モノクロームの金華」菊屋小幡煙火店
 暗いと分かっていて撮る花火だけど、観客のライトもたくさん入るので、よいかなよいかな。実際、この大きな花火は観客には大うけだった。


▲優秀賞「昇曲付三重芯変化菊」磯谷煙火店


▲優秀賞「昇銀竜五重芯変化菊」小松煙火工業
 久々にちょっと崩れた芯を見た。写真的には分からんけど。
 ひょっとして小松さんって全国制覇狙ってる!?


 協賛花火から。7号玉80連発。今年は芸協から7号玉が来るということで期待したんだけれど、結果はorz。まだましな方を…


▲「昇曲付芯入フラッシュ割輝光千輪」秋田県・新山良洋


▲「昇曲付虹色のブーケ」山梨県・齋木慶彦
 打ち上げがとんでもないことになっているので、曲導を見た時点で必死に守ろうと思ったよ


▲「昇小花点滅群光芯錦冠花車」東京都・小勝則孝


 そして「九州の部 スターマイン」の入賞作を




優勝「苔むす森」塚本花火工業
 偏見かもしれないが、九州の花火って比較的明るくってカラフルでぐいぐい前面に出るものでって思っていたので、この引き算のスタマはすっごくよかった。色を絞ることでテーマが際立っていた。



準優勝「大空の彼方へ」高田花火工業
 低空開発がひとつあったから大丈夫か?って心配したけれど、九州には落下規定がないとか(ホント?)。パステルパートが可愛らしかった。ピカピカは大曲などでも見たけれど、あともう一息って感じなのよね。


▲優秀賞「ひまわりの約束」六葉煙火
 ダイナミックな巨大なトラにのけぞるお約束。



 最後に協賛花火・7号玉80連発から、素晴らしき芸協殺しの数々を…。
 筒が近すぎ。センターに芸協玉を配置して、左右が九州業者の玉らしいのだけど、芸協玉を最後まで見ていると、もう九州の玉が開いちゃって、その上書きをしていくのだよ。

 もうもう、もったいない!
 ギャーギャーわめきながら見てました。カップルを挟んだ隣の動画組さん(お名前知りませんが、お顔よくあわせます)、ごめんなさい


▲虹の華(野村)をつぶすたぁ、いい度胸だな


▲松島潰すなや!!!!!!!


▲青木のマドンナブルーもその扱いですか!?

 お願いだから、筒の配置は適切に…。


土浦パート3

2015-10-12 10:21:00 | 花火

▲土浦花火づくし

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 土浦の第3弾(最後)は参加者一律の優秀賞の中から気になったものを…。順番は打ち上げ順になる。


▲10号「昇曲導付八重芯変化菊」関口煙火工業
 トップバッター。まだ暮れきらない空に咲く花ってだけで好物なんで(笑)。過去八重芯でも入賞することあるんだけれどねぇ…。



▲10号「昇曲導付四重芯変化菊」加藤煙火
 芯の一部がそろわなかったのが残念。まぶしい曲導が傾いたのもよくなかったのか!? 



▲創造花火「あなたにウィンク」六葉煙火
 10号玉は辞退とのことだったので、今回はこれのみの参加。最初はただのニコちゃん?って思ったのだけど、向かって右の目だけが点滅してウィンクに見えるというもの。変化ちっさ!! とは思ったものの、ちゃんと全部そうなっていた。



▲スターマイン「Mystery of the Universe -銀河の彼方へ-」若松煙火製造所
 タイトルとのリンクがよく分からなかったけれど、多彩な花火は楽しめた。
 




▲スターマイン「夏色のワルツ」芳賀火工
 芳賀さんもパステル玉あるのねー。そして柳の変化がきれい。


 芳賀さんに限らず、全体的に柳や瓔珞も多いなぁ。



▲創造花火「鼻血ぶぅー!!」芳賀火工
 これ、入賞しなかったのはおかしい。スマイルに鼻血が立体的についていて、笑った笑った。横向きになっちゃうと、鼻血の勢いがすごくてそれでも笑える。ちなみに昇りおっぱいは全く気付かず…。とりあえず、おっぱい星人が多いことは分かった。



▲創造花火「ハロ~(日暈)~」三遠煙火
 ハロとはうす雲がかかった太陽の周りにできる七色の暈(かさ)のこと。ってそれが分かる審査員&観客ってどれだけいるのだろう。方向制御がイマイチだった気がするが、表現しようとする意図は見て取れた。



▲スターマイン「森の薫り、木立の夕べ」丸玉屋小勝煙火店
 タイトルを見てからずっとウィンナーのCMソングが止まなかったとだけ言っておく。



▲創造花火「夏休み自由研究 観察日記「果実の色づき方トマト・洋ナシ編」海洋化研
 まず一言、タイトル長すぎ!!
 あと、トマトは良かったけれど、洋ナシがなぁ…。そもそも洋ナシって樹上完熟ではなく、収穫後の追熟じゃん!まぁ、まぁるい梨だと梨だかリンゴだかが分からないから洋ナシ形にしたんだろうけれど…。トマトだけで行ってもよかったんじゃない!?



▲10号「昇曲導付三重芯変化菊」小千谷煙火興行
 昨年のようなことにはならずホッと一息。この玉、芯が明るくってせっかくの多重芯が写真的につぶれてしまうんだよねぇ。形は綺麗だったけれど、まだ芯が安定しないな…。あと、開発から着火までに間が空くのがよくないよなぁ。芯抜けに見えてしまう(堀之内の時にすっごく思った)



▲創造花火「氷の華」篠原煙火店
 篠原さんの創造花火は奇を衒うわけでもなく淡々と綺麗なのがよい。



▲スターマイン「紅華 ~紅の世界~」新潟煙火工業
 大曲に続き、このテーマで。玉のサイズが小さい分、多様性が増えたのかな。なお、この時何が起こったのかは覚えていないのだが、なぜか画像がゆれゆれになっていた。



▲スターマイン「Enjoy ハーモニー with スマイル!!」糸井火工
 虹色変化玉がたくさん
 


▲土浦花火づくし



▲創造花火「黄色い菜の花」ファイアート神奈川
 新コレの玉の改良版だね。菜の花のアップと菜の花の千輪。色のバランス的に緑が黄色に勝っちゃってた気がするのがちょっと残念。



▲スターマイン「キラメキ☆パーティークラッカー」イケブン
 スターマインは初出品だったらしい。クラッカーの型物は不格好だったが、大曲の勢いでピカピカグルピカまでは良かった。が、はっちゃけ過ぎた模様。蜂がかなり暴れていた。私の席からは見えなかったが、桟敷席からは蜂が地面を走るといった状況が目撃されたらしい。そこにはほかの煙火店の花火筒があるので、安全確認にかなり時間を取られた。
 まぁ、蜂は秋になると攻撃的になるからな。



▲スターマイン「薩摩華焔歌劇団第一幕「戀焦」」大洋花火
 タイトルがかなり謎だったが、イケブンショックで会場がざわついているときに上がった玉は、結構良かった。某歌劇団のイメージで組ごとの色を出していたのかな。〆の葉落が綺麗だった。



▲10号「昇曲導付三重芯引先紫緑点滅」信州煙火工業
 これ、きれいなのになぁ。親星が弱かったのがよくなかったの?



▲10号「昇曲導付三重芯変化菊」高城煙火
 芯の配色がよくしっかり見える。若干右下に膨らんでいるのがマイナスなのかな。



▲10号「昇曲導三重芯変化菊」阿部煙火工業
 親星の乱れが惜しい。あと、ちょっと暗いのが視認しづらいかな。



▲創造花火「ブーケトス ガッチリつかんで つぎ私!」北陸火工
 北陸さんはもうこの「痛い感じのタイトル」で突き進んでください! えぇ、ほめ言葉ですよ!



▲エンディング花火 7号玉84発より


▲エンディング花火 7号玉84発より


 土浦の花火はこれで終了。
 場所取り問題、来年は改善されるといいなぁ…。最悪、花火前3日は雨降らないでほしい。

土浦パート2

2015-10-08 22:34:00 | 花火

▲土浦花火づくしより

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 土浦花火の続き。
 土浦は各部門の1位が優勝となりその下の下の下に1等が来るという、分かりにくいランキング制度。1等でも満足できるようにあえて複雑にしているのか…!?

 整理すると、
 優勝  1社
 準優勝 1社
 特等  1社
 1等  1社
 2等  複数(点数順らしい。創造は1社のみ)
 3等  複数(点数順らしい)
 優秀賞(参加賞・打ち上げ順の並び)
という順番になる。

 ということで、この回は2等以下となる。


▲スターマインの部2等「The Rose」山崎煙火製造所

▲スターマインの部2等「The Rose」山崎煙火製造所
 大曲より分かり易くなっていた。なによりバラの立体型物が美しい。唯一気になるのが、その出現方法。茎とガクの境目部分が玉の中心らしく、花が咲いた後に茎が展開するというもの。茎を曲導で表現した方が美しくなると思うのだけど、1玉の中で完結させる方が何かと便利なんだろうなぁ(販売面でも)。姿勢制御抜群なのは、そこに秘密があるのだろうなぁと妄想。
 その点が引っ掛かってしまっているのだよ、個人的に。2次元の方のバラも美しいので、そちらで展開してもらっても十分だと思うのだけどね。

 あ、あくまで見た目の問題で、花火の技術が云々って話じゃないです



▲スターマインの部2等「日本の鼓動」加藤煙火


▲スターマインの部2等「日本の鼓動」加藤煙火
 スタマ初入賞おめでとうございます!
 まぶし―の想像していたら、和火スタート(エッ!)。和火好きだからいいんですけどね。後半にまぶし―のが来て、来た来たって思いました。「鼓動」対決は、こちらの方が上ってことで。
 和火とプラチナ銀の組み合わせって、最近多いですね。撮るほうはなかなかキツイんですが…。



▲スターマインの部2等「追憶」マルゴー
 ま、眩しすぎてほとんどまともに撮れていないorz 千輪滝の色変化に見とれていたら、真っ白白に…orz 多分、全スタマで一番眩しかったのではないかと…。マジでNDの使用を本気で考えました(でもそうすると和火がなぁ…)。



▲スターマインの部3等「悠久を照らす輝」高田花火工業
 こちらも眩しい系花火猛進中。まなぶはまねぶ(真似ぶ)だからいいんですけれど。そしてこのパステル系千輪の重ねて重ねて重ね打ち。これが土浦の魅力と言えばそうなんだが、打ち上げ順92番だと、「あれ、これさっき見なかったっけ?」となるリスクもありますなぁ…。
 なんとなく打ち上げ順が早いと損な気がする土浦だけど、後半だとかぶりが心配になっちゃうから(かぶったー!って気付いてもどうにもできない)どっちもどっちなのね。



▲スターマインの部3等「さわやかな花火」田熊火工
 「田熊さん、千輪満載だと嬉しいなぁ」って言っていたらキター!! トロピカル千輪の直後なのだけど、千輪好きだからいいやって。高田さんのところと違うこと言っているよ(ちなみに打ち上げ順としては80和火屋→81田熊→92高田となる。ほかにも千輪使っていたしなぁ…)



▲スターマインの部3等「平和への願い」齋木煙火本店
 単に個人的贔屓でかなり多めにアップしちゃうのだ!!!

▲スターマインの部3等「平和への願い」齋木煙火本店

▲スターマインの部3等「平和への願い」齋木煙火本店

▲スターマインの部3等「平和への願い」齋木煙火本店

▲スターマインの部3等「平和への願い」齋木煙火本店

▲スターマインの部3等「平和への願い」齋木煙火本店
 〆はレインボーフォール。サイズが小さいから、あまり長くできないのが残念。
 ある意味、内容が分かっているから撮れるともいえるけれど、それってひょっとして競技花火としてはよくないことではないかと思ったりして…。でもなぁ、この路線は貫いて欲しいんですよね、本当にきれいだから。



▲スターマインの部3等「光と影」山内煙火店

▲スターマインの部3等「光と影」山内煙火店
 和火と眩しい花火の組み合わせはこちらも定番。和火を撮る時には開放しているので、自然と観客が入ってくるのもよい。最近は振り幅が大きくて、いつ転調する!?ってドッキドキですわ。



▲スターマインの部3等「全速力でかけぬけろ!!」アルプス煙火工業
 あー、あれだ。「磯谷のいぬ間に…w」なんだろうね、こういう劇場型って、やっぱりやってみたいのかね~。本田さんみたいに当人の目の前でやりましょう。
 紅組と白組の運動会対決で分かり易いんだけれど、展開(赤の後に白の同じ花火が来る…の連続)が読めてしまうのがちょっとどうなのでしょう?



▲土浦花火づくしより
 えぇ、尺しか見てませんので、盛大に扇の要が抜けておりますorz



▲創造花火の部2等「越後に咲く幻の向日葵」片貝煙火工業
 前半が黄色いひまわりで、後半が白いひまわりだった。なんで、2種類上げたの?



▲創造花火の部3等「星の物語」太陽堂田村煙火店
 期せずして、水たまりに反射! まったく狙っておりませんでしたww



▲創造花火の部3等「時間差アート」小松煙火工業
 好き勝手な言い草だけど、小松さんがこのタイトルで出してくるのなら、もっと凄いの見られるのかと期待していました。ちょっと懐かしくていいけれどさ…。




▲土浦花火づくしより




▲10号玉の部2等「昇曲付四重芯変化菊」紅屋青木煙火店
 丸いですなぁ、丸は正義。



▲10号玉の部2等「昇曲導付漣芯椰子菊先変化」北陸火工
 毎度盆のでかいシリーズ1



▲10号玉の部2等「昇曲付麗輝姫菊」小口煙火
 毎度盆のでかいシリーズ2っていうか、こっちが本家! 小割が親星に隠れて見えるのは写真ならではなのだが、某煙火店さんと同じ悩みを持っているような気がする。



▲10号玉の部3等「昇曲導付三重芯変化菊」山内煙火店
 止めの銀が眩しすぎる~。確実に年々明るくして行っている!?



▲10号玉の部3等「虹色のグラデーション」齊木煙火本店
 どうしてこの位置なのかなぁ~。絶対最高にきれいなのになぁ~。今年はまぁるくて、日ごろ感動を噛み殺す私ですら思わず声を出してしまったのに(これでリミッター外れて、今年はしゃべりまくりだった)
 なんというか、この花火って、古典的な審査基準(盆肩張消え口…)では図り切れない作品なんだと思ってきた。



▲10号玉の部3等「昇曲導付三重芯錦先紅光露」筑北火工堀米煙火店
 堀米さんの青のスモーキー具合が実は結構好きだったりします。

 

▲10号玉の部3等「昇曲導付三重芯越後の向日葵」片貝煙火工業
 関原で見たのは類似もので、それよりはシンプルなものだった。あっちのほうがよかったかもね。いろんな類似玉を作っていろいろテストしているって経過が分かるとちょっと感慨…。



▲10号玉の部3等「昇分砲付四重芯菊先紅緑銀乱」伊那火工堀内煙火店
 曲導が控えめ
 

▲10号玉の部3等「昇曲導付三重芯雪の華」三遠煙火


▲10号玉の部3等「昇曲導四重芯変化菊」丸玉屋小勝煙火店
 今年、青配分大目!?


▲10号玉の部3等「昇曲導付五重芯菊花の極」篠原煙火店
 五重芯が4社ある中で、ここだけ「イツエシン」と呼ぶ。赤川でも大曲でも土浦でも読み間違わないところを見ると、ちゃんとルビが添えてあるんだね


▲10号玉の部3等「昇曲導付三重芯菊先変化」金沢煙火工場
 えっ! これとブーケ同じ3等なの!? なの!? そりゃ、変化しているけどさ…ネオキミタイジャン



▲10号玉の部3等「昇曲導付四重芯変化菊」アルプス煙火工業
 少し崩れたか…。

 とはいえ、今年は割物は比較的良かったように思う。




▲土浦花火づくしより




▲エンディング花火7号84発(大会数)より


 ということで、第2弾終了。第3弾は気が向いたら…。

土浦の花火~入賞作品より~

2015-10-05 23:41:00 | 花火

▲大会提供より。今年は尺玉付。尺デフォルトの私得

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 週末は、土浦の花火だった。日本三大花火の一つであり、内閣総理大臣賞が授与される大会である。ここはスタマの大会としておなじみ。ただし、スタマの号数が想像以上に小さいので、みな物量勝負に走るきらいがある。


 桟敷席が特上なのは承知だが、櫓タイプのため、ここは後ろに下がって見る(撮る)
 
 今年は公道上は場所取り禁止とのことで、実際かなり厳しく場所取りのテープやらシートやらは剥がされていた。例年通りに早めに現場に来てみたが、あまりの徹底ぶりに何もできずに撤退した次第である。
 ということで、当日の朝に場所取りをし、夜までの長い時間をつぶす。


 夕方、何も食料を調達せずに現場に戻ってしまい、しまったなぁって思ったら、次から次へとお土産物爆撃が投下されて、非常に助かりました。
 ひょっとして皆さんの脳内に直接話しかけていましたでしょうか、私。
 「食い物がねぇ~、食い物がねぇ~」って…。

 改めて、ありがとうございました&ごちそうさまでした。



▲まだ暮れきらぬうちに打ち上がるレクチャー花火。前日の雨が溜まっていたところにわずかに反射していた


▲明るい空よりも水面の方に色が映る



▲花火師登場! の花火。後方からは花火師さんは全く見えません! 桟敷の方でも豆粒だそうで…。ここには超望遠鏡とか双眼鏡が必要なようだ。


 レクチャー花火、新庁舎移転記念スタマ、花火師登場と花火が上がり、ようやく暗くなったかなぁって段階で標準審査玉が上がる。前日午前まで雨が降っていたが、この日は雨の心配もなく、風もほどほどに吹いて絶好の観覧日和であった。

 そんな中、10号玉、創造花火、スターマインが次々と上がる。
 
 それぞれが競技玉であり、日曜日にはその結果が出ていた。以下、上位入賞作品を順番に。



▲「ノスタルジア~あの日の森へ~」野村花火工業
 スターマインの部優勝 内閣総理大臣賞【総合優勝】
 あえて森っぽくない青緑変化を上げるw



▲「光と闇のレクイエム」菊屋小幡花火店
 スターマインの部準優勝
 あえて暗い方を上げる。いや、単に和火好きなんですよ。



▲「Emotions(エモーションズ)」紅屋青木煙火店
スターマインの部特等
 終わった瞬間、哲学的な音楽だよなぁとよく分からないでつぶやく。3秒後、そうか、日本じゃない方向に目が行っているからだよなぁ…と妙に納得した。



▲「光の旋律」和火屋
 スターマインの部1等
 そしてここでも和火を推す。だってみんなトロピカル千輪上げるんでしょ。





▲「昇天銀竜五重芯変化菊」小松煙火工業
 10号玉の部優勝
 安定の五重芯って言い慣れてしまう驚異。軒並み五重芯が入賞してきて、時代の変化を感じる。あれだ、バンクーバーからソチへの男子フィギュアクワドラプルの流れだ!



▲「モノクロームの金華」菊屋小幡煙火店
 10号玉の部準優勝
 だんだん金の部分が明るくなってきて、撮る難しさを感じている(要は腕がついて行っていない)。この玉、引き先が長く伸びるタイプだから、もうちょっと発射薬を多くした方がいいんじゃないだろうか。



▲「昇曲付五重芯銀点滅」山崎煙火製造所(崎の字は「立+可」が正しいです。このブログだと化けて大変なことになるので使用できずすみません)
 10号玉の部特等
 五重芯競争の中では、実は一番視認しやすいと思っているんですが…



▲「昇曲導付五重芯錦冠先紅点滅」野村花火工業
 10号玉の部1等
 野村さんで土浦でも冠ではのし上がれないのね…。


 もうさ、多重芯菊&牡丹の部と冠菊を分けようか!? むしろ冠菊大会でもOK なお、その際地上○メートルなんて野暮なルールは外すこと





▲「チョビひげオヤジは髪の毛1本」北日本花火興行
 創造花火の部優勝
 相変わらず楽しい花火。日曜のお茶の間のアイドルっぽい人が夜空に舞いました。最後に髪の毛一本が残るのが哀愁漂う逸品でした。ぜひ、「ばっかもーん!」という文字型物もよろしくお願いします



▲「ひまわりの乱れ咲」和火屋
 創造花火の部準優勝
 大曲の時は色が出ずに、それでヒマワリですかい!?って思ったけれど、こちらは黄色が夜空いっぱい弾けて遅い夏気分でした。ちなみに茨城には秋に見ごろを迎えるひまわり畑があったはずだよなぁ。



▲「ときめくハート」神戸煙火工場
 創造花火の部特等
 個人的には和火屋さんより上に上げたい。タイトル通り、かわいくて端正でときめきました。なんか下の家が「愛の家」みたいだw



▲「キケン!電気クラゲにご用心」紀州煙火
 創造花火の部1等
 昨年の進化系って辺りなんだが、個人的にはもっとクラゲクラゲのユラユラを表現してほしい。あと、電気クラゲならフラッシュぐらい入れようよ~。とりあえず、鶴岡の加茂水に行ってクラゲ見てこい(えのすいでも許す)



▲「紅白変色 斬撃の華」田畑煙火
 創造花火の部特別賞
 今年は新作。しかしその完成度の高さはさすがだと思った。今年の創造花火は激戦だったので、入賞レベルだけどはたして入るかと思ったら、特別賞に滑り込み。田畑さんのことだから、これがこの後どういうスタマに組み込まれてくるのか楽しみだったりする。



▲大会提供より


 まぁ、競技大会には付きものの、「そこ、異議あり!!」ってところもあるんだけど、それは追々(あ、すでに書いている点あるなぁ…w)