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ISOGAI花火劇場in名古屋港

2020-12-29 23:17:00 | 花火

▲花火本編が始まる前にコナン映画の花火が…。

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 12月末恒例のこの花火。まぁ主催がかなり頑張ってやってくださるだろうということは予想できていた。
 従来よりも来場者数を減らして、その分座席をゆったりさせる、入場時に検温実施、恒例のイルミネーションは取りやめ、ついでにキッチンカーも今年はナシ…といった対策を取りつつ、開催へとこぎつけた。
 実行委員の皆さん、本当にありがとうございます。

 今年は、JR東海トラベルさんがGOTO対象の日帰りプランを作ったので、それに乗ることにした。ぷらっとこだま往復より安いという設定。しかものぞみとかでの移動だ。さらに、共通クーポンや名古屋市内の4施設のフリークーポンもつくという状況。確かに夏以降何度か東海道新幹線を使っているので、その乗車率は身をもって知っているだけに気持ちは分かる。
 なので、そのプランに乗って、夜のイベントだというのに、8時台には名古屋入り。この時間なら、コインロッカーも余裕で使えた。まぁ、例年この時期に名古屋界隈で開催される大型音楽イベント系が軒並み開催されていないからというのも影響しているだろう。
 ということで、日中は熱田神宮へ行って、門前でウナギを食べる。
 その後はJRのリニア何とかというJR鉄道施設見物へ…。エヴァラッピング電車で終点まで。駅を出るといつもこの花火で見慣れていたあの橋が眼の間にあった。そしてリニア館はその橋のたもとにあった。クーポンを入場券に取り換えて入場。
 懐かしい車両がずらずらと並ぶ。てっちゃん歓喜施設なんだろうな。なお、客層の多くは親子連れで、ちび鉄が多かった。鉄分はあるが、マニアではない自分としてはさらっと見るだけでいいかなって感じ。
 唯一収穫だったのは疑似リニア体験。乗車席は同じだろうが、以後は音と窓の光の流れでリニア感覚を体験というもの。結論から言うと、うん、めっちゃ急ぐ事情じゃなければ、リニア乗らんわ…。そもそも車窓が楽しめないのよね。トンネルばっかり走るから…。
 これ、技術確立後の乗ることのメリット(もしくは楽しみ)を見出さんと結構厳しいんじゃまいか…。

 ということで、そこからまた名古屋駅に戻り、朝詰め込んだ荷物を持って名古屋港へ。
 実はリニア館のある所から、名古屋港の水族館までは船便があるらしい。次にここに来る機会があれば(駅的にはレゴランドもある)、船で橋をくぐって水族館へ行ってみたいぞ。

 会場にはすでに入場列ができていた。自分は場所がきっちり決まっているので、あまり急がずともよく、のんびり入場。感染対策のため場内では何もすることがなく、とりあえず外に出て見たりする。いつも後方の広場には大勢のフリー客がいるが、今回はそこにはほとんどいない。とはいえ自分の席の後ろには結構人の気配がした。

 そして、打ち上げ開始のお時間です。
 冒頭になぜかコナン映画の宣伝が入り、その後、クリスマスの物語が始まる。
 今回は、看護師の母を持つ男の子のお話であった。話の進行に合わせて様々な花火が上がる。


▲磯谷さんの染め分けってあまり見た記憶がない


▲暗い和火から海面に向かって鮮やかな色が出てくるの、毎度歓声が沸く


▲日中、奥の橋の辺りで観光してました


▲曼荼羅(という命名された花火なんですよ)。本来は、仏教の核心を描くものなのだが、今回はこれが某ウイルスとして表現されて…い、いいんですか!?(;´・ω・)


▲海に浮かぶ鉄の台船の上に花火の筒を置いて打ち上げている。なので、長く尾を引く火が落ちても問題ない


▲大量にポカ物が割られて華やかで小さい色花火が空を埋めていく


▲椿と名付けられた花火が会場に咲き乱れる


▲銀芯オパール


▲王道錦に銀千輪が咲く


▲ミラーボールの上中下


▲光の宝石、各色開花


▲扇状に開く銀の上に、緑の光の宝石。翡翠ですね。


▲フィナーレ

 いやぁ、素晴らしかった。そりゃ、磯谷さんだものね。
 意地でも開催するという気概を感じていたから、GOTO停止とかものともせずに本当に開催できてしまったことは拍手(ちなみにGOTO停止期間外なので影響はない)
 気になるのは、ちゃんとペイできるているかという点。
 しばらくは今までのようにはいかないだろうけれど、この後も続けていってほしいからこその心配である。


横浜スパークリングナイト

2020-12-29 19:27:00 | 花火

▲大桟橋の先っちょから花火が上がる

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 10月末から始まっていたらしい横浜スパークリングナイト。アップされている画像は見てたが、いまいちよくわかってなかった。
 12月になって、眼科の定期健診に行く際、ちょっと確認してみたらこの日もその花火が上がるらしいことを知り、カメラと小さめの三脚をリュックに詰め込んで出発。

 元町でいつものように目のチェックをしてもらい、中華街へ流れる。
 海外客はほぼいないが、各地から来訪者が戻ってきている雰囲気となっており、9月ごろに比べるとだいぶ人出が戻ってきた感じになった。久々に肉まんを買って、山下公園でパクる。熱々では食べられない猫舌なので、この距離移動時間がちょうどよい。
 12月ではあるが、公園内には冬でも咲く花が植えられ、この12月に咲くバラもあった。
 天候はよく、海風は少々強いものの、クリスマスシーズンといえる人出の賑わいであった。
 例年と異なるのは、みなマスクを着用しているということだろう。

 山下公園から大桟橋へ。
 ライトアップが始まる時間帯で、LEDで青く染まるデッキを見に来る人や、夕焼けの横浜夜景を撮る人でそれなりにここも人が集まっていた。
 しかし、一番大変だったのはウエディング写真を撮る人だったろう。
 海に突き出る大桟橋はいつ行っても海風が強い。冬の海風は冷たく思わずコートの前の袷を深くする。そんな状況下にウエディングドレスの女性が撮影されているのだ。もちろん隣には白いタキシードの花婿が立っている。横浜の夜景をバックにウエディング写真を撮るというプランでもあるのだろう。2組ほどが寒風に吹かれながら雰囲気を作って写真を撮られていた。そこまでして「きれいな自分を取っておきたい」ものなんだなってマジで尊敬した。
 自分は、大桟橋の先頭まで行き、そろそろ花火のセッティングしていないかなぁって下をのぞき込んでいた(この日は大桟橋打ち上げ予定)。まだ早かったらしいw

 象の鼻公園もいつの間にかこんなにおしゃれになって…ッと感慨に浸りながら横浜赤レンガへ。恒例のスケートリングができていた。奥に行くとそこにはクリスマスマーケット。ただ、事前にネットで予約した人だけが入れるシステムになっていた。
 窮すれば通ず。
 人はちゃんと考えて、解決策を見出すものである。
 海辺は特に何もなく、大桟橋が正面に見えている。

 20時にはまだまだ時間があるので、話題のハンマーヘッド方面へ。ってか、この辺り新たに商業施設が増えているのね。よく考えられたレイアウトで、回遊し易い導線ができていた。ハンマーヘッドの手前にも別の商業施設ができていた。ここはプロダクトをテーマにしているらしく、工場見学等ができる施設がいくつかあった。あくまで「見せるための施設」である。もっと早い時間に来ていればいろいろ体験できたんだろうな…。そこから見るハンマーヘッドは、意外とシンプルだった。触ることができそうなほど近くから見ることができるのね。
 そして、みなとみらいの建物から青いライトが星空に溶けていっていた。これは「NIGHT VIEWING」というものらしい。

 やがて時間が来て、赤レンガの海っぺりから大桟橋を望む場所にスタンバイ。のんびりしすぎてギリギリになった(;´・ω・)


▲何の案内もなく、ただ静かに花火が打ち上る。

 赤レンガ周辺の買い物客も花火の音を聞いて、あ、花火上がっているのかというレベルの反応。それでも海っぺりに人が集まってくる。


▲リング花火。視覚的にはわっかだけれど、カメラだと光跡が残る


▲偶然にハートっぽくなった


▲奥に見えるのは横浜ベイブリッジ


▲大桟橋のイルミネーションが青いので、青みを含む花火は親和性が高い


▲この辺り型物。対応できてないw


▲終始小型煙火だった。まぁ、分かっていたけれど

 終了後、人の流れが駅に向かう2方向へ。自分はワールドポーターズ経由。3年ぐらい来ていなかったからか、だいぶ店舗が変わっていた(;^_^A


花火の前と後~スカーレットとラストサムライ

2020-12-29 06:30:00 | お出かけ

▲信楽駅の賑わいwタヌキばっかりですやん!

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 花火は兵庫で打ち上げられるということで、宿は三宮からポートライナーに乗っていくポートアイランドの高層ホテルに取った。GOTO利用である。
 だが移動の夜行バスは京都で下りた。
 京都観光をするのではない。朝ドラの舞台となった信楽を訪問するためである。

 京都から琵琶湖線で草津へ行き、そこから草津線と信楽鉄道を乗り継いでいく終点が信楽である。「スカーレット」の舞台であり、焼き物の町である。



▲駅前にドーンと鎮座する巨大タヌキ。用途としては、公衆電話w。12月なのでサンタコスとなっているが、おなかの辺りに緑の電話機が…。

 信楽がなぜ焼き物の町となったのか…それは、琵琶湖が動いたから。
 はるか昔、琵琶湖(古琵琶湖)は信楽辺りにあったのだが、地殻変動で今の位置に動いてしまった。そして信楽には古琵琶湖の底に沈んだ土が残され、それが焼き物に適する陶土だったということ。ということは、今また地殻変動が起きて琵琶湖がどこかに移動したら、そこにはまた良質な陶土が大量に発生することになる。
 信楽鉄道に乗ってハッと気づく。
 紫香楽宮跡がある。この辺りは昔から人が住まってきたということ。ドラマでは喜美ちゃんが室町時代の陶片を見つけたが、事実はもっと古い陶片が見つかる可能性のある地であるということである。
 遺跡好きな自分としてはこのことに全然気づかなかったことに懊悩した。
 信楽産業会館のコインロッカーに荷物を預け、館内見物。オート三輪が絵付け火鉢の運搬に使われたことが展示されていたりして、そこに父常治の影を見た。

 そこから少し歩いた旧信楽伝統産業会館で「テレビドラマの世界〜スカーレットの舞台 甲賀市信楽〜」が開催されていた。ドラマの小道具や衣装、セットなどが持ち込まれ、ここに再現されていた。

 かわはら工房はそのまま展示されていた。

▲武志が描いた常治の絵皿


▲武志が取り組んだ水たまりのお皿


 サニーのセットには、ハチが作ったコーヒーカップが並び、奥の展示にはオープニングのクレイアニメのモデルが展示され、と,気分がぐんぐん盛り上がるものばかりがいっぱい!


▲新宮神社は松明担いでいた火まつりのお宮。こちらのサイトによると、紫香楽宮にも関係のある古いお宮らしい。個人的には忘れ柿が気になるw


▲町のあちこちにタヌキの置物があるのだが、中にはこんなアバンギャルドなタヌキも…。ひょっとして奥のはヨーダタヌキですか!?

 他にも大手窯元さんを覗いてみたりもした。
 モデルの方の窯にも足を延ばしてみた。どうやらご不在っぽかったので、敷地外から眺めただけであるけど…。今考えれば小千谷銘菓の「船岡山」を持って行けばよかったかなぁ(小千谷にも窯を作られていた)

 気が付けば昼過ぎで、あわててきた道を戻る。草津からは新快速で京都も大阪も通り抜け、三宮へ一直線。
 兵庫って、尼崎しか行ったことがなく(寺町いいところです)、神戸は初訪問。なお、神戸と三宮の違いとか全然分かってないw。この夜のツアーが三宮発だから、三宮近くのホテルを取ったというぐらいの理解度である。
 

 で、大波乱の花火大会を終えて、三宮に帰ってきたのは24時近く。ホテルにこれから向かう旨を連絡し、24時過ぎのチェックインとなった。
 海が見える眺めの良い部屋で1泊。いやぁ、接客が丁寧で、ビジネスホテルばっかり泊まっている自分にはなかなかこそばゆかった(いいホテルです)。

 翌朝、最上階での朝食に行ったら、長蛇の列。六甲の山々をの望む窓近くで、朝ご飯を食べてチェックアウト。


 三宮から姫路行の新快速で今日の目的地へ向かう。
 停車駅で、三宮と神戸の違いを知り、地震で甚大な被害があった長田の位置を知り、源氏物語の舞台となった須磨に感動した。車窓から見える淡路島が意外とでかいことに驚き、明石海峡大橋をくぐり、明石といえば子午線だなって思いつつ、加古川を渡る。そして本日の目的地の姫路に到着。

 姫路といえば姫路城。だが本日の目的はそこではない。
 駅前から路線バスに乗り、町を抜けて、郊外へ。そこからバスは坂を上って、到着したのが一乗寺。西国札所の寺である。
 兵庫には西国札所の最西端の寺がある。いずれ行かねばならぬのなら、さっさと行っておくほうが良かろうと思って足を延ばした。中々急な階段が3セット…。


 法華山一条寺。きれいな紅葉が残っていました。


 受付の小屋に住み着いているらしいニャンコ。人懐っこく、自分の足の周りをうろうろしてニオイ付けされました♡

 ご朱印をもらって、終点から戻ってきたバスに乗って、姫路の町に戻る。姫路城大手門前でバスを降りる。別に姫路城に用があるわけではない。時間があれば見学しようと思ったけれど、朝食の出遅れなどで時間を食ってしまったので、今回はパス。ここでもう一つの寺行きのバスに乗り換えができるためである


▲一応、姫路城は見たよ記念

 バスを乗り換え、今度は住宅地を縫って、郊外へ。終点からはロープウェイに乗る。このロープウェイ、なかなか眺めがよく、瀬戸内に浮かぶ島々まで見えた。


▲書写山ロープウェイ。確かバス会社の運営。眼下に見える高架道路は山陽自動車道。

 山の上にある書写山圓教寺。西国札所最西端の寺である。ロープウェイで気軽に行けるが、昔は当然山登りしなければならなかったところである。しかし、ロープウェイで上がったらすぐ寺というわけではなく、そこから30分ぐらい歩かないと本堂にたどり着けないというなかなかガチな山寺である。そこはうまくできたもので、志納すればバスで本堂近くまで連れて行ってくれるという。時間が残り少ないので、迷わず課金する。そして本堂の近くまで連れて行ってもらう。
 

▲「西の比叡山」とも称される圓教寺の摩尼殿(観音堂)。春は桜、秋は紅葉で彩られる

 納経を済ませ、帰ろうかと思ったが、先ほどのバスのチケットの半券をこの奥の建物において来いと言われている。今考えれば、ここだけで帰るのは寺側の本意ではなく、ちゃんと主要な建造物等を見て参ってこいという意図だと思う。
 こちらとしても仏罰を落とされても嫌だから、速足で奥の伽藍へ向かう。そこには実に見事な建物が立っていた。よく見ると、ここで「ラストサムライ」や、数々のドラマ収録が行われていたという。そうか、ここにトム・クルーズが立っていたのか…。
 ということで、また速足でバス乗り場へ戻る。バスでロープウェイ乗り場に着くともうすでに満員状態だった。次の便は15分後か…と思っていると、すぐピストンで次の便を出してもらえた。
 おかげで、予定していた電車に乗ることができ、無事東京に帰ることができた。

見上げたのは、花火か星空か

2020-12-27 01:12:00 | 花火

▲会場到着! すでに十分に暗くて、筒場どころかどこまで観覧席なのかが分からない状況。スタッフのお姉さんは、花火は正面と「右」側に上がりますって説明したんですよ…。
多分、彼女がレクチャー受けたときの右と、我々の方を向いた時の右は逆だってこと知らない残念なお姉さんだったと思うの…。

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 「花火を見上げる物語」は三密対策をした花火ということでスタートした。密を避けるために会場は直前までシークレット(兵庫県のどこか)。チケット購入者には駐車場は案内するが、そこからはシャトルバスで移動する(という口上だった)。
 さらに、日帰りバスツアーが旅行会社(HIS)で組まれ、一般客の多くは、京都・大阪・神戸からのバスツアーで訪れることになっていた。つまり、フリーの客はやってこられない仕組み。
 自分は、神戸発のツアーで行くことにしたが、大玉カメラマン席があるというので、そのチケットも買っていた。

 当日、バスツアーの集合場所(公園)に行くと、そこには約10台のバスが並んでいた。聞けば、大阪・京都からもほぼ同じ規模でバスが出ているという。
 検温してバス乗車後、健康状況の聞き取り(用紙記入)した上での出発(ここでおそらく20分ぐらいかかった)。
 この辺りの手間の発生が想定外だったのだろう。バスは全速力で花火会場へ向かった(トイレタイム10分のみの休憩※この休憩がなかったが現地でトイレ難民が大量に発生したであろうから自分はバス会社には感謝しかない)が、結果として全バスが開場時間に間に合ったわけではなかった(自分の乗っていたバスは間に合った)。
 結果、花火のスタートが遅れた(30分ぐらいだったかと)。

 会場に着くころにはすっかり日が暮れて、簡易照明がないと本当に真っ暗で何も見えない状態。会場はゴルフ場と聞いた。うん、夜間照明はないよね…。

 バスツアーは3カ所から出発したバスの番号順に現地に到着することになっており、その順番に前から着座していった。お高いA席コースが前席に行くのは理解できる。が、同じB席で数十メートルも差があるのはちょっとなんだかなぁ感はある。まぁ、自分は三脚展開するので(直前に会場の邪魔にならない場所なら三脚展開がOKになった)、割と後ろでもいいのだが(ちなみに大玉カメラマン席はもっともっと後方に設置されていた)、一般の観客はどう思ったのだろう。 
 しかも自分のバススペースの前には(別のバスの乗客スペース)堂々と中央に立って三脚広げているグループおるぞ(彼らも到着した時は自分が最後尾だと思っていたんだと思うけれどさ)。

 スタッフの説明を鵜呑みにして、右側にも花火が上がるのなら、左端に行くべ…と会場の端っこで三脚を広げた。もちろん、後ろに人はいない場所である。

 すっかり真っ暗になった会場の空は星空に包まれた。特別な仕様が無くとも星が写るレベル。

 そしてようやく花火の打ち上げが始まった。オープニングは音楽付きスターマインである。


▲あれ⁉ 右側じゃなく、左側で上がっている!? しかも山が邪魔じゃないか!?


▲大玉は上まで上がってくるが、ちょっと待て、小型煙火の3つのうち左側がほとんど見えないじゃないか!!


▲だめだこりゃ…orz

 ということで、オープニングスターマインが終わった段階で、三脚を持って、観客席の最後方へ移動。さらにずずっと右側に移動して、左側の花火を入れようと三脚を立て直す。
 
 そしたら次は単発でしたw

▲熨斗目(ワキノアートファクトリー 福岡県)
 のしめって、こういう字なのね。アナウンスだけでは???だったわ


▲昇天銀竜 アイスブルーの華(和火屋 秋田県)


▲昇り曲付き 輝光姫菊(小口煙火 長野県)
 久々の大玉爆裂ではみ出ました。おぐっちゃんさすがや!はみだし上等こそ小口さんや!!


▲四重芯引先橙紅輝光(山崎煙火製造所 茨城県)
 ※弊ブログは正しい山崎さんを記載すると以後バグるという仕様のため…)

 続いて2つ目の音楽付きスターマイン。
 そういえば、B席辺りでは少しだけ音楽が聞こえてきたんだが、さらに後方の大玉カメラマン席は聞こえていたのかな!?


▲なお、数十メートル右側に移動したぐらいでは、左側の小型煙火の見え方には何の影響もありませんでしたorz つまり、おれと一緒のバスツアーの人及び、その後に到着したバスツアーの人はみなこんな感じでしか花火を見られなかったというわけで…。


 確かに一部見えづらい場所云々って書いてあったけれどさ…。演出の1/3が見えないのは一部では済まないような気が…。

 ちなみに、観客席の前の方のA席は、夕食付きのちょっとお高い日帰りツアーの人などがおったわけで…。(A席単体で買った人もいるが、車がないおれはツアー一択だったので、ここまで見え方が異なるとは思わなかった)
 大玉カメラマン席も買っていたけど、そこにも見えにくい部分があると書かれていたし、ツアー側からも一時離団は許可もらったのだが、真っ暗な中の移動に不安があったことと、直前の三脚解禁で完全に判断を誤った。


▲そして、このスターマインは、突然止まった。


▲しばらくお待ちください…が長すぎて、星を見るしかない。星はきれいだった…。

 真っ暗な山奥で、ただ星を眺める。星見ツアーだったらよかったんだけれどね…。

 しばらくすると、遠くから多数の消防車が近付く音かかすかに聞こえてきて、どうやらどこかで延焼しているのかなって気づく。その音はだんだんと近付いてきて、会場の一般客もざわつく。
 しかし、会場のアナウンスはナシ。
 もうちょっとしたらアナウンスあるのかなぁと待っていたら、突然「尺玉を先に打ち上げます」というアナウンス。

 あ、こりゃ、スタマは中止だな…とは理解した。

 そして、尺玉だけするすると星空に上る。

▲株式会社丸玉屋小勝煙火店「昇曲付市松模様花」東京都
 以前の市松とは色調変わりましたね。ところで、アナウンスの人「やおがつ」と読みがち…。三陸のスタッフがプログラム書いているんですか!?


▲村瀬煙火「昇曲付千手菊」岐阜県
 村瀬さんはあまり見る機会がないのよね…


▲菊屋小幡花火店「里山の忘れ柿」群馬県
 小幡さん、今年は柿をいくつ仕込んでいたんですかね。全県制覇狙ってますかw


▲糸井火工「昇曲導付青芯金波小星入青三化十六方菊」福島県


▲岸火工品製造所「スタートリック」徳島県
 スライド変化楽しんでますねw


▲北日本花火興業「天空のユートピア」秋田県
 相変わらず完成度たっかいっすねぇ


▲マルゴー「芯入り変化牡丹」 山梨県
 大きい玉で、山に掛かってしまっとりますがな…。もっと高くお願いします!


▲阿部煙火工業株式会社「昇曲導付晩夏の蠢き」新潟県
 あれ、これも三陸で見たぞw まぁ、岩手から兵庫へと連転するおれがまず変態といえるんだけれどさ…。


▲野村花火工業株式会社「キラキラ万華鏡」茨城県
 久々に見るな、これ


▲響屋大曲煙火株式会社「紫水晶をちりばめたペンダント」秋田県
 中心の色で宝石分けをしている響屋さん有能


▲イケブン「八咫鏡(やたのかがみ)」静岡県
 ばーっちり写り込んでますなぁ、ドローン。

 なお、会場内は複数の公式ドローンが飛んでいた。時折客席の上を飛んでいたりした。確か夜間は操縦者以外の人の上に飛ばしちゃいけないんじゃなかったっけ…。安全軽視ですな。

 そしてここで主催側のカードはなくなった。

 長い沈黙の後(マジで何の説明もない)、ただいま協議中ですが繰り返される。そんな数十分が過ぎ、突然「時間を過ぎたのでこれで終了」というアナウンス。
 まぁ、自分、9時が近付いた段で、三脚しまい始めてましたけれどね…。


 さすがにこんなに長く放置されるとあきらめムードで、やっぱりこれで終わりかぁという空気一色になる。すたすたと照明で照らされた道を下る人々。よく調教されてらっしゃる。
 やがてバスツアーの観客もバスに戻り始める。自分のバスでは特に問題はなかったが、別のバスではツアー会社に文句を言う乗客がいたらしい。
 花火の不備は、旅行会社の責任とちゃいまっせ!

 なお、自分の乗っていたバスの添乗員は情報が早く入る立場だったらしく、バスに戻って第一声が、「今回のツアー代金は全額返金します」だった。
 経緯はともかく、この判断の速さは顧客対応としては中々優秀だなって思った。

 ちなみに、このツアーはGotoトラベル対象で、地域共通クーポン券がついていた。が、この花火会場は物販等が一切なく、このクーポンが使えなかった。当初は往路のSAで使用してもらう予定だったらしいが、いろいろ手続きしているうちに出発が遅れ、SAで買い物どころではなくなっていた。
 帰路も、時間切れを待っての終了だったので予定時刻よりもかなり遅い出発となり、途中のSAも店が開いておらず、使用できなかった。
 結局、帰着地近くにあったコンビニにみな殺到することにwww。日帰りだと当日限りの仕様なので、どうしても24時までに消化するにはそこを利用するしかなかったというわけである。ちなみに、神戸に到着したのは23:40であった。自分も2000円分のビール等を買ってホテルに向かった。



明日への絆~浜名湖湖上五箇所一斉打ち上げ花火

2020-12-26 23:30:00 | 花火

▲ポスター

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 奥浜名に宿を取った後、旅行の1ヵ月前にぷらっとこだまを往復で予約した。その2週間後だったかに、上記ポスターの情報が飛び込んできた。
 ん!? これ帰りの新幹線調整すれば見られるんじゃない!? ということで、昼頃の新幹線を20時ごろの新幹線に予約替え。幸い、キャンセル料のかかる時期ではなかったので良かった。


 そして前日がまさかあんなことになるとは予想だにしていなかったので、リベンジとなる。
 が、この花火は打ち上げ場所はシークレット。おそらく弁天島も上がるんだろうなぁとは察しがついたが、そこだと複数の花火を見られる可能性がおそらく低い。対岸まで足を延ばせば、浜名湖側の花火がもう一つぐらい見られるかもって経験則から思ったが、車があれば(もしくはもう1泊すれば)、の話である。そこ、徒歩で1時間歩かないと駅にたどり着かないから…(これもまた経験している)。
 もともと2日目の予定はないに等しかったので、この際乗り鉄でもするかと思いつく。幸い、天竜浜名湖鉄道には1日乗車券があった。天浜線は、掛川まで行くのだが、掛川だとぷらっとこだまの設定がない。なので、途中から浜松に向かう遠州鉄道に乗り換える。そして、天浜線と遠鉄が組み合わさった、素晴らしい1日乗車券があることを知る。
 ということで、奥浜名駅から天浜線に乗車。途中まで浜名湖沿いを走るこの路線は、今晩のロケハンもできるという好都合。SAの近くの駅は、10分も歩かないうちに浜名湖の7割は見渡せそうだという感触を得る。天浜線にボーっと乗っていたら、唐突に「女城主直虎」の里に突入していた。
 そして思い出す。
 おれ、この辺りに来たことあるぞ、20台の頃に…。
 妹が浜名湖畔の高級旅館に就職したので、家族割とかでそこに招待されたのである。その時に、観光バスも手配してもらい、某寺とか某関所とか行っていた。まさかその30年後に大河ドラマの舞台になるとは…。
 時間があれば下車して観光しようかと思ったが、ロケハンしているうちに時間が無くなってしまい、通過するのみとなった。まぁ、当時もそれほど感慨なかったし…。個人的には三ヶ日遺跡の方が興味高かった(山の中だから行けない)

 遠鉄に乗り替えて、浜松到着。遅めの昼ご飯を食べつつ地図を見ていたら、なんかこっちの方がいいんじゃない!? って場所を見つける。

 表鷲津湖岸1号公園。鷲津駅から10分チョットで行ける浜名湖に面した公園。行ってみたら、めっちゃ風が強かったが、広く浜名湖を見渡せる場所だった。そして、よく見ると南側に同じような公園があった。その公園に向かう途中、小さな漁港があった!? ん?ここから船出せるんじゃね!? と勘が働く。
 そして、くだんのポスターをよく見ると、湖西市や新居町の団体が複数掲載されている。これはその近くで上がるんじゃね!?と思い、ここにかけようと思う。となれば、後は暗くなるのを待つのみ。近くのホムセンやスーパーをうろうろして時間をつぶし、17時過ぎに再び湖畔に立つ。
 だいぶ地元の人が集まってきていた。そして湖西市のスタッフがマスクをつけてくれとか、消毒してくれとか注意していた。

 ビンゴだ!

 ということで、三脚展開。風は相変わらず強く、撮ってもぶれるかもしれんなぁと覚悟をしつつ18時を待つ。
 そして、時間となり、比較的近い場所で火柱が立つ。
 と同時に、昨日のホテル辺りと、日中にここがいいかもって思った当たりでも花火が上がるのが確認できた。となると弁天島も…と振り返ると、ホテルの影の向こうから花火が上がるのが見えた(向きが違い過ぎて撮影は断念)。
 ここで4ヶ所の花火が確認できた!


▲右が鷲津港沖、遠く中央に佐久米付近、左が奥浜名(おそらく前日のホテル)


▲紅でシンクロ


▲鷲津沖と佐久米。右は型物だったが、対応できず。佐久米が結構いい玉が上がるのだが、いかんせん遠い


▲鷲津沖と佐久米。


▲鷲津港沖、佐久米、奥浜名


▲鷲津港沖、佐久米、奥浜名。奥浜名では「いないいないばぁ」も上がった模様


▲鷲津港沖、佐久米、奥浜名


 そして5分はあっという間に過ぎた。
 ほとんど地元の人しか見物人がおらず、花火終了と同時にあっという間に皆家に帰った。
 見えるかどうかは疑わしいが、ヘッドライトを船に向かって振っていた自分w
 この公園でのカメラマンは自分含め3名だったと思う。

 三脚畳んで駅に向かう途中、鷲津港を通りかかると、沖から小舟が入港してきた。本当にこの鷲津漁港から船出したんだ!! 
 さすがに真っ暗な中、船の灯だけしか見えなかったので、花火師さんの様子はうかがうことはできなかったが、冷たい風吹く浜名湖湖上での打ち上げ、ありがとうございました。



 ところで、5カ所目はどこでしたか!?