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明日から帰省(もう今日だ)

2011-04-29 01:50:00 | 花火
 新作花火コレクションで気になったものから

▲銅賞「雪景色、鏤めた宝石のように」柿木博幸(滋賀県・柿木花火工業)
 新作花火コレクションの特徴の一つに、花火師自らがプレゼンテーションするということがある。プログラムにもそれぞれの思いが記されている。
 この長浜の花火師さんのコメントには、雪国出身の私が共鳴できる言葉が散りばめられている。
「(前略)つららを取ってのぞき込むように見てみると、つららがプリズムの役割をしてキラキラと光って、実にきれいだなーと思いました。ハッとして見渡すと、辺り一面降り積もった雪に光が反射してキラキラと宝石を鏤めたような輝く光景に感動しました。この感動を大曲の夜空に表現します」




 楽しい型物が多いのもここの魅力

▲花火鑑賞士特別賞「カエルぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」今野義和さん(秋田県・北日本花火興業)
 カエルとオタマジャクシが夜空に踊った。
 型物の得意な方で、その姿勢制御成功率には顎が抜ける思いだが(型物は向きが違うと意図通りの形に見えない)、今回はこだわらなかったそうだ。で、そうするともう1種類のカエルが現れるとプログラムに書いてあったが、いったい何ガエルだったのだろう…? レセプションと途中で退出したのでそこが疑問だ…。



▲「地デジ化おすみでシカ?」山崎香代(茨城県・山崎煙火製造所)
 こちらも型物に意欲的な方。時々面白いものが出る。姿勢制御はまだだが、一つだけ完璧に「ちでじか」が現れた。



▲「ミラーボール&光のダンスショー」池谷光晴さん(静岡県・イケブン)
 まぶしぃ~!の一言であるが、この頃から雨もしっかり振ってくるようになり…。レンズが曇り始めている。


 競技の合間にはプライベート花火が打ち上げられた。
 当初は「岡本太郎生誕100年記念」の花火が上げられるという、太郎好きにとっては期待大のプログラムもあったのだが…。今野さん辺りに太郎の目玉の花火でも作ってもらいたかったというのは今更な感想。


▲プライベート花火より。
 「昇曲導付錦芯覆輪変化菊点滅」
 端正な印象の花火だよね



▲プライベート花火より。
 「昇曲導付華キキョウキラキラ新青紅変化残輪」
 これは花火鑑賞士仲間が打ち上げた花火。1番目の打ち上げだったので、フレームアウトしてしまった;;。そういえば昨年某所でこの青紅変化菊を見たなぁって思いだした。



やっぱり…

2011-04-27 22:55:00 | 新潟県中越大震災

▲新作花火コレクション
 銅賞「Magic Art」山内俊幸さん(山梨県・山内煙火店)
 標準審査玉の直後に上がったこの花火が完成度が高くて、えぇ~、このレベルで最後まで行っちゃうの~って驚かされた。

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 仕事、忙しいなぁ…。
 外に出すことで楽になるはずだったのに、なかなかそうはならないものだ。

 そして、フィギュアの世界選手権が始まっているというのに、イマイチ個人的に盛り上がらない。これは地震関連で気分が乗らないのか、忙しすぎて心を失っているのか…。



 地震といえば、秋田で朝ごはんを食べながら見たテレビで栄村(@長野県)の被害状況は雪解けとともに次々と明らかになってきたということが、「忘れられた地震」として報じられていた。
 栄村で震度6強出たんだから相当な被害が出ていて然るべきなのに、なぜが想定より少ない。そして今になって被害が出てきているというのは、やはり豪雪がその被害を覆い隠していたのだろう。
 当初、私が予測した通りである。
 →3月13日の日記http://photo.ap.teacup.com/jumi/398.html

 県境を越えた新潟県十日町では、雪解けに伴って美しい棚田に地滑りが発生している。こういった地滑りは雪解けが進むにしたがってさらに増えていきかねない。
 さすがに放置しておくということではないだろうが、どのような対応が取られるのか気にかかる。
 

 そうそう、上記の3/13の日記で書いていたJR飯山線は、29日に復旧する。
 この件と言い、東北の新幹線や幹線と言い、JRのこの復旧スピードにはいつも驚かされる。それだけプライドを持って仕事をしているんだろうなぁ。
 新潟県中越地震の時も、絶対年内は無理!って思った上越線が年内に復活したもの…。こういうインフラを守る姿勢にはとてつもなく好感が持てる。
 ここ数年で私の中のJR東株は天井知らずの上昇中である。
 (もちろん、某インフラ会社への皮肉だ)


▲新作花火コレクション
 「紫陽花の花~虹色の光に包まれて~」山梨県 齋木智徳(マルゴー)
 単純に紫色の千輪かと思いきや、蒼からピンクへと変化していた千輪。細かいわぁ~。
 個人的にフォトジェニック賞である。

新コレに行ってきたよ

2011-04-24 21:00:00 | 花火

▲新作花火コレクション2011
 今回金賞を飾った「Gold Jewelry Collection」~スリーゴールドの輝き~。静岡県の光屋窪田煙火工場の窪田大輔さんによる作品。薬品の配合を変えることでグリーンゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドを3つの色を表現。また、点滅しているように見えるキラキラ花火は、実はとても扱いが難しい火薬だそうだ。(あぁ、画像劣化が…)

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 昨日、地震の影響で延期となっていた大曲の「新作花火コレクション」が行われた。
 

 新幹線がまだ復旧中の今、夜行バスで秋田へグイーンと。東北道は、震災の影響でなかなかの凸凹具合だった。
 中越地震の1週間後に関越道を走った際(やはり高速バス)は、気持ち悪い揺れを感じる走行だったのだが、東北道ではガツンという衝撃とともに空を飛ぶ感覚。地震の「成り立ち」が違うと、高速道路への被害も異なるようだ。そんな東北道を、私が乗った秋田行きバスを青森の八戸行きのバスがばびゅーんと追い越して行った。思いは北へ…。 早朝、秋田駅に着いてさっそく温泉へ。温泉で体をほぐして、そのまま朝食。秋田もお米がおいしいぞ! タクシー運ちゃんが、人が来なくってねぇってぼやいていたのが印象的だった。

 午前中に大曲の会場に移動。
 さっそくお手伝いを…と思ったのだが、なんだか作業の端境期に到着してしまったみたいで…。そして、当日はあいにくの雨予報。開催決定の情報からあまり時間が経ってないせいもあるのか、人出はイマイチ。
 午後2時を過ぎて、プログラム販売娘隊(10~40代だから一部詐称偽りありか・笑)が揃いのピンクのジャンパーを着て出発。駐車場で雨宿りしているであろう花火観客に向けて声をかけて販売した。意外と買ってくれる人がいて、しかも複数冊買ってくれる人がいて、ちょっと気をよくする(単純)。
 それでも夕方になれば、すこしずつ人がやってくる。テント内でのプログラム販売にも力が入る。地元と盛岡の青年会議所による、震災復興の募金も行われていた。気が付けば、プログラム販売の横にもひっそりとそんな募金箱が(いったい誰がいつ置いたんだろう)…。

 今回は震災で大仙市に避難してきた方も招待したそうだ。協賛者や招待者はストーブが焚かれたテントへ、一般の人は傘を差しながらの花火鑑賞となった。

 途中までは小雨の中での観覧だったが、残り1/3のところで雨脚が強まり、突風も吹く事態に…。雷も鳴っていたかな。
 あまりの強風に目の前で打ち上げられた花火が頭上で、いや頭上を飛び越えて花開く大迫力となった。引先が風に流されるんだものなぁ…。片貝や長岡でたまにある事態だが、打ち上げ場所が近いだけに、なかなかめったにない「手に汗」状態。
 あまりの風の強さに、私も撮影を途中で断念(傘が壊れました)。途中で撤退してしまう観客も結構いた。
 それでも、最後まで無事に打ち上げが終わったのは何より。
 そして、やっぱり花火って素敵だ。

 今回で20回目を迎えるこの新作コレクションは、過去の入賞者によるグランドチャンピオン大会でもあったたただ先の震災を経て、一部プログラムを変更。
 最終プログラムは「FAINAL HANABI 灯せ 希望の光! つながれ ニッポン」。打ち上げに際し、地元の小学生による震災復興へのメッセージが流れた。

 大会後、バタバタと後片付けをして、レセプション会場へ。ちゃんとしたホテルなんだけれど、傘を失った私は特大テルテル坊主状態での入館となった(笑)。
 幸い、結果発表を聞くことができてよかったが、最後の鑑賞士賞はいったい誰だったんだろうな。 そこだけを残して、再び夜行バスの住人となった。

 東京の朝日はまぶしかった。 
 
▼プライベート花火で上がった「昇曲付四重芯引先紅光露」。7号玉でこんなきれいな四重芯って素晴らしい。



 会場でお世話になったみなさま、ありがとうございました。

なんだかすごいぞ

2011-04-20 00:07:00 | 花火

▲ミツバツツジかな@光則寺 鎌倉110402

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 今週末に行われる新作花火コレクション@大曲のプログラムがアップされていた。
 http://www.geocities.jp/omagarihanabiclub/shinsaku_program.html
 3月の3連休に行われる予定だったのが、あの地震で延期となったのだ。
 今年は20回大会ということで、過去の優勝者、入賞者によるグランドチャンピオン大会となる。それだけに各花火師さんもいろいろと工夫を凝らした仕掛けをしているようで、プログラムを見るだけでもワクワクしてくる。


 残念ながら秋田新幹線の復旧は間に合わないが、往復高速夜行バスで行ってくる。
 秋田も一部では被害があるようだが、沿岸部ほどは酷くない。実際大曲の人は被災者ではなく、支援者である。岩手の方に炊き出しに出かけたりしている。
 だけど人が「秋田に行ってくる」というと、「大丈夫なの?」という反応が多いのはどうして? ちゃんと正しい情報を得て分析しようよ~。
 とはいえ、今朝方も秋田内陸南部は震度5弱の地震があった。だからどうした! 小千谷では震災翌年の祭り当日に震度5弱があったけれど、混乱なく祭りも花火も上げたんだ。
 花火の町の大曲を称するのであれば、対処方法はおのずと明らかになる。


 というか、仕事がマヂで血を吐きそうな状況なんですが…。ちゃんと行けるのかな…。



 大曲の夏の花火は開催決定したし、長岡の花火ももちろん上げる方向で進行中。
 一方で中止を表明する花火(鎌倉も中止発表。さすがに厳しい神奈川県警…)も多いので、今年は厳選された花火見物となりそうだ。

▲トサミズキかな。特大だった