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さぬき花火浪漫 ありがとう!

2021-01-19 01:59:00 | 花火

▲国営まんのう公演のイルミネーション。タリフには1月11日までと書かれていたが、このイベントのためか、この日まで残されていた。

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 コロナ流行下で開催されることが決まった、さぬき花火浪漫。少々チケットがお高かったものの、感染対策を取るためというお題目が立っていたから致し方ない。
 実際、以下のような対策をしていた(公式からの転載)。


 しかし状況は中々厳しく、2020年年末ごろから首都圏を中心に再度緊急事態宣言が発令されそうな雰囲気となった。
 いくら感染対策をしているからって、これは首都圏から行くのは断られるかもしれんな…。そう思って、公式に首都圏から行ってもいいものだろうか…という問い合わせを入れたのは1月の連休前。断られたら、あきらめようと思っていた。
 すると以下のような返事が返ってきた。



 えぇ!? ホントに? ホントに行っていいの!?
 こ、これは、心して行かねばならぬ。
 緊急事態宣言は発令され、それに伴いGotoトラベルの補填が無くなり、さらには宿泊予定だったホテルが休業に入り、系列の宿に変更になり、その宿が結構お高い宿で、当初の旅費の倍近い金額になったものの、主催が来ていいというのなら行かねばならぬ。
 ということで、いつもの感染予防グッズをさらに強化して出発した。

 週末の羽田空港は空いていた。飛行機は前もって機材が変更され小ぶりな機材になっていた。ボーディングボードを使わず、バスでの移動の搭乗となったが、これも費用削減の流れだったのだろうか。
 隣にも、通路の向こうの席にも座る者はおらず、後方から見渡す機内の搭乗率は40%を切るぐらいではなかっただろうか。

 笠雲をかぶった富士山を見降ろしつつ、1時間ちょっとの空の旅。高松の空港はもちろん空いていた。
 空港からはバスで琴平へ。マイクロバスでの運行だったが、これがデフォルトなのかな。まぁ、乗車したのは5名だったからw。
 約40分でこんぴらさんの参道に降りる。そこから22段上がったところが本日の宿。えぇ、お高くなってしまったお宿です。チェックインにはまだまだの時間だったので、荷物だけ預けてちょっとウロウロ。こんぴらさん参りは翌日にする予定だったので、駅まで行って、琴電と土讃線の時刻表をチェックしてきた。
 そうこうしているうちに友達も到着して、車でうどん旅へ!

 が、うどん屋さんって、朝に行かないとだめなのねorz

 教えてもらったうどん屋さん、昼過ぎで終わってしまったり、うどん売り切れてしまったりで、空振りとなった。しかし、同じ町にまだ別なうどん店がある! そこは何とかセーフでなぜかアツアツの焼石を入れたカルボナーラみたいなうどんを食べた。

 そして、ちょっと早いけれど会場へ。1時間以上前に到着~。先客ありw
 エントランスはまだ設営中。強い風にあおられて掲示ボードが飛ばされている事態。
 ま、まぁ、初めての開催だもんね、いろいろあるよね。

 16時より入場開始。チケットに氏名と連絡先を書いて提出し、検温&手指消毒を経て園内に入る。チケットで席は確保できているものの、三脚可能エリアはごく少数で先着順とあったので、走るほどではないものの、急ぎ足で歩く。そして無事確保する。
 その後、本来の自分の席へ行ってみると、これが近い! 花火が近いぞ。いいぞ!! 席でも座り撮りならば撮影可能とあったので、そっちの本来の席へ移動した。

 園内には自動販売機以外の飲食物はないが、なぜかフライドポテトを持っている人がいる。その匂いをたどってみると、エントランスの脇にコンビニが開店していた。ここで肉まんを買ってとりあえずの空腹をしのぐ。うどんは消化が早いんじゃ!

 入場時からうっすら点っていたイルミネーションが徐々にその存在感を発揮し、周囲は色とりどりの光の粒で埋め尽くされた。空には三日月が張り付き、いよいよ花火のお時間です。
 なお、三脚は2席の1つをつぶした場所での展開ならOKだったのですが、それでは全然ファインダー見えないので、一脚状にして腿に挟んで押さえつけつつ撮っております(よーく見るとうにょーんとなっているのもあるから拡大禁止で…(;^_^A))



▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」


▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」
 (右下の*は地面に設置されたイルミネーション。
            一番上の画像で左上にあったもの)


▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」


▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」


▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」


▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」


▲オープニングスターマイン「月灯~君とのはじまり~」

 ひゃー最初っからワイドに飛ばしてきたよ~。

 全体の構成としては、
 sunオープニングスターマイン→
 sun競技玉前編→
 sunワイドミュージックスターマイン→
 sun競技玉後編→
 sunテーマファイアー→
 sunグランドフィナーレ という流れ

 ということで、続いて5号競技。10発でテーマを表現するというもの。上げ方上げる位置等を工夫とアナウンスされた。


▲競技「情熱の華」菅野煙火店


▲競技「雲外蒼天~大地に希望の光あれ」齊木煙火本店


▲競技「大地を照らす神秘の輝き」小松煙火工業


▲競技「霧氷花」野村花火工業


▲競技「淡彩のイロドリ」村瀬煙火


▲競技「さぬき花絵巻」アルプス煙火工業


▲競技「Mastterpiece」岸火工品製造所


▲競技「星に願いを」三遠煙火


▲ワイドミュージックスターマイン「心を燃やせ~悪疫滅殺」
 (早い話、「炎」に合わせた煉獄さん花火)


▲ワイドミュージックスターマイン「心を燃やせ~悪疫滅殺」
 この辺り、日輪刀ですね、分かります。


▲「人の輪が人の和に」片貝煙火工業 やっと片貝さんの千輪を生で見れたよ~


▲「冬の絶景~Frost flower」菊屋小幡花火店


▲「蒼い彼岸花」マルゴー


▲「夜空を照らす七福神」北日本花火興行


▲「唄火」伊那火工堀内煙火店


「水の呼吸VS月の呼吸」丸玉屋小勝煙火店
 生生流転と兇変天満繊月(多分こっちは次の千輪を指していたと思われる)だそうで…。月の呼吸って架空の創作かと思ったら、上弦の鬼の方なんですね(調べた)。


▲「願い~春よ来い!~」信州煙火工業




▲テーマファイヤ「陽炎」


▲テーマファイヤ「陽炎」
 意外と起伏が多いところに筒を設置していることが窺える



▲グランドフィナーレ「Starlight Parade」
 はらみちゃんの演奏(といっても音源だね)に合わせての打ち上げ。著作権とかなんかの関係でこのフィナーレだけ動画撮影NGとのこと。静止画は問題ないらしい。


▲グランドフィナーレ「Starlight Parade」


▲グランドフィナーレ「Starlight Parade」

 終了~

 いやぁ、予想をの上を行く素晴らしい花火の連続でした。岸さんお疲れ様でした。
 そして、この環境下で開催を英断された関係者の皆様、ありがとうございました。感謝しかありません。
 初回ならではのバタバタがなかったわけではないけれど、そんなの次回改善いただければ十分です。


 帰りは、駐車場こそ出るのに時間がかかったけれど、道に出てみればさしたる混雑もなく、無事に琴平まで帰って来れた。

 ようやくホテルにチェックインして、お部屋へ。
 旅行会社からの変更メールにはシングルと書いてあったけれど、ツインの和洋室だった。ホテルでうどんを出している店があるのは調べて知っていたのだが、帰着時間が閉店15分前だったので、ちょっと離れたコンビニで買い出し。参道の飲み屋へ行くべきだったかなw あまり日常と変わらない夕飯。
 その後、温泉に浸かって、バラ風呂に入って(バラ風呂QOL上がるな! 夜遅くなってもバラが香るって素晴らしいぞ)、カメラをちょっとだけいじって終了。

 花火観覧時に貼っていたカイロを布団の中に入れて、ぬくぬく就寝。


 翌朝、朝風呂ひっかけてから朝食。
 楽しみだったうどんはコロナ対策で中止となり、会場のどこにもなかった(´・ω・`)

 チェックアウト直前にリュックのファスナーが完全崩壊。途方にくれるも何とか復活。
 前日と同じようにホテル荷物を預けて今度は本当にこんぴら参り。神椿でちゃんとパフェも食べた。参道のうどんは好みではなく、こりゃ空港でだし汁でも飲むしかないと思ったら、空港のだし蛇口は封印されていたorz
 個人的にはうどんリベンジしたいので、来年の「さぬき花火浪漫」開催連絡をお待ちしております(鬼わら)。

 ずっとマスク付けていたし、ちゃんと消毒&うがいしていたし、2週間後まで皆様ご無事で…。

2021年あけまして花火初めは初もてぎで小幡マジック

2021-01-04 01:19:00 | 花火

▲開始直前に雪が降り始めた。なお、茂木界隈だけの雪だった模様

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 例年、短くとも正月は2日ぐらいまで実家にいる自分。2日は大抵箱根駅伝にくぎ付けだった。
 だが、今年はコロナ禍のお正月帰省。年越しのごっつぉ食わんば年は越せないし、雑煮は食いたし歳の春ってことで、大晦日の1泊のみの帰省とした。

 大雪は、雪国感覚としてはそっげでもなかったんだが、予防的措置でJR在来線が3日間運休を決め込んでいるのには参った。並行する路線バスは正月はもともと特別ダイヤ。通勤通学の要がないため、ただでさえ少ないバスが2時間に1本程度になっていたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
 バスに揺られて実家に帰り、夕食と朝食・昼食を食べ。家の中でもずーーーっとマスクをし、マスクをしたまま仏間で寝た(定位置)
 そうして、元旦に東京に戻ってきた。


 1月2日に関東にいる。
 あれ、これって初もてぎチャーンス!! 幸い冬花火は開催されるとのことだったので、チケットを取り、交通機関を確認し、1月2日の朝にいざ!(朝早く行かないとバスに乗れない※臨時もあるけど)水戸からの道のりが長かった。運転手さんが、何かと咳をしていて、一番後ろに陣取っていたが、何となく不安が危ない((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 そうして初めてのツインリンクもてぎ着。
 そもそも全く初めての地なので、何をしていれば分からない。えっと、入場後、三脚の場所取りをするんだっけ…って入場してみると、すでに知り合いが最前列に陣取っていた。その隣に三脚を立てて、本日の一大ミッション完了。
 以後、17:20の開始時間まで長ーい暇をもてあそぶ。いろいろと体験できるのがあるのだが、別にカートに乗りたくもないし、空も飛びたいわけじゃない。ボーっと園内をうろうろし、HONDAの資料館を見たりして(本田宗一郎面白い)、ただただ時間をやり過ごす。
 午後も15時ごろになると見慣れた顔がようやく増えてきた。

 暗くなる前にスタンバイ。
 あれ!? 何か冷たいものが頬に…。げっ!雪だ。雪が降ってきた。
 もういいよ、雪、新潟でたっぷり見てきたよ~。

 とはいえ、ちゃんともろもろ対策はできていて、カメラにビニール掛けたり、スキーポンチョをかぶったりする。
 そして、アナウンスが開始を告げる。

▲目の前で上がるワーイーードーーー!


▲同系色のクロセットが重なる


▲レンズに水滴が…


▲第3部より。和火の最後に花が咲く様が雪のようで…

 ウチの姪っ子2号が「竈門炭次郎の歌」が大好きでね、年末帰省の際、歓迎の意を込めて「竈門炭次郎の歌」のCDをかけて、さらに生歌で聞かせるぐらいに大好きなんですよ。こ、これは、この花火が上がったことを教えてやらねば…!! ということで後日某配信王のツベアドレスを送ったら、動画見ながらやはり一緒に歌っていたって返事が来た(やり取りしているのは弟の嫁)。
 よかったよかった、おばちゃんは安心したよ。


▲三重芯


▲四重芯対打ち


▲四重芯対打ち


▲五重芯対打ち

 競技会レベルの大玉を対で拝めるなんて、こいつぁ、春から縁起がいいぜぇ!!ありがたや~ありがたや~clapclapclap
 この辺りだったか、なにかがが降り注ぐ感があり、だが細かい灰などは空の闇に溶けて目視できない状態で、雪とは異なる何か細かい固形物が雪と一緒に顔に当たっているのを感じていたんだよね。
 そして、左腕にガサっと音を立てて、大きな何かが当たった。
 なんだなんだ!? って、ライトで照らすと茶色い皿状の物体が足元に…。

 玉皮!? しかもでかいぞ!厚いぞ!!
 周囲をよく見ると、あるある玉皮の落下物。そりゃ、最前列に陣取っているから、玉皮ぐらいどんと来い!である。

 それらを拾う暇もなく、目の前に火柱が立ちまくる


▲ワイド展開~


▲高速トラのスピードに追い付けない


▲和火柳がゆったりとしだれてきて、その先が鮮やかに色変化する。かぶりつきだからこその視界。うっとり見つめていると、目に灰が入るw


▲客席幅を超えるワイド感


▲この玉、カラフルでかわいいよね


▲大玉の三つ揃い


▲錦の芯の色が変わっている


▲フィナーレは「里山の忘れ柿」。
 花火師さんがインスピレーションをもらった、枝に残った柿に雪が降り積もるイメージを花火で演出。雪国の人間としては、柿の上から銀の柳を落としてほしかったと贅沢を言う。


 そして、すべてが終わった。
 いやぁ、もてぎがこんなにた~の~し~なんて知らなかったよ。コロナで正月の過ごし方が変わったからこそ、もてぎに来ることができたともいえる。

 さて、撤収。
 公共交通機関で来た自分は、臨時バスに乗らねばならない。必死に荷物をまとめて、会場の端っこから階段をよたよた上り、バスへ一直線。バス行列ができている。が、場内を回るのものと、路線バスの2系統の列があり、どっちに並んでいいのかが分からない。おろおろしている自分にバスの位置を教えてくれたスタッフさんありがとう!!
 いい加減出遅れていたから、立ったままになるのだろうなぁと乗り込んでみれば、立っている人がいるものの、一番後ろが空いていた。
 バスに揺られながら、ただリュックにぶっこんだだけの荷物を整理し、1時間ちょっとで宇都宮に到着。
 行きは水戸からで帰りが宇都宮(一部の人は途中の真岡鉄道駅で下車)って、結構トリッキーな移動だな。まぁ、帰れるからありがたいけれど。

 宇都宮駅は曲がりなりにも新幹線駅だから駅弁ぐらいあるかと思ったら全然ないのがショックだった。駅の売店にはおにぎりもなかったので、とりあえずあるパンとレモン牛乳等を買って電車へ。時間的に各駅停車だったが、乗れば東京駅へ行く普通電車に乗る。
 約2時間、荷物整理をしながら車窓を眺める。

 月が出ていた。
 もてぎであんなに降っていた雪は会場を出てからは全然降っておらず、絶好の月見日和であった。

 ひょっとして小幡さん天候まで演出したの!? 小幡さん魔法使いなの!?