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9年ぶりだった調布の花火

2018-10-28 21:31:00 | 花火

▲いきなり~、はみでるよ~!!(ズームしすぎただけ)

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 まさかの湯河原海上花火の延期に伴い、ぽっかり空いた10月最終土曜日。天気が悪いわけではなかったので、ものすごく久々に調布を見に行くことにした。
 夏の開催の頃に見に行ったきりで、過去の記録を見ると9年前のことだった。まだフィルムでも撮っていたころだな。
 突然行くことになったので、手ごろな有料席はなく、またあったとしてもちょっと食指が動かないタイプだったのと、風が西模様だったので、9年前と同じく多摩川を超える。川崎側でのんびり場所取り。することもないので、川崎のミカンを農家から直買いし、近さを生かして一旦家に帰る。

 夕方前に再度出発。
 きっと京王線は混んでいるだろうなぁと、南武線周りにしたのが間違い。中央線がなんだか遅延していて、ギリギリの到着となってしまった。真っ暗の中、朝取った場所を見つけ、セッティングしているうちに、アナウンスが始まった。

 なお、調布の花火であるからして、川崎側にスピーカーはない。かすかに何かを言っているレベルである。
 川崎側にも屋台は出ており、仮設トイレも少々あり、どちらが手配しているのか警備員も少人数は配置されている。
 土手には家族連れやグループが暗い中飲み食いをしながらのんびりと花火を見ている感じ。基本真っ暗なので、暴れる人はいない。まったり感ハンパない。

 そして打ち上げが始まる。
 

▲八方咲系の重なりもしなやかに美しく


▲花車系の垂れ具合はやはりいいです


▲トラトラトラもガムバル


▲ごく普通の顔してスライド変化形もぶっこまれます


▲さりげなく三重芯も上がってます


▲このカラフルな八方大玉はワイドで見てみたい


▲芯がスライド変化


▲オレンジ系は初めて見たかな


▲市松模様系で


▲なんだかんだとバリエーション増えています


▲この辺りのスライド変化形は、隣のグループがかなりい感じに盛り上がっていた


▲この辺りは川崎側の方がいい眺めだと思うの


▲「大富士」という仕掛と多分8号玉


▲小割がいい仕事して


▲フィナーレが和火というわけではなく、この後銀一斉でぶっ飛ぶという前振りであった

 終了~。
 9年前より花火が進化しているのは全体がそうだし、丸玉屋小勝煙火店の花火をあちこちで見ているからわかる。
 そして川崎側のまったり感は変わらずにそのままだった。

 帰路も混雑するであろう京王線を避けて、黄色い電車に乗った。



 ペリスコ動画を張っておく
https://twitter.com/gata_jumi/status/1056102400040218624


雨に打たれて江の島花火

2018-10-21 16:36:00 | 花火

▲芸術玉っぽいコーナーより。考えてみれば、堀内さんメインの花火って私の場合ここぐらいだもんなぁ(桑名は2社だし)

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 土浦のモヤモヤを晴らさねばと思いつつ、10月は元々関東圏で3つ見るつもりだったからと先週はお休みして、ようやくリベンジの機会となる、ふじさわ江の島花火大会。天気は晴れを示していた。ただ、夜は20度切るからちょっと寒くなるかなぁと服装調節して出発。
 OD急線は途中で突発点検があったとかで微妙に遅れていたし、混んでいた。町田あたりで座れるかなぁと思ったら、藤沢までたちっぱなしだったよ…。
 14時前に片瀬江ノ島に到着。駅前の観光案内所でプログラムをゲットし、江の島大橋を背に東に向かって歩き始める。ここ、メインどころは見るにはいいんだけれど、帰りの大混雑カオス化に辟易しているので、メインどころで見ることは少ない。
 この日も腰越方面へ。
 この時間到着なので、まだ場所はラクラクある。海の上に突き出した奥の高台も魅力的だったが、風が強そうだったので、比較的根元に近いところに三脚をセットして友達の到着を待つ。

 それにしてもサンクス無くなったの痛手だわ~。ファミマとして生き残っていてほしかったが、ケンタも閉店してしまっているし…。トイレ借りるのに江の島付近まで戻るの厳しいなぁと裏の神社へ。ちゃんとお賽銭払ってお参りしてからトイレを借りる(トイレで待ち構えていた蚊との格闘付き)。そうこうしているうちに友人も到着したので、しらすやで遅めの昼食のような夕食のような…。昼は激混みだけど、夕方になると少し待つだけで入れる。ここ、夜21時までオーダーできるんだな。花火終わってからも余裕だな…。

 ということで、現場に戻ってスタンバイ。
 雨雲レーダーでチェックすると、夕立の雲が北からまっすぐ下りてくるらしい。昨日の夜になってから天気予報が言っていた「にわか雨」ってこれか…。当初の予報だと、開始後に振り出してずっと雨になるようで…。

 えぇぇぇ!!!!


 そんな天気になるとは聞いてないよ~、とはいえ、見てしまったので、カメラに袋をかぶせたり、一応持ってきていたポンチョを取り出しやすい位置に置いたり…ってしているうちに開始直前に大粒の雨キターーーーー!!
 予定より早いよ~!!
 とバタバタ本格雨支度しているうちに、打ち上げ開始でございます!!!


▲プロローグより。やっぱり堀内さんは段落とししてこそw。しかし和火が暗くて親星がほぼ見えん(朧菊か)。


▲堀内さんっぽい玉が来た!! 大雨でもこういうのが来ると盛り上がる。


▲千輪もあるよ


▲二尺玉 銀芯金閃冠先緑点滅
 雨が激しくて視界が白っぽくなっている。この雨、横からの降りだったのでレンズにあまり水滴がつかないのが救い。


▲ここいらへんもおぉーっという感じ。染分け芯の染分け花火


▲水光星の派生玉と思われるものが連続


▲これも。ここいら見られただけで、今回はだいぶスッキリした


▲多重芯モノも…。崩れているのもあったけれど、これはきれいだった。


▲二尺玉 八重芯錦冠先バリ


▲キノコが、キノコが…
 群れているときはきのこの山状態だったのだけど、たまに2個だけになるときがあり、フィギュアスケートのペアを思わせる配置になっていたんだよね。これはツイズルで、別なのはデススパイラルっぽかった。そういえば、グランプリシーズ始まったねw


▲この連発は美しかった


▲朧菊の芯がスライド変化したのだが、親星が写らねぇ~!!


▲段落としは、遠慮なくお願いします!下、海ですから!!


▲最後の二尺 八重芯錦冠先橙点滅


 ずぶ濡れの機材を抱えて、腰越駅に向かう。藤沢到着は19:30頃だった。

 コンディションはよくなかったけれど、無事最後まで打ちあがった。実行委員会の皆様、伊那火工堀内煙火店様、ありがとうございました。


 とはいえ、(天気が)すっきりしなかったので、来週もフラッと行ってくるかな…。


まさかの打ち切り!土浦全国花火競技大会

2018-10-08 02:11:00 | 花火

▲花火師登場!!! 相変わらず、土手裏だと見えないけれど…。まぁ、桟敷席でも正面でも判別しづらいぐらい遠いんですよね、花火師さんたち…。

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 さて、すでにニュース等で知られているように、今年の土浦花火競技大会は、不幸な事故が発生し、途中で打ち切りとなってしまった。この件は後述するとして、今回は打ち上げられたすべての花火(それでも全体の1/3だ)を上げていく。


▲10号割物:昇曲導付四重芯柳先銀乱:六葉煙火(鹿児島県)
 かつては社名に倣い、六重芯に挑戦されていた六葉さん。最近は普通になってしまわれた。それが残念でもあり、おもしろくもあり…。


▲10号割物:昇曲導付三重芯変化菊:神戸煙火工場(静岡県)
 大きな芯は安定感ある


▲10号割物:昇曲導付四重芯変化菊:若松煙火製造所(宮城県)
 上に伸びた感じになるのは、風が強いための副作用 


▲10号割物:昇曲導付三重芯変化菊:山内煙火店(山梨県)
 今年は丸さに磨きがかかっている山内さんも風に膨らむ


▲10号割物:昇曲導付四重咲菊花華の舞:川崎火工服部煙火店(福島県)
 芯の中央に白い線が出るのが残念


▲創造花火:霞ヶ浦に咲く菊花美人:ホソヤエンタープライズ(東京都)
 創造花火は同じ玉をあげなければならないわけではなく、7発の玉でテーマを表現するもの。ホソヤさんは前半は八方(写真)で、後半は千輪で表現した。タイトルの菊花は前半に現れていると思うが、後半の千輪も懸崖造りかと思えばアリだな


▲創造花火:深海の世界:小千谷煙火興行(新潟県)
 昨年、堀之内の空で突如泳いだスライド変化クラゲたち。深海性の生物は何かと発光しますからねw 私的地元枠ですから、5発横連結です。え、あと2発はどーした!? いやきっと忙しくて作る暇なかったんすよ(見たことある2発だったし)


▲スターマイン:ピンクのじゅうたん:ファイアート神奈川(神奈川県)
 小さい千輪に定評のあるファイアートさん。今年はピンクで来た。


▲スターマイン:ファンタジーロマンス:芳賀火工(宮城県)
 個人的には菊系が奇麗な印象。なおこの後は千輪はどこかで見た配色だったりするw


▲10号割物:昇曲導付四重芯変化菊:加藤煙火(愛知県)
今年、蒲郡行かなかったので加藤成分が足りないんですよね。後半打上のスタマ見たかった…。なお、13日開催の大垣花火大会で、土浦で上げる予定だったスタマ「ヤコブの梯子」が上がるそうですよ。相当な自信作っぽい…。見たい‥。行けないorz
「ヤコブの梯子」って別名「天使の梯子」とも呼ばれる、雲間から光線が降り注ぐあの光景です
よ!想像するだけでもきれいそうなの分かるので見たいよ~


▲10号割物:昇曲導付八重芯変化菊:赤城煙火店(福島県)
よく間違う、赤城さんは群馬県ではなく、福島県…。


▲10号割物:昇曲導付四重芯錦冠菊:金沢煙火工場(茨城県)
多重芯は見えませんが(苦笑)、こういう花火は嫌いじゃないです


▲10号割物:昇曲導付四重芯変化菊:菊屋小幡花火店(群馬県)
大曲チャンピオンの小幡さんも10号だけしか見られないなんてなんというじらしプレイでしょう…。小幡さんのピンクは大好きです。


▲10号割物:昇曲導付四重芯変化菊:田熊火工(栃木県)
丸さは正義で賞。花火の基本は真ん丸なんだが、意外とそれができていない煙火店さんは少なくなかったりする。
 

▲薩摩切子:六葉煙火(鹿児島県)
千輪で切子の光の散乱を表現したんでしょうか。


▲創造花火:秋のおとずれ:神戸煙火工場(静岡県)
7発でテーマ(タイトル)を表すのですが、これはさっぱり分からなかったっす。イチョウの葉?


▲スターマイン:輝く未来へ~:筑北火工堀米煙火店(茨城県)
玉が小さいために軽く、どうしても風の影響を受けちゃうスタマ。ポカものはどうしてもなびく。


▲スターマイン:FIRE PUNCH!:高木煙火(岐阜県)
はい、これが問題の花火ですね…。八方がひとつどっか行ったと思ったら…。なお、私の位置からはそれっぽいものは全く見えなかった。


▲10号割物:昇小花五重芯変化菊:イケブン(静岡県)
芯はあと少しって感じだけど、その芯からして風にあおられているんだよね。そして親星のうにょり方は、風のせいじゃないよね…。


▲10号割物:ブルームーン:三遠煙火(静岡県)
マジック星で色数を敢えて押さえた割物。曲導のぼったりした感じでバランスを取っているのかな


▲10号割物:昇曲導小花咲四重芯変化菊:阿部煙火工業(新潟県)
信州煙火さん以外に黄色が強い新潟勢。


▲10号割物:昇り曲導付三重芯変化菊:一福煙火店(千葉県)
こちらの会社さんにはいろいろ気になることがあるんですが…。


▲10号割物:昇曲導付四重芯変化菊:高田花火工業(福岡県)
昇フラッシュでアニキの玉かと思いましたw


▲創造花火:曼殊沙華:若松屋(愛知県)
こういう花の名前を冠するのなら、写実にこだわってほしい植物オタの面がむくむく…。


▲創造花火:蝶舞銀華:静玉屋(静岡県)
個人的に静玉屋さんの満星の型物が好きなのですが、今年は違うのね…。


▲スターマイン:ボルケーノ~大地の息吹~:糸井火工(福島県)
火山の溶岩を表す赤をグイグイ押してきた。ちと、高木さんと花火が被ってしまうのが残念。


▲スターマイン:バブリー&ノスタルジー:須永花火 田島煙火工場(栃木県)
荻野目ちゃん曲で来るかと思った…と友人が申しておりました。須永の名前を引き継ぎつつ、田島の工場名で事業継続されるの、頑張ってください!


▲10号割物:昇り曲導付四重芯金色点滅:小千谷煙火興業(新潟県)
親星が風で飛ばされたのか、存在感ほとんどなかったのが残念。まぁ、芯ももうちょっと頑張って!


▲10号割物:昇曲導付三重芯引先紅緑閃光:糸井火工(福島県)
芯をコンパクトにまとめて丸く仕上がっているの、好感持てます。


▲10号割物:昇り曲導付四重芯変化菊:豊橋煙火(愛知県)
尺はほぼ同じ画角でトリミングしているんだけど、やはり高く上がると風が強く持っていかれる感になるよなぁ…、


▲10号割物:昇曲付三重芯HEISEIの華:ホソヤエンタープライズ(東京都)
うーん、丸くない…。


▲10号割物:昇り分砲付四重芯菊先緑紅銀乱:伊那火工堀内煙火店(長野県)
いい玉だったよ。風で膨らまなければさらに…。


▲創造花火:錦秋の情景:菅野煙火店(福島県)
まさかの低空開発!

 ここで、進行が止まった。
 てっきり、菅野さんの創造花火の低空開発で何か問題が発生したのかと思ったが、事態はもっと前に発覚していた。
 15プログラム前の花火で黒玉(不発弾)が発生し、それが強風にあおられてか、観客のいる場所に落ち、開発してしまった。
 その場所は、公式の観覧場所ではなく、おそらく地元の人が集まるところなのだろう。しかもそこには屋台も出ていたので、結構前からこの日の観覧場所になっていたのだと思われる。
 公式の観覧場所ではないから、本部も把握するのが遅れたのだろう。安全確認のための中断から約1時間後、以後の競技の中止が発表された。

 そこにいた観客が不法に会場に近づいたわけではない。桟敷席の方がはるかに打ち上げ場所に近い。それでもそこに飛んで行ってしまったのは、風向きと、その瞬間の風パワーのなせる偶然だったのだろう。とはいえ、強風は予想されており、本部もそれなりの対応をしていたとは思うが、事故が起きてしまった。
 現場ではどこで何が起こったのかさっぱり分からなかったが、帰宅までにネットには何種類かの投稿がアップされていて、大体理解はできた。


 それにしても、お目当ての花火のほとんどが打ち上げ前に中止が決まってしまい、何ともフラストレーションの残る花火大会となってしまった。

 起こってしまったことは仕方がない。
 その事実は消えない。

 大事なのはこの後の対応である。来年に向けていろいろとやらねばならないことが山ほどあるだろうが、それらを確実にクリアして、来年はまた花火が見られるようになることを願ってやまない。