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長野えびす講煙火大会2011 その2(割物)

2011-11-26 19:46:00 | 花火
 油断ならない長野えびす講煙火大会。どの辺りが油断ならないかというと、何の予告もなく三重芯・四重芯が上がってしまう辺りである。フィナーレでもなく、何気なく10号○発って書いてあるところで上がってしまうのである。


▲17番10号4発(紅屋青木煙火店) 1発目:三重芯変化菊



▲17番10号4発(紅屋青木煙火店) 2発目:四重芯変化菊


▲17番10号4発(紅屋青木煙火店) 3発目:四重芯変化菊


▲17番10号4発(紅屋青木煙火店) 4発目:四重芯変化菊


▲21番10号4発(紅屋青木煙火店) 4発目:昇曲付三重芯漣菊先光露ってあたりか
3発とも漣菊だった


▲29番10号3発(信州煙火工業) 3発目:昇朴付三重芯変化菊
彩色八方千輪→八重芯変化菊→…とくる


▲35番10号3発(信州煙火工業) 3発目:昇朴付三重芯変化菊
彩色千輪→三重芯点滅牡丹→…とくる


▲43番10号5発(信州煙火工業) 5発目:昇小花付八重芯錦冠先染分
はみ出た~。信州さんの芯入り冠菊って個人的に好きなんだよね。で、これはしだれた菊の先が2色に染分け。千輪と割物の繰り返しの〆がこれだった。




 全部の10号がこうであるわけではないが、10号と書かれるとどことなく構えて見てしまう理由である。
 でもそうやっていて気を緩めた7号にえらくかっこよい花火が上がったりするのも事実。さらにスターマインに埋没している良玉もあるわけで…。

 まぁ、徹頭徹尾、気を緩めてはならないってことで…。


 それにしても、もったいないよなぁ。

長野えびす講煙火大会2011

2011-11-24 15:19:00 | 花火

▲オープニング特大スターマイン@長野えびす講煙火大会
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 長野えびす講煙火大会の花火を見るのはまだ3回目である。

 前日の夜行バスに乗り、北斗七星やオリオン座輝く犀川のほとりに立つ。今年は前日までの場所取りが禁止されたと聞き、実際にあらかじめ敷かれていたシート類は撤去されたらしいが、そこはいたちごっこ。剥がされたシートはいつの間にか再度敷き直されていたらしい。だから、場所取りはいつもと同じ状況だった。
 それでも昨年とほぼ同じ場所にはまだ空きがあり、霜降りる中場所を確保した。

 しかし長野の町が動き始めるにはまだ早い。
 駅までゆっくり歩いて、駅の待合室で開店直後の駅そばを食べてからスタバでまったりと時間をつぶす。なにせ花火は夜である。
 そして長野に来たからには善光寺にご挨拶せねば…。毎時に上がる号砲に心ざわつかせながら参道を歩く。
 善光寺は昨年と同様美しい紅葉が残っており、境内にはちょっと遅めの七五三親子が朝早くから参拝していた。


▲7号10発一斉打ち@長野えびす講煙火大会
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 ようやく町が動き始めたところで、温泉へ。
 昨年も訪れた温泉であるが、市中にあるにもかかわらず非常に泉質が良い。
 長野は温泉に恵まれた地であるが、市の中心部は気軽に入れる温泉がないのだけが残念。長野をベースに車や電車で移動すればいい温泉がわんさかあるのだが…。
 ということで、今年もこの温泉にお世話になる。

 2つの源泉を有し、茶褐色の湯の方は「熱の湯」と称され、非常に温まる。夜行バスで寝不足気味の身には一気に血が回ってあっという間にのぼせそうになる。慌てて水をバシャバシャかぶってクールダウン。
 しかし、いい温泉だよな。帰り道に改めて腕を触るとツルツルしていた。

 その後は休憩室でゴロゴロする。同じ休憩室でゴロゴロしている人も、どうやら花火までのつなぎのようだった。


▲全国十号玉新作花火コンテスト優勝「日本の花」(山梨県・山内煙火店)@長野えびす講煙火大会
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 3時前に温泉を後にする。
 駅前で「おやき」と花火のプログラムを購入し、防寒対策を施して、シャトルバスで花火会場へ向かう。朝とは大違いで、河原にはもうすでに相当数の観客が来ていた。
 なぜか4時~6時までに出ていたピンポイントの雨傘予報も、予想通りの杞憂となっていた。
 朝、ここはないだろう…って思っていた場所も、三脚がそれなりに並んでいる。まぁ、前だけを見ればありなのかもしれないが、そこの後ろって超々大混雑だから落ち着かないのよね。私が取った席の後方も、花火中盤からズラーッと立ち見の人々が十重二十重のようにできていて、ちょっと驚いたよ。

 この日ほかには大きな花火大会はない。
 だから全国から花火愛好家が集まる。右を見ても左を見てもどこかで見たお顔ばかり。人と顔と名前を一致させるのが大の苦手の私でも少しは知っている方がいる。さらに、今年の「花火鑑賞士検定」のテキストと思われる物を持っている人にお声をかけたりしながら、あいさつを交わす。


▲大スターマイン@長野えびす講煙火大会
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 秋の夕暮はつるべ落としである。
 あわててカメラをセットしてみるが、そこで小さな事件が。
 「おやき」がカラスにさらわれた!?

 いや、レジャーシートと銀マットの間に入り込んでいたけれどね。私のお尻の下でなくてよかった~。暗くて気付かなかったんだよね。

 暗くなると、目の前の屋台の明かりが煌々と灯り、そして肉類を焼くにおいがプンプンと。においはいいんだけれど(いや、これが2時間続くのかと思うとちょっとな…)、油分を含んだ煙が飛んできているわけだよな…。
 
 日が暮れると、気温も急降下。
 例年、それなりの防寒対策をして臨むわけだが、開始直前までは「カイロは要らないかな」って思う。だけど、始まってしばらくすると「カ、カイロ出そうかな…」って弱気になる。
 雪国生まれ育ちということで、長野の寒さを例年なめてかかり、例年屈服させられる。この件にかけては学習効果はほとんどないらしい(笑)。


▲ミュージックスターマイン(信州煙火)@長野えびす講煙火大会
 …小型煙火多すぎ
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 さて、花火打ち上げ開始である。
 オープニング前に被災地復興祈願ということで、尺玉2発が2つの煙火店(紅屋青木煙火店&信州煙火工業)からそれぞれ打ち上げられた。
 あのー、もうちょっと2社でお話合いした方がいいんじゃね?ってラインナップ(苦笑)

 で、やけにテンションの高い商工会会頭のあいさつの後、オープニングの特大スターマインが始まる。
 もう、最初から全力投球である。
 うっかりするとすぐオーバーしてしまうので、あんまりぼんやりもしていられない。
 まぁ、打ち上げ場所さえ特定できれば、あとはカメラのファインダーなんてのぞかないでじかに見ているから、ぼんやりする暇もないんだけれど。

 右からは青木さんが、左からは信州さんがそれぞれの自慢の玉を惜しみなく打ち上げる。
 時折はるか遠くでスターマインが上がるのだが、あれは「えびすシート」対策だろう。
 ワイド展開の花火大会にありがちな、右に左にカメラを振りながら、必死に追いかけるだけである。



▲大スターマイン@長野えびす講煙火大会
 雪千輪がきれい。
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 この日の風向きは右斜め前から左後方へのやや向い風。
 打ち上げられた花火は、徐々に観覧席に覆いかぶさるようになってくる。やがて、観客席にも花火の燃えカスが落ちてくるようになった。
 新作花火コンテストの最中、私と友達に間にも「がさっ!」という音ともに、何かが落ちてきた。長さ10センチ程度の弧を描く紙の塊。玉皮である。打上順番から言えば、おそらく野村花火の玉皮だろう。

 燃えカスとかいろいろ降ってくるのは、片貝やらほかの花火でも慣れっこであるが(某会場では「霰か雹か」って音を立てながらザンザカ降ってくる)、うまく二人の間に落ちたものである。
 この事態多発に「花火の燃えカスが落ちてきたらうまく避けてくださいね」ってアナウンスされる始末。いや、火がついていれば目視で避けられますが、鎮火済みの玉皮は真っ暗な空か降ってきても何も見えませんがな…。


▲ミュージックスターマイン(紅屋青木)@長野えびす講煙火大会
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 そして、目玉ともいえるミュージックスターマイン。
 今年も堪能させてもらいましたわ~。
 小型煙火の多さにはちょっとあれなんですが、相変わらずお見事なことで…。

 なんだか年々、細工が細かくなっている気がするのだが、ここはひとつ思いっきり豪快な展開も見たいような気もしてきたりする。


 普通の段打ちモノや、スターマインも油断するとワイド打ちになったりするだから、本当に見る側も何度も心を抜かれそうになる。
 相変わらず降ってくる燃えカスには「青木さんの愛があふれて降ってくる~」って、訳のわからん感嘆符を入れてみたり(場所的に青木打上の燃えカスしか降ってこないので)、2時間終始楽しんだ。

 気になった点は、信州煙火さんの打ち上げがやけに低かったこと。
 何度も親星が地面に突き刺さるのを見た。
 あれが燃えカスがあまり散らからないような配慮であるのならすごいが、当日の風向きを予想してそこまで対応できるのかといわれれば、単なる偶然だったのかな。



▲大スターマイン@長野えびす講煙火大会
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 そんなこんなで花火終了。
 さて、今度は新幹線目指して会場脱出である。

 この会場の弱点って、入退場の動線に逃げ道がないことだと思う。そして、警備員の対応もイマイチのような気がする。
 屋台前にあんなに人が詰まっているのは初めて見たかっも。そして、背後にいた何重もの人垣は、あれは例年並みだったのか。

 
 まぁ、あまりのグダグダ具合に土手を斜めに下りて脱出した。駅到着は発車20分前。十分にお土産を買う余裕もあった。
 新幹線はそれほど混んでいなかった。
 やはり関東圏から日帰りでここまで見に来る人って少数なんだろうなぁって、改めて実感した次第である(人はこういう輩を物好きというもんね)。


▲8号玉100連発超ワイドスターマイン@長野えびす講煙火大会

後だしでそっと

2011-11-21 22:54:00 | 花火
 本当に今更だが、土浦の動画を上げた。
 ワイドスターマイン土浦花火づくし。思いっきり中抜け(コンデジの限界なんです~)ですが、できれば大画面で…。






 さて、明日夜から旅立つわけだが最低気温が1度って…。
 すでに十分荷物が大きいのだが、さらに1枚突っ込むべきか…。


 とりあえず、雪だけは勘弁願いたい晩秋の夜。

雨の日はまったり

2011-11-19 20:38:00 | 雑事つれづれ

▲ちょっと花火を合成してみた。八重芯の見本帳って感じ@中野えびす講花火大会

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 ひと仕事終わったというのに、その後にも怒涛の仕事が押し寄せてきて、全然先週と変わらない1週間だった。あのゴールの後は、ほんのひと時でも楽になるはずだったのに、気が付けばその先にもう一つゴールがあった感じで、喘ぎながら、やっぱり走らざるを得ないという感じ。

 さすがに週末は切れだして、仕事したくない~ってわがままモードに突入したよ(どこの小学生だ・苦笑)。天気予報も週末は雨を差していて、気晴らしもできなさそうだったし。


 で、今朝、10:40過ぎまで寝こけていた。
 いやぁ、病院の予約を入れていたから焦ったね。歯と顔だけ洗って、雨の中を飛び出していったよ。病院は定期検診だから特に問題はなかったのだけれどね。
 いや、あの激務での体に影響が出ないのはドーなの!? 

 私はストレスを認識せずに体に「だけ」溜めこむタイプだから、そろそろ用心しないとな。ある朝起きたら顔面麻痺とか円形脱毛症とか十二指腸潰瘍とかはもう避けたい。

 まぁ、今回は久々に精神的にも追いつめられていたから大丈夫なのか!?



 今日は家の散らかり具合は見ないことにして(明日には片付けないとな…)、ただただのんびりする。
 雨の日の午後はダージリンでまったりである。プリンロールケーキも付けちゃったぞ。




長野市でも中野区でもない中野市だよ

2011-11-13 16:33:00 | 雑事つれづれ

▲5号八重芯変化菊@中野えびす講まつり花火大会

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 人が仕事でクマクマモードになっているころ、計画が進んでいたらしい。そしてそこに組み込まれていたらしい。

 昨年と同様に長野県でえびす講の花火を見てきた。
 長野といっても長野市ではなく、中野市。中野区でもなく、中野市。

 エノキダケの生産量日本一の町らしい。ほかにもリンゴやブドウ、モモなどの生産が盛んな土地である。




▲時々小さいながらもワイド展開があるのだが、予想がつかずに慌てる



 朝9時半集合ののんびり出発。
 武蔵境駅はいったいいつ完成するのだろう…。ホームを下りて上って改札出てまた下りてって、非常に動線が悪い。昨年もそんなことで少し遅れたんだよな…。あ、私の学習効果がないのか。

 当初の天気予報とは違って、気持ちの良い晴れ。
 関越道は少し渋滞気味だが、それも花園の手前辺りで解消。もっとも運転するのは私ではなく、あなたまかせであるが。
 群馬県に入り、上信越道へと進んで標高を上げていく。日の光を受けて、山肌の紅葉が目に入るようになる。昨年も山の紅葉がきれいだねーなんて言いながら賑やかな車中は進む。

 峠を越えて、視界が広がったところでいったん高速を降りて小諸へ。
 とりあえずは腹ごしらえを、ということで、


 新そば~!
 クルミだれもおいしかったけれど、そば湯が実においしかった。私、有料でそば湯サービスしてほしいなぁって常々思うほどにそば湯好きである。そば湯にちょいと塩を入れるだけで何杯でも行けると思うんだけれど…。とんかつ屋におけるキャベツ定食並みに外道の発想である(笑)。
 懐古園はもう紅葉も終盤だったが、もみじはこの頃が一番きれいかもしれない。日を透かす赤は実に鮮やかだった。
 園内では謎のチビレンジャーたちのロケが行われていた。大人たちの思惑とは裏腹に、すでに飽きて疲れているチビレンジャーたちに少しの笑い



▲この煙火店さんおなじみのマーガレットも色違いが…

 中野市に着いて、筒場を確認。
 あれ、原信できている。

 花火は7時からなので、いったん町中のえびす講の賑わいを見に行く。
 屋台がたくさん並んでいるのだが、あれ、ひょっとして昨年より少ない!? そして昨年見つけた激安スーパーで野菜の買い出し。
 キャベツ100円、リンゴ3個100円、丸ナス30円、肉厚シイタケ150円、サツマイモ4本200円(これはこのあと150円の店を見つけて悔しかった)
 激安っていっても田舎ってこういう価格なんだよね。東京が高すぎなんだよ。

 昨年より到着が少し遅かったので、すでに100人恵比須は終了していたようだ。

 クリームがたっぷり詰まったシュークリームを立ち食いして戻る。



▲最近は覆輪モノが流行りなのかな。


 先ほどまでは誰もいなかった現場に少しずつ人がやってくる。
 昨年と一緒で、ここにいるのは地元ではない人々。中野の人って、この花火を家で見るのがデフォルトなのかな。
 トイレ&夕飯買い出しも兼ねて新しくできた原信へ。おぉ、ヤスダヨーグルトが新潟価格で置いてある~。思わず買ってしまったよ。東京だと小さいし、さらに高いんだよね。



▲銀のスタマ

 ということで、19時、打ち上げ開始である。
 観客もいないわけだから、アナウンスも何もなく唐突に打ち上がる。
 昨年は打ち上げ場所に近すぎてフレームアウトしてしまっていたが、今年は横位置でもなんとか入る位置を紹介してもらってらくらく観覧。広角レンズで楽をして撮っていた。
 一応プログラムはあるものの、ワイド打ちやスターマイン展開が分からずにアワアワする。でも全部画角に取り込んでいるので、あとでトリミングをした(ずるっこです~)。




▲変化菊(7号)とオリジナルのマーガレット(5号)


 5号玉と7号玉を中心に、時折小型煙火を交えたり、スターマインを交えたりというのが、ゆったりと進む。あれ、新作?という玉も上がるので結構楽しい。
 背に十六夜か十七夜の月を背負っての観覧は、わずか30分とはいえ冷える。カメラにかけてあったタオルもしっとりと濡れている状態。
 10日後には長野のえびす講花火もあるので、対策をしっかりしてこないとな…。

 花火終了後、15分もしないうちに現場を脱出。昨年はお風呂に入ってから帰宅したが、今年は体調面でパス。一路東京へ向かう。そのおかげで、日付変更線前に自宅に着くことができた。


▲最後はスターマインと7号玉の競演