新潟は雪の大晦日。今、雷が鳴った。この後、雪が激しくなる合図。
クリスマスは恒例の名古屋港。
ホワイトクリスマスになるか!?ってテレビとかで騒がれていたが、花火の間は特に何もなかった。いや、朝9時~10時ごろまで結構風花が待っていたんだよね。一応ホワイトクリスマス(ただし早目の行動者のみ)ということでした。
朝一の新幹線に乗って、7:30には名古屋駅。そこから地下鉄を乗り継いで、朝8時に港の見える公園で場所取り。あれ、いつもより(場所取りの)人が少ないなぁと思いつつ、次の予定があるのでそそくさと退散。
行先は名古屋市科学館。世界一のプラネタリウムが評判のところである。連日プラネタリウムは大人気で、ネットでの予約もしているらしいがクリスマスイブのこの日だけは全席当日発売。ネットで先行販売してたなんて知らなかったから、よかった。
9時ちょっと過ぎに科学館前に到着。もちろん長蛇の列。列の後ろに並ぶと「この辺りは12時の回に入れるか入れないかです」と係りの人が説明してくれる。午前中はあきらめモードで列に並ぶ。
さすがクリスマスイブ&3連休。列に並んでいる9割はカップルで、残りの0.9割がファミリー。私のような物好きも超少数派ながら所々に紛れている。中学生と思しき初々しいカップルがいてね、なんだかニヤニヤしてしまった。きっとこの子達って星が純粋に好きなんだろうなぁって。
寒いなぁと思っていたら、風花が舞う。並ぶのに飽いた子供たちが雪を追いかけるのを眺めながらズリズリと列に並んでいた。
9時半の開場と同時にチケット発売開始。私が建物に入るまでに30分ぐらいかかった。
その時点で昼の回の残席141。なんだ、意外と行けるじゃんってよく見るとその前の回も20席近く空いている。プラネタリウムは座席指定制。どうやらグループで来る人たちが近くで座れないならと後の回を買うよう。昼の回は見る見る残席が減っていくのに、その前の回が全然減らない。この調子だと前の回でも買えるなぁと思っていたら、残席10の時に私の番が来て無事ゲット。
そのまま入場する。
科学館そのものは、子どもたちに科学全般に関する不思議を学んでもらう施設。
だが、子どもたちがやって面白いものはオトナがやったって面白い。どこもいい大人が影絵やらシャボン玉やらで遊んでいる。もともと科学好きな私も積極的に体験。後ろに子供が待っていたって、きっちり全部体験する大人げない私である。
そうこうしているうちにプラネタリウム上映時間が来たので移動する。
指定された席に座ると、やけに座り心地が良い。リクライニングの角度もよく、おまけに左右にユラユラできる。
こ、これは………寝そうだ…。
いや、せっかく並んでゲットしたチケット、寝てはいけない。さらに、上映中にお子さんが騒がしかったりすると係員が外にご案内しますなんてアナウンスされている(実際、一組の親子が連行されていった)。そ、それは熟睡してグースカしていても同罪なんだろうなぁ。だから断じて寝てはいけない。
だけど、このすわり心地は…。
▲ミラーボール
誘惑には弱いワタクシ。
あっさり陥落しました。
幸い、音を立てて寝るという不作法はしていなかったらしく連行されなかった。
小学校1年以来の人生2回目のプラネタリウムは、結局半分ぐらいしか見なかった。
うーんと、思うにね、私は田舎育ちだから、投影されたプラネタリウム以上にきれいな星空を見てきていたわけなんだよね。
いくら世界一のプラネタリウムでも、そこに映し出されるのは仮の姿。それで感動を得ることは実物を知る身には残念ながらない。まあ、上映内容が「冬至の太陽」とちょっと地味目だったのかも。
ファミリー向けの初心者タイプの方が、宇宙旅行なども絡めての上映だったからよかったのかもしれないなぁと、精神年齢が急降下中の私は思う。
▲ミルククラウン
その後、隣接する名古屋市美術館(フリーダ・カーロがあるから行って見たのだが、ちょっと期待外れ。でも岡本太郎の「明日への神話」が見られたのはよかった)をちょっと見て、昼ご飯を食べて名古屋港に戻る。
名古屋港は風が冷たい。
海風がまっつぐ吹いてくる。遠くの煙突からの煙はだいぶ横にたなびいていた。
▲睡蓮
16時に、花火仲間でのミニミーティング、本日の花火の見どころなどの情報を共有する。
朝、場所取りしたところだとちょっと台船の位置が悪く場所替え。やっぱり今年は人出が少ない。
三脚を立てて、スタンバイ後、最年少花火愛好家自作の花火大会プログラムを見せてもらう。昨年も驚いたが、進化した今年も更なる驚き。今って、なんでもできるんだねぇ~。
▲万華鏡
寒さに耐えかねて、シャツとズボン下を1枚追加し、さらにカイロまで張り、ここの定番、巨大なアツアツ肉まんで暖を取りながら時間を待つ。
そしてカウントダウン。
▲光の宝石
今年は、8号玉までだったが、冷え切った空気が良かったのか非常に発色もよく、風にさらわれることもなくいい花火の連続であった。
終了後、いい色だったねぇの声があちこちで。
年末のあいさつをして撤収する。一応、年納めである。
新しいカメラEOS60dの慣らし運転で、この冬3度目のお台場である。
連休の影響か、三脚族は過去最高。ゆりかもめに乗った時点で、向こう三軒皆さん脚持ちという状態。私の三脚はカバンに仕舞いこんでいて外からは見えないが、笑いそうになった。
そんな状態だから、この間はほぼ貸切スペースだったところも10人ぐらいが立っていた。ということで、今回はお山の大将となる。
とはいえ、この間と同じでは面白くないので、とりあえずカメラを縦にして、水面への映り込みを意識してみた。
で、実際撮ってみると、屋形船よりも花火の水映りの方がかなりのボリュームであることに気付く。
かつてフィルム時代にEOS55を使っていたので、60dのサブダイヤルはやっぱり楽。
しばらく使っていなかったから、「えっとー、どうだったっけ」ッて思いつついじっていけば、このありがたみを思い出す。
露出変更が親指1本でいいもの、楽だ~。
考えてみれば、いろんな機能(何しろ前機より10年近く分、進化している)はとりあえず放置しておいて、自分が撮影に必要な機能だけをピックアップすればいいんだよね。
ライブビューも別に無くても構わない訳だし…。
ただ、バリアングルは春山では活躍しそう。いっつも雪解けの泥んこの山や裏の原っぱで腹這いにならんかの姿勢でカタクリなどの花と向き合っているからさ。
あ、夏のチングルマとかアオノツガザクラとかのちっちゃな高山植物にも役立つな。
とりあえずは、2月のセツブンソウ(地面から2センチぐらい)とか、フクジュソウとか辺りだな。
▲ダブルハートもふわり
なんかさ、24日に雪だるまマークの情報が…。
花火自体はいいのだが、帰りの新幹線に影響が出ないといいのだが…。
ここんところ、そんな予報に過剰に準備していると大抵杞憂に終わるから、今回もガッチリ装備を持っていくとしよう。
リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝
前売り券の購入し、秋になったら行こうって思っていたのに、気づけば葉っぱもすっかり落ちて冬至。それだけ今年は忙しいってこと。貧乏ヒマなしである。
さて、ようやく代休を取って行ってきたわけだが、平日というのにかなりの人出。やはり会期終了間近ということで、行く人が多い。
途中にあるベンチがどこもみっちりと休憩する人で山盛りで、なんというか、冬の猿山を思い起こさせる(笑)。
久々にいい展示だったなぁという★3つ!
見終わって、いい時間を過ごせたぁって心から思えたのは本当に久しぶり。
それだけ展示されている品々の質が良いということ。
「お金持ちってステキ」という身も蓋もない感想も(笑)。
いやぁ、金銭の心配をしないで、良品を集め続けるってことは凄いことです。
その集大成が「バロックサロン」と命名された空間。
「夏の離宮」の展示方法に倣い、美術と建築が密接に結びついた総合芸術空間を作り出していた。もちろん、本当の空間とは異なるのだろうが、そこに並ぶ調度品の素晴らしいこと。
コンソール類の象眼やゴージャスな脚まで見事。大理石をいったん砕いてから微妙に異なる色を組み合わせてひとつの模様を作ったりと、その手を惜しまぬ造作にはため息ばかり。背後のおばちゃんの「これスゴーイ」「キレー」の声のうるさかったこと!!
日本からの陶器や、アジアの陶器を模して造られたという西洋の陶器を金属の装飾で繋ぎ合わせた(これをつなぎ合わせるという発想に感嘆)燭台には、わざわざいったん火をつけて消したろうそくが設置されている芸の細かさ。全部のろうそくの芯が黒いんだよ。
現在は取り外されている天井画(もともとのフレスコ画が修復可能と分かったため)も当時のように復元されていた。
真下で「あー、このど真ん中に布団を敷いて眠りたい」って思いっきりバカな発想をしながら(なぜそこで天蓋ベッドが思い浮かばない!?)、楽しい時間を過ごせた。
会期は、今度の日曜までだが、お時間のある方はぜひ。
東京・国立新美術館での展示終了後は、高知と京都を巡回するそうだ。
▲お台場レインボー花火
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
昨日は、先週強風で空振りだった花火のリベンジ。
天気予報では夜には雨が上がると分かっていたので、行くことは確定していたが、それまでにいろいろとこなしておくことがある。
まずは定期通院。年内最後なので漢方をしっかりもらっておく。そしてガムの買い出し。最近仕事が忙しくて寝不足気味。お仕事中にウトウトしてしまうことも…。「おかしのまちOか」で辛いガムをまとめ買い。そして会社で少し仕事。
暗くなってから花火の現場へ向かう。
花火といっても10分である。
おまけに雲が低く立ちこめて湿度が高いと、あんまりいいコンディションではない。だから直前に行っても場所は取れるし、そもそもそんなに混まない。
カメラをセットしてのんびりおにぎりを食べていたら、やけに陽気な一群が隣に来た。
スペイン語だかポルトガル語だかラテン系の言葉をしゃべっていて、レインボーブリッジを背景に記念撮影に余念がない。あまりに海辺に出てはしゃぐので、警備員に注意されていたし…(笑)
そして打ち上げ開始。
あー、やっぱり風がないなぁ。まぁ、玉が大きくないので煙が大量発生するわけではないが、やはり少し見にくい。
そうこうしているうちに10分終了。
花火が終わったらどこからか叫び声が聞こえてきた。
コリンチャス、コリンチャス!
あ、お隣のご陽気な軍団はブラジル人だったんだ~。クラブワールドカップの決勝戦は翌日だもんね。
きっと今頃は大いに盛り上がっているだろう。
花火の後、お台場のたこ焼きミュージアムへ。
天かすたっぷりサクサクという触れ込みの大阪のたこ焼きを食べてみる。まぁ美味しかったんだけど…。
天かすが私の許容量を超えていたらしく、先ほどまでエライ胸焼けでした。
今度は元祖のシンプルな(ソースすらない)たこ焼きにしようっと。