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スタートアップハナビ(クラファン)

2021-06-16 00:40:00 | 花火

▲初弾でレンズ選定ミスったと知るorz

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 2021年も中止、延期(その後中止)が多出している花火界隈。各煙火店、昨年の売り上げがどん底だったのに、今年も昨年の悪夢が続いている。頼みのコロナワクチンも、思ったより接種スピードは上がらず(最近ピッチが上がってきた)、やはりこの夏も花火大会の開催は難しい状態。気になる花火大会の公式サイトを覗いてはがっかりする日々を過ごしている。
 
 そんな時に知人が立ち上げたクラウドファンディング「スタートアップハナビ」。
 当初は「大曲の花火 春の章」の翌日に開催される予定だったが、春の章が延期になり、さらに延期日が中止となる。そしてこの「スタートアップ花火」が「春の章の延期日」に打ちあがることになった。
 なお打ち上げ場所は大曲ではない。

 ということで、当日北へ向かう。夜までちょっと興味のある方向へ。
 駅から約30分ほど歩いて、急な坂道を上がって、宮沢賢治記念館へ。ここで3館共通券を買って見学。残されている手記や原稿など、膨大な資料に圧倒される。秩父で見た賢治ゆかりの人物が本当に親友で、交友があったことを確認。地質学などにも興味が引かれたが、意外と滞在時間が長くなったので、急ぎ次の館へ。
 市立博物館で地質学的な展示が見られるらしいので、急いで向かったが、なぜか「資料整理のため、臨時休館」の紙が貼られていたorz マジかよ…3館共通券買った意味は!?
 と言ってもそこには文句を言う相手(職員)すらいない状態なので、隣の童話村へ。賢治の童話をモチーフにその世界観を再現した施設。子どもが楽しめそうな館内で、見学時間はアッという間に過ぎる。


 バスに乗って本日の宿泊地へ。

 ホテルに荷物だけを預けて、遅めの昼飯へ。駅前に飲食店は営業していなかった。どうやらちょっと離れたところに🕊ーカドーがあるらしかったので、そこを目指す。ファストフードが入っていたので、それでランチとし、スーパーをひと回りして地場産野菜などをゲットしたりする。

 ホテルに戻ってチェックインし、夜への準備をする。
 現地へ着いたのはまだ日が沈んでいない頃。とりあえず、筒場らしい方向に向けて、三脚を立てる。
 周辺には見知った顔がいろいろいて、話は弾む。そして先ほど三脚を立てた場所に戻ったら、隣にいたのがYouTuberだった(動画見たことあるし名前も知っている人)
 まだ開始前だというのに、怒涛のように流れてくるコメントに口頭で返事をしている。めっちゃコメントが来ているのか、話し声が止まらない止まらない。これ、花火中もこの調子だったらちょっと嫌だなぁと思いつつ、自分は静止画なので、音がそもそも入らないから「まぁいっかー」とする。

 やがて、日が西の端に差し掛かり、まずは郷土芸能の「鹿踊り演舞」が始まる。
 以前見たのとは少し違うようで、土地土地で少しずつ異なるようだ。


 日もとっぷり暮れて、いよいよ打ち上げ開始。

▲事前に流れてきていた玉名リストからして単発っぽかったから、いつもの広角よりちょっと狭いレンズを付けてきたのだが、完全にしくじった。


▲3発撃ちなんてはみ出るしかない。なお、やや強い風が右から左へと吹いている


4号玉の部
 銀入彩色段牡丹 茨城県。野村花火工業


▲雪錦芯オレンジ花びら入雪錦 山形県・安藤煙火店


▲黄金錦瞬きパステル牡丹 長野県:伊那火工堀内煙火店


▲ピンクカーネーション 秋田県・北日本花火興業


▲銀朴付初雪草 秋田県・響屋大曲煙火


5号玉の部
 抜型スターにレモン点滅輪星 新潟県・片貝煙火工業 
 型物花火、今回はこっちを向いてくれなかった。
 

▲浄土の光 大分県・生島煙火


▲カムロキラキラ・マーブル芯 徳島県・岸火工品製造所


▲銀芯シルクフラワー 愛知県・加藤煙火


▲パステル点滅芯点滅2.0 愛知県・加藤煙火


▲ピンクゴールドの煌めき 静岡県・光屋窪田煙火工場


▲結晶華 山梨県・マルゴー   って、こんな玉だったっけ


▲五度変化牡丹 茨城県・山崎煙火製造所


▲スノードロップ 福島県・糸井火工


▲三重芯彩色グラデーション 宮城県・佐藤煙火
 これ、色別に開いていくから静止画より動画向きの花火。それにしても、スタート地点以外の丸さよ。


お祝い花火
 昇分砲付パステル千輪 秋田県・響屋大曲煙火


▲芯入グラデーション 山梨県・マルゴー


5号玉大曲の部 緑キラ芯金波紅銀 秋田県・大久保煙火製造所


▲天空の孔雀 秋田県・北日本花火興業


▲アマビエ 秋田県・北日本花火興業


▲オレンジ芯彩麗華 秋田県・小松煙火工業


▲芯入グラデーション 秋田県・和火屋


▲銀朴月銀芯スーパーノヴァ 秋田県・響屋大曲煙火


▲翡翠を散りばめたペンダント 秋田県・響屋大曲煙火


▲アメジストを散りばめたペンダント 秋田県・響屋大曲煙火

 そしてフィナーレ 








 バシュバシュ打ち上げられて、はみ出すはみ出す。いやぁ。玉名が単発っぽいなんて考えてしまってすんません。
 盛大にはみ出しておりますが、何とか見れる程度にはなっているかと(ヲイ)


 予想以上の打ち上げに、大変盛り上がった花火でした。

 ホテルに戻って部屋で一人ビールで祝杯あげた。🍺🍺




堀田まつり(クラファン)

2021-06-08 02:59:00 | 花火

▲左の「まきわら船」は動かないものだと思っていた時もありました…。

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 最初、この花火を知ったのは4月上旬。クラウドファンディングで見かけたものであった→https://camp-fire.jp/projects/view/406386?utm_campaign=406386&utm_medium=stepmail&utm_source=report

 当初、熱田神宮の花火かと勘違いしていたが、関東ではあまり見られないまきわら船が見られる花火ということで、それほど逡巡もせず、クラファンの支援をしたのが始まり。
 途中で、人から指摘されて勘違いが発覚したが、それはあまり重要ではない。
 まぁ、煙火店さんが絡んでいるからというのもあったんだけれどね。

 日頃「大玉が標準」と言っている越後産の自分であるが、今年も昨年と同じく花火の中止・延期が続き、深刻な煙分不足に陥っている。この際、見られる可能性があるものは積極的に見に行こうという気持ちになっている。
 そうこうしているうちに名古屋の夏花火の先駆けとなっていた西枇杷島や熱田の花火が中止にされ、結局この堀川の花火だけが残った。
 昨年12月に初めて熱田神宮に参拝したが、今回は駅は同じでも反対方向へと向かう。なんだか複雑な歩道橋をくぐって渡り、開けたところが「宮の渡し公園」で堀川が流れていた。
 すでに台船が堀川に浮かび、まきわら船は古の湊に接岸していた。
 コロナ禍は今年も衰滅せず、屋台曳きや出店などはなかったが、徐々に進むまつりの準備の様子は見ていてもワクワクする。関東圏とはどこか空気が違う中京の祭りはいくつか体験しているが、ここもまた面白い。

 現地に着いてみれば、やはり知人がいたし、後からも別な知人が到着していて、大規模ではないけれど、この手合いはどこかからやってくる。まぁ、自分もだが…。
 ご近所さんはまだ集まらないけれど、散歩がてらに様子を見に来ていたりしていた。

 暗くなってくると、地元の方々もいつの間にか集まってくる。ご時世で、「あまり密にならないでください」「間隔を取って見てください」とスタッフが声をかけるが、前へ前へと行きたくなるのは人情。なんか子供が足元の空間を縫って最前列に出てきたぞ。頼むからぴょんぴょん飛んで三脚にぶつかるのはやめてくれ(>_<;)若いお母さんも見て見ぬふりをしないでくれ~。

 若干押されながら、おばあちゃんのスマホでの撮影を手伝いながら、夜がやってきて、打ち上げ開始でございます!!


▲花火が打ちあがると、まきわら船も動くんですよorz


▲花火は、川に浮かんだ台船から打ち上げられる

 そして、この辺りで気付く。三脚がバカになっている!? 左のパン棒が固定できないという事態…。以後、必死に手で固定しながら撮っておりますw
 先日別な三脚が修理から戻ってきたばかりだというのに、この子もまた修理送りしないと…。


▲川幅は広くないので、全部小型煙火


▲ブシャー!!っと、近くなので迫力あります


▲点滅シリーズももちろん


▲点滅シリーズは、最初の方のは絞り切れなかったという(;^_^A


▲ザラもちょっと違ったものが
 (水面に映る花火に入っている影は、川面近くで人が下りてこないか見回りしているスタッフの頭です)


▲奥~の方に橙色の灯が見えるのは遊覧船。手前右側が「七里の渡」。ここから乗って海に出て(当時はこのすぐ先が海だった模様。現在は周囲が埋め立てられて何キロも先の河口で海に出る)、三重県桑名までがおよそ「七里」の距離。東海道の唯一の海路。近くに熱田神宮があり、この辺りは「宮宿」東海道41番目の宿泊地として栄えていた。遊覧船は河口辺りで引き返し、ここに戻ってくる。


▲地図を見ていて気付いたんだが、この掘川、冬名港の左側で海に出る川だったんだ。遡ると名古屋城につながっているらしい。(そしてスタッフの影)


▲まきわら船には囃子手が乗っていて、常時出たり引いたりしている。これが止まってくれないのも誤算だったorz


▲水面にパッと散る金魚花火


▲フィナーレ


 おそらく反省会で、混雑状況は話題に上がっているんじゃないかなぁ。いや、上げてくれ。すべて人の善意に頼っているだけだったからなぁ。スタッフは水に人が落ちないことに神経を配り、土手下の警備はしていたけれど…。
 ロープで区切って、一定数に達したら次のゾーンとするなど、もうちょっと制限があってもよかったのかもしれない。

 時間にすると短いものだし、街中だから大きな花火も上がらない。 
 でも歴史と伝統に培われたもので、いったん途絶えたらしいが、今後も長く続けて行って欲しい行事だった。