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菟足神社の風まつりへ

2018-04-08 20:49:00 | 花火

▲3年ぶりに会いに来たよ。相変わらずのエクステまつ毛感がすごい

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 2年ほど見に来てなかった風まつり。一時期は瀬戸内海に心動かされたりしたが、お財布事情的に日帰りプランでこちらとなる。
 その瀬戸内はまさかの強風によりほとんどのイベントが中止。翌日のブルーまで途中終了となるなんて、何かちゃんと神社にお参りした方がいいじゃないですかね…。そんな中、瀬戸内方面からこちらに急遽予定変更した組もいた模様。
 なお、愛知もやや強い風が吹き、気温も低めでした。

 節約のため、ぷらっとこだまで浜松往復。浜松からは在来線コース。懐かしの弁天島を通過する際はやはり感慨深い。
 乗り換えの豊橋駅で「手筒花火弁当」に心惹かれつつも、あん巻きを3つ買う。VIVAあんこ文化圏。

 最寄り駅となる小坂井の駅で下車。まっすぐ神社へ向かい、すでに目録が出ていたのでゲットして、現場へ。

 なんか、すっごい密度で三脚が並んでいるんですけどぉぉぉ。この時点で、車は5台。その割に、三脚多すぎない!?って思ったんだけど、その隣からが少々空いていたので、自分の三脚を置く。なんとなく強風で心許なかったので、万が一三脚が倒れても場所取りできるように、土手側にも荷物を置いておく(夕方戻ってきたとき、案の定自分の軽量三脚だけが吹っ飛ばされていたww)
 
 その後、顔見知りと合流し、土手上散歩がてら筒場遠望。昼手筒までまったりする。
 昼になり、神社に戻るとさらに顔見知りが増える。


▲菟足神社の祢宜たちが防御体系を取る。このころ屋根の上からは水が出ており、防御力MAXである


▲何で、神社が防御態勢になるのかというと、境内で花火奉納されるからである。最初は、小さいタイプ。境内の桜はわずかに残り、時折花びらを散らす。


▲普通の手筒もあるよ。昼の奉納にはこの兎の帽子をかぶって奉納する人がいるんだよね。この帽子の色、毎年異なるらしい…。手前が奉納者で、奥の人が神社から頂戴した火種で着火する。


▲何事もないように、噴き出る火を顔の脇に持ってきて手筒を抱えるのが流儀


▲別の組の奉納。手筒を地面において、まずはウェーイと木遣りを上げ、のけ反る


▲着火した後、再度のけぞる


▲その後、奉納者が手筒を起こし上げ…。この火が噴き出る方向に神社本殿があるわけで、そりゃ防御欠かせません。


▲そして、手筒を垂直に起こして抱え込む。周りの赤い点々は火の粉。アチチアチチなんてこと言いません、言えません。


▲最後には手筒の底が抜ける「ハネ」で〆る


▲境内の入り口に置かれた山車の上で、舞が奉納される。これ、ひとりの人が獅子の面を振り回しているように見えるけれど、獅子の面は子供がかぶっており、その子供が身を乗り出しているところを大人が後ろで左右に振り回している模様。


▲先ほどの舞は意外と高い場所で行われる。鳥居より高い位置だったりする。子供たち怖くないんかい…。


▲山車はその後、境内より引き出され、町を巡行する。左の物販屋台、屋根が山車に当たるため、山車が通るときだけ、屋根を持ち上げる仕様。西枇杷などでも見られる山車文化対応の物販屋台


▲この手の屋台は方向転換が人力。こての原理で、前輪を持ち上げ、そのまま横に流していく。若手の数人で、この作業をこれを何度も繰り返す。


▲ある程度角度が付いたら、引いて回す。なお、この若衆の前の方には子供たちが大勢綱を持っている。


▲昼花火が始まる頃、花火を奉納する組は、秋葉神社に参拝に向かう。秋葉さまは火の神だからかな⁉ 道中もめっちゃハイテンション。大筒の蓋を担いで飛んだり跳ねたり…。これ、片貝における玉送りだし、筒送りだ!!


▲先に秋葉様に参った組とクロス。こちらは筒や花火を入れていたであろうつづらを屋台として運んでいた、そしてやっぱりめっちゃハイテンション!!


▲先ほどの花火の筒屋台たちは、その後、菟足神社に土足のまんま走り込む。この上り道で何人すっころんだかw

 昼花火のゴールデンシリーズがあるので、朝の場所に戻る。
 人もすっかり増えている。そして隣に並んでいた大量三脚はすべて一人のものだと知って驚愕する。全部コントロールできるのすごいな…。

 昼花火、ほとんど撮れないので(相変わらずフィルター買ってない)、ただ口を開けて見上げるのみw

 そして、徐々に日が暮れていき、夜の花火が始まる


▲昇り銀竜付さざ波芯万華鏡



▲昇り曲導付三度咲



▲昇曲導付八重芯和火冠菊先変化



▲パステル千輪五色同時咲き



▲昇曲導付水色点滅芯錦冠(2尺)



▲昇り曲導付パステル変芯銀冠パステル点滅
 お父さん、早くフルサイズ買わないとどんどん子供大きくなっちゃうよ~!



▲昇銀竜付さざ波大柳入り青光露芯水色光露牡丹



▲ゴールデンシリーズの〆は昇小花付雪割草+五色段咲き落下千輪

 実は色を合わせたトラも付いていたが、いつものシャッター遅れとフレーミングミスで入っておらず…orz まばゆい雪割草の後に、つぃーつぃーと滑らかに降り注ぐ千輪の美しかったことよ…。



 この後、人々は建物花火を見に民族大移動。私はタイムアップのため、後片付けをして境内の手筒を1本のぞき見して撤収。

 帰りの新幹線、窓際が取れなかったのだが、隣県から金爆な皆様が大量乗車されて理解した。東海道新幹線利用時は、沿線のライブチェックしておかないといかんな…。

秩父で桜と祭りと花火と

2018-04-04 23:02:00 | 花火

▲週末、秩父は桜で彩られていました(清雲寺)

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 今年は驚くほどのスピードで桜が咲き進んだ。都内ではうっかりしているうちに桜の見ごろが終わり、花見もろくにしないままであった。
 で、週末、秩父辺りが桜残ってそうだなぁと思い、始発で出かける気になった。各駅停車やら初・新秋津~秋津間乗り換え(あれを乗り換えっていうの無理がない?)を行いながら、6時台に秩父に到着。乗り換えの秩父鉄道まで30分近くある。

 ということで、お花畑駅近くにある、札所を訪れる。


▲秩父13番慈眼寺 枝垂桜には間に合わなかったけれど、観音堂の前のソメイヨシノは満開だった。なお、朝7時過ぎこそこの感じであったが、夕方にはほぼ散り果てていた


▲シダレザクラで有名な清雲寺。まだ満開ではなかったけれど、山の端から日が昇ってくるとようやく桜も輝きだした。混雑を避けようと朝早く行ったんだけど、結局は9時以降にならないと花の色がそれなりにならないのね…。


▲秩父29番長泉院 入り口のよみがえりの桜は散りかけていたが、紅しだれとソメイヨシノは見ごろだった。観音堂の前の八重桜がふっくら咲いていた


▲久那橋たもとの桜並木と菜の花と武甲山の眺めが好き


▲秩父25番久昌寺 池に映る小ぢんまりとした寺院


▲寺院の対岸の斜面はカタクリの群生地


▲秩父15番少林寺 武甲山と漆喰づくりの観音堂が絵になり、そこシダレザクラとソメイヨシノと八重桜の大木が彩を添える(八重はこの後に咲く)


▲秩父12番野坂寺 最近12月に注目されるようだが、春~夏は花の寺。参道はソメイヨシノのアーチとなり、観音堂脇にはシダレザクラの大木が何本も咲く(今年も遅刻)。そして、間もなく鉢蓮も目を覚ます




 さて、本日は桜を愛でるためだけに秩父に来たわけではない。とはいえ、朝から歩きっぱなしだったのでちょっと休憩してから一駅電車に乗る。横瀬で電車のドアが開いた瞬間。

 トントコトントコトントコ♪

と小気味よい音が聞こえてきた。ホームの向こうには花飾りを付けた山車が2台いた!! あわてて駅を出て小走りで駅の向こう側へ…。


 本日は「宇根の春まつり」でもあった。
 昨年、花飾りの山車と、夜、少しだけ花火が上がると知って、初めて訪れた祭りである。今年は見に行く計画はしていなかったのだが、秩父の桜が見ごろと聞いて、この祭りもあることを思い出して、やってきた次第である。

 昨年とは山車の巡行コースがちょっと違っている。

 息を切らせて山車の足元に到着。今年もこの祭りを見に来れた!


▲奥の架線柱が西武秩父線の線路があるところで、ホント線路の傍にこの山車が止まっているんですよ

 至近距離で山車を堪能したので、とりあえず花火の上がる八阪神社に三脚を置きに向かう。

 途中、何もない土手でカメラおじさんが佇んでいたので振り返ってみれば、正面に武甲山がバババババーーーーン!と。この祭り、武甲山の神様に縁があるようなんだよね。だから、武甲山と山車が絡む撮影ポイントは人気。

 とはいえ、小さい祭りのためかそもそものカメラマンが多くないんでのんびりした感じ。撮影ポイントも3名しかいなかったし…。


 八阪神社に到着。今年は新潟からの撮影グループも来ておらず、三脚先客も2台という状態。昨年の経験を生かして、ちょっとハスに三脚を立てる。そして、カメラを持って、山車の巡行現場にとんぼ返り。

 さっきまで疲れ果てていませんでしたかね、自分(すでに3万歩近く歩いている)


▲ということで、武甲山と山車を撮る。夕方になると提灯に明かりが灯って雰囲気マシマシ


▲地元の子どもと一緒になって山車の傍を歩いていく。小ぢんまりとした祭りならではの楽しみ方

 山車の前では子供たちが提灯を振って、ほーいほいっと掛け声を上げる。山車の足元に囃子隊が乗り込み、テンポの早い太鼓と鐘の音を鳴らす。山車の横を歩く父ちゃんも笛を奏でる。最上部に立つ若衆は、電線をくぐるたびに飾りを下ろしてまた立てて…。その若衆が乗る塔が倒れないように四方に綱を張って、山車のバランスを全体重かけて取る男衆、綱で引かれる山車のスピードを調整しようと、地面と平行になりながら踏ん張る若衆。
 みんなみんな一生懸命祭りを行っている。春の訪れを寿いでいる。


 そして、2台の山車は八阪神社に到着。神社境内へのほんのわずかな坂道を木々を軋ませながら上ってクライマックス。
 位置を整え、塔を支える綱を周囲の建造物や木々などに縛り付け、スターマインの奉納が行われる。


▲今年は山車が重ならない角度をゲット


▲左側にちらりと見えるのはリアル桜


▲小さい玉なんだけど、近いからそれなりに見えます


▲スターマインはほんの数分で、あっという間に終わる


 花火は本当に一瞬で、特に目を引くものがあるわけではないんだけれど、なんてったって添景がいいからね、ココ。

 終了と同時に撤収を始め、駅に早足で向かう。ここ、駅から割と近いのも車がない身にはありがたいのよね。さすがに朝4:30から出歩いていたので疲れ果てて特急列車で帰る。


 なお、この日の疲労がいまだに体に影響出とります…。