gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

大曲、その後で…

2015-09-30 23:42:00 | 雑事つれづれ

▲浄土ヶ浜の海を撮ろうとするともれなくカモメもしくはウミネコがアングルに入ってくる遊覧船

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 すっかり間が空いてしまったが(ホント、1カ月以上だよ。10月だよ)、大曲の小ネタ。というか、こっちの方が波乱万丈っぽい。


 今年は盛岡の宿しか取れなかったので、花火終了後は新幹線移動。その新幹線も本当の最終0:30しか取れなかった。なのでボーっと無駄に大曲で時間をつぶす。幸い、花火庵が12時まで開放されていたからそこで待機。
 この施設、地元のシルバー系おばちゃんが仕切っている。シルバー系は夜は早く朝も早いからきっと市の職員関係者がいるんだろうって思って行ったら、見覚えのあるおばちゃんがスタンバっていた。
 さすが花火の町、夜はお手ものもということか…。
 マジで12時に閉めるまでいた模様。

 12時少し前にここを辞して、駅に向かう。そういえばラーメン屋さんあったよなぁと「○ぼすけ」に行くと、ざっと20名ぐらいが並んでいる。並ぶ気力は無く、おとなしくJRの待機列に並ぶ。


▲昼花火中の雨に、煙竜の粉が混ざってピンクの雨が降る

 ふと気づけば、なんだか酔っ払いが絡んでいる。どうやらJR職員に間違ったことを教えられたらしい。それで怒っているのだが、その怒りで行列を無視して脇入りさせろと言っている。警察も出動して、その酔っ払いを囲む。
 改めてJR及び警官の忍耐強さに括目する。
 小突いたり手を出すのはあくまで酔っ払い。攻められる側は、まったく手を出さない。そうか、こうやって最終的に公務執行妨害でしょっ引くのねーという実例を目の当たりにした。
 そんな楽しいショーも、新幹線の時間が来たことで終了となる。

 0.30の新幹線に乗り込んでみれば、なんと半分ぐらい座席が空いている。そういえば、盛岡方面の立ち席特急券待機が異常に少なかった(秋田側はとぐろ状態)。そうか、盛岡側は、立ち席特急券で早く帰るのがセオリーなのか…。確かに早く宿に着く方がいいものなぁ…。

 そうやって約1時間後に盛岡に着くと、お風呂に入る暇もなかった(午前2時終了)orz



 
 そして朝。本日の出発は7:40の都市間バス。
 朝ごはんを食べる前に不要な荷物を自宅に送ろうと黒猫の手配をしにフロントに行ったら、すでに朝食会場が長蛇の列。あわてて並んで第1弾の朝食にありつく。


 駅前のバスターミナルへ。ここから宮古行のバスに乗る。
 バスは盛岡市内で何カ所か人を拾って幹線道路を東進。その過程で石割桜を見る。もちろん桜は咲いていないが、その圧倒的な生命力の一端を感じることができたのは思わぬ収穫であった。

 前夜は2時過ぎに寝て5時起床。そりゃ最前列とはいえ、バスの揺れは心地よく、あっという間に白川夜船。気が付けば山中を走っていた。このルート、途中山田線と並走するのよね。山田線は日本一の秘境線とのことでその大自然におけるか弱さが注目されるが、まさにそんな感じ。雨も降っていないのに霧でバス車体がしっぽり濡れる。
 で、気が付いた。
 ん?
 ちょっと待て! いくらなんでも早すぎだろ!! まだ8月だぜ!
 この状況に、新潟より北にある東北の真髄の一端を見たような気がした。さすが「みちのおく」だ。

 ひょっとして紅葉始まってる??????



 明らかに赤く色付いた葉っぱがちらほらしているんだよね。春紅葉とは言うけれどこの時は8月下旬、どう見てもそれとは異なる。自分の中で、これは紅葉の始まりではないかという結論を勝手に引きずり出して決着し、再び夢の世界へ…。


 そして宮古駅到着!


▲JR宮古駅前。8月後半にすぎないのに、色付き始める木


▲JRの右隣に三陸鉄道の宮古駅がある


 あいにくの雨の宮古。駅広場の木が紅葉し始めている宮古。JRの駅舎とさんてつの駅舎が並ぶ宮古…。

 ここで約3時間の時間がある。天気は良くないが、浄土ヶ浜方面へ。
 宮古の駅は海から少し離れている。バスが道を下って海に出るかと思った瞬間、左の坂道に入っていく。


▲宮古の津波被災地はまだこんな感じが多い。ここは、かさ上げは終わっている模様

 その先には工事中の衝立が立つ平地があった。おそらく津波でさらわれたところだ。建物が何もないところをバスはジグザクと走っていく。おそらく元々の道のラインを走っているのだろう。
 周囲の平地には区割りがされており、やがてここに再び家々が建つようだ。すでに真新しい家が何軒か建っていた。

 そこから坂道に入って、広い駐車場へ。浄土ヶ浜ビジターセンターだ。

 こんな高台から海岸まで降りるんだ~。どうしよっかなぁ。とはいえ、ほかにやることもないしとりあえず乗り場へ行ってみる。



▲雨の浄土ヶ浜。遊覧船乗り場は結構下

 風が結構しっかりとしていて、入江とはいえ、うねりが見える。これはさっぱ船で青の洞窟は無理だろうと、遊覧船に向かう。
 窓口で切符を買って、売出し中の18歳のかわいいガイドさんにもぎってもらって乗船。
 ガイドさん→https://www.facebook.com/jodo.yuransen/photos/a.285573038178612.64443.263847003684549/885434044859172/?type=1&theater
 
 実物の方がかわいいかも。




▲出港と同時にカモメとウミネコに取り囲まれる

 入り江を出ると結構な強風に吹かれてダイナミックな運航となる。
 そんな中、ねこパン100円が販売される。ウミネコ専用パンである(要は鳥に有害な塩とか脂質とかを取り除いたものと思われる)。目の前の子どもがそれをちぎって船を追いかけるウミネコ&カモメにばらまく。




▲ピンが合わないのはお許しを。スマホの限界さ


▲きれいな海を撮ろうと思ったのだが、めっちゃ羽ばたいている


 ただし、船の推進力と、折からの強風なかなか思うようなところに投げられない。むしろ風に押し返されてくる。
 すると船内に散らばるパンくずを求めて、ウミネコ連が船内侵入開始。それをデッキブラシで排除する船員さんと、ものすごい抗争が勃発!
 お子様かわいいおばあちゃんは次から次へとねこパンを補充し、終始このお子様がばらまき放題であった。

 すぐ後ろの私はシャッターチャンスがたくさんでよかったけれどね(とはいえ、スマホ撮影)



▲口紅をつけているのがウミネコっす


▲カモメ(前)とウミネコ(後)


▲カモメよりウミネコの方が目つきが悪いw


 風は波を立たせその波が岩に打ち付けられる。潮吹き穴からのこの日はしょっちゅう潮が上がっていた。
 いい具合に船が前後に左右にと揺れ、20度以上は傾いていたんじゃないか!? さっきまで究極のはしゃぎ具合だったお子様も、さすがにぐったりと気持ち悪くなっている始末。温度差ありすぎでしょ! 君!




▲潮吹き穴から吹き上がっている!


 帰りしな、宮古の「青の洞窟」の入り口を案内される。
 この波では今日は完全に無理っぽいな…。イタリアには行けないけれど、宮古なら多分また来れる。多分、きっと…。


▲素敵な地層



 船を降りて、バスの時間まで時間をつぶす。
「はっけー&ぬっきぃ」方言自販機に翻弄される。


▲自動販売機の方言であったかいのか冷たいのかが分からなくなる事案発生


 バスで宮古の駅に戻り、地元系スーパーに飛び込み、昼飯を調達。
 イカのお寿司(あれ、これなんかの標語だっけ?)を買ったが、もうひとつ目に留まってしまった。これは買うしかないでしょ!ってあわててかごに入れてさんてつ宮古駅に駆け込む。



▲一両編成のさんてつ北リアス線に乗車


 ここから長―い乗り鉄の始まり~! って、なんで満員なの!? お寿司食べられないじゃん!! それに何でこの電車オサレなのさ!!



▲オサレな内装に慄く

 とボー然。とりあえず、空いている席に座らせてもらい、かさかさとスーパーの袋の音をさせながら、お寿司をもぐもぐ食べる。
 だってもう1時過ぎているんですよ!おなかペコなんですよ!! 
 お向かいのご婦人の視線が痛いけれど、空腹には勝てん。よく噛まないでイカのお寿司をごっくんする。

 そうこうしているうちに出発進行! っていきなりトンネルですか!?

 そう、さんてつの北リアス線は意外と内陸部を走るので、海が見えるポイントは思っている以上に少ないのであった。さらにトンネルを出ると、外の高湿度に、ガラスが曇る。車体の内側ではなく、外側が曇るのである。
 それって、いっくらガラスを拭いても外が見えないってことじゃない!? ということで、真っ白なガラスの向こうを妄想しつつ、電車は進む。



▲ネーミングだけで買ってしまったお寿司


 3駅ほどで、お向かいのおばさまが下車。というか、団体様だったの!? 地元の被災地復興ツアーらしい。とたんにガラーンとする車内。
 なんだ、それなら空いてからお寿司食べればよかった。ってさっき買ったもう一つの寿司(バラエイティ寿司ですよ!)を食べながら思う
 そして相変わらず、トンネルを出ると真っ白な車窓が続く(霧がかかっているわけではない)。

 そうこうしていると「昨日までの雨の影響で徐行します」というアナウンスが入る。


 
 え、ちょっと待って! 終点の久慈で数分しか乗り換え時間ないんですが…。



 いやいや、上越線なら10分の遅れを1時間の中でリカバリーしてくれた。きっとこのさんてつも頑張ってくれるはずだ!って最大限の期待の念を込める。だが時計は無情にも予定時間よりも徐々に遅れていることを示すのみ。15分近く遅れていることが判明した時点で、たまらず運転席に向かいダイサクくん(あまちゃんの役名であって、本当のダイサクではない)に話しかける。
 いわく、「久慈で接続してもらうよう、JRに連絡してあります。あとはJRさん次第なんで…」とのこと。乗り換え予定の八戸線は海沿いを走るローカル線。その1本を逃したら、次の電車は2時間後となる。

 そうなると、その先に予約してある新幹線の接続のままならず…。


 帰れるのか、私!?


 ここは、鉄道マンの意思を信じて黙って身を任せるしかない。と、ようやく曇りが取れたガラス窓から海を眺めながら思う。


▲数少ない海見ポイント


 そして久慈駅。

 おぉ、隣にちゃんとJRの駅がある。
 あるけれど、あれ、列車が止まっていない!?


 乗り換えの階段に走る乗客たち。そう、実はこのさんてつに乗っていた半数以上は実は運命共同体であった。約15名は、私と全く同じプランで動いていたわけである。

 そこにさんてつの女性職員さんがやってきて「こちらからは接続を待ってくださいってお願いしたんですが、JR側が間違って発車してしまったんです」とのたまう


 なんじゃそりゃー!!


 となると、JR側に行って説明を求めねば…と、速攻向かう。
 さんてつとの接続駅とはいえ、JR久慈駅はどうやら駅員が一人しかない駅のようだ。その駅員がなんだか電話をかけている。その電話を切った瞬間に「すみません、この先の新幹線の時間に間に合わないんですが―――!」って切符を見せて迫る!

 すると、「八戸までタクシーを手配しますから、それで移動してください。八戸まで行く人何人いますか~」との展開。ハイハイハイと手を挙げる人、約15名。
 八戸行と途中の田野畑行きも手配され。5台のタクシー隊が出発! 私は18きっぱーのおじさん2名と同乗した。


▲乗り換えトラブル騒動の中で、久慈と分かる写真はこれっきり。お土産すら買えず


 海を見ながら走る八戸線と同じようなルートを通るのかと思ったら、車道は結局一度も海を見ることなく八戸へorz 
 いつかまた八戸線に乗るプランを考えなくちゃ…。

 そして、車の方が早く着きますよと言っていたが、ほぼ電車と同着。まぁ、予定していた新幹線に間に合うし、土産買う時間もギリギリあったからいいか。

 久慈~八戸間は通常運賃1,320円だが、タクシーだと18,130円だった。それが八戸まで4台(田野畑は久慈~八戸のちょうど真ん中あたりにあるそうだ)。モチロン、JR負担。願わくば「間違って発車してしまった」八戸線の運転士さんが処分されませんように…。

 もう遅いか…


▲八戸駅の新幹線時刻表が見やすすぎる!


 それにしても、2週連続交通機関トラブルに巻き込まれた東北であった。

パッチワークの山本山

2015-09-27 00:50:00 | 新潟ネタ

▲池ヶ原のパッチワーク。ススキを添えて

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 シルバーウィーク3日目は特にすることが何もない。仕方ないのでおにぎり握って目の前の山本山に行ってくることにする。
 春、カタクリを求めていく山である。
 この時期はもう花はほとんどないが、この時期ならではのお楽しみはある。

 実家からは徒歩30分ぐらいで山麓の口に着く。そこから上り開始。この山は観光道路が付いているので、大抵の人は車で行く。歩いていくのは春でも秋でもほとんどいない。クロスカントリートレーニングの人とすれ違うくらいだ。
 ということで、いきなり「市民の家」で休憩。


▲市民の家からの眺め。小千谷駅方面。実家も写っている。

 なんだか工事中であった。もともとの市民の家はそのままなのだが、その前面に工事関係バリケードが。ここを通り抜けようと思ってきたのだけど、なんと袋小路で来た道を戻る羽目になった。
 で、元の道に戻ってそのバリケードの前を通る時に見たのがコレ


▲「市民の家・水力発電記念館」!?

 どうやら「市民の家」にJRの発電所資料館を併設する模様。ははーん、ここにあの不正水利用の賠償金が…ゲフンゲフン。
 市民の家が新しくなると、学校関係者以外の宿泊も可能になるのかな(小学校の林間学校や生徒会の集まりがここだった記憶)。ちなみに工事は絶賛屋根方向に進んでおり、さ来月には外枠が完成するのではないかと思われる。雪国の工事は雪が降る前に屋根を完成させるのが至上命題だからね。


 イノシシ注意という看板にビビりながらジグザグと登っていくと、元牧場地で花を見つける。


▲そばの花

 この時期、山本山にはそばの花が咲くポイントがある。ただしここではない場所。思わぬ場所でそばの花に出会った。
 小千谷のへぎそばは、もともと外のそば粉を使っていたのだが、最近は市内産のそば粉でという動きもあって、また減反の転作作物としても徐々に広がってきているようだ。地産地消いいね。
 ここは観光用ではなく、純粋にソバ畑なんだろう。なんてったって鉄条網で囲まれているしね。

 ここからふた上りで山頂である。


▲山頂では何かイベントが行われていた。

 今見ると、勝龍とかが出店したんだな。おにぎり持っていかんでもよかったわ。
 このイベントの脇を通って、展望台のベンチで一休み。おにぎりを頬張りながら舞台後方からイベントを眺める。

 音楽イベントだけど、それほど強力な機材を持ち込んでいるわけではなく、少なくとも東側は牧場の辺りに行くまで音は聞こえなかった。以前、市民の家で詩吟のほにゃらら会がイベントをやっていた時は、山頂まで朗々と響いていていたからなぁ(小千谷はその詩吟の偉い人の出身地らしい)。
 モヒカンを垂直に立てているおにーさんがいたよ、と家に帰ってから嫁に言ったら、それだけは見たかったと食い付いた(反応ソコ!?)。

 食後、展望台の上に上がってみると、鳥見さんの軍団がいた。以前にも出会ったことあるが、ここ、眺めがいいので、鳥の渡りなどを観察するにもいいらしい。

 以前はここの眺め本当によかったんだけれど、周辺の木が伸びてきて少し視界の邪魔になるのが惜しい。なので、池ヶ原の眺めを求めて少し西へと向かう。

 下草が切れた地点から、ドーンと開ける眺め。


▲池ヶ原のパッチワーク。この時期だけの眺めである


▲少し寄って見た。

 池ヶ原の田が描く幾何学模様。ここは冬の雪景色や、田植え期の水鏡が有名だが、最近は秋も注目を集めてきた。
 茶色は、すでに刈取りが終わった早稲の田んぼ。黄色は晩稲の稲穂。そして薄い緑はソバの田んぼである。白い花をつけてメロンソーダのような色合いになっている。

 昔は、ここ稲作一色だったのだけれど、減反政策と小千谷のソバが有名になったことでソバに転作するところが増えたようである。その副産物である(その分、水鏡が減ったというのもあるけれどね)

 この時期に小千谷に帰ることがほとんどなかったので、話には聞いていたがここまできれいになっているとは思わなかった。
 片貝まつりのころだとまだ早いのよね~。やはりこの秋分のころじゃないと…。今回はシルバーウィークさまさまである。


 ここから山をゆるやかに下ってソバ畑を目指す


▲途中の木々の間から、池ヶ原の冬のバイプレイヤー、はざ木を見つける。


 遠目にはすぐソバ畑を視認できるのだが、そこからがだらだら下り道が長い。これって、ソバ畑見たらこのだら坂上り返すんだよなぁと後悔しつつ先を進む。ほとんどの人は車で来ているからいいけど、看板に徒歩目安書いていてほしいわ、ホント。

 と30分ぐらい歩いて、ようやくついたソバ畑。


▲ソバ畑のソバの花は盛り過ぎ。雲の切れ目を求めてぐるりと回って撮影。ちょっとだけ北海道を意識(笑)

 なんでこの部分だけをソバ畑にしたんだろう? 以前はスキー場のゲレンデだった地である。どうせならもうちょっと上まで作付すればいいのに…。そうすると壮大な眺めになるのになぁ…。
 カメラ女子が一眼で撮影していたんだけれど、ファインダーを一切のぞかないのが気になる。ミラーレスではなさそうなんだけど…。

 赤とんぼ待ちをしてみたが、奴らの動きが早すぎて断念。
 日も傾いてきたので、戻ることにする。
 

▲再度展望ポイントを通ったので池ヶ原をもう一枚。

 山頂まで上り返して、あとはひたすら下り道。とはいえ、歩く速度は上がらない。

 山栗を拾いながらだからである。車ではできない楽しみだ。
 山に生えている栗の木の近くで少し探すとポロポロ落ちているものである、天然山栗。イガを足で押さえて、栗の実をつまんではリュックに放り投げる。その繰り返してなかなか進まないのである。
 栽培している栗と違って、山栗は小さい。それでも山の恵みはありがたい。


▲ちょっと高いポイントから再度小千谷の町を撮影。小粟田っ原越しに片貝の集落が入る。ってことは、ここからも片貝花火は良く見えるんだなぁ


 山を下り、人家のある辺りまで来て一息つく。ジャンクな甘い炭酸飲料を買って一気飲み。山本山大橋脇の耕作地がいつの間にかソバ畑になっているのを見ながら、家路についた。


 山本山大橋からのソバ畑。ここ、崖上の農家が協力して新田開発で造った耕作地なんだけれど、転作したのね…。


 これだけいい天気。夜からずっと襟元や袖口が痒くなったのはいつものことである(紫外線アレルギー)。

関原まつり大花火大会~そうだ、還暦花火上げよう~

2015-09-26 00:20:00 | 花火

▲大スターマイン。銀芯のアレを星とからめて

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 新潟には自慢すべきものがたくさんある。その中でも考古学的に自慢できるのは、なんてったって、火焔土器だ。新潟県では長岡と十日町といった、信濃川中流域で出土している。長岡の馬高遺跡は、日本で初めて火焔土器が出土した地である。

 つまり、それぐらい昔からここには人が住んでいたわけだ。
 そしてそこには今、関原という町がある。

 そんな関原の花火が面白いらしいと気付いたのはごく最近。
 片貝煙火が意欲的な花火を上げているという話。それに道の脇に花火筒がズドーンと立っているなど、なかなかに鼻がピクピクする話だ。


▲馬高遺跡の近くには、火焔土器のモニュメントがドドーンとそびえている

 だけどイマイチ場所がよく分からない。とりあえず火焔土器のところというヒントを得て、越後交通のバスのおねーちゃんに聞いて、「関原南」というバス停で降りる。すぐそこに馬高遺跡がある。
 背中に祭囃子を聞きながら、だれもいない坂道を登る。新潟県の歴博に続く道である。

 この歴博、昔はなかったよなぁと調べたら、2000年開館とのこと。
 ホント、生まれる時代早すぎたわ、私。新潟は豊かな縄文文化を持っていたなんて、誰も教えてくれなかったじゃないか~!
 まぁ、小千谷だと大平遺跡というのがあって、そこで鮭の骨とかが見つかって信濃川の恵みで生きていたという話は知っているけれど、もっと雄大なイメージが今なら広がるわけだ。トーハクの平成館の縄文遺物の多くは、新潟から出土したものだったりするわけだし…。

 蛇足だが、私は平成館での展示の前の表慶館での展示が好きだった。その時の展示では新潟県の遺物には気づいていなかったんだけれどね(笑)



▲本当に道のすぐ脇に花火筒があった! 歴博の高台から関原の町を撮るフリをして、しっかり左手に花火筒

 と、前方にトラックが見えてきた。さらに進むと、道のすぐ脇にステンレスの筒を発見。その少し上には尺の筒がずどどどーんと並んでいた。打上現場発見! もちろん、煙火店さんの見張り付きである。まぁ社長と専務しかお顔を知らないから、ほかの従業員さんの顔を見ても全く分からないんだけれどね。
 
 さも歴博に歩いて行くんですよーという体を取り、そこを通過。歴博に着いたのは入館時間ぎりぎりだったので、そのまま踵を返して戻った。




▲馬高遺跡から望む夕日。間違いなく縄文人も弥生人もこの夕焼けを見ていたと確信持てる地だ

 関原まつりはもともと地域の祭りである。だから交通の便なんて考えていない。ここの花火、最後まで見ると公共交通機関がないんだよね~。ということで、一番最終の21:01のバスに乗れる場所を探す。
 考えて見れば、この関原の町って、雪国植物園に行くバスが通るところなのよね。

 いわゆる花火観覧場所から21時にもバスが通る道には、徒歩で10分ぐらいはかかりそうだ。となると、このラインで見えるところを探した方がいいなぁと周囲をウロウロ。
 結局だいぶ北西方向でスパンと視界が開けたところを見つける。ただし前景は田んぼと林なので、スタマなどが上がると足元が見えない。うーんどうしようかなぁと思いつつ、元の現場に戻ってみる。

 結局、知人と連絡が取れて、帰りの問題はクリアできた。いつもお世話になっています。ありがとうございます。


 暗くなると、周辺から人々がやってくる。歴博への道も閉鎖される。決して多くはないけれどそれなりの観客を集めて、打ち上げ開始でございます!(玉名はテキトーです)



▲初弾は10号時差変化玉が月にかかる



▲銀椰子芯青牡丹



▲10号これはひょっとしてひまわり? 土浦用? 来週答え合わせだ



▲7号大柳火先彩色変化


 この日は、大柳火センサーが働かず、惨敗であったw



▲10号三重芯?菊先紅点滅



▲7号牡丹からの染め分け変化点滅。紫から縦パステル4色に染め分け(4号2発付)



▲この千輪はお初かな。7号



▲出た出た、ハート芯


▲ほれっ、もういっちょ!



▲10号覆輪付き染め分け菊



▲10号椰子芯緑千輪(5号の牡丹付き)



▲5・7・10号で大柳火かよorz (三段打ちではありません)



▲大柳火を思いっきり持ち上げて見る



▲5号千輪2発



▲牡丹変化染め分け



▲10号銀芯青牡丹



▲7号時差変化玉



▲10号錦芯八方咲



▲10号紫牡丹先三色点滅



▲10号覆輪付青牡丹 これキレイだった



▲7号椰子芯八方咲



▲10号銀芯大柳火



▲千輪



▲10号染め分け


 ここまでが個人・企業奉納の花火大会。

 この時点で21時。当初はこれが終了する直前で離脱予定だった。ところが、この後に謎の「鑑賞タイム」というのがあって、何なんだろうって思っていた。番付を見て初めてこれが「大スターマイン鑑賞タイム」と知る。

 え、それって、大スターマインの部分取って「鑑賞タイム」って略すぅ???

 ということで引き続き花火観覧続行。バス帰宅にならなくて良かった。
 ところが9月下旬。この辺りから急激に露が下りてきてレンズが曇ってくる。後半はソフトフィルターモードとなる orz



▲超大スターマイン


▲超大スターマイン


 最後のスタマは関原版の還暦花火(画像はソフトフィルターの犠牲になったので…)。片貝のそれと同じく、錦冠の花火が続々と夜空に花ひらいて行った。


 それが終わった後のアナウンスでハッとした。


 未年の皆様、おめでとうございます!


 ひつじ年?

 もう一度未年が来たら還暦なんじゃないか、アタシ!? こんなことしていていいのか!? といろんなことが瞬時に頭の中をグルグル回る。
 幸いというか、不幸にというか、私の生まれた辺りには「みんなで還暦花火を上げる」という風習は無い。だから社会的に焦る必要はないのだが、なんだか頭をガツーンって殴られた感じ。

 帰り道も、電車待ちの反省会もずっとそんなことを考えていた。

 で、一つの結論。


 今から準備を始めて、ひとり還暦花火を上げよう!! 住宅ローンやらなんやら借金を抱える身ではあるが、12年あれば花火代を少しは捻出できるのではないかと…。

 ということで、次の未年に還暦花火を上げます!
 と言っても、ひとりだと尺3発ぐらいかなぁ。となる大柳火一択だなぁ…(とーぜん本田さんところで上げますよ)。


 ま、数年後、この書き込みケシケシしているかもしれないけどね。
 (同い年の方で一緒に上げてみたいという方、ぜひご連絡お待ちしております!)

堀之内十五夜まつりの花火

2015-09-23 21:32:00 | 花火

▲魚野川越に上がる花火。途中からは星も現れた

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 シルバーウィークは関原の花火に行くことが先に決まっており、堀之内十五夜まつりはその前日ということで見に行った。内容はよく確認せず、まぁ、新潟の秋まつりの花火だから尺は上がるだろうって軽ーい気持ちで行くことに決めた。
 過去の画像を見ると、地元の煙火店さんっぽいし…。

 なんてのんびり構えていたら、どうやら今年も二尺が上がるらしいよという話で、少しやる気になる。しかし、当日いったん実家に入って昼寝をしているうちに夕方の電車(16時台)が行ってしまい、次の電車は18時台。やたらとのんびりな出発となった。

 堀之内は小千谷の隣の隣の町。通過することはあっても下車したことはない。人生初堀之内である。
 ただ、駅前から少し行ったところが祭り会場なので、大した案内がなくてもすぐ辿りつけた。

 まぁ、いきなり半裸の神輿衆がいたからね。

 思ったよりも出店の数も多く、賑やかな祭りであった。


 花火は、祭り会場から5分ぐらいで出る魚野川の土手がメインの観覧場所。ただし、対岸にも住宅やら高速道路やらがあるので、打ち上げ場所はそれらを飛び越えた山の中腹となる。関越道の下倉トンネルの新潟側を出た北側の谷間になろう。
 この日の夜、この辺りを走っている車は、期せずして上がる花火を見ることになるわけだ。多分、片貝よりは近いんじゃないかなぁ。

 ここの花火は、地元の「下モ組青年団」が打ち上げるという体を取る。おそらく煙火店で講習を受けて、その煙火店の指導の下での打ち上げとなるのだろう。
 花火の時間が近づくと、放送で、土手に移動してくださいと案内される。
 土手上には場所取りはされておらず、その放送で町民が流れてくる塩梅だ。

 そんな状況だから、花火開始60分前に土手に到着しても、ほぼ誰もいない状態でぽかーんとした。煌々と照明だけが灯されており、虫がブンブン飛んでいるだけであった。
 とりあえず、正面近くと思われる場所を取り、スタンバイ。

 やがて町民も少しずつやってきて土手上にはそれなりの人の数。土手じゃなくても家の近くなどで見る人も多いのだろう。混雑には程遠い感じでのスタート。


(以下の時々入る玉名は見た目適当ですので信用しないこと)

▲3・5・7号三段打ち


▲10号 時間差変化玉

 奉納花火を上げていくスタイルなので、1つ1つ、だれが奉納したのかが読み上げられる。その数100以上! 結構な奉納数である。八幡宮で探したんだけれど、番付って売ってないのかなぁ…。


▲10号八重芯菊。せっかくの芯が明るすぎて写真だとつぶれてしまうのがもったいない。


 アナウンスは、だれが何号を上げるかだけが読み上げられるので、どんな玉が来るかは開いてのお楽しみ。某煙火店のように曲導で見分けるのも不可(そもそも10号以外に曲導がついていないのでわからん)。まったくの出たとこ勝負である。
 小千谷煙火は明るい玉が多いが暗い玉もあったりするので、その辺りの事前調整が難しい。まぁ大抵の小千谷花火は玉名が事前に出ることはないから、ほぼぶっつけ本番なんだけれどさ。


▲5号と10号。もちろん、錦冠率は高い。当然です!



▲10号覆輪入り染め分け牡丹


▲大きくないけれど、何台かスターマインもあります。これは、和火からの銀ザラ変化のスターマイン。ちなみに、左からのラインが関越道を走る車のライト


▲10号椰子芯大柳火


▲10号錦冠先緑。小千谷煙火は緑とからめることが多い。止が緑だったり、中央に緑だったり、小割が緑だったり…。


▲10号の千輪。このタイプを見るのは久しぶりな気がする。もっと作ってほしいのだけれど、手間かかるんだろうなぁ


▲10号3発のうちの2発。青牡丹と彩色牡丹。後者はメーカーによってネーミングがステンドグラスだったりオパールだったりと異なるが、果たしてどういう玉名となっているのだろうか…。


▲この10号錦冠は中央に赤い点滅星をちりばめている


▲青、ピンク、緑のリングを交差させた玉。愛染まつりでも見たな。


▲5・7・10号


▲二尺玉。昇曲導黄金すだれ小割浮模様 ってあたりか。
 単発ではなく、3・5・7・尺・二尺と上げて行った


▲10号分砲千輪。何度も言うが、私の小千谷煙火原点は幼児期から見ていた分砲千輪だが、この色じゃない


▲大スターマイン。錦から


▲大スターマイン。銀へ…って、「金さん 銀さん」かよ!


▲和火系冠の引き先が銀から緑点滅に変化


▲この10号錦冠は、センター付近に緑星をちりばめてある


▲3・5・5号だったかな


▲眩しい雷主体のスターマイン。この辺りから煙が谷間に溜まり、さらに関越道上にまで押し寄せている感じなんですが…。


▲珍しい群蝶千輪。一瞬買玉かとも思ったけれど、完成度から見ると自社制作かな。


▲特大スターマイン。谷間の現場から扇が出たのはたまげた。ほぼ煙で見えていなかったけどね。


▲そしてケムケムで銀に移行


▲いわゆる時計草ですね。10号


▲10号八方咲。青紅緑紫黄色を一束にしている模様


▲10号彩色分砲千輪


▲ヤシ入の彩色牡丹?かと思ったけれど、親玉は緑点滅のようだ。ちなみに下の方にあるのは3号のハートです


▲10号昇曲付緑点滅芯錦冠。今回曲導は控えめの4種のみだったと思うのだけど、これが一番きれいではあったが、ささやか過ぎる。もうちょっと曲導だよ~wって主張してほしいところ


▲彩色スタマで打ち上げ終了

 花火終了後の皆様の撤収の早いこと。あっという間にひとりぽつーんですわ。いろいろ片づけるのあるしね~。
 ちなみに、まるで虫集め器のような灯光器は、花火の瞬間にすべて消されたのはかなり好感度高い。そして、花火終了と同時に再び点灯。大まかに撤収が済んだ後に、坂道をころころ転がして撤収しているスタイルがとてもほんわかとした。
 それにしても、関越道マジで大丈夫なんですかねぇ…。

 花火の間中も背後で神輿の掛け声が響いていて、祭りは祭りで進行していた模様。
 電車の時間までまだ1時間以上あるので、町中に戻ってみる。


▲これは花火前に見た神輿。大人神輿もあるらしい。翌日は魚野川にダイブするようだ


▲屋台に乗った女性たちが踊りを見せていた。この子は下から2番目のようで愛らしかった。


▲こちらは最年長かな(とはいえ、中学生か高校生)。1曲踊るごとにだれだれが寄付をくれたと高らかに宣言するのがスタイルらしい。


▲全て終わると、踊り子が勢ぞろいして、幕を上げたまま引き上げていく


▲踊り屋台の後ろに囃子隊が箱車に入っていて、歩きながらお囃子を演奏する。踊りの曲は別な音源を利用している


▲踊り屋台が移動する前に、青年団の一団が町を駆け抜けていった。一番後ろの人が花火を持って、ケムケムまきちらしながら駆けて行った。


 …はっ! 彼らが「下モ組青年団」? 打ち上げを終えての凱旋だからみんな拍手で迎えたのかー。

 



 堀之内の祭りはなかなか面白い。
 冬の雪中花水祝という奇祭もあり、これは花火が上がらないのだが、こちらも機会があれば見てみたいなぁ…。

1日限定、当たりの片貝

2015-09-13 16:46:00 | 花火

▲星瞬き、木遣りの声が響く会場。間もなく打上開始

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 昨年はどうにもこうにも仕事の段取りが着かずに久々のパスとなった片貝まつり。そうしたら、なんか見たことない玉がたくさん上がって歯噛みをした。
 今年はそんなこと無いようにって思っていたんだけれど、どうにも仕事が重なっていて、どんなに無理しても1日しか見られない。それでも1日でも見ないよりはずっといい…ということで、9日のみの観覧となった。

 当初は何事もなかったはずなのに、なんだか台風18号が急にやる気を出して日本列島横断コース。これは多少影響を受けるのかも…。

 ま、でも、片貝ですから~。
 大雨でも上げますから~。雲が低くても上げますから~。神様に奉納しているんですもの、神様が見てくれればいいですから~。
 と、まったく心配なしで出発。むしろ当日朝、関東が大雨の場合の交通網が気になるぐらいであった。

 始発からの乗り換え乗り換えで小千谷着。実家にも寄らずに3分しかない時間で電車からバスに乗り換え(小千谷のバス停って駅から少し離れているのだよ)。駅前のロータリーを直線で爆走した。
 でも、考えてみればこの日は平日。このバスが通る西高へ通う生徒の何人かもこのわずかな時間に乗り換えなければならないので、バスもそんなに張り切って前のめりになることもなかった。次の信号でも余裕で間に合った。
 ※田舎のバスは通勤通学時でも1時間に1本

 ということで、8時台に浅原神社着。桟敷脇有料自由席待機列の7番目に並ぶ。目の前には当日桟敷を求める人の列もあるが、そちらは20人未満か…。平日というのもあるだろうけれど、天気予報に出だしが遅くなっているようだな。
 雨が少し落ちたりもしたが、基本的には曇りで、時折青空も見えるコンディション。周辺を見回ってみれば、やはり写真向きの場所はすでに場所取り完了となっている。


 11時ちょっと前に入場。三脚使用者は二人分の料金を払う。ちなみに三脚の数が増えると、料金も増えるシステム。最後列は三脚使用者とか足が悪くてイスを利用する人が主。大抵の人はその前のブルーシートに。このブルーシートには以前にはなかったラインが引かれており、90センチ四方がひとり分のスペースとなる。ほかの花火会場に比べれはかなりラクラク。
 三脚をセットして番付を買って、そうしてから実家に帰る。
 

 ZZZ、ZZZ

 4時過ぎまで昼寝をしていた。世間では雨が降ったり虹が出たりと忙しかったらしい。
 番付から番外だけスマホに入れようと思っていたんだけど、その計画も途中でとん挫。とりあえずとるものもとりあえず、めし食ってイオンへ。イオンからはシャトルバス。

 すでに屋台が浅原神社の参道に入っていたので、脇道を通って現場に戻ったのは約1時間前。ささっとセットして、トイレに行って湧水で手を洗ってって感じでスタンバイ完了!

 気が付けば星まで出ている好環境じゃないですか!! 到着と同時に鳴った雨雲アラームもきっと気のせいだ!

 ということで、打ち上げ開始!
 (以下玉名は状態からのテキトー版で、正式なものではありません)


▲早々に時差変化玉。最後にかすみ草で締めた



▲お、大柳火…と思わせておいて先彩色変化



▲和火系スターマイン。太くて明るい大柳火



▲どんだけ点滅するの~ってやつ


▲おなじみの椰子芯点滅千輪


▲尺の大柳火2発。
 これもそうだが、三発追い打ちの初弾の曲導でなんとなく予想をし、1発目が開いて花火の種類を確認した後に、後の2発を撮るという感じ。ただし、たまに最初の1発のみだったり、最後の1発が明るい錦になったりするので、その時のダメージはでかい。


▲8時5分 三組小若の二尺 思ったより暗かったので絞りが合わんくってスマンです。


▲青の千輪。そういえば、最近三色打ちを見ていない気が…(当ブログのヘッドです)


▲椰子芯の八方咲先点滅。最近色が増えてきて、実に楽しくなりました。


▲8時15分 石油資源開発の正三尺玉


▲椰子芯八方咲先点滅の同時打ち。点滅の色が4色に分かれている


▲銀芯八方咲。尺+尺2発同時打ちなので、この後も待とうかと思ったのだけど…


▲同時打ちは椰子芯彩色千輪の別物が来たので、切ってよかった。
 これはこれでいい玉なんですよ


▲ハート芯菊。ほかにお魚芯とかネコ芯とかのバリエーションがありますw お魚芯に至っては伊勢に出したこともあったはず。



 団体客を受け入れて久しい片貝であるが、数年前から団体ツアー一同奉納の特大スターマインを上げるようになっている。片貝は普通の花火と違って、花火を奉納して見るものだということを理解してほしいからというものらしいが、ちゃんと伝わっている?


▲団体ツアー一同奉納の特大スターマイン①


▲団体ツアー一同奉納の特大スターマイン②




▲大スターマイン


▲尺玉5発同時打ち。個人の家が奉納したもの。そろそろ疲れてきたなぁといったん座ったものの、曲導を見てこれはひょっとしてって、露出を合わせて見たら、きたーーーー!! 大柳火5発同時打ち!


▲9時 正三尺玉(ちといびつだけど)
 京都の呉服店スゲー! ってか、妻から夫の古希を祝う三尺って凄すぎる!!



▲熱い浅丘雪路語りののちに上げられた、浅丘雪路傘寿祝スターマイン。ヅカファンの真髄を見た!! ちなみにご当人も桟敷にいたらしい。


▲椰子芯の点滅千輪


▲9時15分 三十三歳厄年満願 翡翠会による正三尺玉


▲銀竜だったので、絞り開放して待っていたら銀芯の八方咲きが出たorz

 昇銀竜多すぎなのよ、片貝!




 そして、ニャンターマイン!! すっかりおなじみのプログラムになりましたなぁ。
 ネコ型物やら、ネコ芯菊やら、にゃん尽くし!






▲ネコ芯菊。下に猫の耳がある形です




▲椰子芯彩色千輪 瓔珞付き
 人に言われてようやく気付いたが、片貝にしては珍しい瓔珞とのこと


▲ハート芯菊


▲椰子芯彩色千輪同時打ち



▲時間差変化玉。最初のと少し違うのは、緑の往復が走ったvir



▲紫千輪



▲大柳火 私は大柳火が好物なので、これだけ撮れれば満足。ちなみに個人的統計では10日の方が大柳火は多い。



▲椰子芯八方咲先点滅。点滅が紫だったり、青だったり


▲青芯変化菊。四尺に合わせて屋台が集合中


▲普通の玉って思わせておいて…パステル点滅変化


▲椰子芯変化点滅。細かく見ると、ピンクから点滅始まっているのか


▲牡丹からの彩色点滅編k


▲10時打ち上げ正四尺玉


 この後も花火打ち上げは続くのだが、帰りのバスが臨時1本しかない私はそれに乗り遅れることはできないのでいつもここで離脱。表参道は混むので避けて、裏道でバス乗り場へ向かった。


 翌10日は朝イチ新幹線で東京通常出社!

 夜は雨模様だっただけに、実にラッキーな片貝観覧であった。雨にも降られず、ほぼ順風だったし(後半少し風向きが変わった)
 来年からまた阿鼻叫喚の週末開催なんだな。遠花火で負担減らそうかとも思うんだけど、花火から離れたくない私もおり…。