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新作花火コレクション2018-2(つれづれ)

2018-03-29 00:20:00 | 花火

▲オープニング花火

 新コレ、入賞できなかった作品や、競技外の大玉割物の中で、ちょこっとでも気になったものをたらたらと…。




▲大玉割物花火「昇曲付風車芯錦冠先紅点滅」瀬沼輝明(新潟県 小千谷煙火興行)
 芯の部分が小千谷さん独特のギュルっと変化でした。



▲大玉割物花火「モノクロームの原点」小幡知明(群馬県 菊屋小幡花火店)
 小幡さんのモノクロームシリーズは好物です



▲「ウィンド・タービン」瀬沼輝明(新潟県 小千谷煙火興行)
 今回、本選での入賞は逃しちゃって残念。もっと滑らかにキュルキュル動く感じの方がよかったかな…。最後の2発の動きは「波紋」を意識していましたかね…。



▲「雪華」大久保竜太(秋田県 大久保煙火製造所)
 うん、きれいなんだけどね…、もう一押し欲しいところ。



▲「冬銀河」神田隆広(埼玉県 本家神田煙火興行)
 うん、星の色はきれいなんだけどね、こんなところで低空開発しなくてもいいんだよなぁ…。



▲「田毎の月」齋藤健太郎(秋田県 響屋大曲煙火)
 タイトル見たときは、おぉ!!小泉家への挑戦状かって思いましたよw



▲「赤いスィートピー」古泉友作(茨城県 山崎煙火製造所)
 おっさんホイホイの聖子ちゃん楽曲名。しかし、フタを開けてみれば、忠実なまでにマメ科の花を再現していて、たまげたよ。この方向で攻めてほしかったのに、ちょっと日和ったよね…。(コンポジ)



▲プライベート花火「昇小花付八重芯パステル千輪」



▲大玉割物花火「昇曲導付漣芯マーブル入り大柳火」本田和憲(新潟県 片貝煙火工業)
 片貝まつり等でもちょいちょい上がる玉なんだけど、いつ上がるか分からないからいざ撮るとなると、なかなか運が必要な玉。だけど、今回は事前に玉名分かっていたから、やっと撮れたよ~。マーブルが洋火なので、大柳火設定に寄せすぎるとそちらの色が飛ぶというね…。



▲大玉割物花火「魔球芯変色四交輪」阿部友希(新潟県 阿部煙火工業)
 玉名通りの玉だったんだけど、もうちょっと魔球の部分が分かりやすいといいかな…。



▲「紫陽花」本田和憲(新潟県 片貝煙火工業)
 片貝さん得意の千輪ポカもので来たよ。飛び出てきた小割が実に明るくて、これ、金属配合相当高いんじゃないんですかね…。紫陽花というよりも、なんじゃもんじゃの木って感じかな



▲「春待つ雪椿」阿部友希(新潟県 阿部煙火工業)
 阿部さんの会社のある加茂市は「越後の小京都」。その市の花が雪椿なんだそうで…。まぁ、新潟県の木でもあるんですけどね(新潟県の花はチューリップで、新潟県の草花は雪割草なんですけどね…。)



▲「シャンパンゴールドの華」窪田大輔(静岡県 光屋窪田煙火工場)
 繊細なキラキラ星が美しいのだけど、それを生かす方法が別にあるような気もする。



▲「光輝燦然」筒井計介(福岡県 高田花火工業)
 当日飛行機のトラブルで(滑走路が閉鎖されて)来れなかった筒井さん。福岡娘が首を長ーくして待っておりました。来年はぜひ!



▲「居酒屋はじめました」小勝康平(東京都 丸玉屋小勝煙火店)
 夏の夜空をにぎわすビール花火をお持ちな同社。今年はお銚子とお猪口とカクテルグラスで冬の空を染めましたw「まま、おひとつ」「おっとっとっとっと…」(コンポジ)



▲大玉割物花火「孔雀明王」今野貴文(秋田県 北日本花火興行)
 孔雀明王といえば、国立博物館の国宝だよなぁ→e国宝



▲大玉割物花火「彩麗華」斎藤洋平(北海道 海洋化研)
 昨年の「ピリカノンノ」の系譜でしょうか。これで土浦も行けるんじゃないかなぁって思っていたら、今年は大玉でブラッシュアップ。花火仲間の評判もなかなか上々だったようですよ。



▲大玉割物花火「彩色芯 淡色華模様」林勲(大分県 生島煙火)
 昨年のやつしろや、べっぷクリスマス(こっちは行っていない)などできれい色をこれでもかって見せつけた生島さん。色巧者の多い大曲新作でもぶつけてきた。○○花っぽいことは黙っています。



▲大玉割物花火「ルビーの輝き」糸井秀一(福島県 糸井火工)
 赤1色で明暗付けて変化させてきた。これ、ここから先の進化が楽しみすぎるよね~。


▲大玉割物花火「ラベンダー」若松大地(宮城県 若松煙火製造所)
 昨年、赤川で見たんだっけ、この禁色。いい色だよなぁって思ったら、親星が暴れん坊将軍で雪原にストライク!



▲大玉割物花火「アイスブルーの華」久米川和行(秋田県 和火屋)
 この色は本当に透明感があってきれい!



▲「彩色ビーズ工房」林勲(大分県 生島煙火)
 ○○花に〇〇ンダーを合わせたような組み合わせ。しっかり色が出てますなぁ…。



▲「すぷりんぐ」加藤享佑(愛知県 豊橋煙火)
 加藤煙火さんの本家筋ですから、当然同じ苗字ですね。バネか春かって掛けていたけれど、春一択だったよね。



▲「春風タンポポ」若松大地(宮城県 若松煙火製造所)
 私が見ていた周り(鑑賞士ではない花火好き)では、なかなか評価が高かった花火。わかりやすさも大事。もうちょっと春風の表現(色を差すとか)があってもよかったかな~。
 あと、今回、なんか低空多かったよね。これはセットの問題!?



▲「虹色王国の白い妖精たち」久米川和行(秋田県 和火屋)
 色合いが久米川さんらしい。ここでの妖精は色を生かす白。


 
▲「彩輪の花」高城渉(千葉県 高城煙火店)
 土浦で見たことあるかも…。印象としては、素直花火って感じよね。


 ということで、今回は時差変化玉はひと段落ついて、色に回帰してきたって感じかな…。発光に負けないいい色が続々出てきている感じですね。


 あと、煙火協会会長が今年からおそらく2期にわたって審査にかかわるようなので、芸術的な立体型物などに積極的に取り組む人が出ると楽しいな~。


大曲冬の章~新作花火コレクション2018

2018-03-28 22:28:00 | 花火

▲今年の標準審査玉は和火屋さんの「メルヘンフラワー」。マジックアワーにパステル千輪でズギュン!

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 今年「初曲」は冬の章「新作花火コレクション」である。若手の花火師さんによる新作花火の競技会。昨今は参加希望者が多いようで、メンバーの出入りも激しい。
 直前に今月2度目となる39℃オーバーの熱を出し、行けるのか!?と危ぶんだものの、気合で熱を下げて(病院で抗生剤処方してもらいました)夜行バスで出発(あ、体力低下に伴う体内常在菌による扁桃炎のため、感染する危険性はありません。心配な方はこちらをどうぞ→扁桃炎ネット

 朝8時に大曲に到着。ここから会場までの「足」がないのが悩みどころだが、運良く知り合いに出会えて車に乗せて行ってもらう(その節はありがとうございました)。
 到着後、もろもろ準備をしてお手伝いをしてお昼を食べて、パンフレット販売隊始動。
 今年はボランティアスタッフ数が少なくて若干心配だったのだけど、おかげさまでたくさんお買い上げいただきました。会場でご購入いただいた皆様、ありがとうございますm(_ _)m

 ということで、ご奉仕終了して観覧モードに。ギリギリ最前列に場所を取ったものの、目の前にスピーカーが…。本日は昇スピーカーでございます…。


 この日は晴れていて、星も瞬き、相変わらずの風下でいろんなモノが降ってきたけれど、雨風雪の心配がないのは実にありがたかった。さすがの雪上だから寒さは堪えたけれどね…。

 全国からの25名の花火師によるプレゼンと、花火で楽しいひと時。終了後、表彰式を兼ねたレセプション会場へ潜入(あ、ちゃんと会費払っています)。


 ここで、ちょっと異変。
 入賞者が決まらないという…。あまりに接戦で甲乙付けがたく、会場では「練習」が先行する状況に…。そうして約40分ぐらい押して、ようやく決着がついた。

 大変な時代に突入したってことだね。

 以下、入賞作品を…。


▲審査員特別賞:「煌めきの宝石箱やぁ~!」糸井秀一さん(福島県 糸井火工) 若干風下ってます…。


▲銅賞:「不知火~美しく変化する柳火~」氣賀澤文平さん(長野県 伊那火工堀内煙火店) まだまだ続く和火攻め。ひそかに三連覇を期待していたものの、残念!


▲銅賞:「クラリーチェ・ルチア」伊藤航也さん(秋田県 小松煙火工業) どっちかがクラリーチェで、どっちかがルチアって言ってたw ね!社長!!


▲銅賞:「人生のメリーゴーランド」岸洋介さん(徳島県 岸化工品製造所) 2度目のチャレンジで入賞!おめでとう!お土産ありがとう!!


▲銀賞:「幻耀 まばゆい光の結晶」今野貴文さん(秋田県 北日本花火興行) まばゆいのは君のプロフィール写真だよw ねっ!社長!!
 

▲金賞:「光のオーブ~森に棲む精霊のメッセージ~」小口浩史さん(静岡県 三遠煙火) えっと、この大会の最優秀賞ってことです。…最後の千輪がないと、よく分からなかったなんて言えないよ…。


▲花火鑑賞士賞:「彩虹輝」飯田茂雄さん(山梨県 齊木煙火本店) 花火鑑賞士が選ぶ賞は今年は虹おじさんでした。花束差し上げる役だったのに、実は別な人に投票していたなんて言えないよ…。でも本店さん大好き!!!


 今年は、レセプションで解散との話だったので、こっそりお仕事を持ってきてみたのだが、いざとなると夜行バスで寝不足だったり、その後ボランティアでほぼ立ちっぱなしだったりして、もともと体力不足気味だったのに、完全にお手上げで、早々にお布団と仲良くなったのであった。



▲フィナーレ花火より。和火~


春、新しい道を歩む君たちへ…。

2018-03-19 23:40:00 | 雑事つれづれ
 


 この春、若者二人が花火の道に入ることを知った。

 今、ネットやSNSなどを通じて情報が集まり、思いがある人はそれを通すことができる。それは幸せなことだし、ホントがんばってほしい。



 私が就職活動をする頃はまだインターネットは一般的ではなく精々パソコン通信が一部のエリアで行われていたというレベル。
 当然、花火や醸造関係の仕事なんて見つけることはできなかったし、そもそもそんな就職先があるなんて思いもしなかった。

 ましてや時代は男女雇用機会均等法であり、上野千鶴子などがもてはやされ、女性も総合職で頑張る時代という大きな流れだった。
 新潟の田舎から出てきた長女としては、実家周辺に4年制大卒女性の就職先はなく、新潟県でそんな条件を探すのなら新潟市まで行かねばならず、それは東京と同じような心理的距離感だった。

 そんな中、小さな出版社でクローズド媒体を作る仕事を得た。その後、編プロを経て今の会社体に(いろいろ形態は変わったが)に入ったのが30歳近く。この会社に入って数年でWindows95が導入され、IEなどで情報が得られるという環境になった。そこからさらに10年、激務から体を壊し、一旦閑職に引き取られたことで、花火と醸造の情報を得るようになった。


 そしてその両方とも、数は少ないけれど、女性が切り込んでいっているのも知った。
 あれからさらに一回り。今、遠く見上げていたその職業は一般的な就職先として(とはいえまだかなり特殊だろうが)、毎年知人や知人の知人が入るようになってきた。

 どちらも職人気質の仕事だ。
 特に酒蔵は女は汚れているからと長年蔵に入ることすら禁じるところもあったほど。
 かつては安定して醸すことができる冬季の仕事だった酒蔵も、機械などによる温度管理ができるようになり、昼夜発酵の様子を見ていなければならなかった手法も近代的になってきた。その過酷さ故にある程度の地域が固まった職人集団によって守られてきた醸造技術は、ある程度平準化され、機械化され、今は徹夜して樽を見守るということも少なくなったようだ。唄半給なんて言葉も過去のものになっているだろう。
 そういった変遷を経て一般への門戸が開かれ、今は女性杜氏も珍しいものではなくなった。

 花火も皮張り○年星掛○年込め○年と段階を踏んで一人前になる世界。
 それでも、打ち上げプログラムにコンピューターは欠かせないし、調合には化学知識が必要になる。火薬という危険物を扱うのだから、さまざまな資格も必要になる。職人の勘に頼る部分がまったくなくなったというわけではないだろうが、ずいぶんと仕事内容がオープンになってきたと思う。

 おかげで私たちもただ花火を見て楽しむというだけではなく、花火師の話を聞いたり、さまざまな情報公交換をしたりと、かなり限定的な世界ではあるが、昔に比べたらはるかに様々な情報を得ることができるようになってきた。
 そんな中、新たにこの世界に飛び込む人が確実に見えてきて、頼もしい限りである。


 好きなことと仕事を一緒にするのは楽しいし辛い。でも、好きだからできることもあるだろうしそうでないこともあると思う。
 壁はいつでもどこでも立ちふさがる。それは己の写し鏡であったりそうでなかったり…。挫けたって逃げ出したっていい。縁があるならまたきっと戻ってくるものだから…。



 だから、新しい世界へ進む君たちへエールを送ろう。
 君たちの未来は君たちのものだ。がんばれ、あがけ、苦しめ、笑え!! すべてがいずれ糧になる、君という人と作る糧になる。

 何年かして少し経験を重ねた君たちと会うのが楽しみだ。



越後妻有雪花火は進化する

2018-03-03 23:38:00 | 花火

▲さぁ、祭りの時間だ!

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 越後妻有雪花火は、「大地の芸術祭」の「越後妻有2018冬」のイベント一つである。わずか10分チョットの花火であり、見る方もオールスタンディングであるが、環境と演出と音楽とそして花火が相乗効果を成し、非常に美しく、趣深く、煽情的で、情熱的で、一度見たらもう一度見たくなる、そんな素敵なイベントである。

 今年も幸いにしてベルナティオに部屋を取ることができて、冬のごほうび旅となった。

 送迎バスでホテル入り。部屋にはまだ入れないものの、チェックイン手続きをして荷物を預けてゲートに向かう。今年は一番乗りであった。まぁ、ここで一番乗りしてもあんまり意味がないのだけど、ちょっとだけ気持ち良い。やがて、シャトルバスがやってきて、三脚を持った人々で列ができる。
 開場となる12時ゲートオープン。といっても、花火目的の人は次のゲートまで進むだけである。とはいえ、若者の足にかなうわけなく、次のゲートに到着してみれば、15番目ぐらいまで下がっていたorz 並んだ順に次のゲートまで先導してくれませんかねぇ…。ボランティア主体の運営なので、人手が足りないのは重々承知していますけれど。
 12時にオープンしたのは屋台村も同じ。とはいえ、まだ準備不足のところが多く、観客もまだそれほど入っていないので、まったり準備をしている。
 狙いの魚沼の雑煮を松乃井でチビチビやりながら食す。この餅でっかく厚くって、なのに滑らかで柔らかくて本当においしい。
 その脇を同時開催の別イベント「豪雪ジャム」の観客らが通り過ぎていく。この豪雪ジャムをフェス初めとする人もいるようで、皆さんおしゃれ度が高い! サングラスやカラフルなニット帽、椅子までもおしゃれだよ。え!? こっちはがっつり長靴ですが何か!?

 いったんホテルに戻って部屋に入る。夜花火装備にしてカメラや三脚を持って再スタンバイ。

 今度は本気のかんじき装着である。
 そして開場。今回はメインを少し離れるつもりでのかんじきだったので、途中で道なき雪原へグィーンとカーブ。非圧雪地帯へ突き進む。

 おれの前に道なし、おれの後が道となる!!
 (あ、おれは方言です)

 そしてちょっと小高いところに三脚を置き、周辺をふみふみふみふみする。かんじきなら子供のころから履いているからまかせて!!
 一息ついてまわりを見ると、「おれの道」を上がってくる人が何人も…。その辺りをちゃんと道つけするのが雪国デフォルト。もう1ルートも道つけして、第1作業終了。

 続いて、光の花の種まきへ。

 入場に一人1個渡されるカラーLED。このスイッチを入れ、ボランティアが作った丸い雪の田んぼに植えていく。日が落ちるにしたがって、LEDの光が増し、雪に乱反射してカラフルな花を作っていく。この光の花畑も、大地の芸術祭の作品の一つとなる。
 あ、このLEDは使いきりで処分に特別な手段をしなければならないので、持ち帰りNGね。うっかり持ち帰った人、劇物入りらしいから、そんじょそこらに捨てないこと!!

 やがてジャムの音楽が止み、一般観客が増えていき、爆焼けの空を経て、夜の帳が下りてくる。先ほどまで白かった雪面がカラフルに光で彩られていく。ごく薄いベールをまとった空は、雪上のわずかな熱を吸い上げていき、空気がきりっと引き締まる。
 人々が光の花の中にシルエットとして浮かび上がり、そして、打ち上げ開始でございます!!



▲今年は初段に3尺玉を上げ、ケムケムになる前にクリアに…って。千輪!? 燃焼速度の遅い、趣のある千輪だった



▲そこから先はDJの音楽に合わせてリズミカルにスピーディに花火が打ちあがる。息つく暇ない、シャッター切る暇ない



▲二尺も惜しみなく上がるで!三重芯やで!!



▲グルグル玉に合わせてトラも色違い



▲蛹で冬越ししているはずのチョウチョも思わず起き出す、楽しい花火



▲時差変化の軌跡が螺旋となって残る動的にも静的にも美しいグルグル玉



▲銀が艶っぽく見える彩色バランス



▲開発点撮れてないんだけど、この螺旋ぐるぐるはすごかった。目を張った



▲2発目の二尺は。例の控えめな曲導に導かれ…。



▲大きめな小割の千輪が何色も色を変えて開き…。



▲これでもかって錦と雷が雪原を浮かび上がらせる



▲〆の二尺は黄金すだれ小割浮き模様


 すご、すごい!! 今年もすごかった。新玉も上がり、新しい試みもあり、なんですか、この進化。小千谷煙火さん、ありがとう!!

 わずか10分チョットの花火ではあるが、音楽と演出と花火の相乗効果で実に濃密なひと時となる。人々の心の揺らぎは空に吸い上げられ、星の瞬きと化す。雪面は冴え冴えと冷え、光沢を増すそんな時間、夢のような時間は今年も終わってしまった。

 本当に今年も貴重なひと時であった。来年もここに来て楽しめるといいなぁ…。