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熱海を上から見下ろす

2021-10-31 22:13:00 | 花火

▲初弾は7月に発生した土石流被災者への慰霊の二尺

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 水戸で花火を待っている時に情報が入った。
 明日の熱海で慰霊の二尺が上がると…。

 熱海海上花火大会は年に何回も行われるもので、自分は大体年に1・2回程度行くレベル。今年はまだ行っていない。二尺が上がるのであれば、行ってみるか…と思った。

 翌日、バタバタしているうちに時間になって、あわてて電車に飛び乗る。今回は高台から見下ろしたいというプランもあり、真っ暗になってからではちょっと厳しいかなって少し早めに出た。だがもう季節は秋になり日没が早い。目論んでいた場所についたときは、もうほぼ日が暮れていた。とりあえず、そこに三脚が並んでいることを確認した。眼下には照明がともり始めた熱海港がしっかりと見える。


 とはいえ、花火は20:20に打ち上げ開始。その時刻までまだ2時間以上ある。これは、ごはんタイムか。ということで、駅の商業施設でキンメダイのセットを食べる。順番待ちが結構あったが、花火開始までまだ2時間以上ある状態だったので楽勝であった。
 その後はその辺りをうろうろとしつつ時間をつぶし、開始1時間前を切ってから先ほどの場所に戻る。

 案の上知人もそこにおり、ざっくり方向性を確認(ありがとうございます)
 
 熱海港はよく見えるが、音が聞こえるわけでもなく、ラジオを持ってくるのも忘れていた、時間を見ながら、その時を待つ。


▲オープニング


▲この辺りからデジスタですかね(抜けてますが)


▲デジスタ


▲デジスタ


▲多分ここまでがデジスタ


▲フィナーレは大空中ナイアガラ


 撤収!
 ここのメリットは、熱海の急な坂をほとんど上らなくていいってこと。翌日の筋肉痛の心配もなく駅に到着し、20:50台の電車に乗り込んだ。


水戸偕楽園花火大会×SAO花火

2021-10-29 16:50:00 | 花火

▲最大4号でもこの迫力。そりゃ、白鳥もびっくりですわ!

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 水戸偕楽園での花火と言えば、水戸歌舞伎花火の方が先に動いたのだが、コロナが治まらなかったので延期になっている。今こそこちらも開催していただきたいのだが、多分きっと海老様のスケジュールが取れてないんだろうなぁ…。
 そんな時に突然湧いてきた水戸偕楽園花火大会Limited×「ソードアート・オンライン」。なんでも映画に出てくる新しいキャラクターが「ミト」という名前らしく、それに水戸市がのっかった花火イベントらしいことを知る。抽選制だったのでくじ「運の良く無い自分は当たらないだろう」と、とりあえず申し込んでみたら、当たってしまい、即クレジットカードで引き落とされた案件であった。

 打ち上げ担当が野村花火工業さんなので、当たったのなら行くさ!
 SAOはアニメならなんだかんだとテレビシリーズ見ていたから仕様等分かるし、当然ナーヴギアを付ける必要もないしさw

 で、水戸についたのだが、そこから先のバス選択が難しかった。4・6番線のバスに乗ればよいらしいが、偕楽園行のバスがなかなか来ない。やっと来た!と思われるバスに乗ったが、駅を出た瞬間から「あれ⁉偕楽園と逆方向に行ってない」という疑惑。
 偕楽園初心者としては、JRを挟んで左右に偕楽園が広がっているなんて認識しておらず、あろうことか公園の最北西エリアに行ってしまった。そこからグーグル先生と管理のおじさんに導かれ、ようやく千波湖が見える位置に!! 長かった…。

 入場は17:30からだったのでウロウロと。
 早々にあっさりと筒場を見つける。ここで情報を仕入れてからより奥にある会場へ向かう。
 シートの隙間から見えた会場の座席は、パイプ椅子がかなりの距離を置いて配置されていた。ここで指定席に座って、大型ビジョンに映るであろう映画番宣などを見ながら花火を見るわけだ(入場時間後に一応入ってみたら、自分の位置は特に障害物もなく見やすい場所であった)。
 目的がSAOではなく野村花火なので、早々にそこを持してウロウロ。よさげな場所を見つけて、そこに陣取る。なんか小腹を満たそうと思って、好文カフェへ。何とテイクアウト待ち20分以上という状態。おそらく元々それほど忙しくはないのだろうが、何とものんびりしていた。ちなみにこの公園内にはコンビニ全然無い。一部の公園の入り繰りにあるだけで、自分の目的地がその辺りならまだしもかなり広い公園なので、目的地界隈では何も調達できないということを学んだ。
 暗くなってから、地元民と思われる人がパラパラとやってきた。あと、中坊あたりの自転車族もめっちゃ眩しいライトを付けて走ってきた。おそらくSAO目的の人も来ていて入場しているんだろうが、すでに現場を離れているのでその賑わいは見えない。

 そうこうしているうちに、時間となって花火が上がり始める。



▲公式会場が花火からかなり距離があったので、かなり前の方に移動。


▲月池に中洲状に緑地が伸びているのだがが、よく見るとそこに人がいる!!
 そして、花火が上がるたびに、バタバタバタと大きな音を立てて白鳥が暴れていた。そりゃ、いつもは静かなところに突然花火の音と光が始まったらビビるだろう。ここにいる白鳥は、おそらく飛べないように羽の調整とかされているようなので、泳いで時々陸に上がるというスタイルの模様。


▲おそらく会場で見ていると音楽やら動画やらに合わせた打ち上げになっていると思われるのだが、それらがなくても十分楽しめる


▲千輪も出た


▲トラが出ると、この池に住む白鳥が驚いてずーっとバタバタしていた。暗くてちゃんと見えないだけに、突然の音にビビる。


▲あれ、前の中州にいる人が増えている!


▲そして白鳥が花火から避難してくるw この後、自分たちの前の方に上陸して、しばらく一緒に花火を見ていたw


▲このかわいい色、ものすごく久々に見る


▲トラもここまで延びると、左端にいる警備のおじさん(赤いランプ)
もびっくりしない!?


▲小山の中腹でライトアップされているのは好文亭かな。ここは若干風下気味で「風下は嫌だから」と線路の向こう側に移動する人もいた


▲月池、いい仕事しますなぁ。水が動かないから当然映える


▲築庭はよく分からないが、この半島の配置自体が水の流れを表しているのかな


▲ブルー系が多いのは「ミト」がムラサキ系だから!?


▲後半までケムケムにならなくてよかった


▲この赤いシーンは何か映像上(はるか後方で大型ビジョンが仕事している)SAOの衝撃的な展開でも映したのか!?


▲きれいな八方も見れたことだし


▲フィナーレ。といってもこの位置まで音響は全然届いていないので「終わった?」「終わったの!?」と不審な動きをする。


 さすがは野村さんの花火であった。4号だって十分満足よ!
 帰りは知人の車で水戸駅まで送ってもらったので、遭難せずに済みました。ありがとうございます。

 まぁ、とりあえず、歌舞伎花火時はもうちょっと賑やかになるんだろうなぁ…。

おぢや夢花火で二尺を浴びる

2021-10-23 23:02:00 | 花火

▲初弾は、母校の小学校の校舎裏で見ようと思っていたんですが…(右隣も母校の高校)。


 10月23日は、新潟県中越地震が発生した日。もう17年の話になるが、自分の地元でまさかあんな大きな地震が起きるとは、思いもよらなかった。東京にいた自分ですら揺れを感じたあの瞬間。揺れを感じている最中、テレビのテロップで「小千谷市で震度7だとか6強」だとかが出ていた。初期は、誤差も出るものだから致し方ない。

 その揺れが収まる前に、自分は実家に電話を掛けた。
 奇跡的に通じた。夕食を作り終えた母はダイニングで地震に会い、せっかく作った食事が床にぶちまけられ、食器棚は倒れ(おれも母もあの食器棚は作り付けで固定されているものだと思っていた)、仏壇(田舎にありがちな特大な仏壇)は専用スペースから1メートル以上も前進して正面に倒れて破壊された。
 そんな直後の電話は奇跡的に通じ、母が無事なことと実家も同やら無事らしいことを知る。その話をしている時に第2の大きな揺れが再び小千谷を襲った。さすがに母も電話を切って、避難した。
 この2度目の揺れで小千谷のライフラインは断ち切られた。電話は通じず、電気も途絶え、その結果ガスも水道もストップ。信号も消えた。地上の人工光が消えた地面から空を見上げると、星が今で見たことの無い濃度で一面に瞬いていたと、のちに会った人が皆口にした。
 その晩は震度5強以上の揺れが20回以上も発生し、一晩中地面は揺れていた。
 人々は避難所に行こうとしたが、避難所もここまでの揺れは想定していなかったらしく、体育館のサッシ窓が揺れに耐えきれずに割れて避難できる状況ではなかった。
 結局、各自車の中で夜が明けるのを待っていた。一晩中余震に揺られながら…。

 その後のことは、メディアの放送に詳しい。
 のどかな町は一変し、母校の小学校には避難者の車が並び、間もなく四国からの自衛隊などが来て臨時の風呂を作ってくれた。隣の高校のグラウンドには地割れが発生し、厚い靴底越しにその割れ目が感じられたのにはゾッとした。地割れは高校のグラウンドの先にも続いていた。もちろん、ここにも避難者が集まった。地震で家を失い、自衛隊のヘリで夜のうちに避難してきた叔母家族は、家ごとにテントを受け取り、グラウンドの一角でテント生活をすることになった。

 そういう場所だからこそ、ここで初弾の白菊を見るのがふさわしいと思った。打ち上げ場所は西中と聞いていた。だが、運命の17:56、白菊はあらぬ方向から上がった。震災資料を収集展示している「そなえ館」の辺りで花火が打ち上げられたらしい。
 そこ、西中じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


▲まさか高校のグラウンドの向こう側に控えめな高さで白菊が上がるとは…。


 事前通告のように西中でのうちあげだったら、かつて小千谷最大の仮設住宅が築かれ、今年、防災公園として整備された、あの地から近く高く見えたであっただろうに…。
 まぁ、何らかの配慮があったのかもしれない、と受け止めておく。


 そして、そして18時には夢花火の打ち上げ。
 今度は母校中学校のそばの国道沿い、信濃川の方向にスパンと抜けて見える所へ移動した。中学校のグラウンドも近隣の人が避難のために集まり、一時は食料などが不足してグラウンドに消石灰で、SOSを書き、それがヘリから移されて全国ニュースになった。明らかに私の同級生もここに何人か避難していた。
 そんなところのすぐ近くで花火を待つ。


▲ここ、見通しが良いことは重々分かっていたが、ここまで専用舞台的な環境とは…


▲多くのマニアは右の花火の右側の明るい辺りにいたと思われる


▲ちらちら点滅も趣あり


▲紫の花


▲先黄緑赤の3色花火


▲割と小千谷さんらしい玉


▲黄色と青の染め分けも美しい


▲ここでニコニコ千輪がキターーー。確か、長岡でマルゴーさんが上げた年のおぢやまつり花火大会で上げたぶりだと思う。またこの花火が小千谷で見られるとは思わなかった。こういう型物は撮る方法がちょっと違うので、事前にこれ上げるよって、教えてくれるともう少しましに撮れるんだが(ないものねだり)


▲だんだんとフィナーレが近付いていくおぢや玉


▲小千谷煙火さんのグルグルキターーー


▲カラフルなせーんりーーーん!!


▲そして、〆の二尺×5発同時打ち!!


 途中で、地元の友人とも久々に出会い(この現場の近くと知っていたが、まさか何の事前アポもなくここまでバッチリお会いできるとは…)、たまたま通りがかって車で止めた人など10人も満たない人々が、若干風下気味の子の二尺に包まれた。
 止まらないため息をつきつつふと空を見上げると、黒い空から何か白いものが降ってくる、それも大量に!! 二尺の玉皮だ!! 自分たちの後方の国道にまでひらひらはらはらと玉皮が落ちてきて、自分と同行の友人が必死になって拾う。
 尺玉の時は何も落ちてきていなかったのから、この時降ってきた玉皮はほぼ100%二尺のもの!!
 とんでもない、お土産をたくさん拾って、帰路についた。

 打ち上げ担当の小千谷煙火さん及び、小千谷市の皆さん、ありがとうございました。
 来年は夏の花火も普通に見られるといいなぁ(多分、来年は大曲とは被らないような気がする。例年通りなら赤川と被る可能性はあるけれど…)。


諏訪湖オータム花火

2021-10-17 21:47:00 | 花火
 花火であちこち出かける楽しみの一つに、現地での温泉入浴がある。が、コロナ禍では花火だけではなく、温泉浴も不足気味。
 そんな中、諏訪湖でオータム花火が企画され、温泉:温泉:花火の割合で遠征欲が涌いてきた。日によって変わる煙火業者的に10月15・16日に泊りがけで行くことにした。

 行きは都内から普通電車を乗り継いで諏訪へ。約4時間の旅。高尾発松本行の普通電車もベンチシートだったのは意外だったが、のんびりと車窓を眺めながら北上。途中、富士山や南アルプス、八ヶ岳などを眺めながらガタンゴトンと乗り鉄。
 以前はこのルートの始発で霧ケ峰ハイキングに行っていたよなぁと思い出す。

 上諏訪駅で下車して、本日のお宿へ。
 チェックインして荷物を整理したら、三脚担いで宿の目の前の諏訪湖へ。横断歩道渡るだけですわ。

 道路を渡ると、そこに白い冬の使者がいたので、そこに三脚を立ててみる。
 彫刻公園辺りにメインスピーカーがあるのか、この位置ではアナウンスがほとんど聞き取れず、気が付けば花火の打ち上げが始まっていた(;^_^A

 10月15日は、齊木煙火本店さんと、太陽堂田村煙火店さんの花火が上がる日。


▲出だしは小型煙火


▲田村さんの花火




▲飛べない白鳥をあおる青い鳥にも見える


▲本店花火も打ち上げられる


▲この色だ


▲鮮やか


▲ピカピカグルグルもあります


▲終盤は対打ち。スワン遊覧船もゆ~らゆら


▲フィナーレなのに小さい…。

 短い時間ではあったが、久々の花火でした。(と言っても前の週に三陸花火見とりますがな)
 湖周道路を渡って、本日の宿へ。温泉に入って、爆睡しましたわ。


 翌日、起床して朝風呂ひっかけ、チェックアウトまでうだうだ。チェックアウトして、昼間は不要な荷物をホテルに預けてこの日は諏訪大社巡り(初)。

 観光案内所の方のアドバイス通り、宿の前からバスでGO! だが週末だからか、途中で渋滞に巻き込まれれる。それでも何とか諏訪大社上社へ到着。なんだか行列が…。って、七五三真っ盛りで、着飾った親子さんがたくさんいらっしゃっていた。
 意外と見るところが少なくて(失敬!)リンゴでも買って帰るかって思ったら、バスがいない。まぁ、時刻表的にいないのは承知していたのだが、タクシーすらない。信濃の一大観光地であり聖地であるのに、それでいいのか!? まぁ、確かに車で来る人が多いんだろうなぁ…。
 ということで、タクシーを呼んで駅へ。

 電車で着いたのは、下諏訪駅。ここから秋宮と春宮へ参拝。御柱祭りの御柱って、この2社にぶっ立てていることを知る。
 春宮の方には境内に御柱がダイレクトinする仕様の木落坂があることを知る。

 秋宮と春宮は中山道でつながっていて、その道を歩いていると、ぽつぽつと温泉宿や日帰り温泉処が目に入ってくる。ん!? なんか記憶の片隅に…ってハッと気づく。これ、昔編プロにいたころに作ったガイドブックに乗せていた温泉だ!! あの温泉もこの温泉も20年以上経ってもちゃんとまだ残っているし、ちゃんと温泉が湧き続けている。初めての下諏訪だったけれど、なんだかちょっと懐かしい思い。

 春宮の近くには、万治の大仏があるらしいので、そちらにも足を延ばす。もっとどデカイのかと思ったら、妄想がたくましすぎたw。
 万治の大仏もガイドブックで紹介したことがあるが、その頃にはなかったはずの「参拝の仕方」という謎ルールが現地にできていた。

 その辺りをフラフラしていたら、「おんばしら館 よいさ」なんて看板を見つけて、フラフラと突入。御柱の基本情報をひと通りインプットできてよかった。まさか「木落とし体験」ができるとは…((´∀`))ケラケラ

 そして上諏訪にリターン。
 片倉館の立ち湯に入り、フルーツ牛乳飲んでから諏訪湖畔へ。今日も花火を見るのだ。とはいえ、見たらすぐ帰るんだけれどね。

 前日、ちょっと花火が遠いなぁと思ったので、思いっきり初島寄りの水辺へ…。めっちゃカモ類がいて、やかましいレベル。とはいえ、暗くなったら鳥さんたちはいなくなった。

 この日の諏訪湖オータム花火は野村花火工業と三遠煙火さん。
 対岸の残照も消えたころ、花火が打ち上がる。


▲近い、近いぞ!


▲てふてふ。前半が三遠さんって感じ


▲野村さんの花火や!


▲グルグルしとります


▲ってか、八重垣姫の主張強くね!?


▲えぇ!?八重垣姫って、謙信の娘設定なの!? で、信玄の息子と婚約していたの!?
 塩以外も送ってんじゃねぇか!


▲諏訪湖の神様は、八重垣姫はスルーなのかなぁ…。


▲フィナーレは対打ち


▲前日とは打ち上げパターンが違っていました。


 花火終了後は、コンビニでビール等買い込んでいたら、また花火の音がする!?
 
 なに!?何の花火!?

 と思ったら、諏訪湖に来ていた修学旅行生に向けてのプライベート花火だったそう。いい思い出になっているといいな。


 帰路はあずさで。指定席が10号車で、改札から結構遠かった。さすがに特急は早く、楽々帰宅できた。

三陸花火競技大会

2021-10-11 19:46:00 | 花火

▲オープニングのミュージックスターマイン

 昨年初開催の三陸花火大会。
 予定では春にも開催が計画されていたが、コロナ禍の状況を鑑み、それは中止となった。
 秋には何とか…と祈るように待っていたら、無事開催の報。そして開催前には明らかに全国的に感染者数が減っていく様を見る。気が付けば、全国的にそういう状況になっており、用心はしつつも移動制限も無くなって、結果オーライとなった。

 待っているこちらもやきもきしたが、それは開催サイドの方が何倍も感じていただろう。無事開催にこぎつけていただき、本当に感謝しかない。


 早い人は前日から現地入りしていたようだが、こちらは当日のあさイチの新幹線で北へ向かう。電車を降りたら、そこからはバスの旅(BRTではない)。乗っちゃえば会場近くまで行けちゃうし、優先入場時間にも間に合う。
 そんなこんなで割と早めに会場入り。

 今回、カメラマン席は会場の後方に設定された。ここ、ワイドに打ち上げるので、激チカより後方の方が何かと良い。なお、この席よりも後方の高台で見る人もいて(キャンププランらしい)そっちの方がいいよなぁと指を銜える。まぁ、ココで十分なんだけれどね。

 無事場所が決まったのでランチへGO! おいしいおさかな食べました🐡

 食後に「道の駅陸前高田」へ。
 「奇跡の一本松」の場所である。花火会場から歩いて10分ちょっとで行けるんだけれど、昨年行っていなかったんだよね(往路ルート違うし)。
 一本松はすでに枯れ、現在は復元された松のモニュメントが立っている。松と海の間には建物があり、これも津波で破壊された。この建物が津波の威力を抑え、何万本もの中でたった1本の松を守ったとも言われている。
 道の駅の反対側にも震災以降の建物が残されている。
 道の駅には、献花台が設けられており、今もそこの花をささげている人がいる。
 
 献花台の向こうには長く高い防潮堤がそびえたつ。
 道の駅からは海は見えない。

 まだ新しい防潮堤の上には行くことができる。そこに上がって、初めて海が見える。
 防潮堤の向こうには、地元の子どもたちが新たに植えた松の幼木がぎっしりと連なっていた。今年植えられた松で再生プロジェクトは終わったらしい。この松の苗を植えた子供たちが、50年後に新たな高田松原を見ることになる。

 防潮堤の上から、小さな松の苗とその向こうで花火の準備をしている煙火店さんを見て、花火会場に戻った。


 夕方には、だいぶ入場者も増えてきた。

 徐々に、空が紺色から黒色に変わり、花火打ち上げの時間となる。
 

▲オープニングのミュージックスターマイン
 これよーく見ると星が見えます。


▲この秋は「三陸競技花火大会」なので、怒涛のスタマの合間に競技花火が上げられます。イマイチレギュレーションがよくわからんし…。


▲競技花火より



▲東北を舞台にした朝ドラをイメージした花火「あまちゃん」
 あまちゃんが潜っていた小袖海外の海ですね(てきとー)


▲続いては、「エール」。ほとんど東京で古〇裕〇が売れなくでうだうだしていたり、サラサラ髪でカジュアル戦地訪問をしたイメージしか記憶にないのですが、途中でたリンゴの意味は分かりましたか?あれ、主人公の弟が地元に残って店を畳んで役場に務め、農業振興にリンゴを取り入れたエピソードなんですよ、多分(打上イメージは知らんけど)


▲そして、最後は現在放映中の「おかえりモネ」。
 緑みどりしていて、これって初期の登米のイメージ!? 登米の林業組合に努めていたモネがキャラ崩壊してラフターヨガでわざとらしく「わーはっはっはっは」って森の中ではしゃいでいたイメージなのかなぁ…。以後、おら気象予報士になったから東京行くだって上京してテレビのお天気お姉さんになったんですが、最近では気仙沼でお天気ラジオしている話になっていま…ダレカキタ




▲第5章のミュージックスターマイン 多分…。


▲第5章のミュージックスターマイン 多分…。


▲東京オリパラに合わせたミュージックスターマイン。中間の5つの輪がポイント


 そして謎の団体戦が始まる。花火の大きさだけを統一して、2手に分かれて打ち上げるスタイルなのだが、、サイズだけではなく色とか形態を決めていればまだしも、全然違う玉が時間差で上がるから、一般人の方が多い観客(全員が採点者)は、何を持ってジャッジしているのか盛大に「???」が浮かぶ。
 この辺りは、もうちょっと主催側も考えた方がいいんじゃないかなぁ…としか感想が出ない。











 そしてフィナーレのミュージックスターマイン。


▲上中下とも濃密な色展開で攻める


▲上の花火は、秒でピカピカと色が変化していくタイプの花火。左右で開花向きが90度違うので、縦に変化するものと横に変化する光が走る


▲千輪千輪大盤振る舞い


▲もはや色彩の暴力に近いものがある


▲フィナーレは驚きの白さになるのだが、ものすごく輝度を抑えて、色味を無理やりあぶりだしてみる。。

 新興の花火大会で、0から作り出して定着させていくという思いがこの形を導き出したのだろうとは思うが、とにかく発数を稼ごう(東北最大にしよう)という思いが強いのは分かるが、あまりの発数の多さに、観客はちゃんとこなすことはできるのだろうかという疑問はある。
 正直、自分も撮影した写真を見て、これなんだったっけ!?状態に陥っている。

 もう脳のしわが無くなりつつある身には記憶はあてにならない。
 一般の観客はこのボリュームをきちんと受け止めて記憶に納めているのだろうかという疑問はある。


 とはいえ、ギリギリコロナ禍が落ち着いてきた中開催したこの花火大会、昨年からここまで持ってくるのは相当な苦労をしたのだろうと推察される。無事にこの規模、このレベルの花火大会を企画し、当日確実に開催してくれたことは称賛に値する。
 今後の進化がどの方向へと向かうのか、見続けていきたい花火であった。

 運営の皆様、ボランティアの皆様、煙火店の皆様、ほんとうにありがとうございました。