長岡の花火は、8月1日から始まる。8月1日というのは、長岡の町が空襲で焼かれ、多くの人が命を落とした日である。
その空襲があった日時に「白菊」と命名された白い花火が打ち上がる。たった3発だけの花火だが、この3発の花火が長岡まつりの始まりと言える。
世間的には8月2日3日の艶やかな花火が有名だが、基本は、8月1日の方が重要で、その意味が重い。
転職したばかりなのでまだ有給休暇がなく、仕事が4時台に終わるので、そこからダッシュして長岡に向かった。だが、予定通りに行かないのが仕事である。予定していた時刻より1時間遅れて新幹線に飛び乗った。
8月2日は、長生橋近くのイス席で観覧(場所を取ってくださった方ありがとうございます)
翌朝、8月3日は朝一番の新幹線で会社に向かった。だが、朝礼にわずかに遅刻(始業時間的には間に合っている)で叱られた。まだ正式採用前という状況もあるから、一段と厳しい。とは言え、その日も夕方には長岡花火に行くという、暴挙に出たわい。やはり、予定より遅く長岡に着いた。そして始発でも会社に知刻するのは各停なので、この日は、切り上げも早くして、当日中に東京に戻った(ほぼほぼ立ったまま新幹線に乗ったのだが)。まだ打ち上がっている花火を泣きながら振り切り、そうやって東京に帰ったわけだ。当然翌日の朝礼にはバッチリ間に合った(はーくだらない)。
と言うことで、今年の長岡花火は、何というか中途半端というか燃焼不良というか、なんとも後味が悪かった。流石に来年は有休付くだろうから、その辺りは根回ししておかねば…。