▲今回最大の心残りは、うんまげなフキノトウを採ってこなかったことだ!!!! 本当に本当に悔やまれる orz
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▲新作花火コレクション、受賞された花火師さん一同。一番手前が優勝された方です。そうです、ダイヤモンド☆ユカイ氏です(嘘)
さて、この新コレは秋田で行われるからして、夜の宴会は下手したらエンドレス。まぁ前日から入って0次会をしている人もいるしね。
レセプションが終わって、二次会そして三次会へ。ところが三次会時に何と鑑賞士仲間の大勢が〆ラーに走ってしまった。私はまだのみが足りなかったので、迷わず3次会突入だったのだが、あまりに花火師でない人が少なく戸惑い。枯れ木も山の賑わいとばかり、こんな年増が若手花火師の真ん中に放り込まれた。
ちょっとまってー! 基本コミュニケーション下手なんですが~! 調子良さ気なのは「お仕事スイッチ」入っているだけで、もうそのスイッチ切れているんですけど~。もうもうもう! 基本いじめられっ子で、コミュ障で、オタクなんだからそんなに所に突っ込まれても困る~。
周りの花火師さんは初参加の方ばかりで、全く誰が誰やら…。どうやってこの状況を切り抜けと! ヘルプメールを打ってみたものの、援軍は来ず(TДT)
勇気を出してお向かいの花火師さんに声をかけてみる。九州からの初出場のお二人。どうしてよいものやらはそちらも同じで…。やつしろ2回見ただけでは、私に語る資格ないし…orz
横に声をかけてみれば、ダメだ、こちらも語ることなし。隣、私が一番座っちゃいけない人じゃないですか~。
私が、あまり広く見て回っているわけではないことの弊害が思いっ切り出てしまっている。
それでも隣の花火師さんに、某埼玉の現場の苦労話を伺う。
そ、そうね、あそこは実行委員会が暴走気味よね…。花火師さんもお仕事だから仕方ないよね。でも最初に本田さんの所にお電話したのは御社でしたか…。
でもでもでもですよ、そうやって大きな現場をやるようになったから新コレにエントリーできるようになったわけだし、こうやって新しい玉に挑戦することで周りの目も変わってくる。仕事をしっかりやっていけば、その発言力も間違いなく増すわけで…とにかくしっかりやって頂きたいというだけで精一杯です、私。
面と向かって批判できまえんがな、さすがに…。
終盤、少し席を替わることができてよかった。
翌朝は、週末パスなので奥羽本線をがたんごとんと各駅停車で新庄へ。本日は温泉である。
▲新庄駅には趣のある木造機関車車庫がある
▲そして、絶妙な方言をまぶしたテツ用語が笑える
▲陸羽東線(湯けむりラインという別称あり)に乗って、宮城方面へ
途中神室山系の山並みがドドーンと広がる
▲中山平温泉駅で下車。駅前の桜の古木は、陸羽東線が開業した年に植えられたという、鉄道を見守る生き証人。そして駅前は店ひとつない閑散としたところ。もちろん、無人駅
鳴子温泉の手前の中山平温泉で下車。ここの温泉はかなり良い。以前にも入ったことがあるが、もう一度入りたくなって再訪。
▲日帰り入浴施設の「しんとろの湯」。駅から徒歩約15分
▲泉質看板が外壁に付けられている
▲右の湯けむり上がる源泉タンクから、左手の浴舎へと湯が引かれる
▲源泉温度90度という高温泉を丁寧に木樋で冷ましながら浴槽に直投入
ここの温泉は本当につるつるぬるぬる。中山平温泉自体が「うなぎの湯」と称しているほどなのだ。湯に浸かっていると美容液を全身に塗りたくっている感じなのよね。熱めのお風呂なので長湯は厳禁であるが、それでも途中水を何度かかぶってたっぷりじっくり浸かりまくる。
やや青みがかったとろりとした湯は、入っていて清涼感がある。
この施設の難点は、食事施設がないこと。そして近所でもそれらを調達できないこと。コンビニどころか、商店ひとつありませんがな…。地元の方々は、弁当持参でやってきているのだが、旅人にはそれは難しい。
まぁ、今年はパンを持ってきていたらひもじさで倒れそうになるってことはないけれどね。
▲周辺には野性の福寿草が咲いていた
それでもあんまりのんびりできない。陸羽東線のこのエリアは電車の数が少ない。12過ぎに到着したら、お風呂に入って13時後半の電車でここを立たねばならない。それを逃すと17時台になっちゃうという鉄道利用者には全くやさしくないところなのだ。今回はこの後乗るリゾート列車の指定券を持っているので、ここから乗ることも可能なのだが、それも16時近く。さすがにそれまでパンだけでは心もとないので、さっさと隣の鳴子温泉へ向かう。
▲鳴子温泉の裏番を張るくろねこ様です。この辺りに何匹もくろねこ一家がたむろしていた
▲鳴子温泉「滝の湯」 表は駐車禁止のはずなのにいつも車が止められていて残念な絵柄となるので、あえて裏から。
▲青いやぐらの源泉からこの湯だめにお湯が集められて…
▲浴槽に湯滝となって注がれている
まずは「滝の湯」へ。ここ狭いのに伝統ある湯なので結構混む。150円というのもあるかな。そして浴槽が深いのだが、湯が濁っているので底が見えなくて入浴時に焦る。今回は膝すりむいちゃったよ。
そして、ここも熱湯モード。でも地元のばーちゃんいわく、土日は多くの人が入るから湯温が下がると…。
ここはあんまりのんびりできないので、もう1件の共同浴場へ
▲早稲田桟敷湯。やけにモダン
▲源泉辺り
▲余ったお湯はジャバジャバー
早稲田桟敷湯は、なぜだかモダンな建築。黄色い建物が不安をあおりますねぇ(笑)。
しかも冬季は暖房効果を高めるためなのか、入口がベニアでふさがれて、小さいドアを身をかがめて入る。
内部もモダンで、脱衣場のベンチにはなぜかタイヤが付いている。
浴槽もデザインが凝っていて、ここの温泉の流し方は面白い。だけどここ、温度調節のために加水しているみたいなのよね。それがもったいない。
そして今回は、こちらもやや混んでいた。ゆっくりできないので、さっさと上がることにする。
鳴子駅で、荷物整理。諸々を無理やりリュックに押し込めて、電車を待つ。
▲リゾート列車「みのり」到着。全席指定の快速列車である。走行区間は仙台~新庄間を1往復土日祝限定の運行だ。
▲みのり車中。先頭車両には、長めの良いカウンターがあり、好きな時に好きなように見ることができる。その脇にはベンチもあり、いつでもだれでも使用可能。
▲みのり乗車証明書。裏にスタンプ欄があり、先頭車両のカウンターでスタンプを自分で押す
前に鳴子に来たときには、この列車にアキはなかったのだが、この日は乗車率6割程度!? 窓が大きい車両で見晴らしが売りなのだが、それだけではなかなか難しいのか? あと、なんでもこの機関車は古いもので珍しいらしい。その辺りまで来るとよく分からんけど…。
でもこんなパンフレットが各席に設置されており、ここが見どころだよーって教えてくれる。
▲陸羽東線版
▲東北本線版
この辺りはさすがとは思うが、観光的車中アナウンスがあるわけでもないので、ここにある風景が見られるかどうかは、かなり個人の能力を要求する。快速なので各駅に止まるわけではない。駅を通過しているときは、どの辺りを走っているのか常に把握しておかないと、せっかくのビューポイントを見逃してしまうってわけだ。
ちなみにこのことに気付いたのは、もう東北本線に入ってだいぶ経ってからであった(爆)
▲小牛田の車両基地で、石巻線車両を見る。この日が女川までの開通日だったっけ!?
▲松島辺りも通るのだが、本気の走りなのでまったく減速しない。松島も一瞬の幻である。
そして、仙台に到着~。ここで新幹線に乗り換え。
朝のうちに大曲ではやての指定を取っていた。その時、2×2の席だったから、こまち連結タイプだなって思っていたら、なんとこまちがつながっていたものの、純粋にはやて運用のようだ(はやて+こまちだと、ちゃんとそのように表示されるので)
そんな少し珍しい新幹線に乗って、この日の旅は終了するのであった。