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ONLY in JAPAN Fierworks Festival(katakai,Nigata)

2020-10-23 23:10:00 | 花火

▲スマイル花火

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 10月21日の朝、英文の告知が目に入った。
 

 こ、これは10/10に大曲でスターマインを上げたジョンさんではないか!? 
「Katakai」え、今日、片貝で花火上げるの!? なにそれ、聞いてない、初耳!!

 慌てて、高速バスとか新幹線とか調べる。
 高速バスは、コロナの影響でめっちゃ減便されていたけれど、午後イチのに乗れば余裕で間に合う。帰りは夜行便になってしまうので、新幹線をセレクト。当日だから割引なく、自由席にする。まぁ、新幹線もずーっと空いているから楽勝やろ。何なら悪名高いMAXの2階席にしてもほぼ貸し切りだろうとポチる。

 そしていろいろ支度して、高速バスに乗り込む。さすが大幅減便だけあって、10人ぐらいは乗っているな(コロナ前、平日昼間に乗客3名で運行しているのに乗ったことがあったりする)。高速道路も空いていて、時刻通りに新潟入り。
 高速道路上のバス停で下車する。
 近くのスーパーに立ち寄り、地場モノを漁り、路線バスが来る時間を待つ。
 暗くなってから来たバスに乗り、10分もたたないうちに片貝地内に入る。もう真っ暗である。平時の片貝は人通りもほぼなく、静かな町である。その真っ暗な神社の境内に入っていくと友達と出会えた。一応神社にお参りしてから、祭り時に桟敷が広がる場へ向かう。暗闇ではすでに中継の準備が進んでおり、誰が誰だかわからないが、なぜか身バレする。
 え、暗視ゴーグルでも持ってるの!?
 おれ、指名手配されてた!?


 まぁ、それらは置いておいて、あこがれの放送席横のコンクリ部分に三脚を広げる。本番はここには絶対入れないので(未来永劫予約済み)、感無量。ウッキウキでスタンバイ。
 ふと空を見上げたら思いっきり木がかぶさってきていたので、少し移動して再スタンバイ。

 時間となり、雷が上がる。

 あ、打ち上げ場所、いつものメインのところじゃないのね。

 ジョンさんが片貝のどこかでYOUTUBE配信している真っ最中のはずなので(なお、撮影中はツベを見ている暇はない)間が空くが、雷に引き続き、尺の曲導が漆黒の闇の中を上っていく。


▲尺の初弾は芯入の青い花火



▲この色のニュアンスの変化が意外と好きな玉だったりする



▲彩色芯入の錦冠



▲銀芯大柳火。大柳火は大きな盆の花火なので、風の影響で流されてフレームアウト



▲点滅地獄がすぎるスターマインその1



▲2つめのスターマインはスマイルフィニッシュ!(対応できませんがな)


 さすがに予算も違うので、大曲の再来とまでは行かなかったが、片貝さんの花火をちゃんと見れてよかったよ(8・9月は信濃川からの遠花火だった)。





 欲を言えば、千輪見たかったな…。



 帰りの新幹線、久々のMAX2階席。乗った車両には私のほかはもう一人だけという状態。3連シートを貸し切り、ゆったりと東京に帰った。


令和2年度初の公式花火大会

2020-10-12 22:17:00 | 花火

▲オープニング花火

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 COVID-19が話題になったのは今年1月のこと。2月になってクルーズ船が横浜に停泊してから報道が増えた。その後2月中旬ごろから国内感染者が増えていき、そのころから各種イベントは延期・中止となった。それは花火も同じ。骨折で入院している内に、妻有雪花火が中止となった。3月の秩父の春祭りも大曲の新作花火コレクションも中止され、4月の桜のイベントも中止となった。
 すなわち、令和2年度は数多くの花火がなくなってしまったわけである。長岡の花火も大曲の花火も土浦の花火も中止(1年延期)となった。

 代わりにシークレット花火やらサプライズ花火やら、クラウドファンディング花火やらが細々と打ちあがった。シークレット花火やサプライズ花火は「お家で花火」という新しい言葉を生み、打ち上げ会場に集まってみる花火はほぼほぼ無くなった。
 自分が令和2年度で見てきた花火もシークレットやクラウドファンディングの類であった。

 そんな中、熱海市が、感染対策を取りながら、恒例の熱海海上花火を打ち上げ始めた。それ以前にサブライズ花火を上げた煙火店も現れ、片貝(新潟県)に至っては、ほぼ毎週(下手すると平日)でも個人奉納を上げてきた(それでも祭そのもは中止である)。
 でもそれは本来の花火の姿ではない。

 早く今までのような花火を見たい。
 不自由な生活の中、そんな思いが募るばかり。

 そんな時、大曲の花火「秋の章」が通常通りに開催されるという報が…!!!


 とはいえ、チケット販売は「東北6県」の人のみという条件付き。
 そ、そこは、膝を折って、東北7県にしてもらえないものかのう…と身もだえるも(東北7県会議というのになぜか新潟が含まれているので)、ガード固く、なんというか、目の前にぶら下げられたえさの前にベルリンの壁が立ちふさがった。

 とはいえ、もっと大勢に見てもらいたいという本音もぽろりと聞こえてくる。

 推察するに、お上的にそういう感染対策的な「制限」文言を宣言しないと開催できないってことですね。大人の事情ですね…、と察する(実際、中の人の声も聞いたし)。
 そして、「秋の章」開催前々日の某ラジオ終了後、地元の人が「来てください」という呼びかけをした。
 日本語のいいところは主語とか目的語とかがなくても意味が通じることである。

 ということで、なぜか前もって抑えてあった「こまち50」で秋田in(最悪キャンセルすればと思っていたし) ※だいたいJRが購入者限定せずに「えきねっとお先にとくだねスペシャル(なんと半額よ!)」を発売していたこと(現在も発売中)を察すれば、おのずとこういうことにはなる。

 日本に多い、あっちで×でもこっちは〇という図式が見事に出来上がっていた。

 しかし、好事魔多し。
 10月だというのに台風がクルーーー!? 急に寒くなってきたし、雨具に防寒具に…って荷物を膨らませて準備。昨年の雨花火はもう嫌だーーーってあらゆる神様にお祈りする
 が、さすがにこの上に雨なんて神様が哀れんだのか、突然チャンホンが軌道変更して太平洋の海上で消滅した!

 秋晴れの中、令和2年度開催花火大会へ初参戦である。
 行きの新幹線は、1車両3名であった(帰りもほぼ同じ)

 開場時間がなぜか30分早まっており、焦るが、それでも観客は多くないから余裕である(だって団体客来ないもの)。当日券もゲートで販売されており、みんな買うことができた。
 カメラマンは土手上に三脚を据える。
 眼下にはまだ観客はほとんどおらず、川向うには花火筒がセットされている。そして川のこっち側に小型煙火の筒がセットされているのも秋花火の「らしさ」である(もちろん観客との距離は十分に取ってある)。

 日が暮れるまで、久々に顔を合わせた人々とあいさつを交わす。今年初という人も少なくない。今までとの違いは、みなマスクをしており、適度に距離をとっているところだ。

 やがて、西の山に日が沈み、観客が車から席に移動してくる(今回は、会場のすぐわきにも駐車場が設置された→のちにイモビライザー発動して顰蹙を買う)

 そして、花火大会が始まる。
 令和2年度個人的初花火大会の打ち上げ開始である。

■第1幕 尺玉と創造花火の競演
 4社がそれぞれ芯入割物、自由玉、創造花火を打ち上げ、「大曲の花火」を彷彿とさせる趣向。


▲小松煙火工業 10号芯入割物「昇銀竜五重芯変化菊」


▲小松煙火工業 創造花火「夢 追いかけて」


▲北日本花火興業 10号芯入割物「昇曲導付四重芯変化菊」


▲北日本花火興業 創造花火「天使のセレナーデ」


▲響屋大曲煙火 10号芯入割物「昇小花付五重芯変化菊」


▲響屋大曲煙火 創造花火「木犀のかほりにつつまれて」


▲和火屋 10号芯入割物「昇曲導付三重芯変化菊」


▲和火屋 創造花火「アイノカタチ」


■インターバル花火 パートⅠ

▲扇3つあるんだけど、真ん中のだけ川のこっち側に設置され、大きくて奥のが見えない


■第2幕 創造花火 テーマ“ハッピータイム”

▲響屋大曲煙火「フーチャースターショー」


▲大久保煙火製造所「Blieve in a bright tomorrow~明るい明日を信じて」


▲和火屋「Make you happy」


▲小松煙火工業「VIVA Autumn Festa」


▲北日本花火興業「RISING」


■インターバル花火 パートⅡ

▲ONLY in JAPAN
 YOUTUBE番組「ONLY in JAPAN」プロデューサーのジョン・ドーブさん(日本在住)が、ウイルス退散を願ってクラウドファウンディングで資金を集め、上げてくださった花火。ジョンさんご本人もセンター階段で中継しながら見ていました。小松煙火工業の法被着ていたから、最初会社公式のカメラマンかと思ったw


■第3幕 若手花火師による尺玉共演
 これが、みな素晴らしくてね。火薬の総量制限(煙火店さんで保管できる火薬の量が決まっていて、冬の間に作っていた花火が打ち上げられないので、自由な研究にも影響があったと聞く)の中、各人少しずつ研究してきたんだろうなぁと思うとおばちゃん目頭が熱くなるよ。あ、そういえば、今回も女流出てこなかったな…。


▲「昇銀引四重芯変化菊」鈴木高文[小松煙火工業]


▲「ハロウィンボール」結城伸也[和火屋]


▲「田毎に映るおぼろ月」今野祥[響屋大曲煙火]


▲「天空の神楽」今野貴文[北日本花火興業]


▲「オーシャンズレイ}千葉周吾[響屋大曲煙火]


▲「細雪」浅水一臣[和火屋]


▲「蒼い月」古木利昌[小松煙火工業]


▲「昇曲導付八重芯引先紅銀乱」増田健虎[北日本花火興業]


■フィナーレ花火








 冬、春、夏と早々に中止が決まった大曲の花火。秋の章の開催、本当にありがとうございました。
 開催決定が遅かったためか、団体ツアーもなく、席も満席とはならなかったけれど(夏以外は大体そんな感じよね)、久々に見る大曲の花火は本当に素晴らしかった。
 今年の自粛期間に制約のある条件下で、花火師さんたちも研究をしてきたのだろう。明らかに洗練度が上がった気がする。

 なお、一部7月のシークレットとか、8月のサプライズとかで見たものと似ているなぁと思う花火もあったが、これは費用対効果を考えてと言っても全然ありだなって思う。むしろそういう堅実な感じの方が安心できる。
 本番は完全オープンな花火大会だろうから、それまではお互い辛抱ということかな…。



富士山絶景花火プロローグ

2020-10-07 20:23:00 | 花火

▲スターマイン「霊峰富士と織りなす神秘の光」(磯谷煙火店)

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 今年はコロナ禍でなかなかイベントができない状況が続いている。どうしてもイベントは人が密になるから通常以上に気を使わざるを得ない。
 地域のイベント主催者たる自治体やそれに類する団体はリスク回避という名の下で、イベントをザックザックと中止にしている。
 おそらく御上が厳しい制限を課しているからだとは理解している。
 とはいえ、イベントを生業としている人もいるわけで…。

 ということで、花火好きな自分は仲間を含めいろいろとクラファンに投じている。この富士山絶景花火もそういうクラファンで開催が決まったものである。

 場所は秘密(とはいえ、さすがに花火が上がればわかるよな)。
 当初からどこで花火上がるんだろう?って推理合戦が飛び交っていた。ヒントもいろいろ出ていたから、自分の予想はかなりいい線行っていたと思うw

 具体的な場所が提示されてハタと困る。
 そこにある施設へのバス、秋冬になるとめっちゃ減便されている。そして花火終了後、最寄り駅までの交通機関が皆無という…。

 えぇぇぇl? 

 クラファンに賛同したおれはどうしたらいいんだ!!

 すると、帰りのバスは手配するから…と言われたのだが、これは反故にされた。当日、現場に来てから告げられたんだよね。
 そりゃ、車持ちの人が対象なのかもしれないけれど、こちらに支援頼んだのに(しかもさ、自分今結構厳しい状況下なんだよね)、そしてこちらの件を伝えたのに、それはないんじゃなーい!?

 ということで午前から現地に入っていた自分(その時間しか入場時間前に行くバスがないのだよ)は、頼まれもしないのにリターンのグッズなどを、せっせせっせと詰めていたのであった。

 えぇ、お人よしにも程がある。十分理解している。

 15:30から先行入場が始まった。会場まで20分ぐらいひたすら坂道を上る。標高1000m超えの現場だから通常以上に息が上がる。立山などで高山病になる体質の自分は、追い抜かれても仕方ないと思いつつ、ゆっくりゆっくりと坂道を上っていくのであった。

 広場の林の向こうに花火がセットされているという。
 当然自分の位置からは見えない。

 まぁ、この辺りかな~って場所に適当に三脚を立てる。

 もう、この時点霧が出ているんですよ。低い位置に…。こりゃ厳しいぞ…。

 時折いたずらな風が吹き、霧が晴れるのだけれど、富士山も星空もほとんど見えなかった。

 えっとー「富士山絶景花火」だよね…。
 富士山はこの際どうでもいいから、花火だけをきちんと見せてくれ~!!!

 開催時間直前、花火師たちが後方で打合せしていた。上げるかどうか、延期するかどうか、配信で対応するかどうか等々…。プロの目で見ても厳しいコンディションであるわけで…。

 とかいいつつ、少し時間を押して、打ち上げが始まる。
 もちろん、ほとんど富士山は見えません。霧だし夜になって暗くなるし…。ちなみに満月に近いお月さまは、この花火が終わるころに月の出と知っていたから、そちらへの期待は早々に禁じた。



▲序章の花火


▲序章の花火


▲序章の花火


▲序章の花火


▲10号「聖礼花」(齊木煙火本店)

 この辺りからまた霧ががががが…


▲10号「モノクロームの金華」(菊屋小幡花火店)。大きいは正義
 


▲スターマイン「絶景富士~Hokusai Blue 医療従事者へ感謝と激励の花火」(紅屋青木煙火店)


▲10号「万葉花」(磯谷煙火店)。多くの人は「光の宝石」などが好きというが、私はこれ推し


▲10号「昇分火天竺牡丹」(菊屋小幡花火店)。天竺牡丹はダリアの別名


▲10号「虹色のグラデーション」(齊木煙火本店)。少し流れたけれど、ちゃんと見えたからヨシ!


▲10号「彩虹輝」(齊木煙火本店)。このコンディション下でよく見えたと思う。


▲10号「スノークリスタル」(磯谷煙火店) もうすぐ雪の季節ですね。


▲10号「昇尾花付万葉芯秋の彩り」(菊屋小幡花火店)※修正



▲10号「未来花」(紅屋青木煙火店)


▲スターマイン「霊峰富士と織りなす神秘の光」(磯谷煙火店)
 このプログラム。奇跡的にクリアに見えたんだよね。

 このままコンディションがよくなると思ったこともありましたorz


▲10号「里山の忘れ柿」(菊屋小幡花火店)。今年も豊作です!


▲10号「昇小花付四重芯菊先紫銀乱(菊屋小幡花火店)


▲10号「ミラーボール」(磯谷煙火店)。この辺りからまた霧が…。


▲10号「マドンナブルーの華」(紅屋青木煙火店)



▲10月「虹暈(にじかさ)」(齊木煙火本店) 部分的に見えた!


▲フィナーレの「富岳夢景」(菊屋小幡花火店)

 最後の最後、盛り上がっていきたいときに、目の間には霧のスクリーン。風は吹くものの、その風は次の霧を持ってくるという状態で、終始、霧のスクリーンに色を付けるというものになってしまった(´;ω;`)ウゥゥ
 東南季節風が、山を上ればおのずと霧や雲が発生するわけで、北西季節風の時期の方が山を下ってくるから少しはマシになるのでは…なんて思ってみたけれど、そうなると11月中旬以降に時期をスライドせねばならぬ、今度は標高1000メートルオーバーの環境がまずいんじゃないかなぁと思ったり…。凍結で転倒すると危険だものね。

 自分たちよりも、朝からセッティングしていた花火師さんの方が悔しいと思うけれど、天候には勝てないということ。

 唯一、よかったことはイケメン花火師さんが本部の近くにいらして、トランシーバーで現場へ支持する生声がすぐ後ろで聞こえたこと💗 思わずカメラの向きを逆にしようかと思ったぐらい。



 こちらにお住まいの方によると、11月上旬は朝こそ富士山見えるけれど、午後は割と雲に隠れるという話。風向きにもよるんだろうけれど、北西季節風になれば少しは改善できるのだろうか。

 今年はあくまでプロローグ。来年が本番と言っている。グランピングしながら花火を見てもらうということだけれど、おれ、ソロキャン無理だぜ。多分ソロキャンの設定ないんじゃないかなぁと思う。



 終了後の足は、花火開始前に無事に知り合いに乗せてもれうことになった。
 感謝感激雨あられ\(^o^)/
 終了後、施設のエントランスにはタクシーがいくつか来ていたけれど、あれに乗ればよかったんですかねぇ…。タクシー代1万円ぐらい。それで帰れってことですかね…。